イザベル・アジャーニ

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イザベル・アジャーニ(アジャニー)
Isabelle Adjani
Isabelle Adjani
2010年
本名 Isabelle Yasmine Adjani
生年月日 1955年6月27日(59歳)
出生地 パリ
国籍 フランスの旗 フランス

イザベル・ヤスミン・アジャーニ(アジャニー)Isabelle Yasmine Adjani 発音例1発音例2, 1955年6月27日 - )は、フランス女優

来歴[編集]

生い立ち[編集]

フランスパリ17区出身。父親はアルジェリア人、母親はドイツ人。14歳のときにスカウトされて女優の道を歩むようになる。

キャリア[編集]

1970年に映画デビュー[1]コメディ・フランセーズに所属し、舞台に立ったこともある。

1974年シュザンヌ・ビアンケッティ賞を受賞した。19歳のときに主演した『アデルの恋の物語』で、情熱の余り狂気に陥ってゆく主人公を演じて高い評価を得た。『カルテット』と『ポゼッション』でカンヌ国際映画祭女優賞を、『カミーユ・クローデル』でベルリン国際映画祭女優賞を受賞。

さらにカンヌ国際映画祭コンペディション部門の審査員長を2度務めている。

これまでセザール賞の主演女優賞を5回受賞しており、フランス映画史上最多記録。『アデルの恋の物語』と『カミーユ・クローデル』でアカデミー主演女優賞にノミネートされたこともある。

1983年にはセルジュ・ゲンズブールプロデュースにより、歌手デビューを果たしている。

私生活[編集]

フランス語の他に英語ドイツ語に堪能[2][3][4]

ゴダールの作品を突然降板したり、一度断った役を他の女優から奪い返したなどのスキャンダルも多い。マスコミが嫌いで、特に勝手に写真を撮られることを非常に嫌い、カンヌパパラッチのカメラを壊したこともあるという。

1979年撮影監督ブリュノ・ニュイッテンとの間に男児をもうける[2]。『イシュタール』(1987年)で共演したウォーレン・ベイティとのロマンスも知られている[2]。2002年の『イザベル・アジャーニの 惑い』出演をきっかけに共演のスタニスラス・メラールと交際していたが破局。1995年、俳優のダニエル・デイ=ルイスとの間に男児をもうける[2]。その後ミュージシャンのジャン・ミッシェル・ジャールと交際したが、別れている[5]

主な出演作品[編集]

公開年 邦題
原題
役名 備考
1970 'Le Petit Bougnat ローズ 日本未公開 (タイトルの意味はこちらを参照 [1])
1972 夏の日のフォスティーヌ
Faustine et le bel été
カミーユ
1974 平手打ち
La gifle
イザベル TV5Mondeで2012年10月に日本語字幕付きで放映
1975 アデルの恋の物語
L'histoire d'Adèle H.
アデル・ユゴー 第48回アカデミー賞 主演女優賞 候補
セザール賞 主演女優賞 候補
1976 テナント/恐怖を借りた男
Le Locataire
ステラ VHS発売
バロッコ
Barocco
ロール セザール賞 主演女優賞 候補
イザベル・アジャーニの女泥棒
Violette et François
ヴィオレット VHS発売
1979 ザ・ドライバー
The Driver
ザ・プレイヤー
ノスフェラトゥ
Nosferatu: Phantom der Nacht
ルーシー・ハーカー
ブロンテ姉妹
Les Soeurs Brontë
エミリー・ブロンテ
1980 Clara et les Chics Types クララ 日本未公開
1981 カルテット
Quartet
マーリヤ・ゼッリ カンヌ国際映画祭 女優賞 受賞
ポゼッション
Possession
アンナ/ヘレン カンヌ国際映画祭 女優賞 受賞
セザール賞 主演女優賞 受賞
パリ風亭主操縦法
L'année prochaine... si tout va bien
イザベル 映画祭(招待制)上映
VHS題「イザベル・アジャーニ 抱きしめたい
1982 イザベル・アジャーニ 炎のごとく
Tout feu, tout flamme
ポリーヌ VHS題
死への逃避行
Mortelle randonnée
カトリーヌ
アントニエッタ
Antonieta
アントニエッタ 映画祭(招待制)上映
VHS発売
殺意の夏
L'été meurtrier
エリアーヌ セザール賞 主演女優賞 受賞
1985 サブウェイ
Subway
エレナ セザール賞 主演女優賞 候補
1987 イシュタール
Ishtar
シーラ
1988 カミーユ・クローデル
Camille Claudel
カミーユ・クローデル ベルリン国際映画祭 女優賞 受賞
セザール賞 主演女優賞 受賞
第62回アカデミー賞 主演女優賞 候補
1993 可愛いだけじゃダメかしら
Toxic Affair
ペネロペ
1994 王妃マルゴ
La Reine Margot
王妃マルゴ セザール賞 主演女優賞 受賞
1996 悪魔のような女
Diabolique
ミア
1998 パパラッチ
Paparazzi
本人役
2002 愛のはじまり
La repentie
シャルロット/レイラ
イザベル・アジャーニの 惑い
Adolphe
エレノール カブール・ロマンチック映画祭最優秀女優賞受賞
2003 ボン・ヴォヤージュ
Bon voyage
ヴィヴィアンヌ
イブラヒムおじさんとコーランの花たち
Monsieur Ibrahim et les fleurs du Coran
ザ・スター
2008 スカートデー
La journée de la jupe
ソニア・ベルジュラック セザール賞 主演女優賞 受賞
TV5Mondeで2012年10月日本語字幕付きで放映
2009 マムート
Mammuth
フランス映画祭で上映
2011 ザ・フォース
De force
クララ・ダミコ警視
2012 David et Madame Hansen ハンセン・ベルクマン夫人

脚注[編集]

  1. ^ イザベル・アジャーニ - インターネット・ムービー・データベース(英語)
  2. ^ a b c d Isabelle Adjani”. Yahoo! Movies. 2009年7月6日閲覧。
  3. ^ Kemp, Philip. “Isabelle Adjani”. Film Reference. http://www.filmreference.com/Actors-and-Actresses-A-Ba/Adjani-Isabelle.html 2008年9月8日閲覧。 
  4. ^ Applefield, David (2001年11月). “Isabelle Adjani”. Paris Voice. http://www.parisvoice.com/voicearchives/01/nov/html/comments.html 
  5. ^ Watson, Shane (2004年8月15日). “The dumping game”. TimesOnline (The Times). http://www.timesonline.co.uk/tol/newspapers/sunday_times/style/article466434.ece 2007年6月19日閲覧。 

日本語参考文献[編集]

  • 梶原和男(責任編集)『イザベル・アジャーニ 異郷の妖精、情熱のヒロイン』(デラックスカラーシネアルバム 27)芳賀書店、1987年、ISBN4-8261-0527-4 C0074
  • 赤井励著『アジャーニ・ノート』青弓社、1992年、ISBN4-7872-7034-6 C0074 P2060E

外部リンク[編集]