マリオン・コティヤール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
マリオン・コティヤール
Marion Cotillard
Marion Cotillard
2009年7月
生年月日 1975年9月30日(39歳)
出生地 フランスの旗 フランス パリ
職業 女優
活動期間 1993年 -
主な作品
TAXi』シリーズ
ロング・エンゲージメント
エディット・ピアフ〜愛の讃歌〜

マリオン・コティヤールMarion Cotillard, 1975年9月30日 - )は、フランス女優

来歴[編集]

生い立ち[編集]

パリで生まれ、オルレアンで育つ。父親ジャン=クロード・コティヤールは俳優でブルトン人ケルト系民族)[1]であり、母親は元女優で現在は演劇の講師をしている。双子の弟(カンタン、ギョーム)がいる。カンタンは芸術家(彫刻家、画家)で[2]、ギョームは脚本家で映画監督である[3]

俳優をしている両親[4][5]の影響を受け、子供のころから舞台に立っていた。

キャリア[編集]

オルレアンの演劇学校を首席で卒業し、16歳の時に映画デビュー。その後、アルノー・デプレシャン監督の『そして僕は恋をする』や『TAXi』シリーズに出演して知名度を上げ、『TAXi』と『美しい妹』ではセザール賞有望若手女優賞にノミネートされた。

2003年にティム・バートン監督の『ビッグ・フィッシュ』でハリウッドデビューを果たす。翌年公開の『ロング・エンゲージメント』で第30回セザール賞助演女優賞を受賞。

2007年公開のフランス映画エディット・ピアフ〜愛の讃歌〜』でエディット・ピアフ役を演じ、第33回セザール賞主演女優賞や第65回ゴールデングローブ賞主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門)などを受賞。第80回アカデミー賞主演女優賞も受賞し、アカデミー賞の演技部門ではシモーヌ・シニョレに続いて史上2人目、49年振りのフランス人女優の主演賞受賞者、そして、ソフィア・ローレンらに続いて史上5人目の外国語映画(英語以外の言語の映画)での受賞俳優となった。

2010年3月15日にこれまでの功績が称えられ、フランス芸術文化勲章を受章した。

私生活[編集]

レディオヘッドホークスリー・ワークマンHawksley Workman)の音楽が好きで、ワークマンのミュージックビデオにも出演している。環境保護団体グリーンピースのメンバーでもある[6]

『世界でいちばん不運で幸せな私』で共演したギョーム・カネと交際し、2011年1月に妊娠していることが判明した。

2011年5月19日、男児を初産。 マルセルと名付けられた。

論争[編集]

2008年2月29日フランスのウェブサイト「Marianne 2」が2007年2月16日に放送されたテレビ番組『Paris Premiere -- Paris Derniere』で9・11事件に関する公式見解に疑問を呈するインタビュー内容を掲載。これがロンドンの新聞に掲載されたり、インターネットで世界中に広まるなど波紋を呼んだ[7]。これに対してコティヤールの弁護士ヴァンサン・トルダノは、フランスの通信社AFPに「コティヤールは9・11事件に異議を唱えるつもりはなかった。昔の映像がこのように文脈から切り離されて使用されるのは残念だ」と発言している[8]

主な出演作品[編集]

公開年 邦題
原題
役名 備考
1994 L'Histoire du garçon qui voulait qu'on l'embrasse マチルド
1996 そして僕は恋をする
Comment je me suis dispute...(ma vie sexuelle)
生徒
La Belle Verte 学生
クロエ 〜無垢な娼婦〜
Chloé
クロエ テレビ映画
1998 TAXi
Taxi
リリー・ベルティノー
1999 La Guerre dans le Haut Pays ジュリー・ボンゾン
Furia  エリア
Du Bleu jusqu'en Amérique ソランジュ
2000 TAXi2
Taxi 2
リリー・ベルティノー
2001 銀幕のメモワール
Lisa
若き日のリザ
美しい妹
Jolies choses, Les
マリー/リュシー
2002 追いつめられて… 濡れ衣の女
Une femme piégée
クラリス
2003 TAXi3
Taxi 3
リリー・ベルティノー
世界でいちばん不運で幸せな私
Jeux d'enfants
ソフィー・コワルスキー
ビッグ・フィッシュ
Big Fish
ジョセフィーン・ブルーム
2004 エコール
Innocence
エヴァ先生
ロング・エンゲージメント
Un long dimanche de fiançailles
ティナ・ロンバルディ セザール賞助演女優賞受賞
2005 Cavalcade アリゼ
Edy セリーヌ/夢の中の歌手
ラブ・イズ・イン・ジ・エアー
Ma vie en l'air
アリス
マリー 〜もうひとりのマリア〜
Mary
グレッチェン・モル
Sauf le respect que je vous dois リザ
ブラック・ボックス 〜記憶の罠〜
La boîte noire
イザベル・クルージェ/アリス
2006 正しい恋愛小説の作り方
Toi et moi
レナ
Dikkenek ナディーヌ
Fair Play ニコール
プロヴァンスの贈りもの
A Good Year
ファニー・シュナル
2007 エディット・ピアフ〜愛の讃歌〜
La Môme
エディット・ピアフ アカデミー主演女優賞受賞
ゴールデングローブ賞 主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門)受賞
英国アカデミー賞 主演女優賞受賞
ロサンゼルス映画批評家協会賞 主演女優賞受賞
セザール賞主演女優賞受賞
ヨーロッパ映画賞 女優賞ノミネート
全米映画俳優組合賞 主演女優賞ノミネート
放送映画批評家協会賞主演女優賞ノミネート
2009 パブリック・エネミーズ
Public Enemies
ビリー・フレシェット
OceanWorld 3D ナレーター
NINE
Nine
ルイザ・コンティーニ ゴールデングローブ賞 主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門)ノミネート
Le Dernier vol マリー・ヴァリエール・ドゥ・ボーモント
2010 インセプション
Inception
マロリー・"モル"・コブ
君のいないサマーデイズ
Les Petits Mouchoirs
マリー
2011 ミッドナイト・イン・パリ
Midnight in Paris
アドリアーナ
コンテイジョン
Contagion
レオノーラ・オランテス医師
2012 君と歩く世界
De rouille et d'os
ステファニー ゴールデングローブ賞 主演女優賞 (ドラマ部門)ノミネート
英国アカデミー賞 主演女優賞ノミネート
セザール賞主演女優賞ノミネート
全米映画俳優組合賞 主演女優賞ノミネート
放送映画批評家協会賞主演女優賞ノミネート
ダークナイト ライジング
The Dark Knight Rises
ミランダ・テイト
2013 マイ・ブラザー 哀しみの銃弾
Blood Ties
エヴァの告白
The Immigrant
エヴァ・シブルスカ ニューヨーク映画批評家協会賞 主演女優賞受賞[9]
ボストン映画批評家協会賞主演女優賞受賞[10]
第18回トロント映画批評家協会賞主演女優賞受賞[11]
2014 サンドラの週末
Two Days, One Night
サンドラ ヨーロッパ映画賞 女優賞受賞
ニューヨーク映画批評家協会賞 主演女優賞[9]
ボストン映画批評家協会賞主演女優賞受賞[10]
ニューヨーク映画批評家オンライン賞主演女優賞受賞
ボストン・オンライン映画批評家協会賞主演女優賞受賞
サンディエゴ映画批評家協会賞主演女優賞受賞

主な受賞[編集]

脚注[編集]

  1. ^ Marion Cotillard.org Jean-Claude Cotillard speaking about his Breton peasant parents
  2. ^ “Golden Globe's Best Actress Marion Cotillard: 'It Was Like Fireworks'”. Foxnews.com. (2008年1月14日). http://www.foxnews.com/story/0,2933,322471,00.html 
  3. ^ Guillaume cotillard IMDB page [1]
  4. ^ Marion Cotillard.org Jean-Claude Cotillard speaking about his Breton peasant parents
  5. ^ Gilbey, Ryan (2007年7月7日). “Marion has no regrets either”. News.com.au. http://www.news.com.au/couriermail/story/0,,22027677-5003420,00.html 2007年7月9日閲覧。 
  6. ^ “Five facts about Marion Cotillard”. Forbes.com. (2008年2月24日). http://www.forbes.com/reuters/feeds/reuters/2008/02/24/2008-02-25T032128Z_01_N2464360788_RTRIDST_0_OSCARS-COTILLARD-FACTBOX.html 
  7. ^ 過去の発言がオスカー受賞で浮き彫りに 物議を醸すM・コティヤールの問題発言
  8. ^ 仏オスカー女優M・コティヤール、9.11公式見解に疑問?
  9. ^ a b c “ニューヨーク映画批評家協会賞発表”. 映画.com. (2014年12月2日). http://eiga.com/news/20141202/10/ 2014年12月4日閲覧。 
  10. ^ a b “ボストン映画批評家協会賞、「かぐや姫の物語」がアニメ賞を受賞”. 映画.com. (2014年12月8日). http://eiga.com/news/20141208/10/ 2014年12月8日閲覧。 
  11. ^ “『かぐや姫の物語』にまたもアニメ賞!トロント映画批評家協会賞で受賞!”. シネマトゥデイ. (2014年12月17日). http://www.cinematoday.jp/page/N0069178 2014年12月18日閲覧。 

外部リンク[編集]