ハル・ベリー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
ハル・ベリー
Halle Berry
Halle Berry
2013年7月
本名 Halle Maria Berry
生年月日 1966年8月14日(47歳)
出生地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 オハイオ州クリーブランド
職業 女優
配偶者 デヴィッド・ジャスティス (1992 - 1996)
エリック・ベネイ (2001 - 2005)
オリヴィエ・マルティネス(2013 - )
主な作品
チョコレート
007 ダイ・アナザー・デイ
『X-メン』シリーズ

ハル・マリア・ベリー、またはハリー・マリア・ベリー[1]Halle Maria Berry, 1966年8月14日 - )は、アメリカ合衆国女優

生い立ち[編集]

オハイオ州クリーブランドにて、アフリカ系アメリカ人の父とイングランド出身の白人の母との間に生まれた。命名は地元クリーブランドのデパート「ハリーズ・デパートメント・ストア」にちなむ。父親は暴力を振るうアルコール中毒者で4歳の時に両親が離婚、看護師だった母の元で育てられた。ベッドフォード市内の高校、カヤホーガ短期大学卒業。

キャリア[編集]

女優になる以前には数々のミスコンテストに出場しており、1986年のミスUSA2位、同年のミス・ワールド6位となった[2][3]。1991年の『ジャングル・フィーバー』でデビューし、翌年公開の『ブーメラン』で注目を集めた。

1999年放送のテレビ映画『アカデミー 栄光と悲劇』でドロシー・ダンドリッジを演じ、エミー賞ゴールデングローブ賞を受賞。2001年『チョコレート』でアフリカ系アメリカ人として初めてアカデミー主演女優賞受賞の快挙を成し遂げ、更にはベルリン国際映画祭銀熊賞も受賞した。

2002年公開の『007 ダイ・アナザー・デイ』ではボンドガールを務めた。また、この年のアカデミー賞授賞式のプレゼンターを務めたが、アカデミー主演男優賞に最年少で選ばれたエイドリアン・ブロディに突然抱き寄せられ、熱烈なキスをされた。唇を奪われた瞬間、ハルは一瞬驚いたように硬直するも、すぐに右腕を絡めて(左腕はトロフィーを持っていた)これに応えた。だが、口が離れた途端に首をかしげる仕草を見せた。ちなみにこれ以降、両者ともオスカーとは一度も縁がない。

2004年公開の『キャットウーマン』でゴールデンラズベリー賞最低主演女優賞を受賞。受賞しても直接受け取りに来る俳優や監督がほとんどいない授賞式に自ら駆けつけ、さらにオスカー像持参の上、自らのアカデミー賞受賞時のスピーチを完璧にコピーしたセルフパロディの受賞スピーチを演じきるなど、懐の深さを示し観衆から喝采を受けた。出演した理由について本人は、「アカデミー賞を受賞したからといって良い作品とは限らないし、逆にラジー賞を受賞したからといって必ずしも悪い作品とは限らない。私はあの役を精一杯演じたし、作品に出演した事も後悔していない。そのことを伝えたかった。」と語っている[4]

2007年に著名人の功績を称えるハリウッド・ウォーク・オブ・フェームに加わった。

ブレイクまえからベリーショートが特徴だったが2002年を境にロングヘアーとなった。

私生活[編集]

1996年にMLB選手デービッド・ジャスティスと離婚後、R&B歌手エリック・ベネイと結婚。しかし、夫の浮気が原因で2003年に別居、2005年には正式に離婚した[5]

2005年11月にカナダ人モデルのガブリエル・オーブリーと出会い、交際を始めたが、今後結婚する意志はないことを明らかにしている[6]。2008年3月16日にロサンゼルスにて第一子となる長女ナーラ・アリエラ・オーブリーを出産[7]。2010年にはガブリエル・オーブリーとの破局が伝えられている[8]。破局後は娘の親権争いで話題となった[9][10]。2012年にはフランス人俳優オリヴィエ・マルティネスと婚約した[11]。2013年4月、ベリーの広報が、ベリーがマルティネスとの間の子を妊娠し、妊娠3ヶ月目であることを認めた[12][13]。2013年7月13日、ベリーとマルティネスは正式に結婚し[14]10月5日に男の子を出産した[15]

エリック・ベネイと結婚した時にベネイの娘インディアを養女としており、離婚後もインディアとは度々会っている。あるテレビ番組で他にも養子をとるつもりであると述べた[16]

交際相手からの暴力が原因で片耳の聴覚がほとんど無いが、人前で補聴器などを付けることは無い。これについて本人は、自分のプライドであると語っている。

デービッド・ジャスティスと離婚した時、彼女はショックでうつ病にかかり自殺を考えたと後に告白している。

主な出演作品[編集]

公開年 邦題
原題
役名 備考
1991 ラスト・ボーイスカウト
The Last Boy Scout
コリー
ジャングル・フィーバー
Jungle Fever
ヴィヴィアン
1992 ブーメラン
Boomerang
アンジェラ・ルイス
1993 パパと呼ばれて大迷惑!?
Father Hood
キャスリーン・マーサー 日本未公開
CB4
CB4
カメオ出演
日本未公開
クイーン
Queen: The Story of an American Family
クイーン テレビ映画
1994 フリントストーン/モダン石器時代
The Flintstones
シャロン・ストーン
1995 クイーン・オブ・エジプト
Solomon & Sheba
ニカウレ(シバの女王 テレビ映画
代理人
Losing Isaiah
カイラ テレビ映画
クォーターバック
The Program
オータム・ヘイリー
1996 レース・ザ・サン
Race The Sun
ミス・サンドラ・ビーチャー 日本未公開
潜在殺意
The Rich Man's Wife
ジョージー・ポテンザ 日本未公開
エグゼクティブ・デシジョン
Executive Decision
ジェーン
ガール6
Girl 6
本人
1997 バップス
B.A.P.S.
ニーシー 日本未公開
1998 ビューティフル・ウェディング
The Wedding
シェルビー・コールズ テレビドラマ
ホワイ・ドゥ・フールズ・フォール・イン・ラブ
Why Do Fools Fall in Love
ゾラ 日本未公開
ブルワース
Bulworth
ニーナ
1999 アカデミー 栄光と悲劇
Introducing Dorothy Dandridge
ドロシー・ダンドリッジ テレビ映画
兼製作総指揮
ゴールデングローブ賞主演女優賞(ミニシリーズ・テレビ映画部門)受賞
エミー賞主演女優賞(ミニシリーズ・テレビ映画部門)受賞
2000 X-メン
X-Men
オロロ・マンロー / ストーム
2001 ソードフィッシュ
Swordfish
ジンジャー
チョコレート
Monster's Ball
レティシア・マスグローヴ アカデミー主演女優賞受賞
ベルリン国際映画祭銀熊賞受賞
ゴールデングローブ賞 主演女優賞 (ドラマ部門)ノミネート
英国アカデミー賞 主演女優賞ノミネート
2002 007 ダイ・アナザー・デイ
Die Another Day
ジンクス
2003 X-MEN2
X2
オロロ・マンロー / ストーム
ゴシカ
Gothika
ミランダ・グレイ
2004 キャットウーマン
Catwoman
ペイシェンス・フィリップス ゴールデンラズベリー賞最低主演女優賞受賞
ゴールデンラズベリー賞最低スクリーンカップル賞ノミネート
2005 彼らの目は神を見ていた
Their Eyes Were Watching God
ジェニー テレビ映画
ロボッツ
Robots
キャピィー 声の出演
2006 X-MEN: ファイナル ディシジョン
X-Men: The Last Stand
オロロ・マンロー / ストーム
2007 パーフェクト・ストレンジャー
Perfect Stranger
ロウィーナ
悲しみが乾くまで
Things We Lost in the Fire
オードリー
2011 ニューイヤーズ・イブ
New Year's Eve
エイミー
2012 Dark Tide ケイト・マイソン
クラウド アトラス
Cloud Atlas
マオリ族/ルイサ・レイ/ジョカスタ・エアース/闇医者オビッド/メロニム
2013 ムービー43
Movie 43
エミリー
ザ・コール 緊急通報指令室
The Call
ジョーダン・ターナー
2014 X-MEN: フューチャー&パスト
X-Men: Days of Future Past
オロロ・マンロー / ストーム

日本語吹き替え[編集]

日本語吹き替えは本田貴子が専属で担当している。

参考文献[編集]

[ヘルプ]
  1. ^ 日本では当初は「ハリー」の表記も見られたが、現在では「ハル」の表記が定着している。ただし、実際の発音は「ハリー」が近い。Say How: A, B, C, D”. National Library Service for the Blind and Physically Handicapped. アメリカ議会図書館 (2012年8月). 2014年4月27日閲覧。
  2. ^ "Pageant Almanac – Miss USA 1986 Scores". Accessed 2007-12-21.
  3. ^ Frank Sanello (2003). Halle Berry: A Stormy Life. ISBN 1-85227-092-6
  4. ^ 『日経エンタテインメント!』
  5. ^ “ハル・ベリー、離婚を申請”. シネマトゥデイ. (2004年4月28日). http://www.cinematoday.jp/page/N0004758 2013年1月3日閲覧。 
  6. ^ Halle Berry: "I'll Never Marry Again"”. 2007年2月7日閲覧。
  7. ^ “ハル・ベリー、女の子を出産”. シネマトゥデイ. (2008年3月17日). http://cinematoday.jp/page/N0013223 2013年1月3日閲覧。 
  8. ^ “破局の原因は年収格差? ハル・ベリーが9歳年下モデルと破局”. Movie Collection. (2010年 5月 10日). http://www.moviecollection.jp/news/detail.html?p=1169 2013年1月3日閲覧。 
  9. ^ “ハル・ベリーが元恋人と再び親権争いを開始!娘にピザを食べさせたのは父親失格?”. シネマトゥデイ. (2011年6月30日). http://www.cinematoday.jp/page/N0033411 2013年1月3日閲覧。 
  10. ^ “ハル・ベリー、元パートナー相手に本格的な親権争いを展開”. シネマトゥデイ. (2011年2月1日). http://www.cinematoday.jp/page/N0030018 2013年1月3日閲覧。 
  11. ^ “ハル・ベリー、婚約は本当だった!お相手のオリヴィエ・マルティネスが正式に認める”. シネマトゥデイ. (2012年3月12日). http://www.cinematoday.jp/page/N0040224 2013年1月3日閲覧。 
  12. ^ Halle Berry Pregnant With Olivier Martinez's Child: A Boy!
  13. ^ Sarah Michaud (April 5, 2013). Baby on the Way for Olivier Martinez and Halle Berry. People. Accessed 2013-04-05.
  14. ^ Halle Berry Is Married: Photos”. People (2013年7月13日). 2013年7月17日閲覧。
  15. ^ AFPBB: 女優ハル・ベリーさん、47歳で第2子出産 父親は仏俳優(2013年10月7日) 2013年10月9日閲覧
  16. ^ Second Chance at Love”. US Online (2006年7月14日). 2007年2月7日閲覧。

外部リンク[編集]