レイフ・ファインズ

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レイフ・ファインズ
Ralph Fiennes
Ralph Fiennes
本名 Ralph Nathaniel Twisleton-Wykeham Fiennes
生年月日 1962年12月22日(51歳)
出生地 イングランドの旗 イングランドサフォーク
国籍 イギリスの旗 イギリス
職業 俳優
ジャンル 映画・舞台
活動期間 1985年-
活動内容 1988年RSCに参加
1992年:映画初出演
配偶者 アレックス・キングストン
1993年-1997年
著名な家族 弟:ジョセフ・ファインズ
妹:マーサ・ファインズ
主な作品
映画
シンドラーのリスト』・『クイズ・ショウ
イングリッシュ・ペイシェント』・『太陽の雫
ナイロビの蜂』・『上海の伯爵夫人
ハリー・ポッターシリーズ
レッド・ドラゴン』・『007 スカイフォール

舞台
夏の夜の夢』・『ロミオとジュリエット
父と子』・『リチャード三世』・『ジョン王
恋の骨折り損』・『ジュリアス・シーザー

レイフ・ファインズRalph Fiennes, 1962年12月22日 - )は、サフォークイプスウィッチ出身のイギリス俳優。舞台、映画の双方で活躍し、それぞれ数多くの受賞およびノミネート歴を持つ実力派俳優である。

生い立ち[編集]

サフォークイプスウィッチで、写真家である父のマークと著名な小説家であるジェニファー・ラッシュ夫妻の長男として誕生した[1]。レイフの他にも、俳優である末弟のジョセフ・ファインズ、映画監督である妹のマーサ・ファインズ、遠い親戚には元SAS隊員で著名な探検家であるラナルフ・ファインズ(映画『キラー・エリート』の原作者)など、ファインズ家には映画や演劇に関わる多才な人物が名前を連ねている。一家はカトリック教徒として教育を受けた。1973年アイルランドキルケニー州に移住、その後イギリスに戻りソールズベリーに移住すると、チェルシー・カレッジ・オブ・アート・アンド・デザインへの入学前に全ての教育課程を修了した。

キャリア[編集]

舞台[編集]

ファインズは王立演劇学校で舞台俳優としてのキャリアをスタートさせ、1988年にはロイヤル・シェイクスピア・カンパニーに参加。1995年にはブロードウェイで『ハムレット』に主演し、トニー賞を受賞した。ファインズは『ハムレット』でトニー賞を受賞した唯一の人物である。

映画俳優としてのキャリアも確立した現在も、ウィリアム・シェイクスピアイワン・ツルゲーネフヘンリク・イプセンらの古典的文芸作品から、クリストファー・ハンプトンサミュエル・ベケットといった近代の作家による作品まで幅広く出演してキャリアを重ねている。

映画[編集]

ファインズの映画初出演は1992年公開の『嵐が丘』である。翌年、『シンドラーのリスト』で悪役であるSS将校アーモン・ゲートを演じ、米英両国のアカデミー助演男優賞にノミネートされ、早くもその名を世界に知らしめる。アメリカではノミネートに止まったが、英国アカデミー賞では受賞を収めた。

1996年には『イングリッシュ・ペイシェント』でアカデミー主演男優賞にノミネートされる。その後も『ことの終わり』『ナイロビの蜂』『愛を読むひと』といった評価の高い作品に数多く出演するが、いまだにオスカー像には手が届いていない。

2004年公開の『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』で、最も恐ろしい闇の魔法使いであるヴォルデモートを演じ幅広い層から人気を得る。2010年公開の『タイタンの戦い』では冥府の王ハーデースを演じる。

2011年にはウィリアム・シェイクスピアの悲劇『コリオレイナス』を現代の戦争映画風に翻案した『英雄の証明』を製作・監督・主演(共演はジェラルド・バトラー)し、映画監督デビューを果たした。

このように善人・悪役を問わず、常に存在感のある演技を見せる実力派俳優として、現在も第一線で活躍を続けている。

私生活[編集]

1993年に、10年以上の交際を経てアレックス・キングストンと結婚。しかし、1995年に『ハムレット』で共演した18歳年上のフランチェスカ・アニスとの交際[2]が明るみに出ると1997年に離婚[3]。アニスとの交際も2006年2月に終焉した[2]。その後もエレン・バーキンとの交際が報じられた。

2007年オーストラリアからインドムンバイへと向かうカンタス航空旅客機において、ビジネスクラスのトイレで同乗していた女性の客室乗務員性行為に及び、ムンバイのホテルでも一夜を共にしたと報じられた。これは、その乗務員が情報料と引き換えに新聞社に投稿したことで発覚した。ファインズは一連の行為を否定しなかったものの、当該の客室乗務員は解雇された。

出演作品[編集]

公開年 邦題
原題
役名 備考
1990 ロレンス1918
A Dangerous Man: Lawrence After Arabia
T.E.ロレンス
1992 嵐が丘
Wuthering Heights
ヒースクリフ
1993 ベイビー・オブ・マコン
The Baby of Mâcon
司祭の息子
シンドラーのリスト
Schindler's List
アーモン・ゲート 英国アカデミー賞 助演男優賞 受賞
1994 クイズ・ショウ
Quiz Show
チャールズ・ヴァン・ドーレン
1995 ストレンジ・デイズ/1999年12月31日
Strange Days
レニー・ネロ
1996 イングリッシュ・ペイシェント
The English Patient
アルマシー
1997 オスカーとルシンダ
Oscar and Lucinda
オスカー・ホプキンス
1998 アベンジャーズ
The Avengers
ジョン・スティード
1999 太陽の雫
Sunshine
イグナツ/アダム/イヴァン ヨーロッパ映画賞 男優賞 受賞
ことの終わり
The End of the Affair
モーリス・ベンドリクス
オネーギンの恋文
Onegin
エヴゲニー・オネーギン 兼製作総指揮
2002 スパイダー/少年は蜘蛛にキスをする
Spider
デニス・クレッグ(スパイダー)
ギャンブル・プレイ
The Good Thief
トニー・エンジェル クレジットなし
レッド・ドラゴン
Red Dragon
フランシス・ダラハイド
メイド・イン・マンハッタン
Maid in Manhattan
クリストファー・マーシャル
2005 ナイロビの蜂
The Constant Gardener
ジャスティン・クエイル
ハリー・ポッターと炎のゴブレット
Harry Potter and the Goblet of Fire
ヴォルデモート
ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!
Wallace & Gromit: The Curse of the Were-Rabbit
ヴィクター・クォーターメイン 声の出演
上海の伯爵夫人
The White Countess
トッド・ジャクソン
2007 ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団
Harry Potter and the Order of the Phoenix
ヴォルデモート
2008 バーナード・アンド・ドリス
Bernard and Doris
バーナード
ヒットマンズ・レクイエム
In Bruges
ハリー・ウォーターズ
ある公爵夫人の生涯
The Duchess
ウィリアム・カヴェンデッシュ、デヴォンシャー公爵
愛を読むひと
The Reader
マイケル・バーグ
2009 ハリー・ポッターと謎のプリンス
Harry Potter and the Half-Blood Prince
ヴォルデモート
ハート・ロッカー
The Hurt Locker
請負チームリーダー
2010 ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1
Harry Potter and the Deathly Hallows - Part 1
ヴォルデモート
タイタンの戦い
Clash of the Titans
ハデス
2011 ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2
Harry Potter and the Deathly Hallows - Part 2
ヴォルデモート
英雄の証明
Coriolanus
コリオレイナス 監督・製作・出演
2012 タイタンの逆襲
Wrath of the Titans
ハデス
007 スカイフォール
Skyfall
ギャレス・マロリー
2014 グランド・ブダペスト・ホテル
The Grand Budapest Hotel
グスタフ.H

参照[編集]

  1. ^ Ralph Fiennes Biography”. filmreference (2008年). 2008年4月10日閲覧。
  2. ^ a b “Ralph Fiennes Splits from Longtime Partner”. People. (2006年2月8日). http://www.people.com/people/article/0,,1157581,00.html 2011年4月7日閲覧。 
  3. ^ Ellen, Barbara (2002年7月7日). “Intensive care”. The Observer (UK). http://www.guardian.co.uk/film/2002/jul/07/features.magazine 2011年4月7日閲覧。 

外部リンク[編集]