ジュード・ロウ

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ジュード・ロウ
Jude Law
Jude Law
2011年
本名 David Jude Heyworth Law
生年月日 1972年12月29日(41歳)
出生地 イングランドの旗 イングランド ロンドン
国籍 イギリスの旗 イギリス
民族 イギリス人
活動期間 1987年 -
配偶者 サディ・フロスト(1997年 - 2003年)
主な作品
リプリー
コールド マウンテン
クローサー
ホリデイ
Dr.パルナサスの鏡
シャーロック・ホームズ』 シリーズ

ジュード・ロウDavid Jude Heyworth Law, 1972年12月29日 - )は、イギリス出身の俳優。1999年の映画『リプリー』でアカデミー助演男優賞にノミネートされ、その美貌と才能で一躍名を馳せた。

発音は[ʤuːd lɔː]で、「ジュード・ロー」が日本語表記としては近い。身長182cm(5' 11½)。

生い立ち[編集]

ロンドンにて、教師をしていた両親の間に生まれる。実姉のナターシャは画家として活躍中[1][2]。名前のジュードはビートルズの『ヘイ・ジュード』とトーマス・ハーディの小説『日陰者ジュード』にちなんで名付けられた[3]。現在、両親はフランスでドラマスクールを経営[3]

キャリア[編集]

1980年 - 1990年代[編集]

12歳から演技を始め、17歳の時にテレビドラマに出演するチャンスのために高校を中退。映画に出る前には多くの舞台に立ち、1994年にはローレンス・オリヴィエ賞新人賞にノミネートされた。1995年にブロードウェイで公演されたキャスリーン・ターナーアイリーン・アトキンスと共演した『Indiscretions』でシアター・ワールド賞を受賞、トニー賞助演男優賞にもノミネートされた。ロンドン公演の際に同作品にも出演し、イアン・チャールソン新人賞を受賞した。

1993年『ショッピング』で映画デビュー。ケビン・スペイシージョン・キューザックとの共演を果たした、クリント・イーストウッド監督作品『真夜中のサバナ』、『ガタカ』、『オスカー・ワイルド』等で注目を集める。1999年のアンソニー・ミンゲラ監督作品『リプリー』ではプレーボーイのディッキー・グリーンリーフを演じ、アカデミー助演男優賞にノミネートされ、英国アカデミー賞 助演男優賞を受賞した。リプリーの原題に引っかけて「才能あるジュード・ロウ(The Talented Mr. Law)」としてアメリカでも各誌で取り上げられて注目を浴びた。

映画制作にも興味があり、1999年にはオムニバス映画『チューブ・テイルズ』の中の一話を監督。また、当時の妻だったサディ・フロスト、友人であるユアン・マクレガージョニー・リー・ミラーらとプロダクション会社「ナチュラル・ナイロン」を設立する(後に離脱)。

2000年代[編集]

2003年公開の『コールド マウンテン』で再びアンソニー・ミンゲラ監督とタッグを組み、アカデミー主演男優賞にノミネートされた。2004年には『アルフィー』や『アビエイター』など、6作品に出演。『アビエイター』ではエロール・フリンを演じた。

アメリカではA-LIST俳優の一人として認識されている。2004年の『ピープル』誌にて「最もセクシーな男性」に選ばれた。

2009年5月からウエスト・エンドシェイクスピア劇『ハムレット』に出演。高く評価され、同年8月にはデンマークで、9月からはブロードウェイでも上演された。

私生活[編集]

1997年に『ショッピング』で共演した女優サディ・フロストと結婚。3人の子供をもうけるが、2003年に離婚[4]。また、2004年に『アルフィー』で共演した女優シエナ・ミラーとは2004年に婚約をしたが、2006年11月に破局した。その後も2009年に復縁が報じられたが[5][6]、2011年11月に破局[7]。2009年には短期間交際したアメリカ人モデルSamantha Burkeとの間に4人目の子供が生まれている。[8][9]

出生地ロンドンのフットボールクラブ、トッテナム・ホットスパーFCのファンとしても知られ、子供を連れて試合を観戦している姿がしばしば目撃されている[10]。また、ロンドン市内の高級カラオケ店「ラッキー・ヴォイス」でもたびたび目撃されている。

エピソード[編集]

  • フランスのファッションブランドDior香水である「Dior Homme Sport」とイギリスのファッションブランドダンヒルのイメージモデルをつとめている[11][12][13][14]
  • 容姿やイメージの相似からか、『アルフィー』と『スルース』の二つのリメイク作品では同じイギリス出身の名優マイケル・ケインが過去に演じた役を演じている。後者ではケインとの共演も果たし話題となった。
  • 2010年、『シャーロック・ホームズ』のプレミアで来日。2010年2月25日には『とんねるずのみなさんのおかげでした』の新・食わず嫌い王決定戦に出演(対戦相手は生田斗真)。嫌いなものはポークソテーであった(脂身が苦手とのこと)。日本食が好きで、豆腐料理を作って子供に食べさせることがある、と語った。
  • 北野武監督の大ファンで主演映画『コールド・マウンテン』のプロモーション時の会見で「日本でぜひ仕事がしたい。北野武の映画が好きだから、ぜひ彼と仕事がしたい。キャスティングしてくれないかな」とラブコールを送り、手紙を送ったこともある[15]

主な出演作品[編集]

公開年 邦題
原題
役名 備考
1994 ショッピング
Shopping
ビリー
1996 プラトニック・ゲーム
I Love You, I Love You Not
イーサン 日本未公開
1997 真夜中のサバナ
Midnight in the Garden of Good and Evil
ビリー・カール・ハンソン
ガタカ
Gattaca
ジェローム・ユージーン・モロー
オスカー・ワイルド
Wilde
Lord Alfred Douglas
ベント/堕ちた饗宴
Bent
ナチス突撃隊員
1998 クロコダイルの涙
The Wisdom of Crocodiles
スティーヴン・グリルシュ
1999 ロンドン・ドッグス
Love, Honour and Obey
ミュージック・フロム・アナザー・ルーム
Music From Another Room
ダニー
リプリー
The Talented Mr. Ripley
ディッキー・グリーンリーフ 英国アカデミー賞 助演男優賞受賞
アカデミー助演男優賞ノミネート
ゴールデングローブ賞 助演男優賞ノミネート
イグジステンズ
eXistenZ
テッド・パイクル
2000 スターリングラード
Enemy at the Gates
ヴァシリ・ザイツェフ
ファイナル・カット
Final Cut
本人役
2001 A.I.
Artificial Intelligence: AI
ジゴロ・ジョー ゴールデングローブ賞 助演男優賞ノミネート
2002 ロード・トゥ・パーディション
Road to Perdition
マグワイア
2003 コールド マウンテン
Cold Mountain
インマン アカデミー主演男優賞ノミネート
ゴールデングローブ賞 主演男優賞(ドラマ部門)ノミネート
英国アカデミー賞 主演男優賞ノミネート
2004 アルフィー
Alfie
アルフィー
クローサー
Closer
ダン
アビエイター
The Aviator
エロール・フリン
ハッカビーズ
I ♥ Huckabees
ブラッド・スタンド
レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語
Lemony Snicket's A Series of Unfortunate Events
レモニー・スニケット 声の出演
スカイキャプテン ワールド・オブ・トゥモロー
Sky Captain and the World of Tomorrow
スカイキャプテン(ジョー・サリバン) 製作
2006 オール・ザ・キングズ・メン
All the King's Men
ジャック・バーデン
こわれゆく世界の中で
Breaking and Entering
ウィル
ホリデイ
The Holiday
グラハム
2007 マイ・ブルーベリー・ナイツ
My Blueberry Nights
ジェレミー
スルース
Sleuth
マイロ・ディンドル 製作
2009 シャーロック・ホームズ
Sherlock Holmes
ジョン・ワトソン
Dr.パルナサスの鏡
The Imaginarium of Doctor Parnassus
変身後のトニー
2010 レポゼッション・メン
Repo Mem
レミー
2011 コンテイジョン
Contagion
アラン・クラムウィード
360
360
マイケル・デイリー 日本劇場未公開
ヒューゴの不思議な発明
Hugo
シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム
Sherlock Holmes: A Game of Shadows
ジョン・ワトソン
2012 アンナ・カレーニナ
Anna Karenina
アレクセイ・カレーニン
ガーディアンズ 伝説の勇者たち
Rise of the Guardians
ピッチ(ブギーマン
2013 サイド・エフェクト
Side Effects
ジョナサン・バンクス
Dom Hemingway ドム・ヘミングウェイ
2014 グランド・ブダペスト・ホテル
The Grand Budapest Hotel
若い作家

主な受賞[編集]

脚注[編集]

  1. ^ Natasha Law at Eleven Fine Art Gallery, London
  2. ^ Dolly Jones, "Fashion Law", Vogue, May 10, 2006, accessed November 19, 2007.
  3. ^ a b Charlie Rose, "A Conversation with Actor Jude Law", The Charlie Rose Show, recorded on October 19, 2007, broadcast on WNET (New York), October 22 (to October 23), 2007, 11:30 p.m.–12:27 p.m. (ET); video clip posted October 27, 2007, accessed November 12, 2007.
  4. ^ Jude Law - インターネット・ムービー・データベース(英語).
  5. ^ "Law and Miller To Marry" /"Law and Miller Split", January 5, 2005 /November 13, 2006, World Entertainment News Network, accessed January 26, 2008.
  6. ^ Female Farst (2006年11月13日). “Law And Miller Split.”. 2007年3月2日閲覧。
  7. ^ シネマトゥデイ (2011年2月9日). “ジュード・ロウとシエナ・ミラーが二度目の破局!.”. 2011年2月10日閲覧。
  8. ^ "Actor Law to become father again". BBC News. 29 July 2009. Retrieved 30 July 2009.
  9. ^ "US model is mother of Law's child". BBC News. 31 July 2009. Retrieved 9 September 2009.
  10. ^ Latest News”. Hotspur. Tottenham Hotspur Football Club (2010年11月28日). 2010年12月1日閲覧。 “celebrated actor Jude Law drops in on Spurs Lodge where he tells us what prompted his life-long support of Spurs”
  11. ^ "Dior Homme Sport". Dior.com. Retrieved 4 October 2008.
  12. ^ Marlene Sørensen. "Schön und gut". Vanity Fair. 29 September 2008. Accessed 30 September 2008. (German)
  13. ^ "Christian Dior Perfumes.". Retrieved September 30, 2009.
  14. ^ "SPRING SUMMER 2009". Dunhill. (English site). Retrieved April 5, 2009.
  15. ^ インタビュー本『Kitano par Kitano 北野武による「たけし」』より。

外部リンク[編集]