サミュエル・L・ジャクソン

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サミュエル・L・ジャクソン
Samuel L. Jackson
Samuel L. Jackson
(2008年)
本名 Samuel Leroy Jackson
生年月日 1948年12月21日(65歳)
出生地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 ワシントンD.C.
民族 アフリカ系アメリカ人
職業 俳優
活動期間 1979年-
活動内容 映画声優など
配偶者 ラターニャ・リチャードソン
主な作品
星の王子 ニューヨークへ行く
パルプ・フィクション
ダイ・ハード3
『スター・ウォーズ』新三部作

サミュエル・L・ジャクソンSamuel Leroy Jackson, 1948年12月21日 - )は、アメリカ合衆国出身の俳優

生い立ちと学歴[編集]

ワシントンD.C.出身。テネシー州で育ち、アトランタモアハウス大学で演技を学んだ。

キャリア[編集]

1988年公開の『星の王子 ニューヨークへ行く』に「マクドゥーウェル・ハンバーガー」への強盗役で出演し、以降『グッドフェローズ』や『パトリオット・ゲーム』、『ジュラシック・パーク』などの大作に脇役で出演する。

1994年公開の『パルプ・フィクション』の、聖書を読み上げる殺し屋ジュールス役でアカデミー賞助演男優賞にノミネートされたことをきっかけに注目を集め、1998年の『ジャッキー・ブラウン』のオデール・ロビー役でベルリン国際映画祭男優賞を受賞など、以降も多数の映画で名脇役として活躍することとなる。

遅咲き[編集]

B級バイオレンス映画から文芸作品、ハリウッドの大作映画まで幅広く演じる他、『アフロサムライ』などの作品では声優も務める芸達者。1991年には、カンヌ国際映画祭にて『ジャングル・フィーバー』のゲイター役で助演賞を受賞したが、本来カンヌ映画祭に助演賞は設けられておらず、彼の演技のために一時的に開設されたもの。

なお、エディ・マーフィーの主演映画『ショウタイム』で「サミュエル・L・ジャクソンは42歳でブレイクしたんだぜ」という台詞がある。『星の王子ニューヨークへ行く』で脇役を演じたサミュエルが今やエディよりも高給を取っているというジョークである。

デビュー当時はテレビでの仕事が多く、映画界への足掛かりは『ドゥ・ザ・ライト・シング』『モ'・ベター・ブルース』『ジャングル・フィーバー』とスパイク・リーの映画に立て続けに出演して評価を高めていった。なお、サミュエル・L・ジャクソンとスパイク・リーはモアハウス大学の先輩後輩である。

日本では1995年の『ダイ・ハード3』でジョン・マクレーンの相棒になるハメになった電気工事士のゼウス・カーバー役で知名度を上げ、後述の『スターウォーズ』のメイス・ウィンドゥ役でその存在感を確立させた。

2011年には史上最高の興行収入を上げた俳優としてギネス記録を達成した[1]

メイス・ウィンドゥ[編集]

またジョージ・ルーカスの監督した『スター・ウォーズ』シリーズではメイス・ウィンドゥを演じている。このとき、出演はジョージ・ルーカス本人に直訴してやっとの事で役をもらった経緯がある(「ノーギャラでもいいからヨーダと共演させてくれ」と頼み込んだという)。

なお、本来ライトセーバーには青、緑、赤の3種類のカラーしかないことになっていた(公式設定ではないが、スピンオフ作品の設定では黄色のライトセーバーも存在していることになっている)が、サミュエルが他とは違う色を望んだため、1本だけ紫のライトセイバーになっている。

私生活[編集]

1980年女優のラターニャ・リチャードソンと結婚[2]し、娘が1人いる[3]

千葉真一の熱狂的ファンで、千葉に初めて会った時には直立不動で「サインをください」と頼んでいた[4]2012年の『アベンジャーズ』では、かつて千葉が演じた柳生十兵衛のキャラクターを取り入れるなど、タフガイを演じる時にはいつも千葉の演技を参考にしている[5]

コミックとアニメの熱心なファンとして知られ、『アフロサムライ』では原作コミックを気に入りプロデューサーと声優も務めアニメ化に尽力した。お気に入りのアニメは『獣兵衛忍風帖』、『ブラック・ラグーン』など[6]

主な出演作品[編集]

映画[編集]

公開年 邦題
原題
役名 備考
1981 ラグタイム
Ragtime
ギャングのメンバー
1987 魔法のドラム・スティック
Magic Sticks
バム
1988 スクール・デイズ
School Daze
リーズ
星の王子 ニューヨークへ行く
Coming to America
バーガーショップ強盗
1989 ドゥ・ザ・ライト・シング
Do The Right Thing
ミスター・セニョール・ラブ・ダディ
シー・オブ・ラブ
Sea of Love
黒い男
1990 エクソシスト3
The Exorcist III
Dream Blind Man
サミュエル・L・ジャクソン in ブラック・ヴァンパイア
Def by Temptation
ガース
ベッツィの結婚
Betsy's Wedding
ミッキー
モ'・ベター・ブルース
Mo' Better Blues
マドロック
グッドフェローズ
Goodfellas
スタックス・エドワーズ
スーパーフライ
The Return of Superfly
ネイト
1991 ジャングル・フィーバー
Jungle Fever
ゲイター・パリフィ カンヌ国際映画祭 助演男優賞 受賞
ジョニー・スエード
Johnny Suede
B-ボップ
1992 ブロンクス/破滅の銃弾
Jumpin' at the Boneyard
シンプソン
海辺の殺人者
Fathers & Sons
マーシャル
ジュース
Juice
トリップ
ホワイト・サンズ
White Sands
グレッグ
パトリオット・ゲーム
Patriot Games
ロビー・ジェファーソン・ジャクソン
1993 ローデッド・ウェポン1
Loaded Weapon 1
ウェズ・ルガー
アモス&アンドリュー
Amos & Andrew
アンドリュー
ポケットいっぱいの涙
Menace II Society
ローソン
トゥルー・ロマンス
True Romance
ビッグ・ドン
ジュラシック・パーク
Jurassic Park
レイ・アーノルド
フレッシュ
Fresh
サム
ウォール・オブ・アッティカ/史上最大の刑務所暴動
Against the Wall
ジャマール テレビ映画
ワイルドボーイズ
Hail Caesar
メイルマン
ニュー・エイジ
The New Age
デイル
1994 パルプ・フィクション
Pulp Fiction
ジュールス・ウィンフィールド 英国アカデミー賞 助演男優賞 受賞
1995 代理人
Losing Isaiah
ルイス
死の接吻
Kiss of Death
カルヴィン・ハート
ダイ・ハード3
Die Hard: With a Vengeance
ゼウス・カーヴァー
愛犬フルーク/生まれかわったパパ
Fluke
ルンボ 声の出演
1996 ハードエイト
Sydney
ジミー
ファイト・マネー
The Great White Hype
フレッド
トゥリーズ・ラウンジ
Trees Lounge
ウェンデル
評決のとき
A Time To Kill
カール・リー・ヘイリー
ロング・キス・グッドナイト
The Long Kiss Goodnight
ミッチ
1997 187
One Eight Seven
トレヴァー
プレイヤー/死の祈り
Eve's Bayou
ルイス
ジャッキー・ブラウン
Jackie Brown
オデール・ロビー ベルリン国際映画祭銀熊賞 (男優賞) 受賞
1998 スフィア
Sphere
ハリー・アダムス
アウト・オブ・サイト
Out of Sight
ヘンリー クレジットなし
交渉人
The Negotiator
ダニー・ローマン
レッド・バイオリン
Le Violon rouge
モリッツ
1999 スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス
Star Wars: Episode I - The Phantom Menace
メイス・ウィンドウ
ディープ・ブルー
Deep Blue Sea
ラッセル・フランクリン
2000 英雄の条件
Rules of Engagement
テリー・L・チルダース大佐
シャフト
Shaft
ジョン・シャフト
アンブレイカブル
Unbreakable
イライジャ・プライス
2001 ケイブマン
The Caveman's Valentine
ロミュラス
ケミカル51
The 51st State
エルモ・マケルロイ 兼製作総指揮
2002 チェンジング・レーン
Changing Lanes
ドイル・ギブソン
スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃
Star Wars: Episode II - Attack of the Clones
メイス・ウィンドウ
ノー・グッド・シングス
No Good Deed
ジャック・フライア
トリプルX
xXx
アウグスト・ギボンズ
2003 閉ざされた森
Basic
ウエスト
S.W.A.T.
S.W.A.T.
ホンド巡査部長
2004 イン・マイ・カントリー
Country of My Skull
ラングストン・ウィットフィールド
ツイステッド
Twisted
ミルズ
キル・ビル Vol.2
Kill Bill: Vol. 2
オルガン奏者
Mr.インクレディブル
The Incredibles
フロゾン 声の出演
2005 コーチ・カーター
Coach Carter
コーチ・ケン・カーター
トリプルX ネクスト・レベル
xXx: State of the Union
ギボンズ
スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐
Star Wars: Episode III - Revenge of the Sith
メイス・ウィンドウ
デトロイト・コップ・シティ
The Man
デリック・ヴァン
2006 童貞ペンギン
Farce of Penguins
- ナレーター
フリーダムランド
Freedomland
ロレンゾ・カウンシル
スネーク・フライト
Snakes on a Plane
ネヴィル・フリン
ブラック・スネーク・モーン
Black Snake Moan
ラザラス
勇者たちの戦場
Home of The Brave
ウィル・マーシャル軍医
2007 1408号室
1408
ジェラルド・オリン支配人
ザ・クリーナー 消された殺人
Cleaner
トム・カトラー 兼製作
2008 ジャンパー
Jumper
ローランド・コックス
アイアンマン
Iron Man
ニック・フューリー
スター・ウォーズ/クローンウォーズ
Star Wars: The Clone Wars
メイス・ウィンドウ 声のみ
レイクビュー・テラス 危険な隣人
Lakeview Terrace
アベル・ターナー
ソウルメン
Soul Men
ルイス
ザ・スピリット
The Spirit
オクトパス
2009 アフロサムライ:レザレクション
Afro Samurai: Resurrection
アフロサムライ/ニンジャニンジャ テレビ映画・アニメ
声の出演
兼製作総指揮
イングロリアス・バスターズ
Inglourious Basterds
- ナレーションのみ、クレジットなし
愛する人
Mother and Child
ポール
ATOM
Astro Boy
ゾグ 声の出演
2010 アイアンマン2
Iron Man 2
ニック・フューリー
4デイズ
Unthinkable
H(ヘンリー・ハロルド・ハンフリーズ)
アザー・ガイズ 俺たち踊るハイパー刑事!
The Other Guys
P・K・ハイスミス
2011 マイティ・ソー
Thor
ニック・フューリー クレジットなし
キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー
Captain America: The First Avenger
ニック・フューリー
2012 コンフィデンスマン/ある詐欺師の男
The Samaritan
フォリー 兼製作総指揮
デビル・ストレンジャー
Meeting Evil
リッチー
アベンジャーズ
The Avengers
ニック・フューリー
ジャンゴ 繋がれざる者
Django Unchained
スティーブン
2013 Turbo
オールド・ボーイ
Oldboy
2014 ロボコップ
RoboCop
パット・ノヴァク
キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー
Captain America: The Winter Soldier
ニック・フューリー
2015 Avengers: Age of Ultron ニック・フューリー

声優[編集]

  • アワー・フレンズ・マーティン (1999年、ビデオアニメ) - ターナー
  • ザ・プラウド・ファミリー (2001年、テレビアニメ) - ジョゼフ
  • グランド・セフト・オート・サンアンドレアス (2004年、ゲーム) - フランク・テンペニー
  • Mr.インクレディブル (2004年、ゲーム) - フロゾン
  • アフロサムライ (2007年、テレビアニメ) - アフロサムライ / ニンジャニンジャ
  • アフロサムライ (2007年、ゲーム) - アフロサムライ / ニンジャニンジャ
  • ブーンドックス (2005年 - 2006年、テレビアニメ) - ジン・ラミー

受賞[編集]

脚注[編集]

  1. ^ “サミュエル・L・ジャクソンがギネス記録を達成!世界最高の興行収入を上げた俳優”. シネマトゥデイ. (2011年10月27日). http://www.cinematoday.jp/page/N0036510 2012年11月30日閲覧。 
  2. ^ Mears, Jo (2009年5月23日). “My family values”. The Guardian (London). http://www.guardian.co.uk/lifeandstyle/2009/may/23/samuel-l-jackson-family-values 2010年1月26日閲覧。 
  3. ^ Williams, Lena (1991年6月9日). “Samuel L. Jackson: Out of Lee's 'Jungle,' Into the Limelight”. The New York Times. http://www.nytimes.com/1991/06/09/movies/up-and-coming-samuel-l-jackson-out-of-lee-s-jungle-into-the-limelight.html 2009年5月10日閲覧。 
  4. ^ 中村カタブツ 『極真外伝 ~極真空手もう一つの闘い~』 ぴいぷる社、1999年、172 - 186頁。ISBN 4893741373
  5. ^ 「アベンジャーズ」サミュエル・L.ジャクソン、役作りの参考はソニー千葉(千葉真一)” (日本語). ニュース. 映画がもっとおもしろくなるハリウッドチャンネル (2012年4月26日). 2012年4月27日閲覧。
  6. ^ Q&A: Samuel L. Jackson, Metromix Reno, (2009年1月26日), http://reno.metromix.com/movies/article/q-and-a-samuel/906289/content 

外部リンク[編集]