評決のとき
| 評決のとき | |
|---|---|
| A Time to Kill | |
| 監督 | ジョエル・シュマッカー |
| 脚本 | アキヴァ・ゴールズマン |
| 原作 | ジョン・グリシャム |
| 製作 | アーノン・ミルチャン ジョン・グリシャム マイケル・ネイサンソン ハント・ローリー |
| 出演者 | マシュー・マコノヒー サミュエル・L・ジャクソン サンドラ・ブロック |
| 音楽 | エリオット・ゴールデンサール |
| 撮影 | ピーター・メンジース・ジュニア |
| 編集 | ウィリアム・スタインカンプ |
| 製作会社 | リージェンシー・エンタープライズ |
| 配給 | |
| 公開 | |
| 上映時間 | 149分 |
| 製作国 | |
| 言語 | 英語 |
| 製作費 | $40,000,000 |
| 興行収入 | $152,266,007[1] |
『評決のとき』(ひょうけつのとき、原題: A Time to Kill)は、1996年に公開されたアメリカ映画。
目次 |
概要 [編集]
原作はジョン・グリシャムによって1989年に書かれた。ジョン・グリシャムの処女作で出版化に当たっては多くの出版社に拒否された。だがジョン・グリシャム作の『ザ・ファーム』、『ペリカン文書』、『依頼人』が次々とベストセラーになると多くの出版社が処女作『評決のとき』の出版化に興味を示し、ペーパーバック版・ハードカバー版が相次いで出版された。そのため初版本は高いプレミアがついている。
ストーリー [編集]
注意:以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。
舞台はミシシッピ州にある架空の街クラントン。物語は2人の人種差別主義の白人青年ビリーとウィラードが10歳の黒人少女を強姦し暴行を加えたところから始まる。少女の父親カール・リー・ヘイリー(サミュエル・L・ジャクソン)はその日の夜、カールの兄を弁護した事から馴染みの白人弁護士ジェイク・タイラー・ブリガンス(マシュー・マコノヒー)に、娘が強姦された、ここでは黒人を強姦しても白人は有罪にならないのかと相談を持ちかけた。ジェイクはカールのただならぬ雰囲気に危険を感じ、馬鹿な真似は止めろと忠告する。だがしかし、翌日、裁判所にビリーとウィラードが連行されてくると物陰に隠れていたカールが自動小銃を手に飛び出し、2人を射殺。護衛の警官ルーニーも膝に銃弾を受け、左足を切断する重傷を負った。
カールは第一級殺人罪と傷害罪で逮捕され、弁護をジェイクが担当する事になった。裁判が始まる前ジェイクの恩師ルシアンは、この裁判は勝っても負けてもそれは正義になる、と言った。弁護士ジェイクと敵対する検事はルーファス・バックリー(ケビン・スペイシー)が選ばれ、ルーファスは次の州知事の椅子を狙っており、簡単に勝てるこの裁判で名前も顔も売れると喜んだ。
町中で黒人対白人の緊張が高まる中裁判は始まった。第一回目の裁判でジェイクは、黒人差別の激しいこの地では公平な裁判は不可能なので裁判地の変更を裁判長のオマー・ヌースに求めたが、オマー・ヌースは無碍なく却下した。肩を落として弁護人席に戻るとそこには見慣れない紙があり、中を見ると実際に人種差別を理由に裁判地の変更が許可され審議差し戻しの判例が載っていた。ジェイクはすかさずオマー・ヌースにそれを伝えるとオマー・ヌースは審議差し戻しを歓迎する裁判長はいないと言い、裁判地変更の理由を書類に書いて提出するように伝えて第一回目の裁判は終了した。
翌日事務所で寝ていると見慣れない女性エレン(サンドラ・ブロック)が訪れ、あの判例は役に立ったかと尋ねた。彼女こそあの判例をジェイクに渡した張本人だったのだ。エレンは死刑反対の姿勢を貫く法学生で、カールに死刑宣告が下されるかもしれないこの事件を手伝わせて欲しいとジェイクに申し入れた。エレンの父親はアメリカでも有名な弁護士で、後々の援助を期待したジェイクはエレンからの申し入れを快諾する。
その頃、カールに裁判所で射殺された白人青年ビリーの弟フレディ・リー・コブ(キーファー・サザーランド)は兄を殺された怒りから水面下で活動を続けるKKKと連絡を取り、KKKのリーダースタンプ・シスーよりクラントンでもKKKを設立して支部長になるように伝えられる。
ジェイクが申し立てた裁判地変更の申し立ては結局却下され、そのうえ州の法務局もオマー・ヌースの判決を支持する、審議差戻しはしないと明言した。
ジェイクはカールを心神喪失による無罪を主張したが、やり手の検事ルーファスは巧みな誘導尋問で明確な意志を持ってカールが2人の青年を射殺した事を証言させた。更に、事件後カールがウォールズ保安官に付き添われて左膝から下を切断する事になったルーニーに見舞いに行った事もカールにとって不利な証言となった。だがしかし、証言台に上ったルーニーはカールの犯行動機を支持して無罪だと叫び、裁判所は一時騒然となった。
裁判が進むにつれて町の緊張は高まり、遂にはKKKが裁判所前で陣取り、黒人達とKKKが乱闘騒ぎが起こり、ジェイクは家の前に燃える十字架を置かれ時限爆弾を仕掛けられたがそれは辛うじて難を逃れた。ジェイクの娘は学校で黒人の味方だといじめられた。危機を感じたジェイクは妻と娘を実家に避難させ、空港で妻はジェイクを非難した。ジェイクの秘書も襲撃され夫が殺され、そして遂にはジェイクの家も放火された。非常事態を警戒した州政府は州兵をクラントンに派遣して警戒に当たらせ、街中を銃を持った州兵が闊歩するまでになった。
裁判の途中エレンが襲われ、ついには孤軍奮闘となったジェイクだった。裁判の話し合いのためカールに面会に訪れるとカール自身もまたあんたは所詮白人だ、と言い放つ始末。
最終弁論前夜、遠い実家に避難させたはずの妻が嵐の中車で戻ってきた。
街を黒人と白人で二分させた裁判も遂に最終弁論を迎えた。
キャスト [編集]
| 役名 | 俳優 | 日本語吹き替え | |
|---|---|---|---|
| ソフト版 | フジテレビ版 | ||
| ジェイク・タイラー・ブリガンス | マシュー・マコノヒー | 山寺宏一 | 大塚芳忠 |
| エレン・ロアーク | サンドラ・ブロック | 勝生真沙子 | |
| カール・リー・ヘイリー | サミュエル・L・ジャクソン | 増岡弘 | 樋浦勉 |
| ルーファス・バックリー | ケヴィン・スペイシー | 池田勝 | 羽佐間道夫 |
| ルシアン・ウィルバンクス | ドナルド・サザーランド | 中村正 | 家弓家正 |
| ハリー・レックス・ボナー | オリヴァー・プラット | 稲葉実 | 屋良有作 |
| シェリフ・オジー・ウォールズ保安官 | チャールズ・S・ダットン | 玄田哲章 | |
| カーラ・ブリガンス | アシュレイ・ジャッド | 渡辺美佐 | 日野由利加 |
| フレディ・リー・コブ | キーファー・サザーランド | 牛山茂 | |
| ビリー・レイ・コブ | ニッキー・カット | ||
| ジェームズ・ルイス・ウィラード | ダグ・ハッチソン | 石井康嗣 | |
| スタンプ・シスー | カートウッド・スミス | 西村知道 | |
| ドウェイン・ルーニー保安官助手 | クリス・クーパー | ||
| ハンナ・ブリガンス | アレクサンドラ・カイル | ||
| ウェールバート・ロードヒーバー博士 | アンソニー・ヒールド | 小島敏彦 | |
| エイジー牧師 | トーマス・メルディス | 牛山茂 | |
| アイザイア・ストリート牧師 | ジョー・セネカ | 藤本譲 | |
| オマー・ヌース判事 | パトリック・マクグーハン | 中庸助 | |
| エセル・トゥイッティ | ブレンダ・フリッカー | 久保田民絵 | |
| グウェン・ヘイリー | トーニャ・スチュワート | 岡本嘉子 | |
- その他の声の出演:日野由利加、上田敏也、斎藤志郎、大滝進矢、中多和宏、荒川太郎、藤本譲、有本欽隆、磯辺万沙子、千田光男、岩田安生、藤生聖子、古田信幸、遠藤純一、津村まこと、佐藤ユリ、保志総一朗
- 演出:清水勝則、翻訳:栗原とみ子、調整:栗林秀年、効果:南部満治、制作:ザックプロモーション
脚注 [編集]
- ^ “A Time to Kill (1996)”. Box Office Mojo. 2009年12月18日閲覧。
外部リンク [編集]
- 評決のとき - allcinema
- 評決のとき - KINENOTE
- A Time to Kill - AllMovie(英語)
- A Time to Kill - インターネット・ムービー・データベース(英語)
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