こだま (列車)

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こだま 運行経路図
100系電車「こだま」(2003年7月20日、広島駅)
100系電車こだま
(2003年7月20日、広島駅
記号凡例
この書体:始発着列車あり

KBHFa
東京駅 JR東海東海道新幹線
BHF
品川駅
BHF
新横浜駅
BHF
小田原駅
BHF
熱海駅
BHF
三島駅
BHF
新富士駅
BHF
静岡駅
BHF
掛川駅
BHF
浜松駅
BHF
豊橋駅
BHF
三河安城駅
BHF
名古屋駅
BHF
岐阜羽島駅
BHF
米原駅
BHF
京都駅
BHF
新大阪駅 JR西山陽新幹線
BHF
新神戸駅
BHF
西明石駅
BHF
姫路駅
BHF
相生駅
BHF
岡山駅
BHF
新倉敷駅
BHF
福山駅
BHF
新尾道駅
BHF
三原駅
BHF
東広島駅
BHF
広島駅
BHF
新岩国駅
BHF
徳山駅
BHF
新山口駅
BHF
厚狭駅
BHF
新下関駅
BHF
小倉駅
BHF
博多駅 ↓JR西:博多南線/↓特急(列車愛称なし)
KBHFe
博多南駅

こだまは、東海道山陽新幹線の各駅停車タイプの特急列車の愛称である。

また、東海道新幹線開業以前に日本国有鉄道(国鉄)で初めて電車による東京駅 - 大阪駅神戸駅間を東海道本線経由で運行していた特別急行列車(特急)の愛称でもある。

目次

[編集] 運行概況

2009年3月14日ダイヤ改正時点での概況である。

  • 1964年昭和39年)の東海道新幹線開業時より、東海道・山陽新幹線の始発駅から終着駅まで全ての駅に停車する列車として設定されている。駅は東海道新幹線駅一覧山陽新幹線駅一覧を参照。
  • 種別を示す色(山陽新幹線内の8両編成こだまは)である。
    • 例外として3色式LEDを用いた行先表示器を採用している100系(K・P編成)・500系・700系(B・E編成)はで表示される。
    • ホームのドア位置表示マークで、6両編成こだまのうち、3号車博多寄りのマークはない駅がある。2008年3月まで、この位置に来るドアが業務用扉であり、一般客が使用できなかった編成(ビュフェ車連結)があったためである。現在、ビュフェ車の連結した編成は存在しないが、この位置のマークが存在していない駅が現在もある。
  • 近距離の都市間輸送や「のぞみ」・「ひかり」との乗り継ぎ輸送が主な役割となっている。
  • 山陽新幹線で運行される「こだま」の一部は博多駅で博多南線へ乗り入れ、博多南駅まで運行される。博多南線内では愛称のない在来線の特急列車扱いとなる。
  • 東海道新幹線では西日本旅客鉄道(JR西日本)の車両(現在は300系F編成、700系B編成)を使う列車が存在し、また山陽新幹線でも2006年3月改正まで東海旅客鉄道(JR東海)の車両を使った列車が上下各1本(下り:岡山駅 - 三原駅、上り:三原駅 - 新大阪駅)存在した。300系J編成が定期運用で岡山以西に乗り入れる唯一の列車でもあったが、改正後はF編成に置き換えられた。その後2008年3月15日改正で下り1本(岡山駅 → 三原駅)が再び300系J編成で運用されるようになった。また運用上の都合でF編成の運用にJ編成が入ったりその逆もある。
  • ほとんどの駅で「のぞみ」や「ひかり」を待避するため、所要時間は待避をしない場合よりもかなりかかる。例として東京 - 名古屋間は待避をしなければ2時間30分程度で到達できるが、実際には3時間ほどかかる。
    • 東海道新幹線内での270km/h運転統一後もスピードアップを抑えてダイヤに余裕を持たせた形で運行されているため、ある程度の遅れまでならば終着へ定時に到着できる回復運転も可能となっている。例えば上り列車の場合、名古屋駅発車の時点で10分程度までの遅れならば、東京駅へ定時に到着することも可能である。ただしその他の列車の遅れの状況等により、一概に回復できるとは限らない。
  • 車内販売は東京 - 名古屋・新大阪間の通し運転列車、山陽新幹線の通し運転列車の一部区間のみ営業しており、それ以外の区間運転列車では営業していない。

[編集] 2009年3月14日改正時点での運行区間

路線 列車名 運転区間 使用車両 備考
東海道新幹線 630 - 687号 東京 - 名古屋新大阪 300系,700系
690・692・697号 三島 - 新大阪 300系,700系 692号は700系で運行
691・696号 名古屋 - 新大阪 300系,700系 691号は700系で運行
693 - 695号 静岡 - 新大阪 300系,700系 694号は700系で運行
700・701・704・705・708号 東京 - 静岡 300系,700系 705号は300系で運行
702・703・706号 東京 - 浜松 700系,N700系 706号はN700系で運行
800 - 810・812号 東京 - 三島 300系,700系,
N700系
812号は臨時列車
809号はN700系で運行
山陽新幹線 720号 福山岡山 100系
721 - 725・727 - 730・
732 - 778・780・781・783・787号
新大阪 - 岡山・広島博多
岡山 - 広島・博多
100系,300系
500系,700系
722・781号は700系で運行
727・734号は300系で運行
726号 新岩国 → 新大阪 100系
731号 姫路 → 岡山 300系
779号 新大阪 → 新山口 100系
782号 広島 → 福山 100系
785号 岡山 → 三原 300系
820 - 825・827号 広島 - 博多 100系,700系 823・824号は700系で運行
850号 小倉 → 新山口 100系
851・852・854 - 856・858 - 860
862 - 867・869 - 875号
小倉 - 博多 100系,500系
700系
853・857号 新山口 → 博多 100系
861・868号 新下関 - 博多 700系
  • 早朝深夜を除いて、通常は東京 - 名古屋で毎時2本、名古屋 - 新大阪で毎時1本、新大阪 - 岡山で毎時0 - 1本、岡山 - 博多で毎時1 - 2本設定されている。

[編集] 使用車両

東海道山陽新幹線のほぼ全車種が使用されている。車両運用は今後のダイヤ改正や新型車両の増備による旧型車両の置き換えなどにより変更される可能性がある。

  • 100系 - 山陽新幹線のみ使用。同線の主力車種である。2+2の4列シート。座席はウエストひかり普通車指定席用と100系グリーン席用の2種類があり、グリーン車の座席ではひじ掛け内蔵テーブルとフットレストが撤去されている。
  • 300系 - 原則として東海道新幹線のみ使用。同線の主力車種である。山陽新幹線では早朝の姫路駅 → 岡山駅1本と岡山駅 - 博多駅1往復と深夜の岡山駅 → 三原駅1本に使用される。
  • 500系 - 東海道新幹線内の「こだま」では通常は使用されないが、山陽新幹線では、2007年の冬以降、通常300系F編成が使用される「こだま627号(2009年3月14日以降は727号)・682号(2008年3月15日以降は680号、2009年3月14日以降は734号)」に16連のW編成が不定期で充当されている。また、2008年11月30日の0系最後の定期運用となる「こだま659号」の続行臨時列車として、「こだま697号」を岡山駅 → 博多駅間で運転した。12月1日(一部は2日)より8両に減車(V編成)した上で、定期列車に導入されている。
  • 700系 - 東海道新幹線では日中の東京 - 名古屋間の4往復の列車と、夜に三島車両所への回送を兼ねた三島駅止まり(静岡駅止まりと新大阪発が1本ずつ)、早朝は三島発(1本は静岡発)東京行きの「こだま」として使用。山陽新幹線では早朝・深夜の新下関駅 - 博多駅間1往復と小倉駅 - 博多駅間1往復に使用。
  • 700系E編成(「ひかりレールスター」車両) - 早朝・深夜の広島駅 - 博多駅間1往復と新大阪駅 - 岡山駅間1往復、小倉駅 - 博多駅間1往復に使用。
  • N700系 - 山陽新幹線で、通常300系F編成充当の「こだま727号・734号」に不定期で充当されている。また2009年3月14日のダイヤ改正までは、山陽新幹線の朝晩の一部の短距離列車として小倉 - 博多間2往復(朝下り2本上り1本、夜上り1本)に充当されていたが、同改正以降はN700系以外の車両が用いられるようになり、山陽新幹線内での定期こだま運用は消滅した。その一方で、新たに浜松駅 - 東京駅間の「こだま706号」・三島駅 - 東京駅間の「こだま809号」にN700系が充当されるようになり、東海道新幹線内での初のこだま運用が発生した。なお、東海道新幹線の300系や700系の車両故障などの異常時に、N700系が代走することもある。

[編集] 過去

  • 0系 - 2008年11月30日、全車引退。

開業当初は12両で運行、その後、16両化、再12両化を経て、東海道新幹線区間では1989年に再16両化された。1999年9月18日の「こだま473号」(東京 → 名古屋)の運行をもって東海道新幹線からは撤退。

山陽新幹線においては、当初は東海道新幹線と同じく12両もしくは16両で運行されることが多かったが、1985年6月に独自の6両編成(R編成)を投入。後に4両編成(Q編成)も現れた。末期は、2+2の4列シート(旧ウエストひかり普通車指定席用)を使用したWR編成が用いられていた。最後まで残った3編成は原色塗装が施された。2008年11月30日の「こだま659号」(岡山 → 博多)の運行を持って新幹線の定期運行から撤退。

[編集] 列車編成

記号凡例
Gグリーン車指定席
指=普通車指定席
自=普通車自由席
  • ×=禁煙席
  • ○=喫煙席

一部列車は「普通車全車自由席」として運転する。


300系、700系、N700系 16両編成(東京 - 新大阪の全列車、727・731・734・785・851・861・868・872号)
N700系16両編成編成図
博多駅 東京駅
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16
S S G G G S S
N700系は全車両禁煙。 S=喫煙スペース
300系500系700系16両編成編成図
博多駅 東京駅
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16
× × × × × × × × × × × ×
G G G
  • 東海道新幹線区間の早朝・夜間に設定されている一部の区間列車は、平日のみ普通車全車自由席となる。
  • 山陽新幹線区間の731・785・851・861・868・872号はグリーン車を除き全車自由席。そのうち、新下関・小倉 - 博多間のみを運転する851・861・868・872号は車内でのみグリーン券を発売。
  • 13 - 15号車は修学旅行団体が乗車する列車は指定席となる場合がある。
  • 10号車(N700系は8号車)には、車掌室、AEDがある。
  • 11号車には、車椅子対応設備、多目的室がある。
  • 2001年9月以前は11号車が喫煙車だったため、自由席は1 - 7・14 - 16号車だった。


「こだま」723・745・746・765・766・768・770・783・787・854・858・859・865号(500系7000番台)
8両編成(新大阪 - 博多)
←博多駅 新大阪駅→
1 2 3 4 5 6 7 8
S S
  • 全席禁煙である(3・7号車デッキに喫煙ルームあり)。
  • 6号車は2&2シートである。
  • 4,5号車は指定席に変わる日もある。
  • 4,8号車には、公衆電話がある。
  • 6号車には、車掌室、AEDがある。
  • 7号車には、車椅子対応設備、多目的室がある。
  • こだま859・865・854・858号は全車自由席。
  • 都合により他の編成が代走する場合、当該列車は完全禁煙扱いになる。


「こだま」722・781・823・824・856・863号(700系7000番台)
8両編成(新大阪 - 岡山、広島・小倉 - 博多)
700系ひかりレールスター」用編成使用時の編成図
←博多駅 新大阪駅→
1 2 3 4 5 6 7 8
× × × × × ×
C
  • 4 - 8号車は2&2シートである。
  • 4,8号車には、公衆電話がある。
  • 6号車には、車掌室、AEDがある。
  • 7号車には、車椅子対応設備、多目的室がある。
  • こだま863・856号は全車自由席。


100系
「こだま」720・721・724・725 - 730・732・733・735・736・738 - 744・747 - 764・767・769・771 - 780・782・820 - 822・825・827・850・852・853・855・857・860・864・866・867・869 - 871・873 - 875号
博多駅 新大阪駅→
6両編成(新大阪 - 博多)
1 2 3 4 5 6
× × × ×
4両編成(岡山 - 博多)
1 2 3 4
× × ×
  • 6両編成の場合、5・6号車も指定席となる場合や全車自由席(853号)の運用もある。
  • 4両編成で運転される「こだま」のうち、720・721・725・774・778・780・782・820 - 822・850・852・855・857・860・862・864・866・867・869 - 871・873 - 875号は全車自由席。
  • 日時によっては通常4両編成で運行の予定が6両編成に変更される場合もある。
  • 4両編成の列車は新大阪駅のATCが未対応のため最大でも姫路 - 博多間でしか運転されていない。
  • 3号車には、車椅子対応設備、多目的室がある。
  • 4号車には、車掌室、公衆電話、AEDがある。


[編集] 沿革

[編集] 名称の由来

1958年(昭和33年)、東京 - 大阪間の日帰り可能な電車による「ビジネス特急」新設にあたって、最終的には国鉄末期まで広く使われたJNRマークやアルファベットの「T」をモチーフとした特急エンブレムが採用されたシンボルマークとともに、一般公募によって決められたものである。

約93,000票もの応募があったが、1位は5,957票の「はやぶさ」で、「平和」1,076票、「さくら」692票といったほかの候補と比較しても「こだま」は374票と、それほど多い得票ではなかった。最終選考で「こだま」は木霊つまり山彦のことであり、「1日で行って帰ってくることができる」ことから決定されたものといわれる。

なお、この時に佳作として以下のものが発表された。

  • はやぶさ
  • さくら
  • 平和
  • 初雁(はつかり)

これらの名称は「これ以降運行する特急列車への命名を行う」とされ、以降このように運行されることとなった。

[編集] 東海道本線電車特急「こだま」号

東海道本線優等列車沿革」も参照

1958年(昭和33年)11月1日
国鉄初の電車による特別急行列車として「こだま」運行開始。
使用されたのは20系(のちに151系と改称)特急形電車。開発当初よりの仮称である「ビジネス特急」を広告上そのまま用いた。また「こだま」で最初に使用されたため、この車両は「こだま形電車」と呼ばれた。なお、車両についての詳細は国鉄181系電車を参照されたい。編成は以下の通り。
Template
「こだま」登場時編成図[1]
大阪駅 東京駅
号車 1 2 3 4 5 6 7 8
形式 クハ26 モハ20 モハシ21 サロ25 サロ25 モハシ21 モハ20 クハ26

  • 1959年6月1日から車両形式名称が変更。
  • 1960年7月1日から等級区分が変更。
    変更要旨は別表参照。
車両形式-座席種類対照表
車両形式 1960年6月まで 1960年7月以降
当初形式 1959年6月以降
クハ26 クハ151 三等車 二等車
モハ20 モハ151
モハシ21 モハシ150 ビュフェ付三等車 ビュフェ付二等車
サロ25 サロ151 二等車 一等車


運転開始当時の運転区間は東京 - 大阪駅・神戸駅間を各1往復運行。停車駅は横浜名古屋京都。横浜 - 名古屋間300km超のノンストップとなるため、運転士は安倍川鉄橋上で田町・大垣電車区の交替を行なった。なお、交替運転手は運転台直後の客席で待機し、大垣電車区の運転士は横浜駅での折り返し運用が組まれていた。名古屋以西は宮原電車区が担当。
運行当時は「第1こだま」・「第2こだま」と出発順に付番されることとなった。この列車愛称の命名方式は「つばめ」・「はと」など、一列車一愛称が慣例であった特別急行列車では初例であった。
東京 - 大阪間を電気機関車牽引による客車特別急行列車「つばめ」・「はと」が7時間30分で結んでいたのに対し、電車運転の「こだま」は当初6時間50分で結んだ。
また151系電車の故障時には、急行形車両153系電車による代替運行も行われたことがあった。153系電車は設備では151系電車にはるかに劣るものの、性能的には「特急」に使用されても問題ないものであった。153系電車で運行する際は特急料金の半額を着駅で返金したといわれる。利用者からはこの代替列車は「こだま」をもじって「かえだま」(替え玉)と呼ばれた。
1959年(昭和34年)9月
東海道本線の整備が完成し「こだま」の所要時間を6時間40分に短縮。
1959年12月
混雑緩和のため編成の増結を行う。
1960年(昭和35年)6月
所要時間を6時間30分に短縮。このとき、同じ区間を運行していた「つばめ」・「はと」を電車化することとなった。これにより、電車化した「つばめ」と同じ編成を組むこととなり、「ビジネス特急」=151系電車=「こだま」の愛称は廃止された。しかし151系電車の故障時でも「つばめ」が優先して用いられ、「かえだま」は解消されることはなかったとされる。また、157系電車(日光形電車)も代替で使用されたことがあったともいわれる。
1961年(昭和36年)10月
のちに"サンロクトオ"と称されるダイヤ改正により、「こだま」は2往復とも大阪駅発着となった。
1964年(昭和39年)9月30日
東海道新幹線開業に伴う東京 - 大阪間在来線特急の廃止により、在来線特急としての「こだま」はこの日の運行をもって廃止される。


[編集] 東海道・山陽新幹線特急「こだま」

[編集] 東海道新幹線特急「こだま」

1964年(昭和39年)10月1日
在来線の特急の愛称を引き継ぎ、東京 - 新大阪間の各駅に停車する列車として運行を開始。ただし「ひかり」が「超特急」として割高な「超特急料金」を徴収したのに対し、「こだま」は「特急」として運行された。もちろん「ひかり」よりは遅いものの、東京 - 新大阪間を5時間で結んだ。ともに全車座席指定席を採用。
新幹線列車の名称としては在来線特急「こだま」を引き継ぐものという意味のほかに、超特急を「ひかり」とすることで「光速」と「音速」という速さの対比を付けたとされる。
1964年12月18日
二等車自由席を設定した。ただし性格は2009年現在のそれと異なり、1列車の座席定員の120%程度までで発行を打ち切っており、現在の立席特急券に近いものとなっている。
1965年(昭和40年)5月12日
二等車と同様の発券方式を採用して、一等車に自由席を設定。
1970年(昭和45年)3 - 9月
この時期に開催された日本万国博覧会に伴い、例外的な輸送が実施された(大阪万博の交通も参照)。
  • 臨時輸送の一環で、一部の駅を通過した列車が運行された。これは上の特急料金の取り扱いの兼ね合いによるもので、「ひかり」を新大阪駅24時発まで増発したため、その補助も兼ねて運行された。停車駅は当時の「ひかり」と同様、名古屋・京都のみ。
  • ゴールデンウイーク期間中と夏期に、東海道本線上りの大阪駅 - 三島駅間を運行する臨時夜行急行列車として、「エキスポこだま」が運行された。この列車は三島駅で、同駅始発の東京駅行き臨時列車「こだま492号」に接続して、東京近郊の東海道本線の通勤輸送に支障を与えることなく東京方面への連絡を図る目的があった。
1970年10月1日
万博輸送終了により、グリーン車の自由席を廃止。

[編集] 山陽新幹線開業後

  • 1972年(昭和47年)
    • 3月15日
      • 山陽新幹線岡山駅開業。山陽新幹線内でも「ひかり」とともに各駅に停車する列車として運行されることになった。また名古屋駅 - 岡山駅間を運行する「こだま」も設定され、新大阪駅をまたぐ列車も登場した。またその他には静岡 - 岡山間の「こだま」も1往復設定された。
      • 山陽新幹線内を各駅に停車する「ひかり」(運行記号から「HKひかり」、後年の通称として「ひだま」)が設定されたことから、同線内での「こだま」は東京駅発着の「ひかり」運行前・運行終了後の運行が中心となった。
      • 東京駅発着の「こだま」は新大阪駅までの運行で、それ以西へは2009年現在でも運行されていない。ただし国鉄時代は臨時列車(定期列車の延長運転)として、東京駅 - 岡山駅間や名古屋駅 - 博多駅間を運転する「こだま」が設定されたことはあった。
      • 東京駅 - 名古屋駅間を除き、「ひかり」との特急料金の格差を廃止。
    • 6月29日
      • 12両編成「こだま」の一部を16両編成に増結、1973年8月までに全「こだま」編成が16両化された。
  • 1975年(昭和50年)3月15日
    • 山陽新幹線博多駅延伸により、山陽新幹線内の運行区間も拡大。同時に東京駅 - 名古屋駅間の「ひかり」との特急料金の格差を廃止。
ダイヤ異常時、本線に停車中の「ひかり」を追い越す珍しいシーン(1986年・浜松駅)
  • 1980年(昭和55年)10月1日
    • 利用者が減少した「こだま」の運転本数を削減。
  • 1985年(昭和60年)
    • 3月14日
      • 利用の低迷による輸送力過剰傾向から「こだま」編成を12両組成に減車、「ひかり」編成で運行される一部の「こだま」を除き「こだま」は12両で運行されることとなった。
    • 6月
      • 博多駅発着列車の一部で6両編成の「こだま」運行開始。以後、山陽新幹線の各列車に拡大し、同線における「こだま」の本数増加。
  • 1986年(昭和61年)5月
    • 100系量産車の早期落成車を暫定的に東海道新幹線の「こだま」に充当。2階建て車両非連結の12両編成でG編成と名乗っていた。

[編集] JR化以降

  • 1987年(昭和62年)11月頃
    • 東海道新幹線の「こだま」用0系指定席車(9・10号車)の4列シートへのグレードアップ(2&2シート)が行われ始め、翌年1988年(昭和63年)3月13日ダイヤ改正までに完了する。
  • 1989年(平成元年)
    • 東海道区間の「こだま」を順次16両組成に増強。0系指定席車の4列シートへのグレードアップを9 - 12号車に拡大。
  • 1990年(平成2年)3月10日
    • 姫路駅 - 広島駅,博多駅間のこだまを4往復新設。
  • 1996年(平成8年)頃
      • 東海道新幹線の日中の「こだま」に100系が投入される。
    • 3月
      • これまで東海道新幹線では東京 - 新大阪間で日中1時間あたり2往復運転されていたが、利用率の低下に伴い1往復を名古屋止と変更し、米原停車の新大阪行き「ひかり」に接続。米原停車の「ひかり」を岐阜羽島にも停車(のぞみの退避も岐阜羽島に変更)し、名古屋 - 新大阪間各駅停車にすることでカバーすることになる。
  • 1997年(平成9年)3月
    • 山陽新幹線に0系4両Q編成の「こだま」が登場。
  • 1999年(平成11年)9月18日
    • 東海道新幹線「こだま」における唯一の0系運用2往復を100系に置換。指定席の4列シートも廃止。
  • 2000年(平成12年)
    • 3月11日
      • 新大阪 - 博多間への「ひかりレールスター」の投入に伴う新大阪駅20番線の容量の関係上、新大阪 - 姫路間の「こだま」を1時間に2本から1本に削減。姫路での折り返しとなった。代わりに「ひかり」の一部が西明石に停車することでカバー。
    • 3月18日
      • 元「ウエストひかり」の車両を利用した0系WR編成(R64編成)を新組成。全車2列+2列シートを採用。
    • 10月4日
      • 山陽新幹線の「こだま」に100系4両P編成を投入[2]。2002年2月12日に6両K編成も営業運転開始[2]
  • 2001年(平成13年)
    • 2月
      • 東海道新幹線の日中の「こだま」に300系が投入される。
    • 8月21日
      • 新たに2列+2列シートを採用した100系4両P編成(P4編成)を新組成。
  • 2002年(平成14年)1月10日
    • 新たに2列+2列シートを採用した100系6両K編成(K51編成)を新組成。
  • 2003年(平成15年)
    • 8月31日
      • 同日の「こだま」2往復を最後に東海道新幹線での100系の定期運用が終了。9月16日の臨時「ひかり」を最後に運用終了。
    • 10月1日
    • ダイヤ改正で東海道新幹線「こだま」の最高速度を270km/hに引き上げ。東京 - 新大阪間の標準所要時間を4時間10分から4時間へ10分短縮。
    • 山陽新幹線の姫路 - 博多間の「こだま」を岡山 - 博多に縮小。代わりに「ひかり」の一部が相生に停車することでカバー。
山陽新幹線「こだま」用100系+0系(新塗色、岡山駅)
  • 2005年(平成17年)3月31日
    • 100系P12編成の組成をもって、山陽新幹線「こだま」用編成(0系R61 - R68編成、100系K51 - K60,P1 - P12編成)の全編成2列+2列シート化、フレッシュグリーン塗色化の完了。
  • 2006年(平成18年)3月18日
    • ダイヤ改正で利用不振が続く山陽新幹線の「こだま」を減便、1時間に1本のみとなる時間帯も発生。
  • 2007年(平成19年)7月1日
    • ダイヤ改正で前回に続き山陽新幹線の「こだま」を減便、新大阪 - 博多1往復を新大阪 - 広島1往復と新山口 - 博多1往復に分割。一方で「こだま780号」と「こだま757号」を毎日運行の臨時列車として増便。
  • 2008年(平成20年)
    • 3月15日
      • ダイヤ改正で東海道新幹線の「こだま」増発。
        • 590号 新大阪19:50発三島行き(22:44着)を新設。
        • 601号→585号 東京19:56発浜松行きの「こだま601号」を名古屋行き(22:38着)とし、「585号」に変更。名古屋駅で後続の「のぞみ159号」に接続するダイヤに修正。
      • 東京 → 新大阪間の標準所要時間をさらに3分短縮し、3時間57分運転とする。
      • 利用者の多い山陽新幹線の一部の「こだま」を4・6両編成から16両編成へ増強する一方で、利用者の少ない一部の「こだま」を減便。
        • 新大阪 - 岡山 2往復
        • 岡山 - 広島 3往復
        • 広島 - 小倉 2往復
        • 小倉 - 博多 5往復の減便。
      • 東海道新幹線の日中の「こだま」に700系を投入。
        • 東京 - 名古屋間で1日4往復、新大阪 - 三島間で上り1本を運行。
    • 11月30日
      • この日をもって山陽新幹線から0系の定期「こだま」運用が終了し、翌12月1日もしくは2日より山陽新幹線「こだま」の一部に500系(8両編成)を投入。
  • 2009年(平成21年)3月14日
    • 浜松-東京間の「こだま706号」・東京 - 三島間の「こだま809号」にN700系が充当されるようになる。これはN700系の東海道新幹線内での初のこだま運用となった。(平日は普通車全車自由席。土・休日は普通車一部指定席)
    • 夕刻の時間帯に東京発三島行き「こだま」を増発。
      • 801号 東京17:37発→三島18:31着(休日運転 700系で運転 普通車一部指定席)
      • 805号 東京19:37発→三島20:31着(休日運休 700系で運転 普通車一部指定席)
    • 山陽新幹線の「こだま」で「こだま指定席往復きっぷ」を発売開始。指定席が設定されている「こだま」と一部の東京 - 岡山「ひかり」で利用できる。

[編集] ぷらっとこだまエコノミープラン

ぷらっとこだまエコノミープラン[1]は、JR東海のグループ会社であるジェイアール東海ツアーズが企画・実施する旅行商品フリープラン)である。これはJR東海ツアーズ各店舗とインターネット販売JTBグループ各社(東海道新幹線沿線と首都圏の支店のみ)で取り扱っている。またグリーン車用の「ぷらっとこだま グリーン車エコノミープラン」もある。

国鉄民営化後、JR東海はこだま号の利用客を増やすために、普通車指定席の座席を5列シートから4列シートへ改造しグレードアップした(0系時代)。100系以降の車両がこだま号で使われるようになってからは通常の普通車5列シートのまま運用。国鉄時代からこだま号乗客増のために販売されていた「こだまラウンドきっぷ」などに代わる商品として、この「ぷらっとこだま」の発売を開始した。

東京 - 新大阪間を移動した場合、ぷらっとこだまプラン普通車で1万円(通常期)。これは約8時間かかるJRバスなどの高速バス運賃に数千円の追加で所要時間が約半分(約4時間)で済むことになる。このため、旅行者など時間に余裕ある(特に急がない)客層から支持されている。

この旅行商品の代金に含まれるものは、

  • 日時、列車、座席が指定された「こだま」号乗車票
  • 当日限り有効のワンドリンク引換券

の2枚の利用者の記名済みクーポン券である。ドリンク引換券は車内販売(営業していない列車もある)や指定されたキヨスクなどで、コーヒーソフトドリンク缶ビール等と引き換え出来る。100円追加でワインボトルとの引き換えも可能。

東海道新幹線「こだま号」を安く利用できる商品として人気があるが、通常の「きっぷ」(乗車券+特急券+指定席券)ではなく「旅行商品」[3]なので、以下のような制限がある。それゆえ宣伝物やウェブサイトでも『ぷらっとこだまは「きっぷ」ではありません』と明記し、注意を喚起している。

  • 座席数、列車、乗降駅は限定される(ぷらっとこだまの設定がない「こだま号」、こだま号停車駅もある)。
  • 購入は前日の各店舗閉店時刻まで。インターネット購入は5日前(東京支店で当日受け取り可能なものは2日前)の22時45分まで。
  • キャンセル(払い戻し)は乗車日の10日前から所定の取消料が発生する(旅行取引条件書通り)。
  • 列車・座席などの変更はできない。変更したい場合は先に購入したものを一旦キャンセルして購入し直す。この場合でも条件書通りに取消料がかかる。
  • 乗り遅れた場合でも後続列車への乗車はできない。他の交通機関の遅れ・運休などの場合も含まれる。乗車駅まで向かう途中、JR線(JRバスは除く)が遅れた場合は駅で遅延証明を受け、購入店に申し出れば払い戻し(後続列車への変更では無い)が受けられる場合がある。
  • 乗り越しや途中乗下車はできない、その場合は全乗車区間の通常運賃・料金が別途必要となる。
  • 乗車駅(降車駅)が東京もしくは品川の場合に限り、東京・品川いずれの駅からでも乗降可能。
  • 利用できる改札口が限定されている。但しJR東海係員のいる改札口なら臨機応変に対応してくれる場合が多い。
  • 乗車票には特定都区市内制度(東京都区内・大阪市内など)は無い。
  • 繁忙期には旅行代金が高くなる。
  • JR東海の旅客営業規則に加えて、JR東海ツアーズの旅行業約款も適用される。

インターネット購入の場合はクーポン券送付になるが、東京駅発着(片道、往復)のプランをネット購入した場合に限りジェイアール東海ツアーズ東京支店で当日引取りも可能(営業時間外の早朝夜間の列車は不可)。事前に店舗へ行く手間やクーポン送料が不要になる。また東京支店以外では、独自に電話やFAXで空席照会や予約を受け付けて、店頭での受け取り時間を短縮させるサービスを行っている支店もある。

東海道新幹線の回数券特別企画乗車券が利用できない繁忙期(旧盆年末年始ゴールデンウイークなどの混雑する期間)でも、このプランは利用できる(但し、旅行代金は通常より高い繁忙期のもの)。この時期は特に満席(売り切れ)になるペースが速い。普段の週末でも朝晩の列車は早くに満席になることが多い。

2007年からは東京 - 名古屋間の夜行高速バス「ドリームなごや号」と「ぷらっとこだま」を往復で組み合わせた商品も販売されている。

このほかJR東海ツアーズでは早朝(始発)出発~夜間(最終)帰着など、ひかり・のぞみ号利用日帰りプラン「1dayプラン」も発売している。旅行代金から含まれている食事や買い物クーポンの金額を差し引くと、ぷらっとこだま往復とほぼ同額程度になる。


旅行代金(通常期)一例
出発 - 目的地 普通車指定席:価格(JR運賃料金・割引率) グリーン車:価格(JR運賃料金・割引率)
東京・品川 - 静岡 4,500円(6,180円・27%) 6,400円(8,340円・23%)
東京・品川 - 浜松 6,300円(8,070円・22%) 8,300円(11,560円・28%)
東京・品川 - 名古屋  7,900円(10,580円・25%) 8,900円(14,070円・37%)
東京・品川 - 京都  9,800円(13,220円・26%) 11,300円(17,860円・37%)
東京・品川 - 新大阪  10,000円(13,750円・27%) 11,500円(18,390円・37%)
新横浜 - 新大阪  9,900円(13,430円・26%) 11,400円(18,070円・36%)
名古屋 - 新大阪  4,200円(6,180円・32%) 6,400円(8,340円・23%)

普通車指定席用はどれも20%以上の割引率である。特に名古屋 - 新大阪は32%と高い。これは同区間が近鉄名阪特急(近鉄名古屋 - 鶴橋・大阪上本町・大阪難波)と競合しているためである。なお、近鉄特急の名古屋 - 難波間の通常価格は4,150円(レギュラーシート・おとな)である[4]。グリーン車用は長距離になるほど割引率が高く、30%を越える区間もある。

[編集] 脚注

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  1. ^ 星晃『回想の旅客車』上、学習研究社、2008年、p.88。
  2. ^ a b 『JR電車編成表 '09冬号』 ジェー・アール・アール、2008年、P.130。ISBN 9784882830504
  3. ^ ツアーバスと同じ位置付け。
  4. ^ ただし回数乗車券名阪まる得きっぷが両地区の金券ショップなどで広くばら売りされており、それを使用した場合は3,200~3,400円程度となる。

[編集] 関連項目

[編集] 鉄道関連

[編集] 他に由来する名称

[編集] 映画など