「土曜ワイド劇場」の版間の差分

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*[[ドクvsデカ~心療内科医&殺人課刑事の捜査ファイル]] 主演: [[柴田恭兵]]、[[内藤剛志]]
*[[ドクvsデカ~心療内科医&殺人課刑事の捜査ファイル]] 主演: [[柴田恭兵]]、[[内藤剛志]]
*[[新船長の航海事件日誌]] 主演:[[船越英一郎]]
*[[新船長の航海事件日誌]] 主演:[[船越英一郎]]
*[[田舎刑事]] 主演: [[渥美清]] 製作: [[テレパック]]


===''朝日放送制作分''===
===''朝日放送制作分''===

2007年3月25日 (日) 02:25時点における版

土曜ワイド劇場(どようわいどげきじょう)は、テレビ朝日系で放送されている長時間ドラマ番組。いわゆる二時間ドラマである。通称「土ワイ」で、1996年4月から、副題として「Saturday Night at the Mysteries」が追加された。(字幕放送 一部系列局は再放送でも実施)ハイビジョン制作の作品の場合アナログ放送では13:9のサイズで放送される。基本的にはテレビ朝日制作だが、原則として毎月第3週は朝日放送制作。

概要

前後のミニ番組で変動はあるが、現在は毎週土曜21:00~22:51(JST)に放送されている。内容は主にミステリーサスペンスそれにホラーの単発物(ただし初期には稀にそれ以外の作品を放送していた)。シリアスな物からおとぼけタッチまで幅広いラインナップを誇る。 また、この番組のスタート直前には、20:58の1分間のCMらしきものとして、「今夜の土ワイ見どころ」が放送されているが(90年代中ごろ?までは21:00から1分間だった。さらに、かつては「今夜の推理はコレダ!」というタイトルで、スタジオから中里雅子(当時のテレビ朝日アナウンサー)が、その日のこの番組の内容のさわり《見所》を紹介していた)、何故か2時間枠の事前では珍しく、全国向けに放送されている。

  • 現在も人気シリーズを抱え、視聴率は安定。固定の視聴者層もかなり多いことで知られる。長年に渡って蓄積された作品は膨大で、全国的に午後などの再放送枠やCS放送のテレ朝チャンネルでよく放送されている。(後述)

クロスネット局のテレビ宮崎では2日遅れで月曜21:02~22:54『月曜ワイド劇場』のタイトルで放送されている(但し、土曜ワイド劇場の放送そのものが休止〈スポーツ中継など〉の場合や、編成上の都合で宮崎放送が放送しているドラマのスペシャル版の場合は、その時間は過去の放送の中から再放送される。また土曜ワイド劇場の放送枠時間帯にサスペンス以外のスペシャルドラマが放送されたときは通常と同じ2日遅れでの放送となる。但し、テレビ朝日側が二夜連続ドラマの場合は過去の放送の再放送となる。)。字幕放送はなし。山陰中央テレビでは2年遅れで日曜13:00~14:55『TSKワイド劇場』のタイトルで放送されている。北日本放送では数ヶ月遅れで同じタイトルで土曜14:25~16:20に放送している(直前に土曜ワイドクイズを放送)。サンテレビジョンでは数週遅れで木曜19:30~21:25『木曜ワイド劇場』のタイトルで放送されているが、これは朝日放送との関わりが深いからなのであろう(但し、プロ野球中継挿入時は休止)。最近では、福井テレビ高知放送でも不定期放送されている。

  • 2006年現在のエンディングテーマ曲は、Kiroroの「もう少し」で、2003年10月から使用されている。(ちなみに、土ワイのテーマ曲は1996年7月に開始されたが、過去にはゴスペラーズZARDTRF辛島美登里松田聖子が担当。 後述)。
  • 1996年3月までは、主要出演者とともに原作者、脚本、音楽、監督が本編のオープニングに登場していた。
  • 22:00からの裏番組潰しの戦略として、22:05~10にベッドシーンやレイプシーンを入れていたという逸話は有名。明石家さんまはこれを10時またぎガールと呼んでいる。
  • なお、「27時間チャレンジテレビ」(1996年1997年のみ)などで、番組自体が休止されることもある。また、2003年までは「全英オープンゴルフ」編成時は90分の編集版(主に再放送。中止のときは120分)を放送したことがあった。この他サントリーミステリー大賞の大賞受賞作品のドラマ映像化作品もこの時間枠(但し土曜ワイドとしての放送は休止で、サントリーの単独提供)に毎年12月に放送されていた(制作は朝日放送)。
  • また、氷点(2006年)のように、通常の日曜洋画劇場の枠とともに土・日曜連続でのスペシャルドラマが放送される場合もある。その場合も土曜ワイド劇場としては放送が休止され、スポンサーも通常の番組スポンサーではなく、この特番のためのスポンサーが付く。
    2007年世界水泳選手権シンクロナイスドスイミングの開催される3月24日は、通常の19-20時台がキリンチャレンジカップサッカー・日本vsペルーの試合を優先したため、土曜ワイド枠で放送(土曜ワイドとしては休止)されるが、このときも通常スポンサーではなく、ヤクルトなどの大会協賛スポンサーで送る。

主なシリーズ

テレビ朝日制作分

(とくに表記のない作品については全て東映製作)

朝日放送制作分

作品に対する補足

放送局

新作 (地上波)

再放送 (地上波)

  • テレビ朝日:(月曜日~金曜日)15:00~16:53、(土曜日)12:00~13:55(別番組放送時あり。タイトルは『○曜サスペンス』【○の中に何曜日かが入る】。かつては『傑作ワイド劇場』(土曜日に限っては『土曜アンコール劇場』で番組の最後に『今夜9時 土曜ワイド劇場』というフリップが表示されていた)というタイトルだった)
  • 北海道テレビ放送:(土曜日)13:05~15:00(作品により13:00開始、15:30終了の場合あり)(タイトルは『土曜ワイド劇場傑作選』。字幕放送で再放送する作品もある(表示はなし)。なおスポーツ中継(北海道日本ハムコンサドーレ札幌の試合)及び「YOSAKOIソーラン祭り」の特番等がある場合は放送休止または土曜日午前(9:45~11:45)に時間変更する。また最近は『火曜サスペンス劇場』の作品(NTV版権切れ)が中心になっている(札幌テレビ放送でも土曜日午後(原則15:00~16:55、ただし特番により繰り上げ放送または放送休止の場合あり)に火曜サスペンス劇場 クラシック傑作選というタイトルで放送している)。なお『火サス』の作品の場合、『土曜ワイド劇場傑作選』のタイトルは用いない)
  • 青森朝日放送:(土曜日)13:00~14:55(タイトルは『土曜アンコール劇場』)
  • 秋田朝日放送:(土曜日)12:55~14:50(タイトルは『AABサタデースペシャル』)
  • 山形テレビ:(月曜日~金曜日)9:55~11:40(タイトルは『特選ドラマタウン』)
  • 北陸朝日放送:(月曜日~金曜日)15:00~16:50(タイトルは『お昼の傑作ワイド』。さらに土曜ワイド劇場以外の作品を放送することもあり)
  • 長野朝日放送: (月曜日~金曜日)15:00~16:54(タイトルは『abn午後のワイド劇場』)・(土曜日)13:00~15:00(タイトルは『abnスペシャル』)。いずれも土曜ワイド劇場以外の作品を放送することがある(TBS・NTVの版権切れの作品もある。TX「水曜ミステリー9」も、前身のものも含めごくまれにある)。
  • 静岡朝日テレビ: (月曜日~金曜日)13:58~15:50(タイトルは『傑作ワイド劇場』。さらに土曜ワイド劇場以外の作品を放送することもあり)
  • 名古屋テレビ放送: (月曜日~金曜日)15:00~16:54(タイトルは『メ~テレ劇場』(旧・『傑作ワイド劇場』)。さらに連続ドラマの拡大スペシャルを放送することもあり。また、土日昼枠で放送する場合が多い(その時は特にタイトルが付けられてない場合が多い)。さらに数年前に木曜ゴールデンドラマ讀賣テレビ放送制作)枠で放送された作品を放送したことがある)
  • 朝日放送: (月曜日~金曜日)13:55~15:46(タイトルは『アフタヌーンワイド』)、(土曜日)12:00~13:55(タイトルは『おひるのワイド120』)
  • 山口朝日放送:(月曜日~金曜日)14:00~15:49(タイトルは『YABシアター2』。さらに土曜ワイド劇場以外の作品を放送することもあり)・(土曜日)14:55~16:50(タイトルは『土曜スーパーワイド』。さらに別番組放送時あり)
  • 瀬戸内海放送:(月曜日~金曜日)15:05~16:51(タイトルは『サスペンスPark KSB』。「旧火曜サスペンス劇場」や「旧月曜ドラマスペシャル」作品を放送することもあり。土日昼枠『スペシャルPark KSB(土曜)』『日曜Park KSB』でも放送する場合もあり)
  • 九州朝日放送:(月曜日~金曜日)14:05~15:55(タイトルは『○曜2時のサスペンス』【○の中に曜日が入る】。さらに土曜ワイド劇場以外の作品を放送することもあり)・(土曜日)13:00~15:00(タイトルは『土曜アンコール劇場』)
  • 琉球朝日放送:(月曜日~金曜日)15:00~16:50(タイトルは『○曜サスペンス』【○の中に曜日が入る】)

※そのほかの系列局でも不定期で再放送が行われている。

再放送 (衛星波)

    • テレ朝チャンネル (CS)再放送:不定期(CMカット)
    • BS朝日 再放送「土曜ワイド劇場ハイビジョン傑作選」として2006年11月27日から12月1日の1週間限定で20:55~22:45(11月27日のみ20:55~23:00)にハイビジョンで放送。2007年現在は土・日曜日の昼間の時間帯に放送されているが放送開始時間はその日により異なる。

かつてネットしていた放送局

もともと放送のない地域

  • 徳島県
    • ただし朝日放送、瀬戸内海放送、愛媛朝日テレビを受信すれば視聴可能。
  • 佐賀県
    • ただし、県内のほぼ全ての地域で長崎文化放送、熊本朝日放送、九州朝日放送のいづれかの区域外受信可能。

歴代エンディングテーマ

1996年07月からこのタイアップ曲によるエンディングテーマが使われるようになった。これ以前は、作品に因んだ曲や専用のBGMがエンディングテーマとして使われていた。現在もまれにこの従来通りの選曲を行なう作品が存在する模様。

歴代オープニング

  • 1977.07~1994.03:赤いスポットライトが、突然緑に変わり、最後に、白い文字で、2世代前のタイトルロゴが現れ、その後はスポットライトが踊るというもの。OPで唯一のフィルム作品、1982.10~1986.03の「月曜ワイド劇場」オープニングも同じだが、「土」の部分は「月」に差し替えていた。BGMは、オーケストラのメロディーで、ミステリアスな曲。)
  • 1994.04~1996.03:新宿副都心の高層ビルの風景から、回廊の階段を逃げるように下りる女性→赤ワイン→ワインがこぼれる様とから血が混じる海にダブらせる映像から起き上がると夜景になり、1世代前のタイトルロゴ(黒い縁に青い背景)がCGで現れるというもの。(BGMは、ジャズ気分な大野克夫による作曲 「フィルムコンポーザーセレクション 大野克夫 テレビ編 ~太陽にほえろ!/ザ・刑事~」に収録 VPCD-81139。)
  • 1996.04~1997.03:ホラー映画っぽい形で、最後に現在のタイトルロゴ(金色の背景)が現れるというもの。(BGMは、ホラー映画にぴったりな曲で、提供提示のところあたりでは「あなたの愛になりたい」の一部らしきメロディーが流れた。)
  • 1997.04~2004.10:20周年記念を目前に制作。OP監督は佐藤嗣麻子金田一耕助風の人物が女の子を捕まえるというもの。映像内に出てくる小道具や金田一耕助風の人物以外の人物を見るに、金田一耕助シリーズ(悪魔の手毬歌など)、のいくつかを混ぜてモチーフに使っている模様である。(これもBGMは、ホラー映画にぴったりな曲。BGMは、ミステリアスな曲『Diabolic Sequence』(作曲:片倉三起也
  • 2004.11~現在使用中:20作のシリーズ作(一覧は前述)の1シーンが、フォトレタッチ加工のイラストで描かれるというもの。画面サイズが16:9のワイド画面になった。(これもBGMは、ホラー映画にぴったりな曲。)

備考

  • 1989年1月7日、この日は新春特別企画「家政婦は見た!」を放送する予定であったが昭和天皇崩御に伴う報道特別番組に差し替えとなり、悲しみに包まれる中、テレビ朝日にサスペンスファンの苦情が殺到したという。(「家政婦~」は後日、昭和天皇の大喪の礼後に放送された。)
  • 2003年9月6日は、土曜ワイド劇場の放送を休止し、石原裕次郎の十七回忌、石原プロモーション創立40周年、そしてテレビ朝日開局45周年に合わせて、テレビ朝日の往年の人気刑事ドラマ西部警察の復活版である『西部警察 WESTERN POLICE 2003』と題した二時間のスペシャルドラマを放送する予定だったが、同年8月12日、その続編である『西部警察 2003』と題した連続ドラマ(同年10月から12月までの毎週木曜日夜8時からの1時間枠にて全10話を放映する予定であった)のロケ先だった愛知県名古屋市での撮影中の事故で『西部警察 2003』の制作の打ち切りと10月からの放映中止を発表し、この事故の影響で既に制作が終了し放映を待つのみとなっていた『西部警察 WESTERN POLICE 2003』の放映を無期限延期とすることとなり、その代替番組として土曜ワイド劇場が通常通り放送された。
  • 1970年代の作品を見ると劇用車がほぼマツダ車(ルーチェコスモRX-7など)になっていることからマツダがスポンサーになっていた。1980年代後半からはトヨタ日産などの車両が使われるようになりほとんどの作品はトヨタと日産が半々で劇中に登場している。最近では、トヨタゼロクラウンマークX日産・フーガなど最新車種が覆面パトカーとして使用されるケースが多く、沖縄ロケの場合は覆面パトカーはニッポンレンタカーの2000cc車両を使用してた場合があった(殺人ロケ、牟田刑事官など)。まれにホンダやマツダ、スバルの車両も登場しているが登場回数は明らかに低い。出てきてもエンブレムが色テープやモザイクで消されている場合がある。ちなみに現在の提供スポンサーの中にスズキが入ってるがあまり登場することはない。ちなみに劇用車は作品ごとに変化が見られる。
  • 時折、カンニング竹山隆範が、裏番組日本テレビ系のエンタの神様で、「今チャンネルを回せば二時間ドラマの犯人がわかる。」と言っているが「二時間ドラマ」とはこの土ワイを指しているものと思われる。しかし、指摘した時間ではすでにドラマは終了していた(野球で時間が遅延になった場合は別)。
  • クロスネット時代のRABでは、「24時間テレビ愛は地球を救う」内で「24時間テレビナイター」放送した時のみナイター中継の延長オプションを行使(通常は20時54分で飛び降り)した為、この時間帯に放送する当番組を14時から先行放送していた(この時のみANNマストバイ局HTBよりも早く放送)。
  • ABC制作の作品では、土地柄からか関西在住の俳優・タレント・芸人が有名無名、役柄を問わずキャスティングされる事が多い。中でも同局のローカル番組の出演者が登場することが多く、最近では「おはよう朝日です」のレポーターを務める楳崎静香や、「ごきげん!ブランニュ」のレギュラーであるメッセンジャーあいはらも出演した。

スポンサーに関して

  • 21時台が複数社提供になってからは21時台から22時台へ提供チェンジする際にスポットCMが入るようになっている。(以前は22時台前半までスポットCMが入らなかったり、番組終了までスポットCMが入らなかった。)
  • 番組開始当初のスポンサーは東芝を筆頭にした複数社提供だった。(中にはアルビローラー電電公社もスポンサーに一時期なっていた。)
  • テレビ朝日の場合、最近まで20時58分からの事前番組のスポンサーが入ってたが(明光商会石丸電気三菱地所などが担当)、スポンサーがなくなり右下の画面にかつて提供テロップのところに/tv asahiのロゴマークが入る。

2006年現在の番組スポンサー

  • 先ほども述べたが、2002年4月以降21時台は30秒CMの複数社提供となっている。2006年10月からは11社に増えたが10社はそのまま21時台のスポンサーだが、もう1社は22時台・A枠にそれぞれ週替りローテーションで提供している。

過去に提供していた番組スポンサー

東芝以外にもさまざまな業種の企業が提供していた。

など。

外部リンク