ドラえもん のび太の新魔界大冒険 〜7人の魔法使い〜
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| ドラえもん のび太の新魔界大冒険 〜7人の魔法使い〜 |
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|---|---|
| 監督 | 寺本幸代 |
| 脚本 | 真保裕一 |
| 出演者 | レギュラー 水田わさび 大原めぐみ かかずゆみ 木村昴 関智一 千秋 ゲスト 相武紗季 河本準一 久本雅美 |
| 配給 | 東宝 |
| 公開 | |
| 興行収入 | 35.4億円 |
| 前作 | ドラえもん のび太の恐竜2006 |
| 次作 | ドラえもん のび太と緑の巨人伝 |
『ドラえもん のび太の新魔界大冒険 〜7人の魔法使い〜』(ドラえもん のびたのしんまかいだいぼうけん しちにんのまほうつかい)は、2007年3月10日公開の映画「ドラえもん」シリーズ通算第27作(第2作2期シリーズ第2作)。この作品は、1984年3月17日に公開された『ドラえもん のび太の魔界大冒険』のリメイク。
映画を漫画化した作品『ドラえもん映画ストーリー のび太の新魔界大冒険』が岡田康則によって執筆され、『月刊コロコロコミック』2007年1月号から3月号に掲載された。また、関連作品として『ドラえもん 映画なぞ解きスペシャル』がある。
注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。
目次 |
[編集] 舞台
- 魔界星
- 悪魔らの住む星。魔王デマオンの独裁政治によって成り立っている。赤い月があるのが特徴。
- なお『ドラえもん 映画なぞ解きスペシャル』にてさまざまな裏設定が明かされている。それによると、魔王の城では悪魔らの賄賂による出世や仕事の上意下達などがまかり通っている。また悪魔の位の最高は星5つまで確認されている。悪魔の性格はノビマやドマエもんのように人間に近い者もいる。悪魔らの使うドラゴンは野生のものを捕獲して訓練したもの。
[編集] ゲストキャラクター
- 満月美夜子
- 声:相武紗季(幼い頃:松元環季)
- 満月牧師の娘。非常にきれいでのび太らがみとれるほど。魔法の腕もかなり高く、絨毯の操縦ではA級ライセンスの持ち主である。悪魔たちに魔法で動物の姿にされてしまうが、本作では初めはネズミの姿にされ、その後にしずかたちによってネコの姿に変えられる。(原作、および旧作では最初からネコにされている)幼い頃は髪が長かったが現在は短くしている。旧作では身につけているペンダントから水晶球などの道具が出てくる設定があったが、本作では特に機能は持たない。
- 満月牧師
- 声:河本準一
- 魔法世界では牧師で魔法学の研究者であり、樹海の森にある教会に美夜子と共に住んでいる。美夜子の幼い頃に妻を失っている。魔界星の接近の危険性を説いている。現実の世界では宇宙の研究者(映画公式パンフレットでは天文学者)で、冒頭とエンディングに少し登場。
- 美夜子の母
- 美夜子が幼い頃に病に倒れたとき、美夜子の病を魔法で治そうと悪魔と契約し、代償として命を落とした。原作および旧作には未登場。
- メジューサ
- 声:久本雅美
- デマオンの配下の悪魔でデマオンに次ぐ恐ろしい悪魔とまでいわれる。美夜子のペンダントと似たものを身につけている。旧作では脇役だったが本作ではデザインもより人間に近い姿で描かれている。その正体は、契約の代償として美夜子の母の魂がデマオンに捕られて洗脳されていた者である。元々は人間の魂から造られた悪魔なので悪魔の天敵である月に行くことができた。消滅する間際に、重要な情報をドラえもんたちに伝える。
- デマオン
- 声:銀河万丈
- 地球を侵略しようとしている魔界の魔王。その弱点は心臓に銀のダーツを打ち込むこととされているが、実は彼の心臓は左胸ではなく別の場所にあった。
- 栗饅頭が好物。(『ドラえもん 映画なぞ解きスペシャル』「魔王さまに○○を… 悪魔の城のヒミツ」による)
- 『月刊コロコロコミック』に掲載された「ドラえもん 新・のび太の宇宙開拓史」情報では、何故かデマオンらしき人物が描かれている。
- ギム
- 声:山崎バニラ
- 最初に地球に偵察にやってきたサルのような使い魔。メジューサと行動を共にしている。旧作では名前は明らかにされていなかった(後述)。
- 実は一度地球を訪れている。ドラえもんらは気づいていないが、ドラえもんらの顔もそのときに知っている。(『ドラえもん 映画なぞ解きスペシャル』「序章・新魔界大冒険」による)
- 三つ星悪魔
- 声:宇垣秀成
- デマオンの側近の1人。DVD版では三ツ星Aと字幕が出る。名前こそ明示されなかったが、南極に落下した絨毯の調査や、魔王の城から逃走するドラえもんたちの追跡の指揮を執るなど、劇中で果たした役割は意外と大きい。また、彼はメジューサを呼び捨てにしている一方、二つ星の悪魔は様付けで呼ぶことから、メジューサは三つ星のランクであると推察される。
- ナルニアデス
- 魔界歴程を記したとされる伝説的人物。地球を悪魔から守るために、人類として唯一魔界星に足を踏み入れ、また月の光に悪魔に対抗する力を与えた。
[編集] 声の出演
- ドラえもん:水田わさび
- のび太:大原めぐみ
- ジャイアン:木村昴
- スネ夫:関智一
- しずか:かかずゆみ
- ドラミ:千秋
- セワシ:松本さち
- 出木杉:萩野志保子(テレビ朝日アナウンサー)
- 先生:高木渉
- はる夫:山下亜矢子
- バッター:福圓美里
- 審判:桃森すもも
- のび太のママ:三石琴乃
- のび太のパパ:松本保典
- 幼い美夜子:松元環季
- デマオン:銀河万丈
- ギム:山崎バニラ
- 使い魔:後藤史彦、幸田昌明
- 一つ星悪魔:板倉大、東明弘
- 二つ星悪魔:深津智義
- 三つ星悪魔:宇垣秀成
- コックの悪魔、バット君:高戸靖広
- マミ:瀬那歩美
- 編集:成田剣
- 医者:菅原淳一
- リポーター、トンポコ:まるたまり
- 満月美夜子:相武紗季[1]
- 満月牧師:河本準一(次長課長)
- メジューサ:久本雅美
- 二つ星悪魔:つぶやきシロー
- アナウンサー:大下容子(テレビ朝日アナウンサー)
- 女の子:hiroko(mihimaru GT)
- 郵便配達員:miyake(mihimaru GT)
[編集] スタッフ
シンエイ動画の元社員でドラえもんファンでもある作家の真保裕一が脚本を担当し、監督は、ドラえもん映画作品としては初(『ドラミちゃん』シリーズなどでは前例あり)の女性監督、寺本幸代。また、作画監督も同じく女性アニメーターである金子志津枝が起用され、作画は前作『ドラえもん のび太の恐竜2006』で表現された手描きタッチ線を引き継ぎながらも多少綺麗に整理した線で描画されている。
- 原作:藤子・F・不二雄
- 脚本:真保裕一
- 総監督:楠葉宏三
- 演出:腰繁男
- 作画監督:金子志津枝
- 美術監督:土橋誠
- 3DCGスーパーバイザー:木船徳光
- 撮影監督:熊谷正弘
- 編集:岡安肇
- 録音監督:田中章喜
- 効果:糸川幸良
- 音楽:沢田完
- チーフプロデューサー:増子相二郎、杉山登
- 監督・絵コンテ:寺本幸代
- 原画:大塚正実、大城勝、夏目真悟、橋本とよ子、西村貴世 他
- 色彩設計:吉田晴絵
- 3DCG監督:奥村優子
- 予告編ディレクター:小江英幸、小川和子、大民志賢
- おまけ映像:渡辺歩、津田輝王、角野弘明
- アニメーション協力:ベガエンタテイメント
- プロデューサー:小倉久美、吉川大祐、藤森匠、山崎立士
- 制作:「映画ドラえもん」制作委員会(藤子プロ、小学館、テレビ朝日、シンエイ動画、ADK、小学館プロダクション)
[編集] 主題歌
- オープニングテーマ『ハグしちゃお』
- 作詞:阿木燿子、作曲:宇崎竜童、編曲:京田誠一、歌:夏川りみ(ビクターエンタテインメント)
- エンディングテーマ『かけがえのない詩』
- 作詞:hiroko,mitsuyuki miyake and Hidemi、作曲:mitsuyuki miyake、編曲:mitsuyuki miyake and takashi morio
- 歌:mihimaru GT(ユニバーサルJ/tearbridge production)
[編集] 新旧作品の違い
- 現実世界との関係
- 旧作『ドラえもん のび太の魔界大冒険』では魔法世界で魔界星が接近し、地球の終わりが来るといわれていたが、本作では現実世界の地球にも謎の天体(漫画版などではブラックホールと描かれている)が接近し、現実世界も危ういという場面が描かれている。
- 出木杉の解説
- 旧作冒頭の、出木杉による魔法と科学の関係の解説がカットされている。一応、序盤中にドラえもんが説明するシーンがあるが、出木杉の説明と比べると非常に内容の薄いものであり、具体的に説明されないまま終わってしまう。
- 満月先生
- 旧作では魔学博士との設定であったが、本作では現実の世界では宇宙の研究者(映画公式パンフレットでは天文学者と書かれている)であり、魔法世界では牧師で魔法学の研究者という設定になっている。また、満月一家の家も原作および旧作では高井山にある屋敷となっているが、本作では樹海の森にある教会となっている。
- 美夜子への反応
- 旧作では美夜子の初登場シーンでのび太が美夜子にみとれるシーンがあったが、本作では美夜子との出会いのシーンでスネ夫やジャイアンも美夜子の姿にみとれている。
- また、旧作ではネコの姿の美夜子に何の興味も示さなかったドラえもんだが(原作ではのび太の家に上がりこんできたネコの美夜子を「すててきなさい。」とのび太に指示する描写がある)、本作ではネコの美夜子にメロメロになる(さらに美夜子が元に戻ると残念がる)シーンがある。
- ギム
- 今作で正式に名前が付けられた。ギムという名は鳴き声の「ムギーッ」を元にしたといわれる。旧作では明らかにされていなかったが、設定では「魔界ザル」と呼ばれていた。旧作を基本としたゲームソフト『ドラえもん ギガゾンビの逆襲』では「デビルモンキー」(色違いに「オニザル」)、『ドラえもん3 魔界のダンジョン』では「サイコウッキー」という名前(種別名)になっている。
- パラレルワールドの設定
- 旧作では「もしもボックスにより出来た世界」と説明されていたが、今回の作品ではそういった別の世界(魔法世界)が初めから存在しており、もしもボックスによって現実世界との相互の関係を入れ替えたと説明されている。これにより、ギムが現実世界に来た矛盾などを解消している。
- ナルニアデス
- 本作では地球を悪魔から守るために魔界星に踏みいったとされ、月の光に力を与えたという設定も追加されている。
- 魔界星の難所
- 旧作では、ドラえもんら一行が魔界星に着陸してからデマオンの城へ辿り着くまでの間にいくつもの難所を通過しているが、本作ではこれらのシーンが大幅に縮小されている。南極圏の寒さに難儀する場面のみ残され、人魚の海、帰らずの原、魔獣の森といった難所の数々は全てカット。それに合わせ、道路光線や耳バンといったひみつ道具の登場もカットとなった。
- 大魔王デマオンの心臓
- 旧作では「デモン座のアルファ星」で魔界星から離れた場所にあることになっているが、本作では魔界星の月(衛星)となっている。
- ドラミの登場
- 事件の発生する前の夜にドラえもんが突然腹痛を起こし(ポケットの中ののび太とドラえもんが暴れたため)、一時的に22世紀に帰るという展開が追加される。その際、ドラミとセワシが序盤のうちから作品に登場している。
- この場面の追加により、旧作での「なぜ後半に、突然ドラミが現れたのか」という疑問に決着が付く。
- 決着
- 旧作では最後の銀の矢をジャイアンが放っていたが、今回の作品ではのび太が放っている。放った直後に、ドラミがビッグライトを使って矢を大きくするのは、原作と共通。
- ひみつ道具
- 旧作に登場しない「月光灯」「オールシーズンバッジ」などが本作で活躍する。代わりに「道路光線」などは登場しない。
- また、魔界星の大魔王の城へ乗り込んだ際に使用したひみつ道具が「石ころぼうし」から「モーテン星」に変更されている。
[編集] ドラえもん 映画なぞ解きスペシャル
『ドラえもん 映画なぞ解きスペシャル』は2007年3月23日に放送された作品。テレビアニメ『ドラえもん』の特別番組。
魔法世界ののび太を主人公としたエピソード「魔法使いのび太」や、のび太そっくりの悪魔ノビマとドラえもんそっくりの小悪魔ドマえもんが主人公のエピソード「悪魔城の秘密」、そして映画のプロローグとなるエピソード(使い魔であるギムを主人公としたもの)「序章・新魔界大冒険」の3本から成る。
[編集] 登場人物
- ノビマ&ドマえもん
- 「魔王さまに○○を… 悪魔の城のヒミツ」に登場する。田舎出身の悪魔で、のび太とドラえもんに酷似する。新入りのためノビマは0.5星悪魔である。実は捕らわれた美夜子らに会っている。魔王デマオンへ秘密の箱を運ぶことになるが、魔王にとって知られたくない秘密を知ってそれを笑ったため、2人とも魔王から罰を受け、仕事の厳しさを知って田舎に帰ることになる。
- 女の悪魔
- 声:かかずゆみ
- 「魔王さまに○○を… 悪魔の城のヒミツ」に登場する。帽子をつけておらず位は不明。誤ってメジューサの部屋に入ったノビマとドマえもんに対しメジューサの恐ろしさを話した。また、他の悪魔と異なり羽が生えている。
[編集] その他
- 前作『ドラえもん のび太の恐竜2006』では大勢の人々の中に紛れ込んで登場した魔美だが、今回も劇中劇(アニメ)「魔法少女マミ」の主人公として魔美とトンポコ(『エスパー魔美』でのコンポコに似る)が登場している。また、現実世界ではのび太の部屋に、前作で登場した「卵から恐竜が飛び出すおもちゃ」や「ピー助と遊んだピンク色のボール」が置いてあるため、前作と世界観を共有していると思われる。寺本監督はこれを「ドラえもんたちは継続した時間の中で生きている」としている。
- ジャイ子がのび太らと同じ学校に通っている描写や、生徒の教室でのおしゃべり、野球をしている子供たち、下校している様子やドラえもんの劇中劇(漫画)「ライオン仮面」と「オシシ仮面」のボトルフィギュアがのび太の部屋の棚に飾ってあったりしているなど、原作や旧作よりも普段の日常生活が多く描かれている。他にも映画冒頭の研究所内モニターに増え続ける栗まんじゅう(てんとう虫コミックス『ドラえもん』17巻収録「バイバイン」を参照)が映っていたり漫画家のフニャコフニャ夫先生と担当編集者が魔法世界に一瞬だけ現れるなど、細かい原作ネタが散見される。
- これまでの映画版やテレビシリーズでは日付が変わってもほとんど同じ服を着ているのび太らだが、今回は普段着が日ごとに変わっている。
- 映画の冒頭に探査機「ボイジャー5号」が登場するが、実際のボイジャーは2号までで、これは架空の探査機である。なお、一部にはこのボイジャー5号を人工衛星と記述する資料もあるが、DVDなどでは「探査機」と記されている。
- 本作でも、しずかのスカートをのび太が魔法でめくり、たびたびしずかのパンツが披露される。本作の方がリメイク前よりも露出度が高い。
- 1986年公開『ドラえもん のび太と鉄人兵団』以降より恒例だった、アバンの「ドラえも〜ん!」の叫びが3年振りに復活した。
- 映画のエンドロールが終わった後には前作と同じくおまけ映像があり、その中で翌年にも映画が公開されることがドラえもんによって発表されている。ちなみに28作目は過去の大長編ドラえもん作品のリメイクではなく、前作を監督した渡辺歩によるオリジナル作品(とはいえ、ドラえもんの中にあるエピソードをベースにする)になる予定だと、書籍『映画ドラえ本「のび太の新魔界大冒険 〜7人の魔法使い〜」公式ガイドブック』のインタビュー記事内で楠葉宏三総監督が語っている。なお、2008年新作映画の特報映像は2007年7月13日放送のテレビアニメの中で初公開され、タイトルは『ドラえもん のび太と緑の巨人伝』であると発表された。
- アフレコを各自キャストで録音するのではなく、全員で一度に録る手法を用いた。
- 本作をもとに、ニンテンドーDS用ゲームソフト『ドラえもん のび太の新魔界大冒険DS』が発売されている。
- 劇場予告編では、ドラえもんたちが魔界へ出発するときからドラミが同行しているように見えるが、このカットは本編には使われていない。
- 前作に引き続き、本作品は中華人民共和国においても公開され(2008年1月22日公開)、台湾でも公開され(2008年7月25日公開)、韓国でも公開された(2008年7月17日公開)。
[編集] キャッチコピー
- キラキラかがやく、君になれ!
- DORAEMON THE MAGIC 2007
[編集] 関連企画
- 2007年2月から3月まで運行の「みなとみらい号」は、ドラえもんのヘッドマークを掲出して運行した。

