ジャイアニズム

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ジャイアニズム和製英語: Gianism)とは、漫画およびアニメの『ドラえもん』に登場する主要キャラクターのひとり、ジャイアンこと剛田武の作中における言動を、ジョーク的に思想と捉えるべく名づけられた名称である。剛田主義(ごうだしゅぎ)とも呼ばれる。

目次

[編集] 意味

1990年代に見られる俗語であり、学術的に正式な定義がされたものではない。

その根本は、「横取りジャイアンをこらしめよう」(初出:小学四年生1982年9月号)においてジャイアン本人が発した「おまえのものはおれのもの、おれのものもおれのもの」という言葉に示される通り、自らの所有物(占有物)については当然に自分の所有権を主張しつつ、他者の所有物に対してさえも全く法的な根拠なしにその他者の所有権を否定し、所有権が自分に属することを暴力的に主張するという、極端に利己主義、独占主義的な思想である。

前述したとおり正式な定義がされているわけではないが、自己中心的な人に対し、時に皮肉を込めた意味で「ジャイアニズム」と言う言葉が使われることがある。

[編集] 引用元の候補

  • ひょっこりひょうたん島』の盗賊グッバイジョウのテーマ曲に「オレのものはオレのもの 人のものはオレのもの だから地球はオレのもの」(作詞井上ひさし)というものがある。
  • シェイクスピア『尺には尺を』において「What's yours is mine, and what's mine is my own.」とのくだりがある。
  • チャールズ・ディケンズの小説。
  • 毛沢東語録』旧版において 劉少奇同志は「一部の人々の手は特別に長い。かれらは自分の個人的利益をはかるだけで、党全体の利益や他人の利益にはあまり関心をもたない。」といったことがある。「おれのものはおれのもの、おまえのものはおれのもの」(大笑い)というわけだ。 とのくだりがある。この記述は劉少奇の失脚とともに削除された[1]

[編集] 類型

他にも、ジャイアンのジャイアニズムに属する可能性のある決めゼリフとしては、

(スネ夫に漫画を返してくれないと抗議され)「いつおれが返さないと言った?永久に借りておくだけだぞ!」

この言葉は直接はジャイアンのものではなく、同様に扱われている別の登場人物(ドラえもん8巻「とうめい人間目薬」ドラミちゃん)によるもの。単行本ではジャイアンとして登場しているが、連載時は「ドラミちゃん」の連載シリーズに登場していた「カバ田」というキャラクターである。容姿性格はジャイアンのジャイアニズムを踏襲している。

またあるいは、

(どちらの主張が正しいか考えずに)「正しいのは、いつも俺(様)だ!」

「この町で俺にかなうものはいない。俺は王様だ。さからうものは死けい! アハハ。いい気持ちだ」

などというものもある。

手前勝手で不条理な主張をするのみならず、無茶な言い分が通らなければ暴力など実力行使に出るということや、以上のような自らの行動について悪びれない点を含めてジャイアニズムと見なされることが多い。

[編集] 脚注

  1. ^ 毛沢東著,竹内実訳 『毛沢東語録』,平凡社ライブラリー,1995年 ISBN 4582761275 より、24章 誤った思想を是正しよう 7節 「党の作風を整頓せよ」(1942年2月1日),pp.226。

[編集] 外部リンク

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