完全走破!日本縦断2002キロ高速道路の旅
完全走破!日本縦断2002キロ高速道路の旅 | |
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ジャンル | バラエティ番組(走行映像記録番組) |
放送 | |
放送局 | フジテレビジョン |
音声形式 | 音声多重放送 |
放送国・地域 | 日本 |
深夜・関東ローカル枠 | |
放送期間 | 1987年10月15日 |
放送分 | 2時間28分 |
特記事項: 1993年8月7日、2007年12月9日および12月31日に再放送された |
完全走破!日本縦断2002キロ高速道路の旅(かんぜんそうは!にほんじゅうだん2002きろこうそくどうろのたび)は、1987年10月15日深夜にフジテレビの深夜単発枠「THE TV2 (JOCX-TV2)」で放送された単発番組である。
自動車で高速道路(一部都市高速道路、有料道路も)を使い、青森県青森市から熊本県八代市まで(本州・九州)を縦断した車窓からの映像を、およそ2時間半に編集して放送された。
本項目では、実質的続編番組である『新・完全走破 高速道路の旅』についても併せて記述する。
概要
1987年9月9日、首都高速川口線千住新橋ランプ - 川口JCT - 東北自動車道浦和IC間の開通により、東北地方から九州までが一本の高速道路で結ばれた。これを記念して、主要縦貫道を通して北は東北自動車道青森ICから、南は当時九州自動車道の終点であった八代ICまで、車両にカメラを固定して走行する映像を放送した。
走行区間
高速自動車国道の路線網はまだ接続しておらず、一部の区間で都市高速道路や有料道路を経由している。撮影当時、九州自動車道えびのIC - 鹿児島北ICは既に開通していたが、八代IC - えびのICが未開業であったため、八代ICで終点となっている。
- 東北自動車道 青森IC - 川口JCT(映像では一部区間が省略、後述)
- 首都高速道路
- 東名高速道路 東京IC - 小牧IC
- 名神高速道路 小牧IC - 吹田JCT
- 中国自動車道 吹田JCT - 下関IC(当時広島北JCT - 鹿野IC間の一部区間は暫定2車線での供用)
- 関門橋 下関IC - 門司IC
- 北九州道路 春日出入口 - 黒崎出入口・北九州直方道路 黒崎出入口 - 馬場山出入口(いずれも後の北九州高速4号線。当時は九州道小倉東IC - 八幡IC間が未開通だったため並行する両区間を走行。)
- 九州自動車道 八幡IC - 八代IC
当時の通行料金(普通車)は、青森IC - 川口JCT 11,700円、首都高速 600円、東京IC - 八代IC 22,900円、計 35,200円であった。
地上波でのネット及び再放送
1987年当時は首都圏のみの放送で、首都圏以外では1988年3月に関西テレビ『真夜中テレビ』枠で放送された。その後1993年8月7日にフジテレビ深夜枠で改めて放送された。
CSでの放送
2007年12月にフジテレビ739で『フジテレビ深夜番組プレイバック!』として再放送され、これが初の全国放送となった。2008年以降も不定期に再放送されており、同年4月には『SWALLOWS BASEBALL L!VE2008』が雨天中止になった際の雨傘番組としても活用された。
映像内容
実際の撮影期間は3日間にわたっており、走行映像は大幅に早送りしている。倍速の速度は一定ではなく、渋滞区間(首都高向島線 堀切JCT付近 - 東名高速道路 東京本線料金所、東名高速道路 秦野中井IC - 静岡県境付近)や東北自動車道(仙台南IC - CM直前)では極端に速い早送りを行っている。また、秋田県から岩手県(小坂PA先 - 岩手山SA手前)と福島県から栃木県(白石IC先 - 上河内SA手前および福島県内全区間)にかけての部分は、時間的制約からか大幅にカットされた。
県境を通過する際は、その県の名所・史跡・祭事・風景が描かれた写真が数秒間表示される(福島県・佐賀県は省略)。必ずしも県境を越えたすぐ後に表示するとは限らない(例えば静岡県の場合は県境ではなく静岡IC通過後に表示されていたり、神奈川県の場合は大井松田IC通過後に箱根の史跡や風景写真が数秒間表示されている)。
東北道長者原SA、名神高速養老SA、中国道勝央SA・鹿野SAでは給油のために給油所に停車している。このうち、鹿野SAの給油所はその後閉鎖された。
撮影方式
撮影に使用された車は、ハイエースのスーパーロング(コラムシフトのMT)。ルーフ上にキャリアが設置されている。助手席側のダッシュボード上に作成した台へ特別にコマ数を調整した2台の16ミリカメラを設置し、それらを交互に使用することで寸断なく撮影された。カメラ切り替えのため寸断した様子が伺えるシーンも少なからずある[2]。ちなみに翌年9月に放映された「完全走破!上野〜札幌寝台特急北斗星の旅 」では1台のカメラから2台のVTRで交互に収録する方式になっている。
カメラは映画用のフィルムカメラを使用し、撮影コマ数を減らしてフィルムの消費を抑えると共に、もとから早送り映像での記録が可能となった。その上で東北自動車道の秋田県内の大半および福島県内全てをカット、渋滞区間などでの更なる早回しなどを行って番組本編の尺に収めていた。
音声
走行映像は車両の走行音ではなく、基本的に1960年代を中心とした洋楽または邦楽のヒットソングが流れる。当時まだ珍しい音声多重放送(主音声では洋楽、副音声で邦楽)であった。なお、フジテレビ739での放送は音声多重放送(モノラル2重音声)ではなく、フジテレビ721で放送している「F1グランプリ」と同じ、第2音声を使った放送(いわゆるステレオ2音声放送 洋楽が第1音声、邦楽が第2音声)である。
日別の撮影区間
走行風景の撮影は日の出から日没までの間のみ行われており、全区間の走破に3日かかっている。途中静岡県内および熊本県内で撮影中に日没を迎え、翌朝に撮影中断区間から撮影し直している。一日目終了後はCM(後述)に入り、二日目が終了時は一旦映像が暗くなった後三日目が始まる。日ごとの撮影区間は以下の通り。
- 一日目:東北道青森IC - 東名高速薩埵(さった)トンネル先(由比PAを過ぎて最初のトンネル、蒲原トンネルを参照)。
- 二日目:東名高速蒲原BS - 九州道鹿央BS先(植木ICの2km手前)
- 三日目:九州道鹿央BS手前 - 九州道八代IC
なお、撮影再開直後の一部(2日目の蒲原BS - 薩埵トンネル先、3日目の鹿央BS手前 - 植木ICの2km前)は前日と撮影区間が重複している。
文字列(テロップ)
- 完全走破!日本縦断2002キロ高速道路の旅の題名(大きいもの)はオープニングと二日目の最初(東名高速・静岡県内の蒲原BS付近)に表示される。
- インターチェンジまたはジャンクション、サービスエリア及び東北道・首都高・東名・名神・中国道・関門橋・北九州道路/北九州直方道路・九州道に入る場合のみ、テロップが表示される。首都高・北九州道路/北九州直方道路のIC・JCT・SA・PAは表示されない。なお、東北自動車道高舘PAおよび東名高速及び名神高速道路小牧ICはテロップ表記が行われずに通過する。また進行方向から見て流入のみのハーフインターチェンジ(東京IC・瀬田西IC・中国吹田IC・中国池田IC)も同様である。
- IC・JCTの場合は画面の右下にインターチェンジ名あるいはジャンクション名が表示され、SA・PAの場合は画面の右上に実際の予告案内に使われる記号を添えて表示される。JCTの場合は「小牧JCT」などと名称に「JCT」の文字列を加えて表示される。なお、サービスエリアが併設されている大津ICだけは例外でサービスエリア名とセットで表示されている。また、鳥栖JCTを除いて全ての名称には読み仮名が振られている。
- 実際にIC・JCT・SA・PAのテロップが表示されるのは出口または入口の約1km手前付近で表示されるが、浪岡IC等のように出口直前で表示される場合もある。
- IC・JCT・SA・PAのテロップのうち、東北自動車道は緑色、東名高速道路はピンク色、名神高速道路は濃い青色、中国自動車道は薄い青色、九州自動車道はオレンジ色で表示されている。これは日本道路公団時代に道路施設協会が発行していた「SAPAガイド」のラインカラーでもあった。
スタッフ
走行映像の注目点
- 東北自動車道
- 東北自動車道の古川IC - 大和IC間では工事による対面通行規制のため反対方向の車線に移動するシーンがある(映像ではコーンを用いているが、現在は対面通行規制の際は暫定2車線区間で使用されるポールを仮設置している)。
- 福島県のテロップが出るが、実際は福島・宮城県境すら越えておらず、福島県はすべてカットされている(県境は国見SA付近になる)
- 東名高速道路
- 御殿場IC通過後、駒門PAの先に、当時建設途中であった裾野ICの流出路及び流入路を見ることができる。
- 前述の通り、小牧ICでは小牧ICのテロップは表示されず、東名高速道路から名神高速道路に路線が変わった事を告げるテロップが代替的に表示される。
- 名神高速道路
- 一宮ICの情報表示板は出口予告1km手前(実際は出口より約1.2km手前)に設置されている。(通常は出口より約300m手前)現在でも情報表示板は出口予告の1km手前に設置されている(撮影当時の旧式と差し替えられている)。
- 中国自動車道
- 現在の吉川JCTは撮影当時まだ工事中だったが、開通までまだ間があった段階で標識(緑色の板で隠されていた)を設置しているのが伺える(通常新たにジャンクション工事をする場合で標識を追加する場合は、開通直前で設置される)。
- 広島北JCT - 戸河内ICにかけての暫定2車線区間で、現在の加計東トンネル内で作業による片側交互通行が行われているのが確認できる。
- 映像では吉和SAの入口予告の標識がICと同じようなもの(通常のSA・PAの入口予告の標識の反転形)となっている。これは今でも下り線の入口地点、及び上り線の1km手前地点に残されている。
- 小月IC - 下関IC間で工事が行われているところで、一部は片側2車線(走行車線・追越車線)をふさいで、登坂車線に車を通している。このようなシーンはここだけである。
- 九州自動車道
- 鳥栖JCTのテロップは他の分岐点と異なり、1km手前で表示されるとすぐに消えてしまい、実際の分岐点では何も表示されずに素通りしてしまう。また「鳥栖JCT」のテロップのみ、ふりがなが省略されている。
- テロップの表示順番の都合上、南関ICの手前2km標識が設置されている場所で熊本県の文字列が表示されるが、実際には南関IC約1km手前で熊本県に入る。
- ラストは八代IC料金所で走行した通行料金総額のテロップが出る。その時の画像は料金ブースに入ったところでストップモーションになり高速道路の旅が終了した事を告げるテロップが表示された後、最後に開通した区間の1つでもある首都高速道路川口TB、川口PA付近の空中からの映像で締めている。
収録曲一覧
全編にわたって1960年代を中心としたヒット曲がBGMとしてかかっており、音声多重放送により洋楽(主音声)・邦楽(副音声)が選べる方式になっている。
なお、オープニング後およびCM明けには、「ただいま副音声では60年代を中心とした歌謡曲のヒットメドレーをお送りしています。」(CS放送では一定の間隔で「日本の歌謡曲をお送りしています」)というテロップも表示される。
主音声(洋楽)
現時点で確認出来ている収録曲を放送順に紹介。(全62曲)
- 左は曲名(洋題【一部フランス語表記】 / 邦題)、右はアーティスト名である。アーティスト名の横は流れている途中で都府県境をまたがる場合のみ都府県の移り変わりが記載されている。
- 1960年代に限らず、50年代後半 - 70年代前半の曲も含まれており、バリエーションも豊富である。
- 曲名が斜字のものは、新・完全走破 高速道路の旅でも収録されている(邦楽も同じ)。
- 東北自動車道
- Fun Fun Fun / ファン・ファン・ファン(ビーチボーイズ):青森IC - 高舘PA手前
- Lollipop / ロリポップ(コーデッツ):高舘PA - 碇ヶ関IC付近
- Mamy Blue / マミーブルー(ヴィッキー)(青森→秋田):碇ヶ関IC - 小坂IC先のトンネル区間
- Twist and Shout / ツイスト・アンド・シャウト(ビートルズ)(岩手):岩手山SA手前 - 盛岡南IC付近
- Apples,Peaches, and Pumpkin Pie / アップルパイは恋の味(ジェイ&ザ・テクニクス):盛岡南IC - 花巻PA付近
- A Lover's concerto / ラヴァーズ・コンチェルト(サラ・ヴォーン):花巻PA - 平泉前沢IC付近
- Leader Of The Pack / リーダー・オブ・ザ・パック(シャングリラス)(岩手→宮城):平泉前沢IC - 志波姫PA付近
- Na Na Hey Hey Kiss Him Goodbye / ナナ・ヘイ・ヘイ・キス・ヒム・グッバイ(スティーム):志波姫PA - 大和IC付近
- Go Away Little Girl / ゴー・アウェイ・リトル・ガール(ダニー・オズモンド):大和IC付近 - 仙台南IC
- One Bad Apple / ワン・バッド・アップル(オズモンズ) :仙台南IC - 宮城・福島県県界付近(宮城県白石市越河付近)
- La Plus Belle Pour Aller Danser / アイドルを探せ(シルヴィ・ヴァルタン)(栃木):上河内SA - 鹿沼IC先
- The Way You Do The Things You Do (テンプテーションズ)(栃木→群馬):鹿沼IC先 - 館林IC手前
- The Game Of Love / ゲーム・オブ・ラブ(ウェイン・フォンタナ&ザ・マインドベンターズ)(群馬→埼玉):館林IC手前 - 蓮田SA手前
- Runaway / 悲しき街角(デル・シャノン)(埼玉→東京):蓮田SA手前 - 川口JCT - 首都高速川口線・ 東領家出口付近
- 首都高速道路
- Jenny,Jenny / ジェニ・ジェニ〔新録音盤〕(リトル・リチャード) 首都高速川口線・東領家出口付近 - 首都高速6号向島線・両国JCT
- From Russia with Love / 「007 ロシアより愛をこめて」メインテーマ(ジョン・バリー・オーケストラ演奏)(東京→神奈川) 首都高速6号向島線・両国JCT - (銀座経由)谷町JCT - 東名高速道路・横浜IC(現:横浜町田IC)
- 東名高速道路
- Heartaches By The Number / 恋はつらいね(ガイ・ミッチェル):横浜IC(現:横浜町田IC) - 秦野中井IC付近
- Donna The Prima Donna / 可愛いドンナ(ディオン):秦野中井IC附近 - テロップで表示された静岡県境附近(実際の県境は異なる)[3]
- Silence Is Golden / サイレンス・イズ・ゴールデン(トレメローズ)(神奈川→静岡):静岡県境 - 愛鷹PA附近
- Bandit Of My Dreams / 夢の盗賊(エディー・ホッジス):愛鷹PA - 富士川SA附近
- Such a Night / サッチ・ア・ナイト(エルビス・プレスリー) :富士川SA - 薩埵(さった)トンネル先
- My Boyfriend's Back / 私のボーイフレンド(エンジェルス):蒲原BS附近 - 日本坂トンネル
- Only You / オンリー・ユー(プラターズ):日本坂トンネル - 牧之原SA附近
- It's My Party / 涙のバースディパーティ(レスリー・ゴーア):牧之原SA附近 - 小笠PA手前(現在の掛川IC付近)
- I Saw Linda Yesterday / いとしのリンダ (ディッキー・リー):小笠PA附近 - 三方原PA附近
- Hey Paula / ヘイ・ポーラ(ポール&ポーラ)(静岡→愛知):三方原PA附近 - 豊川IC附近
- It's All In The Game / 恋のゲーム(トミー・エドワース):豊川IC - 上郷SA手前
- Where the boys are / ボーイ・ハント(コニー・フランシス):上郷SA手前 - 守山PA附近
- (Love is like) A heat wave / ヒート・ウェイヴ(マーサ&ザ・ヴァンデラス)(愛知→岐阜):守山PA - 小牧IC - 名神高速道路・岐阜羽島IC手前
- 名神高速道路
- Stormy / ストーミー(クラシックス・フォー)(岐阜→滋賀):岐阜羽島IC附近 - 伊吹PA附近
- The Lion Sleeps Tonight / ライオンは寝ている(トーケンズ):伊吹PA - 八日市IC
- Calendar Girl / カレンダー・ガール(ニール・セダカ):八日市IC - 草津PA附近(現:京滋バイパス・瀬田東JCT)
- Movin' / 太陽の彼方に(アストロノウツ)(滋賀→京都):草津PA附近 - 京都南IC附近
- Surfin' U.S.A / サーフィン・U.S.A.(ビーチボーイズ)(京都→大阪):京都南IC附近 - 中国自動車道・中国豊中IC手前
- 中国自動車道
- Keep On Dancing / キープ・オン・ダンシング(ジェントリーズ)(大阪→兵庫):中国豊中IC - 宝塚西トンネル
- Time Of The Season / 二人のシーズン(ザ・ゾンビーズ):宝塚西トンネル - 社PA
- A Hard Day's Night / ハード・デイズ・ナイト (ビートルズ):社PA - 安富PA手前
- Kicks / キックス(ポール・リヴィア&レイダース):安富PA手前 - 金辺トンネル附近(佐用IC手前)
- (The Long to Be) Close to You / 遥かなる影(カーペンターズ)(兵庫→岡山):佐用IC - 津山北BS附近
- My Girl / マイ・ガール(テンプテーションズ):津山北BS附近 - 真庭PA附近
- Everybody's Talkin' / うわさの男(ハリー・ニルソン):真庭PA附近 - 新見IC附近
- Itsy Bitsy Teenie Weenie Yellow Polka Dot Bikini / ビキニスタイルのお嬢さん(ブライアン・ハイランド)(岡山→広島):新見IC附近 - 帝釈峡PA附近
- Diana/ ダイアナ(ポール・アンカ):帝釈峡PA - 庄原IC附近
- The Legend Of Xanadu / キサナドゥーの伝説(デイブ・ディー・グループ):庄原IC附近 - 高田IC附近
- L'Amour Est Bleu / 恋はみずいろ(ヴィッキー):高田IC - 千代田IC手前
- Wooly Bully / ウーリー・ブーリー(サム・ザ・シャム&ザ・ファラオズ):千代田IC手前 - 加計東トンネル内
- Hey There Lonely Boy / ヘイ・ゼア・ロンリー・ボーイ(マーサ&ザ・バンデラス):加計東トンネル - 吉和IC附近
- Pipeline / パイプライン(ザ・ベンチャーズ)(広島→山口→島根):吉和IC附近 - 深谷PA附近
- Black Is Black / ブラック・イズ・ブラック(ロス・ブラボーズ)(島根→山口):深谷PA附近 - 鹿野IC附近
- Tell him / テル・ヒム(エクサイターズ):鹿野IC附近 - 荷卸峠PA附近
- (Get Your Kicks On) Route 66 / ルート66(ジョージ・マハリス):荷卸峠PA附近 - 小郡IC附近
- San Francisco (Be Sure to Wear Flowers in Your Hair) / 花のサンフランシスコ(スコット・マッケンジー):小郡IC - 美祢西BS附近(現:美祢西IC)
- Vacation / ヴァケーション(コニー・フランシス):美祢西BS - 長門勝山BS(現在は管理用施設に転用)附近
- Good Timing / ステキなタイミング(ジミー・ジョーンズ)(山口→福岡):長門勝山BS - 関門自動車道・めかりトンネル先
- 関門橋
- 北九州道路・北九州直方道路・九州自動車道
- Don't Worry Baby / ドント・ウォーリー・ベイビー(ビーチボーイズ):大谷JCT附近 - 若宮IC先(80キロ規制区間手前)
- Rain, the Park & Other Things / 雨に消えた初恋(カウシルズ):若宮IC - 太宰府IC附近
- Who put the Bomp / シビれさせたのは誰?(バリー・マン)(福岡→佐賀→福岡):太宰府IC - 佐賀県鳥栖市・福岡県小郡市県境付近
- We'll Sing In The Sunshine / 太陽に歌って(ゲール・ガーネット)(福岡→熊本):佐賀・福岡県境付近 - 小原BS附近
- I Will Follow Him / アイ・ウィル・フォロー・ヒム(リトル・ペギー・マーチ):小原BS - 鹿央BS附近
- Mr. Moonlight / ミスター・ムーンライト(ビートルズ):熊本県山鹿市 - 鹿央BS - 御船IC附近
- The End Of The World / この世の果てまで(スキーター・デイビス):御船IC - 八代IC
副音声(邦楽)
現時点で確認出来ている収録曲を放送順に紹介。邦楽は音声多重放送により副音声での収録であった(全51曲)。主音声の洋楽とは違い、ほぼ年代順に構成されている。アーティスト名の横は流れている途中で洋楽同様都府県境をまたがる場合のみ都府県の移り変わりが記載されている。
- 東北自動車道
- 達者でナ(三橋美智也):青森IC - 大鰐弘前IC付近
- アカシアの雨がやむとき(西田佐知子)(青森→秋田):大鰐弘前IC - 小坂IC先のトンネル
- 月影のナポリ(森山加代子):岩手山SA - 矢巾PA付近
- コーヒールンバ(西田佐知子):矢巾PA - 水沢IC手前
- スーダラ節(植木等)(岩手→宮城):水沢IC手前 - 岩手県・宮城県県界付近
- 北帰行〔新録音盤〕(小林旭):県界 - 長者原SA付近
- 可愛いベイビー(中尾ミエ):長者原SA - 大和IC付近
- ハイそれまでヨ(植木等):大和IC - 村田JCT(建設中)付近
- いつでも夢を(橋幸夫・吉永小百合):村田JCT - 宮城県・福島県県界付近
- 赤いハンカチ(石原裕次郎)(栃木):上河内SA手前 - 栃木IC付近
- 銀座の恋の物語(石原裕次郎・牧村旬子)(栃木→群馬→埼玉):栃木IC - 岩槻IC手前
- 高校三年生(舟木一夫)(埼玉→東京):岩槻IC手前 - 川口JCT - 首都高速6号向島線・向島出入口付近
- 首都高速道路
- 東名高速道路
- こんにちは赤ちゃん(梓みちよ):大和トンネル - 秦野中井IC付近
- ホンダラ行進曲(ハナ肇とクレージーキャッツ)(神奈川→静岡):秦野中井IC - 御殿場IC付近
- 上を向いて歩こう(坂本九):御殿場IC - 富士IC手前
- 見上げてごらん夜の星を(坂本九):富士IC - 薩埵(さった)トンネル先
- 皆の衆(村田英雄):由比PA手前 - 焼津IC先
- 明日があるさ(坂本九):焼津IC先 - 小笠PA手前(現在の掛川IC付近
- 学生時代(ペギー葉山):小笠PA手前 - 三方原PA手前
- アンコ椿は恋の花(都はるみ)(静岡→愛知):三方原PA - 岡崎IC手前
- 新妻に捧げる歌(江利チエミ):岡崎IC手前 - 守山PA付近
- 明日は咲こう花咲こう(三田明・吉永小百合):守山PA付近 - 岐阜羽島IC
- 名神高速道路
- 星娘(西郷輝彦)(岐阜→滋賀):岐阜羽島IC付近 - 伊吹PA先
- 帰って来たヨッパライ(ザ・フォーク・クルセダーズ):伊吹PA - 黒丸PA先
- 女ひとり(デューク・エイセス)(滋賀→京都):黒丸PA先 - 京都東IC先
- 風が泣いている(ザ・スパイダース)(京都→大阪):京都東IC先 - 中国豊中IC付近
- 中国自動車道・関門橋
- モナリザの微笑(ザ・タイガース)(大阪→兵庫):中国豊中IC - 宝塚東トンネル付近
- さよならはダンスの後で(倍賞千恵子):宝塚東トンネル - 社PA付近
- ワン・レイニー・ナイト・イン・トーキョー(越路吹雪):社PA - 山崎TB跡付近
- 兄弟仁義(北島三郎)(兵庫→岡山):山崎TB跡 - 勝央SA
- 君といつまでも(加山雄三):勝央SA - 真庭PA付近
- お嫁においで(加山雄三):真庭PA付近 - 大佐SA先
- いい湯だな(デューク・エイセス)(岡山→広島):大佐SA先 - 帝釈峡PA付近
- こまっちゃうナ(山本リンダ):帝釈峡PA付近 - 七塚原SA付近
- 若者たち(ブロード・サイド・フォー):七塚原SA - 高田IC付近
- いっぽんどっこの唄(水前寺清子) :高田IC付近 - 千代田IC手前
- ブルー・シャトウ(ジャッキー吉川とブルーコメッツ):千代田IC手前 - 加計東トンネル出口付近
- この広い野原いっぱい(森山良子):加計東トンネル出口付近 - 吉和SA付近
- ケメ子の唄(ザ・ダーツ)(広島→山口→島根):吉和SA付近 - 米山トンネル内部
- 天使の誘惑(黛ジュン)(島根→山口):米山トンネル - 徳地IC先
- Good Night Baby(ザ・キングトーンズ):徳地IC先 - 美東SA手前
- フランシーヌの場合(新谷のり子):美東SA手前 - 小月IC付近
- ブルー・ライト・ヨコハマ(いしだあゆみ)(山口→福岡):小月IC - めかりトンネル付近
- 北九州道路・北九州直方道路・九州自動車道
- 三百六十五歩のマーチ(水前寺清子):めかりトンネル付近 - 北九州道路・大里出入口付近
- 黒ネコのタンゴ(皆川おさむ):北九州道路・大里出入口 - 現:八幡IC付近
- 恋の季節(ピンキーとキラーズ):八幡IC付近 - 福岡IC付近
- 長崎は今日も雨だった(内山田洋とクール・ファイブ)(福岡→佐賀→福岡):福岡IC付近 - 久留米IC手前
- 夜明けのスキャット(由紀さおり)(福岡→熊本):久留米IC手前 - 玉名PA付近
- あなたの心に(中山千夏):玉名PA - 鹿央BS付近→(3日目)山鹿市付近 - 熊本IC付近
- 風(はしだのりひことシューベルツ):熊本IC付近 - 八代IC
新・完全走破 高速道路の旅
概要
2009年4月28日より、フジテレビNEXTにて完全新作の『新・完全走破 高速道路の旅』が放送された。青森ICから日本列島を南下した前作とは逆に、鹿児島ICを出発して日本列島を北上、終点は道央自動車道士別剣淵ICとなっている。走行距離が前作と比較して延びたため、4回に分けての放送となった。ハイビジョンで制作され、ステレオ2音声放送で当時同様にBGMが選べる試みも引き続き行われた。また、2009年12月25日に全4巻のDVDが発売されている。
放送区間および放送日
区間の右側の日付は初回放送日。
- 鹿児島~岡山(九州自動車道鹿児島IC~山陽自動車道吉備SA):2009年4月28日
- 岡山~東京(山陽自動車道吉備SA~東名高速道路東京IC):2009年8月4日
- 東京~岩手(首都高速道路用賀本線料金所~東北自動車道前森山PA):2009年10月27日
- 岩手~北海道(東北自動車道前森山PA~道央自動車道士別剣淵IC):2009年12月22日
走行区間
山陽自動車道の全線開通や新名神高速道路、伊勢湾岸自動車道などの開通に伴い、走行ルートは主に西日本から中京地区にかけて、前作とは大きく異なっている。
- PART-I
- 九州自動車道 鹿児島IC - 門司IC
- 関門橋 門司IC - 下関IC
- 中国自動車道 下関IC - 山口JCT
- 山陽自動車道 山口JCT - 大竹JCT
- 広島岩国道路 大竹JCT - 廿日市JCT
- 山陽自動車道 廿日市JCT - 吉備SA
- PART-II
- 山陽自動車道 吉備SA - 山陽姫路東IC
- 播但連絡道路 山陽姫路東IC - 姫路JCT
- 姫路バイパス 姫路JCT - 高砂北ランプ
- 加古川バイパス 高砂北ランプ - 明石西ランプ
- 第二神明道路 明石西IC - 須磨IC
- 阪神高速道路
- 近畿自動車道 東大阪JCT - 吹田JCT
- 名神高速道路 吹田JCT - 草津JCT
- 新名神高速道路 草津JCT - 亀山JCT
- 東名阪自動車道 亀山JCT - 四日市JCT
- 伊勢湾岸自動車道 四日市JCT - 豊田JCT
- 東名高速道路 豊田JCT - 東京IC(映像はこの先の首都高速3号渋谷線用賀本線料金所の手前で終わっている)
- PART-III
- PART-IV
- 東北自動車道 前森山PA - 青森IC
- 道央自動車道 八雲IC - 士別剣淵IC
特記事項
- 画面構成の特色
- 16:9フルサイズのHD放送となっている。再放送も含めてフジテレビNEXTのみで放送され、フジテレビONE・TWO[4]や地上波では放送されていない。
- 通過IC・JCTの名称は画面右下にテロップが表示される[5](都市高速道路やバイパス道路では表示されないが、西宮ICや東大阪JCTのように、高速自動車国道に接続するIC・JCTは表示される。また首都高速道路についてはJCTのみ表示。流入のみのハーフインターチェンジが表示されない[6]のは前作と同様)。また、ときおり起点である鹿児島ICからの総走行距離が100キロ単位の節目で表示される。
- SA・PAの名称については、画面左側よりカットインする形で情報が表示される。また、SA・PAによっては、そのSA・PAの施設や名物料理・土産に関する情報が表示される。
- 走行路線は前作のようなテロップではなく、画面右下にカットインされた地図上をなぞる形で紹介される。また、都道府県境を越えたときも同様に地図上で紹介される。
- 前作とは異なり、SA・PAに立ち寄った部分以外でカットされた走行シーンはほとんどない。また、倍速の速度についてもトンネルや首都高速道路で速度を上げていた前作とは異なり、ほぼ一定速度である。
- 車窓から見える沿線の景観や建造物の映像が、名称とともに画面左右下にカットインされる。
- PART-I 霧島連山、球磨川、関門橋(関門海峡)、瀬戸内海、宮島
- PART-II 神戸ポートタワー、大阪城、ナガシマスパーランド、浜名湖、天竜川、牧之原台地の茶畑(テロップは茶畑)、富士山(テロップなし)
- PART-III 東京タワー、六本木ヒルズ、隅田川、東京スカイツリー、荒川、埼玉スタジアム、利根川、鬼怒川、那須連山、安達太良山、蔵王山、岩手山
- PART-IV 岩木山、内浦湾(噴火湾)、有珠山と昭和新山、樽前山
- また、高速道路自体の建造物(橋梁、トンネル)がテロップで紹介されることがある。
- PART-Iの本放送では、プライバシー保護のため自動車のナンバープレートの可読範囲で画面の下1/3ほどの部分全体にぼかし処理が施されていたが、PART-II以降ならびにPART-Iの再放送では、可読範囲でナンバープレートだけを隠す方法に改められた。
- 使用音楽の特色
- 前作は洋楽・邦楽ともに1960年代の曲を中心に選曲していたが、今回は1970年代~1980年代を中心とした選曲となっている。ただし邦楽においては沿線にかかわりのある曲(ご当地ソング・沿線都道府県出身者など)が多く選曲されている[7]。
- その他
- 青森ICから八雲ICへ至る区間は、一般道走行シーンを特殊効果を使ったダイジェスト映像で流し、八雲IC入口から通常映像に戻している。なお、青森港~函館港間の航送区間は、津軽海峡フェリーを使用している。
- PART-IからPART-IIIまでの番組エンドロールには、首都高速11号台場線レインボーブリッジを渡る寸前、お台場にあるフジテレビ本社が見えるカットがあるが、実際の走行映像では首都高速都心環状線浜崎橋JCTから汐留JCTを経由して東京高速道路方面に向かっており、11号台場線は通過していない。
スタッフ
- 撮影:山中敬一
- VE:小貫毅
- 編集:中津川達也
- 映像効果協力:真田卓(アヴァロン)
- MA:蛯原浩彦
- CG:GASP
- 車両:ドルフィンズ
- 技術協力:映像サービス
- 撮影協力:西日本高速道路(NEXCO西日本)・中日本高速道路(NEXCO中日本)・東日本高速道路(NEXCO東日本)・首都高速道路
- ディレクター:高橋真二
- プロデューサー:長嶋大介(フジテレビ)・小林静香(フジテレビ)・相澤聡一・山下浩
- 制作:フジテレビ・共同テレビ
脚注
- ^ 放送当時は未開業
- ^ 東名高速道路・大井松田IC附近など。
- ^ 実際の静岡県境は少し手前(鮎沢PAの少し先)である。またテロップで静岡県境と表示された場所は現在では中央分離帯が撤廃され撮影当時から下り線だった「下り線左ルート」と撮影当時は上り線だった「下り線右ルート」の合流地点となっている。
- ^ スカパー!e2では16:9フルサイズSD放送。スカパー!HDでは16:9フルサイズのHD放送。
- ^ 岡山ICはPART-IIのオープニングタイトルが終わる前に通過してしまっているため、テロップは表示されていない。
- ^ 具体的には門司港IC・防府東IC・東大阪北IC・門真IC・摂津南IC・瀬田東JCT/IC・湾岸弥富IC・大谷地IC・札幌IC。
- ^ 一例としてIのチェッカーズ(福岡県久留米市で結成)・『ギザギザハートの子守唄』と小柳ルミ子(福岡市早良区出身)・『瀬戸の花嫁』、IIの内山田洋とクール・ファイブ・『そして、神戸』と沢田研二(京都市出身)・『TOKIO』、IIIの海援隊・『贈る言葉』(首都高中央環状線沿線の東京都足立区・葛飾区が舞台となった海援隊リーダー・武田鉄矢主演のTBS系ドラマ『3年B組金八先生』の主題歌)と山本譲二・『みちのくひとり旅』、IVの石川さゆり・『津軽海峡・冬景色』と北島三郎(北海道知内町出身)・『函館の女』(以上2曲はダイジェスト映像内に流れていたため途中で終了)と森田公一とトップギャラン(森田は現在の留萌市出身)・『青春時代』、安全地帯(旭川市で結成)・『悲しみにさよなら』など。
- ^ [1](ポニーキャニオンによるDVD解説より)
関連項目
- 完全走破!上野〜札幌寝台特急北斗星の旅 - 本放送をもとに製作した展望ビデオ形式の番組。翌年9月に放送された。
- ドォーモ(九州朝日放送) - 本作の手法で撮影された企画「倍速の旅」が放送された経緯がある。
- 日本の高速道路
- 紀行番組
外部リンク
- 新・完全走破 高速道路の旅(フジテレビCS・曲目リスト掲載)