世界名作童話 アラジンと魔法のランプ
世界名作童話 アラジンと魔法のランプ | |
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Aladdin And The Wonderful Lamp | |
監督 | 笠井由勝(演出) |
脚本 | 宮崎晃 |
原作 | 『アラジンと魔法のランプ』 |
製作 |
今田智憲 山口康男(企画) |
出演者 |
神谷和夫 鈴鹿景子 金内喜久夫 北村和夫 坂口芳貞 七尾伶子ほか |
音楽 | 坪能克裕 |
主題歌 | 「魔法のあかり」(ゴダイゴ) |
撮影 | 武井利晴(監督)、清水政夫(チーフ) |
編集 | 吉川泰弘 |
製作会社 | 東映動画 |
配給 | 東映 |
公開 | 1982年3月13日 |
上映時間 | 65分 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
前作 | 世界名作童話 白鳥の湖(1981年) |
次作 | まんがイソップ物語(1983年) |
『世界名作童話 アラジンと魔法のランプ』(せかいめいさくどうわ アラジンとまほうのランプ 英文表記:Aladdin And The Wonderful Lamp)は、1982年3月13日公開の『東映まんがまつり』内で公開された、東映動画製作の劇場用アニメ映画。カラー。65分。
概要
名作『千夜一夜物語』の『アラジンと魔法のランプ』をアニメ化した作品。『千夜一夜物語』を原作とした東映アニメ映画は、1962年7月21日公開の『アラビアンナイト・シンドバッドの冒険』、1971年7月18日公開の『アリババと40匹の盗賊』に次いで3作目。また『世界名作童話』という冠が付いた東映アニメ映画は、本作が最後となる。
オリジナルキャラクターは、かつて『まんがまつり』で公開された事もあるディズニーアニメ『白雪姫』の原画を担当したベアー夫妻が担当、そしてテーマ曲は、1979年8月4日公開の『銀河鉄道999』でブレイクしたゴダイゴが担当した。また声優には、文学座出身の俳優を多く起用した。
画面づくりは丁寧ではあるが、物語のメリハリがない、面白みの少ない作品となっている[1]。
なおこの年の『まんがまつり』は、夏は『Dr.SLUMP ほよよ! 宇宙大冒険』と『ボーイズ & ガールズ』が編成されたために休止、1964年開始以来初めて夏に『まんがまつり』が公開されなかった。
声の出演
- アラジン:神谷和夫
- ブドール姫:鈴鹿景子
- 妖術師:金内喜久夫
- 王様/ランプの精:北村和夫
- アラジンの母:七尾伶子
- 大臣の息子:冷泉公裕
- 指輪の精:坂口芳貞
- わんぱくA:松本修
- わんぱくB/王様の侍従:仲恭司
- わんぱくC:中西文夫
- わんぱくD:柳内誠秀
- ほか
スタッフ
- 製作:今田智憲
- 企画:山口康男
- 製作担当:菅原吉郎(アラビアンナイトより)
- 脚本:宮崎晃
- 演出:笠井由勝
- 演出助手:池田裕之、大久保唯男
- 監督補佐/美術監督補佐:海老原一男
- オリジナルキャラクター:デール・ベアー、ジェーン・ベアー
- 画面構成:角田紘一
- 作画監督/キャラクターデザイン:高橋信也
- 原画:岡部隆ほか
- 動画チェッカー:武中恒雄
- 美術監督:内川文広
- 背景:田中資幸、小林祐子、有川知子、今野良子、襟江智子
- 撮影監督:武井利晴
- 撮影チーフ:清水政夫
- 編集:吉川泰弘
- 音楽:坪能克裕
- 演奏:東京五重奏団、コロムビア・オーケストラ
- 録音:波多野勲
- 製作協力:メルヘン社[1]
エンディング
「魔法のあかり」
- 作詞:ウィル・ウィリアムス、山上路夫/作曲:タケカワユキヒデ/歌・演奏:ゴダイゴ
映像ソフトに関する事項
- 本作は今までビデオソフト(VHS)やLD・DVD化はされてない。
同時上映
タイトル | 原作 | (声の)出演 | 備考 |
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大戦隊ゴーグルファイブ | 八手三郎 | 赤木良次、春田純一、石井茂樹、伍代参平、大川めぐみ | 劇場用新作 |
あさりちゃん 愛のメルヘン少女 |
室山まゆみ | 三輪勝恵、川島千代子、向井真理子、富山敬、戸谷公次 | TVブローアップ版 |
まんが日本昔ばなし ほらふき天狗 おけさねこ |
市原悦子、常田富士男 |
脚注
参考文献
- 「劇場アニメ70年史」(徳間書店)
関連項目
- 東映まんがまつり
- アラジンと魔法のランプ
- 春休み・夏休みマンガ祭り(テレビ朝日) - 1982年3月10日放送の『春休みマンガ祭り 新作映画だ大集合』で、同時期公開の『ドラえもん のび太の大魔境』・『機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙編』などと合わせて、本プログラム作品を紹介した(毎日放送制作の『まんが日本昔ばなし』は紹介したかは不明)。
- 月曜スペシャル90(テレビ朝日) - 1985年に本作を放送。