トヨタ・ジャパンタクシー

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トヨタ・ジャパンタクシー
NTP10型
フロント
TOYOTA JPN TAXI TMS2017 001.jpg
リヤ
TOYOTA JPN TAXI TMS2017 002.jpg
コクピット
TOYOTA JPN TAXI TMS2017 003.jpg
販売期間 2017年10月-
乗車定員 5名
(車いす乗車時3名)
ボディタイプ 5ドアハイトワゴン
(タクシー向け)
エンジン 1NZ-FXP型 1.5L 直4 DOHC
駆動方式 FF
モーター 2LM型 交流同期電動機(永久磁石式同期型モーター)
変速機 電気式無段変速機
サスペンション 前:マクファーソンストラット式コイルスプリング
後:トレーリングリンク車軸式コイルスプリング(3リンク)
全長 4,400mm
全幅 1,695mm
全高 1,750mm
ホイールベース 2,750mm
車両重量 1,390 - 1,410kg
最小回転半径 5.3m
姉妹車 トヨタ・シエンタ
先代 S10型系クラウンセダン(タクシー仕様)・クラウンコンフォートコンフォート
-自動車のスペック表-

ジャパンタクシー(JPN TAXI)は、トヨタ自動車が販売するタクシーハイトワゴン商用車である。生産はトヨタ自動車東日本東富士工場が担当。

概要[編集]

2013年に行われた第43回東京モーターショーの参考出品車である「JPN TAXI Concept」をベースに市販化したもので[1]、1995年から主にタクシー向けセダンとして販売されていたクラウンコンフォート/コンフォート及びクラウンセダン(いずれも2017年に販売終了)の後継車として、新たに発売されたものである。

トヨタ車で初めて、国土交通省が定める「ユニバーサルデザインタクシー」の設定要件を満たした車種に認定されている[2]

メカニズム[編集]

同社の小型ミニバンであるシエンタのシャシーをベースとし、そのためミニバンに近い低床・高天井スタイルを採用。助手席側のリアドアは開口幅720mm、開口高1,300mmの開口幅を持つ電動スライド式で、車いすに乗ったままの乗降が可能となっている。一方、運転席側のリアドアは開閉状態を前後方から容易に識別でき、かつ、人(特に子供)の前方への飛び出しを防ぐヒンジドアとしている。

室内側の電動スライドドア操作スイッチは運転席ドアのパワーウインドウ側に設置されるが、安全のため、スイッチを操作し続けることで開閉を可能としている。スライドドア側については、他車同様にノブを一度引くだけで開閉可能としている(ともに手動での操作も可能)。

ミラーは視認性最優先のため、全車フェンダーミラーを標準とし、ドアミラーはメーカーオプションでも設定が無い。

フロントは横基調の格子をモチーフとしたラジエーターグリルを採用。リアはバックドアをノッチ形状としている。また、バンパーはフロント・リア共にサイド部分だけの交換が可能なように3分割に、ランプ類はアウターレンズのみ交換可能な構造とし、メンテナンス性にも配慮されている。ボディカラーは「ブラック」、「スーパーホワイトII」に加え、深い藍色をベースとした新規開発の「深藍(こいあい)」の3色が設定される。

パワートレインは、トヨタのハイブリッドカーに採用されているハイブリッドシステム「リダクション機構付THS II」をベースに、タクシーで用いられているLPG燃料に対応した「LPGハイブリッドシステム」が採用された。エンジンは1.5Lの1NZ-FXP型を用い、補機ベルトのメンテナンスが不要の電動ウォーターポンプが組み合わせられた。バッテリーはニッケル水素が用いられており、低床・フラットフロアを実現するため、薄型化してフロアカーペット下に配置。燃料クーラーはクラウンセダンの1/3サイズに小型化された。これらによりJC08モード燃費は19.4km/Lとなっており、タクシー用車両では初となる「平成32年度燃費基準+30%」を達成。サスペンションはフロントにマクファーソンストラット式コイルスプリング、リアにトレーリングリンク車軸式コイルスプリング(3リンク式)がそれぞれ採用されており、耐久性を高めるためにタクシー用に専用設計された。

安全性能においては、衝突回避支援パッケージの「Toyota Safety Sense C」を全車に標準装備しており、インテリジェントクリアランスソナー(パーキングサポートブレーキ)をオプション設定している。

なお、セレクトレバーがポジションごとのロックを解除するボタンを持たずに直線的に前後に操作するタイプである。また、プッシュボタンによる始動・停止方式は採用されず、イグニッションキーは従来の差し込み回転式ものを利用している。

ホイールハブはベースのシエンタと同じく5穴だが、PCDは100からクラウンコンフォートと同じ114.3に変更されている。

歴史[編集]

初代(NTP10型、2017年- )[編集]

  • 2013年11月5日 - 「第43回東京モーターショー2013」にて、参考出品車として「JPN TAXI Concept」を世界で初めて出展することを発表した[1]
  • 2015年10月26日 - 「JPN TAXI Concept」をベースにした次世代タクシーについての概要が公表された[3]。この時点では、発売時期を2017年度内とすることや、予定されている取扱ディーラーなどが発表されていた。
  • 2017年10月23日 - 「ジャパンタクシー」として公式発表し、同日より販売が開始された[4]
    グレードは標準グレードの「和(なごみ)」と上級グレードの「匠(たくみ)」の2種類が用意されている。
    「和」は、外観のバンパー・バックドアガーニッシュ・アウトサイドドアハンドル・電動リモコンフェンダーミラーが黒の素地、フロントグリルはシルバー塗装と素地の仕様、15インチスチールホイールの樹脂フルキャップはシルバーメタリック塗装、内装は一部の装備にイエローのアクセントが配され、ピラーアッパーガーニッシュやリアドアトリムロアは素地で、ヘッドランプはクリアランスランプを備えたハロゲンタイプ(マニュアルレベリング機構付)となる。
    「匠」は、外観のバンパーがボディ同色(フロントの中央部はブラック塗装)、フロントグリルはメッキ+ブラック塗装に、バックドアガーニッシュ・アウトサイドドアハンドル・電動リモコンフェンダーミラーがメッキとなり、15インチスチールホイールの樹脂フルキャップはスーパークロムメタリック塗装となる。内装はウレタン3本ステアリングホイール・シフトレバー&ノブ・インサイドドアハンドルなどにサテンメッキ加飾を、サイドレジスターニクロムメッキ加飾がそれぞれ施され、ピラーアッパーガーニッシュは植毛、リアドアトリムロアはカーペット材となる。ヘッドランプはクリアランスランプとデイライトを備えたLEDタイプ(Bi-Beam LEDヘッドランプ、オートレベリング機構付)となる。また、専用装備として、リア左側サイドプロテクションモール(ボディ色+メッキ)、コンライト(ライト自動点灯・消灯システム)、リアシートヒーター、天井サーキュレーター(サテンメッキ加飾)が装備され、15インチアルミホイール(切削光輝+グレーメタリック塗装)+センターオーナメントのオプション設定が追加される。

注釈[編集]

取扱ディーラー[編集]

※法人需要メインであるが、個人での購入も可能。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]