トヨタ・シエンタ

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シエンタSIENTA)は、トヨタ自動車2003年から製造・販売を行っている5ナンバーサイズの7人乗り[1]ミニバン乗用車である。

トヨタ・シエンタ
TOYOTA SIENTA (2nd).jpg
2代目(XP17#G型)ガソリン車
販売期間 2003年 - 2010年8月
※初代中期型まで。
2011年5月 -
※初代後期型から。
製造国 日本の旗 日本
 インドネシア(2代目)
 台湾(同上)
ボディタイプ 5ドアミニバン
駆動方式 FF/4WD
先代 トヨタ・スパーキー
※ネッツ店において。
トヨタ・カローラスパシオ
※カローラ店において。
トヨタ・パッソセッテ
※初代後期型において。
後継 トヨタ・パッソセッテ
※初代中期型において。
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初代 XP8#G型(1期・2003年 - 2010年、2期・2011年 - 2015年)[編集]

トヨタ・シエンタ(初代)
NCP8#G型
前期型(2003年 - 2006年)
2003 Toyota Sienta 01.jpg
中期型(2006年 - 2010年)
2006 Toyota Sienta 01.jpg
後期型 ダイス(2011年 - 2015年)
SIENTA DICE.jpg
製造国 日本の旗 日本
販売期間 1期:
2003年9月 - 2010年8月
2期:
2011年5月- 2015年7月
乗車定員 7人
ボディタイプ 5ドア ミニバン
エンジン 1NZ-FE型 1.5L 直4 DOHC
駆動方式 FF / 4WD
最高出力 110PS(FF) / 105PS(4WD)
変速機 CVT(Super CVT-i)
4速AT
サスペンション 前:ストラット式サスペンション
後(FF):トーションビーム式サスペンション
後(4WD):ダブルウィッシュボーン式サスペンション
全長 4,100mm
全幅 1,695mm
全高 1,670mm(FF) / 1,680mm(4WD)
ホイールベース 2,700mm
車両重量 1,210 - 1,320kg
プラットフォーム トヨタ・NBCプラットフォーム
(前方部分)
トヨタ・MCプラットフォーム
(後方部分)
先代 トヨタ・スパーキー
※ネッツ店において。沖縄県を除き、7か月の空白期間あり。
トヨタ・カローラスパシオ
※カローラ店において。
トヨタ・パッソセッテ
※後期型(2011年5月生産再開分)において。ただし9ヶ月間併売された。
後継 トヨタ・パッソセッテ
※中期型において。
-自動車のスペック表-

2001年デビューのホンダ・モビリオ、シエンタと同じく2003年デビューの日産・キューブキュービックに続くサブコンパクトサイズのミニミニバン。ボディサイズは小型だが3列シートを備え、7人乗車を可能としている。月間販売目標は7000台。

後席に両側スライドドアを採用し、一部グレードでは助手席側が電動式になり、運転席側はオプション設定。取扱ディーラーは発売当初はトヨタカローラ店およびネッツ店で、2006年5月のマイナーチェンジ以降はカローラ店のみ。

ボンネット先端中央に取り付けられているエンブレムは、頭文字のSを象った曲線に、車名の由来となった「7」を表す7個の点を左右に配したものである。

生産は前期型がトヨタ自動車高岡工場、中期型へのマイナーチェンジ(2006年5月)以降はダイハツ工業京都工場が担当[2]。 代替車種とされていたパッソセッテ/ブーンルミナスの売れ行きが著しく不振だったこともあって計画が変更され、2010年8月に一度販売を終了したがわずか9か月後の2011年5月に安全装備の追加などの法規制対応が施された上で製造・販売が再開された。

メカニズム[編集]

プラットフォームはフロントがCP20系ファンカーゴ用のNBCプラットフォーム、2列目・3列目シートを内包し負荷のかかるリヤはE120系カローラスパシオ用のMCプラットフォームと、前後で異なるプラットフォームが使用されている[3]。 リアのプラットフォームに1クラス上のカローラスパシオ用を選択した事でリアのトレッドがフロントより20mmも広く、このクラスのFFベース車としては稀な足周り構成となっている。 また、NBCプラットフォームを使用した他の車種で4WD車を選択した場合、リアサスペンションがトーションビームもしくはトレーリング車軸式になるのに対し、シエンタはE120系カローラシリーズと同じくダブルウィッシュボーン式となる。

当時世界最薄とされたアルミメッキ鋼板製薄型燃料タンクを採用。トヨタではグランビアの頃からすでに扁平型燃料タンクを採用していたという。従来の設計でもタンク高は約15cmまで下がっていたが、シエンタではさらに約12cmまで薄型化され、2列目シート下から3列目シートの足元にかけて設置されている。これにより3列目シートを2列目シートの下に収めることができた。3列目シートはヘッドレストを付けたまま2列目シートの下に収納可能となっており、これにより荷室部分を有効に活用することができる。このシートの収納は主なユーザーが女性ということもあり、操作は特に大きな力を必要とせず片手で行えるよう考えられている。

エンジン1NZ-FE直列4気筒1,500ccエンジンのみ。FF車用はVVT-i対応ローラーロッカーアームDOHC16バルブ、4WD車用はVVT-i対応直打式DOHC16バルブとなっており、最高出力や最大トルクがそれぞれ異なる。トランスミッションはFF車がCVT、4WD車は4速ATで、FF車用のメカニズムがより低抵抗高効率型になっている。4WD車はメカニカルロスや重量増による燃費悪化に対し、ガソリンタンク容量を3リッター増やす事でFF車と同等の航続距離を確保している。

4WDシステムはリアデフ直前にトルク配分と差動制限を両立させるビスカスカップリングを配置した、Vフレックスフルタイム4WDが採用されている。通常の直進走行時には前100%・後0%とほぼFF車に近い駆動力配分なのに対し、コーナリングやスリップ時など前後輪に回転差が生じた場合には、最大で前50%・後50%まで自動で変化させるシステムである。

4WD車は2003年の発売開始当初より、2011年以降の再生産モデルではFF車においてもパンク修理キットが標準装備となっているが、いずれもメーカーオプションにて応急用タイヤを搭載する事は可能である。その場合、4WD車はデッキアンダートレイが、FF車はデッキボックスが装備されなくなる。

メーカーオプションで寒冷地仕様を選択した場合、一般的に電装系の負荷増に対応して容量の大きいバッテリーサイズに変更されるが、シエンタは標準仕様と同じサイズ(46B24R)が搭載される。

全車にアナログ指針式の速度計と回転計を搭載したセンターメーターが採用され、上級グレードや特別仕様車の一部ではオプティトロンメーターとなる。

沿革[編集]

  • 2003年
    • 9月29日 - 初代発売。
      キャッチフレーズは「瞬間・楽乗り・三列」。当初はカローラ店とネッツ店で販売。
  • 2004年
    • 2月 - 仕様変更。
      • 車両型式が変更となり、全車「平成17年基準排出ガス50%低減レベル(☆☆☆)」認定を取得。
    • 4月 - 仕様変更。
      • 車両本体価格を消費税込の価格に変更。
    • 8月 - 仕様変更。
      • 2WD車のアイドリング回転数を調整。また、全車にクリーンエアフィルターを装備。
    • 12月24日 - 特別仕様車「X"Limited"」を発売。
  • 2005年
  • 2006年
    • 5月16日 - マイナーチェンジ。
      キャッチフレーズは「かわいい時を走るミニバン」で、CMキャラクターには安田成美が起用された。このモデルからネッツ店での販売が一時的に終了。併せてカローラ店専売車種となる。
  • 2007年
    • 6月25日 - 特別仕様車「X"Limited"」を発売。
  • 2010年
    • 11月 - 販売を一旦終了(生産は同年8月で一旦打ち切り)。
  • 2011年
    • 5月19日 - マイナーチェンジを発表[4]し、生産打ち切り以来9か月ぶりに製造・販売を再開(6月13日販売開始)[5]
      一度生産中止になった車種の同一型式による生産再開は2009年に一度生産中止になった同社のコンフォート以来となる。
      キャッチフレーズは「大き過ぎないミニバン」で、CMキャラクターにははいだしょうこが起用され、CMソングにはタイムボカンのエンディングテーマ「それいけガイコッツ」の替え歌ドラゴンボールのオープニングテーマ「摩訶不思議アドベンチャー」の替え歌が使用された。
      • 従来からの「X」・「G」に加え、専用のフロントデザイン、リアコンビネーションランプ、ホイールキャップ(グレーメタリック塗装)を採用し、アクティブな外観とした「DICE(ダイス)」と「X」にディスチャージヘッドランプ(オートレベリング機能付)、助手席側パワースライドドア(挟み込み防止機能・リモコン付)、コインポケットを追加装備し、インテリアカラーを選択できる「X"Lパッケージ"」を新設。
      • 既存グレードもシート表皮・アナログメーターのデザイン変更や3本スポークステアリングホイールにシルバー加飾を追加したことで質感も向上。
      • 2WD車はエンジン・トランスミッション・オルタネーターの制御改良を行い、燃費向上。「平成22年度燃費基準+20%」達成(後に「平成27年度燃費基準」達成)。
  • 2012年
    • 4月3日 - 特別仕様車「DICE"Limited"」を発売[6]
  • 2013年
    • 9月3日 - 一部改良。丸型ヘッドライトもプロジェクター式を採用[7]
  • 2014年
    • 9月 - 4WD車の販売終了。
  • 2015年
    • 7月 - 生産および販売終了。


2代目 XP17#G型(2015年 -)[編集]

トヨタ・シエンタ(2代目)
NSP17#G/NCP175G/NHP170G型
X フロント
シエンタ X ホワイトパール 外観(3).jpg
X リア
シエンタ X ホワイトパール 外観(リア).jpg
X インテリア
2代目シエンタ X インテリア.jpg
製造国 日本の旗 日本
 インドネシア
 台湾
販売期間 2015年7月9日 -
乗車定員 6/7名
5名(車いす仕様車)
ボディタイプ 5ドア ミニバン
エンジン ガソリン 2WD車
2NR-FKE型:
1,496cc 直列4気筒DOHC
ガソリン 4WD車
1NZ-FE型:
1,496cc 直列4気筒DOHC
ハイブリッド車
1NZ-FXE型:
1,496cc 直列4気筒 DOHC
駆動方式 2WD(FF)
4WD(ガソリン車のみ)
モーター ハイブリッド車
2LM型交流同期電動機
最高出力 ガソリン 2WD車
80kW (109PS)/6,000rpm
ガソリン 4WD車
76kW (103PS)/6,000rpm
ハイブリッド車
エンジン:
54kW (74PS)/4,800rpm
モーター:
45kW (61PS)
システム最高出力:
73kW (100PS)
最大トルク ガソリン 2WD車
136N・m (13.9kgf・m)/
4,400rpm
ガソリン 4WD車
132N・m (13.5kgf・m)/
4,400rpm
ハイブリッド車
エンジン:
111N・m (11.3kgf・m)/
3,600-4,400rpm
モーター:
169N・m(17.2kgf・m)
変速機 ガソリン車:Super CVT-i
ハイブリッド車:電気式無段変速機
サスペンション 前:マクファーソンストラット式コイルスプリング
後:トーションビーム式コイルスプリング(2WD)
後:ダブルウィッシュボーン式コイルスプリング(4WD)
全長 4,235mm
全幅 1,695mm
全高 1,675mm(2WD)
1,695mm(4WD)
ホイールベース 2,750mm
車両重量 1,310 - 1,380kg
ブレーキ 前:ベンチレーテッドディスク
後:ディスク
プラットフォーム トヨタ・Bプラットフォーム
(前方部分)
トヨタ・MCプラットフォーム
(後方部分)
-自動車のスペック表-

発売から12年を迎え、初のフルモデルチェンジを実施。チーフエンジニア(CE)はプリウスαのCE等を歴任し、後年、ジャパンタクシーのCEも担当した粥川宏(かゆかわ ひろし)。

2代目は「ミニバン=四角いハコ型」というこれまでの概念を打ち破り、「Active & Fan」をキーワードとしてトレッキングシューズをイメージした機能性と動感を表現したデザインを目指して設計され、サイドビューはシアターレイアウト(後席に行くほど乗員位置を高めに配置)に沿ったサイドシルエットやベルトラインによってキャビン全体を前傾に見せ、フロントはヘッドランプからフォグランプ・グリルへと一筆書きのようにつながるバンパーガーニッシュで構成され、バンパーコーナーを強調させた、なお、フロントのエンブレムはトヨタのCIマークのエンブレムに変更された。リアは機能的かつユニークな表情を演出するため、コンビネーションランプとバンパープロテクターを融合したバンパーガーニッシュを採用。また、初代では独立して装着されていた車名エンブレムが無くなり、電気式バックドアハンドルに車名ロゴを刻印した。

ボディサイズは、先代モデルに対して全長は135mm延長され、全高は2WD車が5mm、4WD車が15mm高くなった。一方、全幅は1,695mmと変わらず5ナンバー枠内のサイズを維持している。また、ホイールベースは50mm延長され2,750mmとなっている。

内装ではインストルメントパネルはアッパー部とロア部で構成され、ロア部にはスイッチなどの操作系を腕の動きに沿って配置。オレンジのアクセントカラーやサテンメッキ・ピアノブラックの加飾を施し、助手席アッパーボックスにもオレンジ加飾を施した。また、先代に設定されていた、「DICE」は廃止になった。

燃料タンクを薄型化してセカンドシート下に搭載し、ハイブリッド車に搭載されているバッテリーをセカンドシート足元の下に搭載したことで段差の少ない低床フラットフロアを実現し、スライドドアの乗り込み高さを2WD車で55mm低くなり、ドア実開口幅も50mm拡大したことで乗降性を高め、座面のヒップポイントを後席に行くほど高くすることで見晴らしも良くした。セカンドシートはニークリアランスを25mm拡大して足元のゆとりを確保し、ワンタッチのレバー操作で折りたたみできるタンブル機構を備えた。サードシートはシート幅を70mm拡大した幅広のベンチ風シートとなり、ロックを解除して前方に送り込んでセカンドシート下に格納できるダイブイン格納機構を備えた。

取扱店については、初代の発売開始時から継続しているカローラ店に加え、2006年5月のマイナーチェンジ以降取り扱がなかったネッツ店へも約9年2か月ぶりに取り扱いを再開。さらに、フルモデルチェンジを機にトヨタ店トヨペット店でも取り扱いを開始することとなり、すべてのトヨタ販売店での取り扱いとなった。生産は2017年現在、カローラアクシオを生産しているトヨタ自動車東日本本社(宮城大衡工場)にて行われる[8]ほか、インドネシアのトヨタ・モーター・マニュファクチャリング・インドネシア(TMMIN)の西ジャワ州カラワン工場、中華民国台湾)・桃園市中壢区国瑞汽車でも生産される。

なお、当代は少量ではあるが、先代に引き続き、香港マカオ(いずれも中華圏特別行政区)市場でも販売されるが[9][10]、こちらは日本からの輸出となる。

メカニズム[編集]

パワートレインには、「リダクション機構付THSII」を搭載したハイブリッド車を新設。これにより、ミニバンでトップクラスとなるJC08モード燃費27.2km/Lを実現し、「平成32年度燃費基準+20%」を達成した。エンジンは、直列4気筒1.5L「1NZ-FXE」型、モーターは新形式の「2LM」型を搭載。システム最高出力は100PS(73kW)と公表されている。また、トランスミッションは電気式無段変速機を組み合わせており、駆動方式は2WD(FF)のみの設定となる。 ガソリン車は、2WD車に「2NR-FKE」型を新搭載。ハイブリッド車に採用されているミラーサイクル、クールドEGRVVT-iEなどを採用し、アイドリングストップ機能「Stop & Start System」を標準装備したことでJC08モード燃費は、先代モデルの19.0km/Lから、20.6km/L(X"Vパッケージ" 。X、Gは20.2km/L)に向上し、「平成32年度燃費基準」を達成した。先代モデルが搭載していた「1NZ-FE」型に対し、最高出力は1PS(1kW)、最大トルクは0.5kgf・m(5N・m)低下し109PS(80kW)/13.9kgf・m(136N・m)を発生する。 一方、4WD車は、先代に引き続き「1NZ-FE」型を継続搭載とした。先代モデルとの比較で、最高出力は2PS(1kW)、最大トルクは0.6kgf・m(6N・m)低下し103PS(76kW)/13.5kgf・m(132N・m)を発生。アイドリングストップ機能「Stop & Start System」は4WD車には装備されないものの、JC08モード燃費は1.4km/L向上し15.4km/Lとなっている。

プラットフォームは、フロントにアクア用のBプラットフォーム、リヤにはウィッシュ(2代目)用のMCプラットフォームを低床化した物を使用している。 なお、このモデルはホイールハブがPCD100のまま、先代の4穴から5穴に変更された。

サスペンションは、形式的に先代から変更は無く、フロントはマクファーソンストラット式、リヤは2WD車はトーションビーム式、4WD車はダブルウィッシュボーン式が採用されている。 また、リヤブレーキはリーディングトレーリング式ドラムから、ディスク式にグレードアップしている。

安全性能では、衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense C」を全車にメーカーオプション設定した。プリクラッシュセーフティ(レーサーレーダー+単眼カメラ方式)、レーンディパーチャーアラート、オートマチックハイビームの3つ機能で構成される。また、付帯機能として先行車発進告知機能もセットでメーカーオプションとしている。

ガソリン車には、先代同様ウェルキャブ(福祉車両)を設定。2代目では、車いすのままスロープを乗降できる「車いす仕様車(タイプI)"助手席側セカンドシート付"」が「型式指定自動車」として、カタログモデル化された。持ち込み登録の手間が省かれ、納車までの期間が短縮されるメリットがある。リクライニング機構付車いすなど、多様な車いすの乗車に対応したほか、後輪にエアサスペンションを採用した車高降下機構により9.5度の緩やかなスロープ角度を実現した。また、サードシートをなくし、セカンドシートを専用設計に変更。助手席側のセカンドシートを倒して車いすごと乗り込み、その隣に介助ができるほか、手動スロープ前倒れ機能の採用により、普段はラゲッジスペースを確保した2列/5人乗りの“普通のクルマ”[11]。として利用できる。また、ボディカラーは車いす仕様車専用色の「スーパーホワイトII」が設定される。

年表[編集]

2015年7月9日
フルモデルチェンジ[12]
キャッチフレーズは「HOW DO YOU USE TODAY? 今日を、どう使う?」で、CMキャラクターにはハメス・ロドリゲス滝川クリステルが起用された。
グレード構成はハイブリッドモデル・ガソリンエンジンモデル・「車いす仕様車(タイプI)"助手席側セカンドシート付"」いずれも「X」と「G」の2グレードとなる。また、「X」のガソリン車にはにはUVカットガラス(スライドドア・リアクォーター・バックドア)をグリーンに、LEDサイドターンランプ付カラードドアミラーを電動リモコンにそれぞれグレードダウンし、助手席側ワンタッチスイッチ付パワースライドドア(挟み込み防止機構付)を非装備化した「X"Vパッケージ"」も設定される。
ボディカラーは、先代からの継続設定色は「ブラックマイカ〈209〉」のみ。新規設定色として「ホワイトパールクリスタルシャイン〈070〉(メーカーオプション)」、「シルバーメタリック〈1F7〉」、「ヴィンテージブラウンパールクリスタルシャイン〈4X4〉(メーカーオプション)」、「ブルーメタリック〈8T7〉」、国内初設定となる「レッドマイカメタリック〈3T8〉」、「グリーンマイカメタリック〈6W7〉」、新規開発色の「エアーイエロー〈5B6〉」の計8色。
また、フロントグリル・前後バンパー・ドアミラーなどにアクセントカラーを配した「FLEX TONE」を設定(X"Vパッケージ"以外のグレードにメーカーオプション)。「シルバーメタリック」、「ブラックマイカ」、「エアーイエロー」のアクセントカラーは「ブルーメタリック」となり、「ホワイトパールクリスタルシャイン」、「グリーンマイカメタリック〈6W7〉」のアクセントカラーは「ブラウンパール」となる。
「車いす仕様車(タイプI)"助手席側セカンドシート付"」には、「ホワイトパールクリスタルシャイン〈070〉(メーカーオプション)」、「シルバーメタリック〈1F7〉」、「ブラックマイカ〈209〉」、「ヴィンテージブラウンパールクリスタルシャイン〈4X4〉(メーカーオプション)」、「ブルーメタリック〈8T7〉」に加え、専用色として「スーパーホワイトⅡ〈040〉」を加えた計6色を設定。なお、「FLEX TONE」は設定されていない。
2015年9月24日
助手席回転チルトシート車を追加[13]。(12月下旬発売)
助手席回転チルトシート車は、座面チルト機構により乗降性を向上するとともに、乗降に必要なスペースを縮小し、一般の駐車場での乗り降りを容易としただけでなく、ベース車と同等の乗り心地を追求するなど、さまざまなユーザーが利用しやすいよう「普通のクルマ化」をキーワードとして開発されている。ガソリン車・ハイブリッド車双方に設定され、ベーシックなAタイプと、手動車いす用収納装置(電動式)を標準装備としたBタイプの2種を設定。
同時に、「車いす仕様車」にはタイプⅢを追加設定。従来の車いす仕様車タイプⅠの仕様に新開発の助手席回転チルトシートを標準装備している。
2017年8月1日
特別仕様車「G "Cuero(クエロ)"」を発売[14]
「G」をベースに、合成皮革と上級ファブリックを組み合わせた専用シート表皮を採用するとともに、シート・シフトノブ・ステアリングホイールの随所にオレンジステッチを施した。また、ベース車ではメーカーオプション設定となる衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sence C」、LEDランプパッケージ(Bi-Beam LEDヘッドランプ(ハイ・ロービーム、オートレベリング機構、LEDクリアランスランプ付)、フロントフォグランプ(ハロゲン)、専用リアコンビネーションランプ、コンライト(ライト自動点灯+消灯システム))、先行車発進告知機能などを特別装備。ボディカラーは「ホワイトパールクリスタルシャイン〈070〉(メーカーオプション)」、「シルバーメタリック〈1F7〉」、「ブラックマイカ〈209〉」、「ヴィンテージブラウンパールクリスタルシャイン〈4X4〉(メーカーオプション)」に加え、特別設定色の「クールボルドーガラスフレーク〈3T9〉(メーカーオプション)」を含む全5色を設定する。
2018年4月
衝突回避支援パッケージの名称を「Toyota Safety Sense C」から、「Toyota Safety Sense」に変更している[15]。(公式発表無し)

海外仕様の動き[編集]

  • 2015年
    • 8月 - ガソリンエンジンモデルが現地代理店の「クラウンモーターズ」を通じ、中華圏特別行政区の香港、およびマカオで販売開始(型式は日本国内仕様と異なり「P17#R」型となる)。
  • 2016年
    • 1月 - ハイブリッドシリーズが香港とマカオで販売開始(ガソリンエンジンモデル同様、型式は日本国内仕様と異なり「P17#R」型となる)。
    • 4月 - インドネシアで「All New SIENTA」として発表。同年7月より販売開始。
      • 最上級のエアログレード「Q」以外にはCVTに加えて6速マニュアルトランスミッションも設定される。
      • 現地の整備事情や道路事情に鑑み、ハイブリッド仕様は設定されず、ロードクリアランスが日本仕様より20mmプラスに(=全高1695mm)、エクステリアの一部(フロントグリル、フロント&リアバンパー部のエアロパーツ等、ボディカラー等)、インテリアの一部(インパネシフト→フロアシフト、足踏み式→サイドレバー式パーキングブレーキ、エアコンスイッチパネルの形状変更等)が国内仕様と若干意匠が異なる[16]
    • 8月 - マレーシアでも販売開始。
      • ハイブリッドの設定はなく投入されたモデルは2NR-FE搭載の2WD車のみで1.5V(CVT)と1.5G(CVT)のみとなる。
      • 日本仕様との相違点として、現地の道路事情を考慮して車高が25mmプラス、6MT車の設定(ならびに専用インパネの新設)、リヤクーラーの設置、パーキングブレーキレバーの設置などが挙げられる。CVT仕様であってもフロアシフトとなる。ボディーカラーは日本仕様とは大きく異なり、「グレーメタリック」「オレンジメタリック」などが設定される代わりに「エアーイエロー」、「グリーンメタリック」などが設定されない。
    • 11月 - 台湾で販売開始。シエンタ史上初の左ハンドルが設定された。
      • ガソリン車のみの設定(1.5Lと1.8L)。同市場においてはウィッシュの後継という位置付けである[17]
      • マレーシア仕様以上に日本仕様との相違点が多く、リヤクーラーの設置、パーキングブレーキレバーの設置、ヘッドアップディスプレイの追加、7人乗りに加えて5人乗り仕様の設定(前者は「小客車」、後者はタクシーでの使用を前提とした「小客貨両用車」の扱い)、2ZR-FAE型1.8Lエンジンの設定などが挙げられる。ボディーカラーは日本仕様に準じているが、「ブルーメタリック」、「グリーンマイカメタリック」、「ヴィンテージブラウンパールクリスタルシャイン」の3色が設定されておらず、代わりに日本仕様では初代中期・後期に設定されていた「グレーメタリック」の設定がある。

車名の由来[編集]

  • スペイン語の「7」“Siete(シエテ)”と英語の「楽しませる」"entertain(エンタテイン)"からの造語。派生グレードの「DICE」(ダイス)は英語で“サイコロ”を意味する。

脚注[編集]

  1. ^ 日本市場の場合。海外向けは販売国により、5人乗りの設定もある。
  2. ^ [1]トヨタ企業サイト・高岡工場「沿革」より。また前期型の新型車解説書「打刻開始フレームNo.」欄では車台完成工場としてトヨタ自動車・高岡工場のみが表記されている。
  3. ^ [2]CarWorld Impression トヨタ・シエンタ
  4. ^ TOYOTA、シエンタをマイナーチェンジ - トヨタ自動車 ニュースリリース 2011年5月19日
  5. ^ 2月24日の報道(トヨタが「シエンタ」生産を再開 - 中部経済新聞)では、4月から製造・販売を再開する予定だったが、3月に発生した東日本大震災の影響により延期となっていた。
  6. ^ TOYOTA、シエンタの特別仕様車を発売 - トヨタ自動車 ニュースリリース 2012年4月3日
  7. ^ TOYOTA、シエンタを一部改良 - トヨタ自動車 ニュースリリース 2013年9月3日
  8. ^ “<トヨタ東日本>新型シエンタ 宮城生産開始”. 河北新報. (2015年7月30日). http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201507/20150730_12010.html 2015年8月5日閲覧。 
  9. ^ トヨタ、新型シエンタを発売MOTOR DAYS 2015年7月9日(2015年8月13日 閲覧)
  10. ^ 享樂7人同行 SIENTAToyota Hong Kong
  11. ^ “TOYOTA、新型シエンタを発売” (プレスリリース), トヨタ自動車株式会社, (2015年7月9日), https://newsroom.toyota.co.jp/jp/detail/8642760 
  12. ^ “TOYOTA、新型シエンタを発売” (プレスリリース), トヨタ自動車株式会社, (2015年7月9日), https://newsroom.toyota.co.jp/jp/detail/8642760 
  13. ^ “TOYOTA、ウェルキャブに助手席回転チルトシート車を新設定” (プレスリリース), トヨタ自動車株式会社, (2015年9月24日), https://newsroom.toyota.co.jp/jp/detail/9458803 
  14. ^ “TOYOTA、シエンタの特別仕様車を発売” (プレスリリース), トヨタ自動車株式会社, (2017年8月1日), https://newsroom.toyota.co.jp/jp/detail/17967698 
  15. ^ 「トヨタシエンタ カタログ」、2018年4月発行。HAZ11001-1804
  16. ^ 【ジャカルタモーターショー16】海外初生産の新型 シエンタ、現地スタッフが手掛けるローカライズ - レスポンス
  17. ^ 日本市場においても2017年10月にウィッシュの販売が終了し、シエンタとプリウスαに統合された。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]