トヨタ・スペイド

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Camera-photo Upload.svg 画像提供依頼:2015年7月以降モデルの内外装の画像提供をお願いします。2016年11月
トヨタ・スペイド
NSP140/NCP14#型
フロント
(2012年7月~2015年7月)
Toyota SPADE 1.JPG
リア
Toyota SPADE 2.JPG
インパネ
(2012年7月~2016年7月)
Toyota Spade interior.JPG
販売期間 2012年7月 - (日本)
2015年8月 - (香港マカオ)
設計統括 鈴木敏夫 (前期型)
乗車定員 5人
ボディタイプ 4ドアトールワゴン
エンジン 1NR-FE型 1.3L 直4 DOHC
1NZ-FE型 1.5L 直4 DOHC
2NR-FKE型 1.5L 直4 DOHC
駆動方式 FF/4WD
変速機 CVT
サスペンション
全長 3,995mm
全幅 1,695mm
全高 1,690mm (FF)
1,720mm (4WD)
ホイールベース 2,600mm
車両重量 1,100 - 1,240kg
姉妹車 トヨタ・ポルテ(2代目)
先代 ネッツ店
トヨタ・ラウム(2代目)
※但し、販売終了してから9ヶ月間の空白期間あり。
プラットフォーム トヨタ・Bプラットフォーム
-自動車のスペック表-

スペイドSPADE)は、トヨタ自動車の4ドアトールワゴン。生産はトヨタ自動車東日本東富士工場が担当する[2]

概要[編集]

2011年10月に販売終了した2代目ラウムの実質的な後継車種で、2012年7月23日にフルモデルチェンジした2代目ポルテと同時に発表・発売された新型車でもあり、ポルテとは姉妹車の関係になる。また、取扱チャンネルにおいても、ポルテ(トヨタ店トヨペット店)を取り扱わないカローラ店と先代車種のラウムを取り扱っているネッツ店にて販売され、実質的な全店併売車種となる。カローラ店扱いの車両は型式の末尾に「(C)」が入る。

メカニズム[編集]

全車、開口幅1,020mm×開口高1,250mmのワイヤレス電動スライドドアを助手席側に標準装備。300mmを誇る低いフロア地上高と段差のないフラットフロアを採用することで優れた乗降性を実現。また2,160mmの室内長と1,380mmの室内高を誇る室内空間に加え、前後に700mmスライドする助手席シートやチップアップ機構が付いた6:4分割可倒式リヤシートなどにより多彩なシートアレンジを可能としている。

パワーユニットには1.3Lの1NR-FE型と1.5Lの1NZ-FE型エンジンを採用。いずれにもSuper CVT-iと組み合わせた。アイドリングストップ機能 (Toyota Stop&Start System) を「1.3X」に標準装備、1.5L・2WD車にオプション設定し、1.5L・2WDのアイドリングストップ機能付車はJC08モードで20.6km/Lの低燃費を実現している。2015年7月の一部改良で2WD車が2NR-FKE型に置換し、メーカーオプション設定だったアイドリングストップ機能を標準装備化したことでJC08モード燃費が22.2km/Lに向上した。

グレード体系・装備は基本的に2代目ポルテとほぼ同一[3]だが、外観は水平基調で張り出したフロントランプやバンパーコーナーによって精悍でクールな印象としたフロントデザインとなり、リアコンビランプはクリアレンズを採用した水平基調のデザインとなっている。また、ボディカラーは8色が設定されるが、このうちの6色は2代目ポルテと共通のボディカラーとなっており、スペイド専用色として、「ダークバイオレットマイカメタリック」と新色の「シトラスマイカメタリック」が設定される。

なお、リヤコンビネーションレンズ(テールレンズ)中央部分とヘッドランプレンズ部分には車名を意味する「♠」形状のマークがレンズ内にデザインされている。

沿革[編集]

  • 2012年7月23日 - 発表・販売開始。キャッチフレーズは「チャレンジするためのプチバン」。
  • 2014年4月1日 - 「1.5F」をベースに、「スマートエントリーパッケージ」と「HIDパッケージ」の装備品を標準装備するとともに、オート電動格納式リモコンドアミラー(サイドターンランプ付)を特別装備。また、専用フロントグリルにシルバー塗装、専用ホイールキャップにグレーメタリック塗装を、バックドアガーニッシュ・ドアハンドル(アウトサイド・インサイド)・シフトレバーベゼル・サテン調レジスターリングにめっき加飾をそれぞれ施し、専用デザインのアナログ式センターメーター(メーター照度コントロール機能付)も採用。内装色やシート色をブラックで統一することでスタイリッシュな仕様に仕上げた特別仕様車「F"Jack"」を発売。ボディカラーは特別設定色の「ボルドーマイカメタリック」を含む3色を設定した[4]
  • 2015年
    • 7月1日 - 一部改良並びに特別仕様車「F"Queen"」を発売[5]。キャッチフレーズは「余裕の極み。」で、CMキャラクターにはゲスの極み乙女。、CMソングも当バンドの「ロマンスがありあまる」が起用された。[6]
      • 前述のとおり、エンジンの置換が行われた関係で1.3L車が廃止となり、これまでは1.3L専用だった廉価グレード「V」も1.5Lエンジンとなった(「V」は従来通り2WD車のみの設定)。
      • 外観は「V」を除きフロントグリルにシルバー塗装を採用し、ドアミラーの形状を変更。内装はセンタークラスターパネルやシート表皮の色、柄を変更した。また、全車にデッキサイドグリップと助手席グローブボックスを追加したほか、「V」を除く全車にラゲージルームランプを、一部グレードに照明付マルチボックス、天井スピーカー、天井照明付バニティミラーを追加した。ボディカラーは「ダークバイオレットマイカメタリック」を廃止する替わりに、2014年4月発売の特別仕様車「F"Jack"」の特別設定色だった「ボルドーマイカメタリック」をカタログカラーに格上げし、新色の「スパイシーカーキパールクリスタルシャイン(オプションカラー)」を追加した(いずれも「V」には未設定)。
      • 「セレクトパッケージ」の一部も装備の変更や追加を行い、「スーパーUVパッケージ」はフロントドアガラスのスーパーUVカットガラスにIR(赤外線)カット機能を追加、「スマートエントリーパッケージ」にはオート電動格納式ドアミラーを追加、「ドレスアップパッケージ」はアナログ式センターメーターを新意匠に変更し、フロントグリルとドアミラーにメッキ加飾を追加した。
      • 特別仕様車「F"Queen"」は、「F」をベースに、脱着して丸洗いできる新開発のファスナー式カバーシート「ウォッシャブルカバーシート」を特別装備したほか、内装色はブラックを特別設定し、ブラックルーフトリム&サンバイザーを採用。また、フロントグリル、電動格納式リモコンドアミラー、バックドアガーニッシュ、アウトサイドドアハンドル、レジスターリング、シフトレバーベゼル、インサイドドアハンドル(運転席・助手席)にメッキ加飾を施し、ホイール樹脂フルキャップにはスーパークロームメタリック塗装を施し、センターメーターを専用意匠とした。ボディカラーは特別設定色の「ブラック」を含む4色を設定した。
    • 8月 - 香港・マカオでも販売開始[7][8][9]
  • 2016年6月30日 - 一部改良及び特別仕様車「F"Queen II"」を発売[10]
    • プリクラッシュセーフティ、レーンディパーチャーアラート、オートマチックハイビームをセットにした「Toyota Safety Sense C」や、先行車発進告知機能、緊急ブレーキシグナルを全車標準装備して安全面を強化したほか、IR(赤外線)カット機能付ウインドシールドガラスも標準装備し、センターメーターをデジタル表示化した。ボディカラーは「ライトブルーマイカメタリック」を廃止する替わりに、新色の「ブラッキッシュアゲハガラスフレーク(オプションカラー)」を追加した。なお、今回の一部改良により、2WD専用の廉価グレード「V」を廃止した。
    • 「ウェルキャブ」はベース車同様の改良に加え、助手席回転チルトシート車・助手席リフトアップシート車・サイドアクセス車 脱着シート仕様の各「Bタイプ」において、従来の電動クレーン方式から電動スライド方式に変更した新タイプの車いす収納装置を採用したことで、操作時間を短縮化したほか、搭載可能な車いす重量を従来の30kgから35kgとした。
    • 特別仕様車「F"Queen II"」は2015年7月に発売された特別仕様車「F"Queen"」のバージョンアップ仕様で、室内天井に格子柄をあしらった専用デザインを採用し、レジスターリングをメッキ加飾からサテン調加飾に変更。ボディカラーは「F"Queen"」同様、特別設定色の「ブラック」を含む4色展開だが、「F"Queen"」で設定されていた「スパイシーカーキパールクリスタルシャイン」に替わり、新色の「ブラッキッシュアゲハガラスフレーク(オプションカラー)」を設定した。

車名の由来[編集]

トランプスペード(SPADE♠)とSpace(空間)とWide(広い)を組み合わせた造語。トランプのスペードが持つクールなイメージも付与している。

取扱チャンネル[編集]

脚注[編集]

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  1. ^ 4WD車用はド・ディオンアクスルと併用
  2. ^ トヨタ東日本、小型車「ポルテ」全量生産 ダイハツから移管日本経済新聞2012年7月23日(2012年7月25日 閲覧)
  3. ^ このほか、全車タコメーターが未装備という点のほか、価格も2代目ポルテと共通しているが、ポルテにおいて標準装備のフォグランプは販売店装着オプションでの設定。
  4. ^ “TOYOTA、スペイドの特別仕様車を発売” (プレスリリース), トヨタ自動車株式会社, (2014年4月1日), http://newsroom.toyota.co.jp/jp/detail/1445301 2014年4月1日閲覧。 
  5. ^ “TOYOTA、ポルテおよびスペイドを一部改良 ―あわせて、ポルテ特別仕様車F“a la mode Deux”およびスペイド特別仕様車F“Queen”を発売―” (プレスリリース), トヨタ自動車株式会社, (2015年7月1日), http://newsroom.toyota.co.jp/en/detail/8535807 2015年7月1日閲覧。 
  6. ^ 日本テレビTHE MUSIC DAY」で毎年行われていたアーティストコラボCMとして日本テレビ系のみで放映。
  7. ^ SPADEToyota Hong Kong
  8. ^ カタログ表紙の車名はアルファベットと日本語の併記となっているが、日本語はスペイドではなく「スペード」になっている。
  9. ^ ただし型式は日本仕様と異なり、「NCP14#R」となる。
  10. ^ “TOYOTA、ポルテならびにスペイドを一部改良するとともに特別仕様車を設定” (プレスリリース), トヨタ自動車株式会社, (2016年6月30日), http://newsroom.toyota.co.jp/jp/detail/12614518 2016年6月30日閲覧。 

関連項目[編集]

外部リンク[編集]