トヨタ・クラウンコンフォート

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トヨタ・クラウンコンフォート
YXS1#/YXS1#H/SXS13/TSS10/GXS1#/GXS1#H型
スタンダード(平和交通
Heiwakotsu.jpg
デラックス(つばめタクシー
つばめタクシー・標準車両.jpg
中華圏特別行政区(香港)仕様車
Hong Kong Taxi - 15-12-2006 - AD (3).jpg
販売期間 1995年12月-2017年5月
乗車定員 5名
ボディタイプ 4ドアセダン(タクシー向け)
エンジン 3Y-PE型 直4 OHV 2.0L 79PS(1995 - 2008年)
1TR-FPE 直4 DOHC 2.0L 116PS(2008年-)
1G-GPE型 直6 DOHC 2.0L 110PS(1995 - 2001年)
駆動方式 FR
変速機 コラム4速MT(-2008年)
コラム4速AT(-2008年)
フロア4速AT
全長 4,695mm
全幅 1,695mm
全高 1,515mm - 1,525mm
ホイールベース 2,785mm
最小回転半径 5.1m
姉妹車 トヨタ・コンフォート
トヨタ・クラウンセダン
先代 S130系トヨタ・クラウンセダン(タクシー仕様)
後継 トヨタ・ジャパンタクシー
-自動車のスペック表-

クラウン コンフォートCROWN COMFORT)は、1995年12月から2017年5月までトヨタ自動車が生産・販売していたセダン型の商用車である。タクシーとして用いることを前提に開発されたもので、従来のクラウンに比べ、後部座席の窓枠が垂直に近くなることやマフラーが左側にあるなどの違いがある。

製造はトヨタグループのトヨタ自動車東日本(旧:関東自動車工業)東冨士工場(静岡県裾野市)で行われていた。車名が長いため「クラコン」あるいは「コンフォート」と略されることもある。

2014年9月の時点において日産自動車セドリック営業車が生産終了したため、ノッチバックセダン型タクシー専用車両を最後まで生産していたのは、トヨタのみとなっていた。

概要[編集]

「クラウン」のネームの付いた車種であるがクラウンとの結びつきは弱く、ベースはX80系マークIIセダンである。形式名は2008年までの3Y-PE型エンジン搭載モデルはYXS10、2008年8月からの1TR-FPE型エンジン搭載モデルはTSS10となる。

同時に発売開始された姉妹車コンフォートと同様、後席の寸法および後部トランク容積を可及的大きくとり、料金メーター無線機タコグラフといったタクシー用機器設置スペースを設けるなどのタクシー向けに特化された設計が特徴である。ボディ構造はコンフォートとほぼ同一だが、コンフォートが小型タクシー枠内(全長4,590mm)なのに対して、クラウンコンフォートはホイールベースを105mm延長(これに伴い全長も105mm延長され全長4,695mmとなる)して中型タクシー向けとした。またフロントグリルのマークやホイールキャップはコンフォートと異なっており、デザイン的にはクラウンのイメージを崩さない配慮がなされている。

エンジンに関しては2008年8月にこれまでのOHV・3Y-PE型からダイナトヨエースにも搭載されるDOHCVVT-iの1TR-FPE型(79PS→116PS)に変更され[1]、型式もTSS10になった。

グレード[編集]

グレードは直列4気筒エンジン搭載のスタンダード、デラックスAパッケージ、デラックス及び、直列6気筒DOHCエンジン(1G-GPE、形式GXS10)搭載でタコメーター装備のスーパーデラックス、起毛地シート、ウッドパネル等上級仕様のスーパーデラックスQパッケージが設定されていたが、スーパーデラックス、スーパーデラックスQパッケージは基本的に個人タクシー向けで、トヨタ・クラウンセダンのモデルチェンジに伴い設定を廃止した(現在のクラウンセダンはクラウンコンフォートがベース)。起毛地シートは後に特装扱いで設定されるようになった。

特装車[編集]

TECS(Toyota Excellent Conversion Series)[2]車として、身障者高齢者のタクシー利用に配慮した、後部座席がドア側に回転する「ウェルキャブ」も設定されている(コンフォートにも設定)。また、結婚式に向かう和装の花嫁の角隠し文金高島田)が乗り降りの支障にならないよう、後席左側の屋根が開くスイングルーフもある。

この車種のタクシーは行灯を含めた全高が高くなり、都内の一部高架下(JR東京総合車両センター田町センターの真下を通る高輪橋架道橋(高さ制限1.5m)など)が通行不能になる事態が続発したため(行灯とトンネルがかち合い、ルーフに何もないスリックトップの普通四輪しか通過できない)、対策として東京無線など行灯の形状を変更した事業者もある。

歴史[編集]

初代 YXS10・GXS10・TSS10系(1995年-2017年)[編集]

  • 1995年12月 - YS130クラウン営業車・YX80営業車の後継として登場。タイヤサイズは175/80R14。
  • 1999年1月 - 平成10年排出ガス規制適合。排ガス記号がE-からGF-となる。
  • 2000年1月 - 衝突安全ボディGOA採用。グッドケアセレクションがオプション設定される。
  • 2001年8月 - クラウンセダンのモデルチェンジでスーパーデラックス、スーパーデラックスQパッケージ及び6気筒エンジン廃止、エアコン標準装備(レス設定あり)、アイドリングストップシステム(TOYOTA STOP AND GO SYSTEM)採用。オドメータートリップメーターを液晶化した。4気筒エンジン搭載車は平成12年排出ガス25%減で良-低排出ガス認定(☆)を受け、排ガス記号がTA-に変更される。
  • 2002年10月 - 一部改良で運転席エアバッグ、ABSを全車標準装備した(エアバッグはレス設定あり)。
  • 2004年6月 - 平成17年排出ガス規制適合。排ガス記号をABA-に変更。同時にヘッドライトのマニュアルレベリング機構、サイドターンランプ(初代bBのものを流用)、LEDハイマウントストップランプ、UVカットガラスを標準装備。
  • 2007年8月 - コラムシフト・マニュアルミッションの設定抹消。
  • 2008年 - 中華圏特別行政区(香港/マカオ)仕様車の外観がクラウンセダンに準じたものに変更(車名はクラウンコンフォートのまま)。
    • 8月21日 - マイナーチェンジ [1]によってLPG車用エンジンがガスミキサー方式の3Y-PE型からガス液体噴射方式の1TR-FPE型(1TR-FE型のLPG仕様)に変更され、エンジン出力および環境性能(平成22年度燃費基準達成、排ガス記号:DBA-)が向上した。型式もTSS10に変更され、エアコン、エアバッグのレスオプションも廃止され、後席灰皿はメーカーオプションに変更された。AT車は4速オートマチックから電子制御オートマチックになり、コラムシフトは廃止されフロアシフトのみとなった[3]。タイヤ・ホイールは15インチ化で195/65R15が標準となり、デラックスではホイールキャップがクラウンセダンと共用となった。また、CピラーエンブレムはS180型クラウンと同一のものに変更された。AT車においてシフトレバーが“N”または“P”の位置で自動的にアイドリングストップをする“TOYOTA STOP AND START SYSTEM”が標準装備となった。なお、今回の改良で価格が税込で42万円上昇している。また、中華圏特別行政区(香港/マカオ)仕様も同様に改良されてトランクの表記がコンフォートのみになった[4]
    • 10月8日 - グッドデザイン賞の中でも、10年以上にわたって継続的に生産販売され、同一の商品コンセプトを継承するなどの条件を満たした上で、特に優れた商品等に与えられる特別賞「グッドデザイン・ロングライフデザイン賞」を受賞した。
  • 2012年7月2日 - 一部改良。全車にプラズマクラスターを採用し、新衝突安全基準に対処するため、リア中央席に3点式シートベルトを、リア左右席にISOFIX対応チャイルドシート固定専用バーなどを標準装備した。同時に、全席においてヘッドレストが大型化された。
  • 2013年10月28日 - 一部改良。新たにVSC&TRCを標準装備して安全性能を強化し、スピードメーター&タコメーターにメーター照度コントロール機能を追加した(これに伴い、クラウンコンフォートでは初めてタコメーターが全車標準装備となり、同時にタコグラフ装着スペースは廃止された)[5]
  • 2017年
    • 3月末 - 生産終了。
    • 5月25日 - 販売終了。これと同時にホームページへの掲載を終了した。

取扱ディーラー[編集]

脚注[編集]

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  1. ^ a b TOYOTA クラウンセダン・クラウンコンフォート・コンフォート・コンフォート教習車を一部改良
  2. ^ 一般グレードと異なり、改造申請による持ち込み登録。
  3. ^ 中型タクシー6人乗り仕様車もY31型セドリック(MT・AT共に設定)のみのラインナップとなった。
  4. ^ リヤトランクの表記がコンフォートのみになったが、車名が変更になったのか、エンブレムの貼付スペースの関係でコンフォートのみ表記になったのか不明(左側TOYOTA 2.0VVT-i 右側LPG CONFORT)。日本仕様同様にフロアシフトのみとなったため、前後の乗客人数表記も“4SEATS”になった。
  5. ^ TOYOTA、クラウンセダン・クラウンコンフォート・コンフォート・コンフォート教習車を一部改良 - トヨタ自動車 プレスリリース 2013年10月28日

関連項目[編集]

外部リンク[編集]