トヨタ・ピクシストラック

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ダイハツ・ハイゼットトラック > トヨタ・ピクシストラック

ピクシス トラック(PIXIS TRUCK)は、トヨタ自動車で販売されるフルキャブオーバー型軽トラックである。ダイハツ・ハイゼットトラックのOEM版にあたる。通称「ピクトラ」。

概要[編集]

ベースとなっているのはハイゼットトラックである。ちなみに、2000年から2003年までは同じS200系の派生車ダイハツ・アトレー7トヨタ・スパーキーとしてOEM供給していたが、およそ8年3か月ぶりにS200系の車両をOEM供給することになる。

取扱販売店はトヨタカローラ店ネッツ店が基本だが、軽自動車市場比率が高い地域のうち、取扱希望のあった青森県秋田県鳥取県島根県四国地区福岡県を除く九州沖縄地区についてはトヨタ店トヨペット店を含めたすべてのトヨタの販売店での取扱となっている。なお、新車の展示は、そのうちでさらに選定された、「ピクシス・ステーション」という一部の店舗でのみで行われる。

なお、2012年4月にスバル・サンバートラックがハイゼットトラックのOEM車種に切り替わったため、3兄弟車種となった。

2014年8月現在の時点において、新車で購入可能なトヨタ車としては唯一、運転席側・助手席側ともに全車SRSエアバッグが非装備[1]でなおかつ、AT仕様は油圧制御(メカニカル)式3速ATのみが設定されていたが、2014年9月に実施されたフルモデルチェンジに伴い、AT仕様は電子制御式4速ATに変更され、全車にようやくSRSエアバッグ(運転席側)が標準装備[2]となった。

キャッチコピーは初代がピクシスバンと同じ「働くわたしのピクシス トラック」だったが、2代目では「日本のベストシゴトパートナー。」に変更された。

歴史[編集]

初代(S201U/211U 2011年 - 2014年)[編集]

トヨタ・ピクシストラック(初代)
S201U/211U型
スペシャル"エアコン・パワステバージョン" 4WD(S211U)
2011年12月1日 - 2012年12月16日までの初期型
TOYOTA・PIXIS-TRUCK 211U 0164.JPG
TOYOTA・PIXIS-TRUCK 211U 0165.JPG
スペシャル"エアコン・パワステバージョン" 4WD(S211U)
2012年12月17日 - 2014年9月1日までの最終型
TOYOTA・PIXIS-TRUCK 211U 0500.JPG
販売期間 2011年12月1日-2014年9月1日
乗車定員 2人
ボディタイプ 2ドアフルキャブオーバー
エンジン KF-VE型 0.658L 直3 DOHC DVVT
駆動方式 FR/4WD
変速機 5MT/3AT
サスペンション 前:スタビライザー付I型ロアアーム&マクファーソンストラット式コイルスプリング
後:車軸式リーフスプリング
全長 3,395mm
全幅 1,475mm
全高 1,780mm
ホイールベース 1,900mm
車両重量 700 - 790kg
製造事業(委託)者 ダイハツ工業
姉妹車 ダイハツ・ハイゼットトラック(9代目)
スバル・サンバートラック(7代目)
先代 トヨタ・ミニエーストラック
小型商用車。ピクシストラックが発売されるまで36年間の空白期間あり
-自動車のスペック表-
2011年12月1日
発表・発売。エンブレム類以外はハイゼットトラックと同一で、装備内容・保証内容も同一[3]。一部特装車を除く[4]ハイゼットトラック同様、メーカーオプションで車体全体の防性能をさらに強化した「ストロング防錆パック」(プラス30,000円・税別)や13インチホイール&145R13 LT 6PRラジアルタイヤ(プラス5,000円・税別)[5]、4枚リーフスプリングのリアサスペンション(プラス5,000円・税別)[6]スーパーデフロック(MT車専用・プラス29,500円・税別)などを選択することができる。ただしハイゼットトラックと異なり、ジャンボやハイルーフ、ダンプ[7]テールリフト、保冷車、冷凍車、パネルバン(荷箱)などの特装車、および特別仕様車は用意されておらず[8]、ほぼ農業従事者向けに特化したラインアップとなっている。またディーラーオプションに関してもハイゼットトラックよりやや少なくなっている。
エンジンは全車に可変バルブタイミング機構(DVVT)付直列3気筒DOHC12バルブKF型(KF-VE型)を搭載している。
2012年12月17日
ハイゼットトラックの一部改良に合わせて一部改良(仕様変更扱い)。2013年1月から施行される灯火器および反射器などに関する法規に対応するため、全車に後方反射板を追加装備し、夜間の積み降し作業時や乗降時の安全性を向上。併せて、防錆鋼板の採用範囲拡大[9]、ボデーシーラーの塗布範囲拡大を実施し耐蝕性の向上が図られると共に、触媒の変更により全車がJC08モード燃費に対応。また、最廉価グレード「スペシャル」にFM/AMラジオを標準装備[10]した。


2代目(S500U/510U 2014年 - )[編集]

トヨタ・ピクシストラック(2代目)
S500U/510U型
スタンダード 4WD(S510U)
Toyota・Pixis-Truck Standard Part-time 4WD S510U.jpg
Toyota・Pixis-Truck Standard Part-time 4WD S510U Rear.jpg
販売期間 2014年9月2日-
乗車定員 2人
ボディタイプ 2ドアフルキャブオーバー
エンジン KF-VE型 0.658L 直3 DOHC DVVT
駆動方式 FR/4WD
変速機 5MT/4AT
サスペンション 前:スタビライザー付L型ロアアーム&マクファーソンストラット式コイルスプリング
後:車軸式リーフスプリング
全長 3,395mm
全幅 1,475mm
全高 1,780mm
ホイールベース 1,900mm
車両重量 740 - 810kg
製造事業(委託)者 ダイハツ工業
姉妹車 ダイハツ・ハイゼットトラック(10代目)
スバル・サンバートラック(8代目)
-自動車のスペック表-
2014年9月2日
OEM元の10代目ハイゼットトラックに併せる形でフルモデルチェンジ[11]。エンブレム類以外はハイゼットトラックと同一で、装備内容・保証内容も同一。10代目ハイゼットトラック同様、メーカーオプションで車体全体の防錆性能をさらに強化した「ストロング防錆パック」(プラス25,000円・税別)や13インチホイール&145R13 LT 6PRラジアルタイヤ&13インチタイヤ専用リヤ4枚リーフスプリング(プラス5,000円・税別)[12]、4枚リーフスプリングのリアサスペンション(プラス5,000円・税別)[13]などを選択することができる。初代同様、ジャンボやハイルーフ、ダンプ、テールリフト、保冷車、冷凍車、パネルバン(荷箱)などの特装車、および特別仕様車は用意されておらず、これまで通り農業従事者向けに特化したラインアップとなっている。
なお、初代では「エクストラ」と「スペシャル 農用バージョン」に限り標準装備されていたあゆみ板対応後部アオリが全グレードに標準装備化されたほか、荷台の左側だけでなくフロント右下(「エクストラ」を除く)にも装着されていた車名デカールが2代目では荷台左側のみの装着となった。ボディカラーは「スタンダード エアコン・パワステレス」を除く全グレードに設定のメーカーセットオプション「選べるカラーパック」を設定した場合、ハイゼットトラック同様に7色から選ぶことができる。前述のように、ピクシストラックでは特別仕様車の設定がないため、新規色の4色[14]のみならず、9代目ハイゼットトラックの特別仕様車「VS」に設定されていた「ブルーマイカメタリック」と「ブラックマイカメタリック」もピクシストラックで初めて設定された。セットオプションはハイゼットトラックに設定されている女性ユーザー向けセットオプションの「農業女子パック」(「ビューティーパック」+「選べるカラーパック」)がピクシストラックでは未設定になる点以外はハイゼットトラックとほぼ共通である。
2014年12月22日
OEM元の10代目ハイゼットトラック同様、新セットオプションの「エコパック」を追加設定。リアデファレンシャルギアをハイギア化し、MTに副変速機(エコ・楽モード切替機構)を追加したことで、21.0km/L(JC08モード燃費)[15]の低燃費と静かな走行を実現(AT車と同様、「平成27年度燃費基準+10%」を達成)。また、車両を停止し、クラッチペダルを踏み込んだ状態で副変速機のトランスフォーレバーをLoに切り替えることで「エコパック」非装備の状態で走行することもできる。本セットオプションは「スタンダード」と「エクストラ」のMT車(「エクストラ」は2WD車のみ)で設定が可能である。
2016年10月3日
一部改良[16]
OEM元の10代目ハイゼットトラックに準じたもので、メーターやスイッチの表示の意匠変更を行ったほか、セットオプションの「選べるカラーパック」の仕様変更を行い、ボディカラーは「ブルーマイカメタリック」を廃止する替わりに、新色の「アーバンナイトブルークリスタルメタリック」と「マスカットグリーンメタリック」を追加して8色展開とするとともに、カラードドアアウターハンドルをボディ同色に、カラードドアミラーをブラック塗装(「ブライトシルバーメタリック」選択時は従来通りボディ同色)にそれぞれ変更。インテグレートCD・AM/FM付ステレオを省く代わりに、シルバー加飾のオーディオ/ヒーターコントロールクラスターを追加するとともに、「スタンダード」(エアコン・パワステレスは除く)は「エクストラ」に標準装備しているスモークドガラス(リアウインドゥ)も追加された。

グレード[編集]

※2016年10月現在。下記設定4グレードは全てハイゼットトラックについては同名グレードに相当する。

  • スタンダード エアコン・パワステレス
そのグレード名の通り後述する「スタンダード」からマニュアル式エアコン、および車速感応電動式パワーステアリングだけを省略した事実上の裏メニュー(メーカーオプション)扱いのグレード[17]。なお、農用スペシャルを含む標準仕様の「スタンダード」や「エクストラ」と異なり「選べるカラーパック」、および「ビューティーパック」などに関しては設定不可となる。スバル・サンバートラック「TB」に相当。
  • スタンダード
当車種の標準グレードにして最量販グレード。マニュアル式エアコン、車速感応電動式パワーステアリング、FM/AMラジオ(日本語表記)とシガーライター、樹脂製バッテリーカバー、助手席用サンバイザー[18]、あゆみ板対応後部アオリが標準装備。サンバートラック「TB エアコン・パワステ装着車」に相当。
  • スタンダード 農用スペシャル
全グレード中、最も農業従事者向けに特化したグレード。全グレード中唯一、4WD・5MT専用モデルで2WD、および4AT仕様は用意されない。Hi-Loモード切替機構&パートタイム4WD&スーパーデフロックと4枚リーフ式リヤスプリング、大型荷台作業灯が標準で装備されている点を除けば「スタンダード」にほぼ準拠しているが先述の「スタンダード エアコン・パワステレス」と同様、「エコパック」は設定不可となる。サンバートラック「JAサンバートラック TCプロフェッショナル」(JA専売車種)に相当。
  • エクストラ
オーナードライバー向けに特化した最上級グレード。「スタンダード」系グレードに対しメッキ処理されたフロントガーニッシュが標準装備される[19]ほか、ホワイトを含め塗装済み樹脂製カラードフロントバンパー[20]パワーウィンドウ、集中ドアロック、電波式キーレスエントリー、フルファブリックシート、部分ファブリックドアトリム、CD-R/RW対応・前面外部オーディオ入力(AUX)端子付1DINインテグレートCD・AM/FM付ステレオ英語表記)、カラードドアミラー、Hi-Loモード切替機構&パートタイム4WD&スーパーデフロック(4WDモデルの5MT仕様のみ)と4枚リーフ式リヤスプリング(4WDモデルのみ)、格納式ゲートチェーン付リヤアオリ、大型荷台作業灯などが追加装備される。サンバートラック「TC」に相当。

脚注[編集]

  1. ^ ただし、メーカーオプションで装備することは可能だった。
  2. ^ 助手席側SRSエアバッグは全車メーカーオプションで装着可能となっている。
  3. ^ ただし例外として保証内容に限ればメーカーオプションの「ストロング防錆パック」を選択した場合に限りボディ表面錆、およびボディ外板穴あき錆に対する保証が同社の普通車(登録車)と同一の保証内容となる。
  4. ^ 例・ハイゼットジャンボおよびハイルーフ、ローダンプ、多目的ダンプ、土砂ダンプ、清掃ダンプ、リフトピックダンプ、保冷車、冷凍車、パネルバンなど。
  5. ^ ただし、4WD車のみ。
  6. ^ ただし「エクストラ」の4WD車および「スペシャル 用バージョン」には標準で装備されている。
  7. ^ 例・ローダンプおよび多目的ダンプ、土砂ダンプ、清掃ダンプ、リフトピックダンプなど。
  8. ^ 同じハイゼットトラックのOEM姉妹車であるスバル・サンバートラックではジャンボ・ハイルーフ・ローダンプ・パネルバンなどの特装車、および一部の特別仕様車はOEM供給されている。
  9. ^ 採用範囲を一部改良前の約90%から約95%に拡大。
  10. ^ なお、2012年12月16日以前に販売された「スペシャル」にはAMラジオが標準で装備されていた(「スペシャル エアコン・パワステバージョン」、および「スペシャル 農用バージョン」は当初からFM/AMラジオが標準装備)。
  11. ^ “TOYOTA、ピクシス トラックをフルモデルチェンジ” (プレスリリース), トヨタ自動車株式会社, (2014年9月2日), http://newsroom.toyota.co.jp/jp/detail/3872902 2014年9月2日閲覧。 
  12. ^ ただし、4WD車の5速MT仕様のみ。
  13. ^ ただし「エクストラ」の4WD車および「スタンダード 農用スペシャル」には標準で装備されている。
  14. ^ 新規色の「ミストブルーマイカメタリック」は、ピクシス スペースムーヴコンテ/ムーヴコンテカスタムのOEM)設定色、「ライトローズマイカメタリック」はピクシス エポックミライースのOEM)設定色
  15. ^ 「スタンダード」・「エクストラ」の2WD車の場合。なお、「スタンダード」の4WD車は20.8km/L(JC08モード燃費)となる。
  16. ^ “TOYOTA、ピクシス トラックを一部改良” (プレスリリース), トヨタ自動車株式会社, (2016年10月3日), http://newsroom.toyota.co.jp/jp/detail/13736612 2016年10月3日閲覧。 
  17. ^ ただしエアコンはディーラーオプション(プラス133,000円・税別)として車両本体購入後に装着可能。
  18. ^ 初代モデルの標準グレードにあたる「スペシャル」では助手席用サンバイザーは非装備(ディーラーオプションで装着することは可能だった)
  19. ^ 「スタンダード」系グレードはスタイリッシュパックをメーカーオプションで設定した場合に限り追加装備される。また、「エクストラ」の場合、「スタイリッシュパック」をメーカーオプションで設定した場合はダークメッキ処理されたフロントガーニッシュに差し替えとなる。
  20. ^ ちなみに「スタンダード」系グレードのホワイトは全て未塗装の樹脂製白色材着フロントバンパーが標準装備となる。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]