ダイハツ・ムーヴコンテ
| ダイハツ・ムーヴコンテ L575S/585S型 | |
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ロゴ | |
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2011年6月改良型 カスタムRS 2011年6月 - 2017年3月 | |
| 概要 | |
| 別名 | トヨタ・ピクシススペース |
| 製造国 |
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| 販売期間 | 2008年8月25日 - 2017年3月31日 |
| ボディ | |
| 乗車定員 | 4名 |
| ボディタイプ | 5ドア軽トールワゴン |
| エンジン位置 | フロント |
| 駆動方式 | 前輪駆動 / 四輪駆動 |
| パワートレイン | |
| エンジン |
KF-VE型 658 cc 直列3気筒 DOHC DVVT KF-DET型 658 cc 直列3気筒 DOHC ターボ |
| 変速機 | CVT / 4速AT |
| サスペンション | |
| 前 | マクファーソンストラット式 |
| 後 |
トーションビーム式(2WD車) 3リンク式コイルスプリング(4WD) |
| 車両寸法 | |
| ホイールベース | 2,490 mm |
| 全長 | 3,395 mm |
| 全幅 | 1,475 mm |
| 全高 | 1,640 - 1,655 mm |
| 車両重量 | 820 - 930 kg |
| 系譜 | |
| 先代 | ダイハツ・ムーヴラテ |
| 後継 | ダイハツ・ムーヴキャンバス |
ムーヴ コンテ(MOVE Conte)は、ダイハツ工業が製造・販売していた、ムーヴシリーズの軽トールワゴンである。通称「コンテ」。
本項では、当車種のマスコットキャラクターである「カクカク・シカジカ」(略称:カクシカ)についても記述する。
概要
[編集]2008年にダイハツの主力車種である4代目ムーヴの派生モデルとして登場した。登場時の月間目標販売台数は4000台であった。ムーヴとは異なり、直線・平面的な外観になっている。また、高さ方向以外の室内寸法は標準ムーヴより小さく、後席ではシートスライドなどの一部の機能を省略する代わりに、前席はパワーエントリーシートなどの採用により、快適性や質感を高めるなど、標準車よりも前席を優先し、差別化を図っている。
車名の「Conte」はCommunity(台本、コンテ)の略称で、自分らしい生活を描くクルマを表現している。また、Comfortable Interiorの略で、乗る人の心地良さを追求したクルマの意味である。その四角い外見から連想される英語のcontainer「コンテナ」からの造語でもある。conteはイタリア語で「あなたと」という意味もある。
モデルチェンジされることはなく、2017年に1世代限りで販売終了となった。
当車種は親会社であるトヨタ自動車へのOEM供給も行われており、2011年9月にトヨタ初の軽自動車「ピクシス スペース」として発売されている。
メカニズム
[編集]エンジンはKF-VE型直列3気筒自然吸気エンジンと、KF-DET型直列3気筒ターボエンジンが設定される。トランスミッションは発売当初は4速ATとCVTが設定されたが、2010年5月の仕様変更で4速ATを搭載するエントリーグレードの「L」が廃止され、全車CVT仕様となった。
2011年6月のマイナーチェンジでは、自然吸気エンジンが5代目ムーヴから採用されている第2世代KFエンジンに変更され、「X」と「カスタムG」には同じく5代目ムーヴに採用されているアイドリングストップ機構「eco IDLE(エコアイドル)」も装備された。これらにより燃費が向上し、「平成22年度燃費基準+25%」を達成した。2012年4月の一部改良時にはミライースに搭載されている「e:Sテクノロジー」を採用した新エンジンと動力伝達効率を向上した改良型CVTを組み合わせたパワートレインが採用された。合わせて停車前アイドリングストップ機能付新型「eco IDLE」(すでに「eco IDLE」を搭載している「X」、「G NAVI」、「カスタムG」はシステムを改良、「L」、「カスタムX」、「カスタムRS[注釈 1][注釈 2]」は新搭載)、エコ発電制御(減速エネルギー回生機能付)を採用したことで燃費を向上し、NA・2WD車は「平成27年度燃費基準+20%」、NA・4WD車は「平成27年度燃費基準+10%」、「カスタムRS」は「平成27年度燃費基準」をそれぞれ達成した。さらに、「カスタムRS」は排出ガスのクリーン化により、「平成17年基準排出ガス75%低減レベル(☆☆☆☆)」も同時に達成した。
2013年7月の一部改良ではNA車全グレードで5代目・後期型ムーヴに採用されたCVTサーモコントローラーが採用され、NA・2WD車には「エコアイドル」の停車前アイドリングストップの車速を9km/h以下に早めたことで燃費を向上。これにより、NA・2WD車に加え、NA・4WD車も「平成27年度燃費基準+20%」を達成した。ターボ車の「カスタムRS」も燃費を向上し「平成27年度燃費基準+10%」を達成した。また、ブレーキのサイズアップで制動性を向上し、部品の改良により静粛性も向上した。
デザイン
[編集]ムーヴ同様、ノーマル(以下「コンテ」)のほかにドレスアップモデルの「ムーヴ コンテ カスタム」(MOVE Conte CUSTOM、以下「コンテカスタム」)が設定される。カスタムではバンパー、ヘッドランプ(カスタムはディスチャージヘッドランプを採用)、フォグランプ、リヤコンビランプなどのデザインが変更されている。エクステリアは4代目ムーヴとは異なり、直線・水平基調となっている。
インテリアは、「ゆったりくつろげる部屋」のようなコンセプトで、かつて販売されていたネイキッドのイメージを受け継ぐ直線基調のインパネ、縁にパイピングを施し、パワーエントリーシートを組み合わせたプレミアムソファーシート、ライトグレーにレッドのアクセントカラーを取り入れたインテリアカラーを採用した。4代目ムーヴとは違い、リアシートのスライド機構は付かず、リクライニングは1段階のみ対応する。センターメーター、インパネシフトは採用されていない(代わりに2代目タントと同形状のコラムシフトを採用)。
2010年5月の仕様変更時にはラジオアンテナがピラー内蔵型(ピラーアンテナ)からルーフ設置型(ルーフアンテナ)に変更された。
2011年6月のマイナーチェンジでは「コンテ」、「コンテカスタム」ともにフロントグリルが変更され、センタークラスター色はダークシルバーに変更、平均燃費計が追加された。コンテカスタムについては一部グレードで「eco IDLE」エンブレムが装着された関係でバックドア左側に配置されていた「CUSTOM」のロゴエンブレムが廃止された。
2013年7月の一部改良ではボディカラーの変更のほか、コンテでは外内装が変更され、ボディ上部、ドアミラー、ホイールキャップを白(ボディはパールホワイトIII)で統一した2トーンカラー3パターンも設定された(2トーンカラーはメーカーオプション設定)。「X」と「G NAVI」はホイールキャップデザインを2010年5月発売の特別仕様車「X +S」と同様のデザインから中央部のカクシカのマークを四角をイメージした汎用のデザインに変更された。内装ではインパネやシートのアクセントカラーがグリーンに変更された。
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2008年8月発売型 リア
2008年8月 - 2011年6月 -
2008年8月発売型 カスタムRS リア
2008年8月 - 2011年6月 -
2011年6月改良型
2011年6月 - 2017年3月[注釈 4] -
2011年6月改良型 リア
2011年6月 - 2017年3月[注釈 5]
ラインアップ
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「コンテ」のグレード構成は、発売当初は「L」、「L Limited」、「X」、「X Limited」が設定された。「L」がベースグレードとなり、13インチホイールカバー、マニュアルエアコンなどが装備され、トランスミッションは4速AT(2010年5月以降はCVT)となる。「L Limited」は「L」にフルオートエアコンなどの快適装備が追加された仕様で、「X」以上のグレードではトランスミッションがCVTとなり、フォグランプが装備され、AピラーとBピラーがブラックアウトされる。「X Limited」ではさらに14インチアルミホイールが装備される。「コンテカスタム」のグレード構成は「カスタムX」と「カスタムRS」であり、「カスタムX」ではカスタムシリーズ専用外装装備のほか、14インチアルミホイールやフルオートエアコンも装備される。「カスタムRS」にはターボエンジンが搭載され、15インチアルミホイール、ローダウンサスペンション、フロントスタビライザーが追加装備される。
2009年9月にはコンテ「X」をベースにシルバーフロントグリル&ドアアウターハンドル、ドアミラーターンランプ、チルトステアリング、オートエアコンなどの装備を追加した「X Special」が追加された。2009年12月の一部改良ではグレード体系の変更が行われ、コンテでは「L Limited」、「X Limited」が廃止されて「X Special」がカタロググレードとなり、最上級グレードの「G」が追加された。コンテカスタムでは新たに「X Limited」が追加され、全車にトップシェイド付きのフロントウインドウが採用された。2010年5月には「L」が廃止された。
2011年6月のマイナーチェンジでもグレード体系が変更され、コンテは「X Special」と「G」が廃止され、2010年5月の一部改良時に廃止されていた廉価グレードの「L」がCVT仕様で再設定された。コンテカスタムは「X Limited」と入れ替えでアイドリングストップシステムを搭載した「G」が新設された。2011年9月にはバックモニター内蔵メモリーナビゲーションシステム、マルチリフレクターハロゲンフォグランプなどを装備した新グレード「G NAVI」も追加されたが、2015年4月の一部改良時に「G NAVI」は廃止された。
特別仕様車
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X+S
2010年5月発売。「X」をベースとし、マスコットキャラクターのカクカク・シカジカをワンポイントに施した専用の14インチフルホイールキャップと専用バックドアデガールなどを追加装備したモデル。価格はベース車両の「X」より1万円安く設定されている。
X "Limited"
2012年11月に発売された特別仕様車で、コンテ発売当初に設定されていたカタロググレードの「X Limited」とは異なる。「X」をベースに、ブラックインテリア、内装メッキ加飾、ドアミラーターンランプ、ウレタンステアリングホイール(ブラック/メッキオーナメント付)、トップシェイドガラス、照明付バニティミラー(運転席/助手席)&チケットホルダー(運転席)を装備したモデル。
スマートセレクションSN
2014年5月発売[1]。「X」とカスタム全グレードをベースに、スマートフォン連携ナビゲーションシステム、スーパーUV&IRカットガラス(フロントドア)、スーパーエアクリーンフィルターを装備したモデル。2015年4月の一部改良時で廃止となった。
VS
2014年5月にスマートセレクションSNと同時に発売[1]。「X」および「カスタムX」をベースとしており、「X」はカラードエアロリアバンパー(リアリフレクター付)を特別装備するとともに、フロントグリルとフォグランプベゼルにパールホワイトを採用し、リアコンビランプをクリアクリスタル化。「カスタムX」はフロントグリルにライトスモークメッキを採用し、ステアリングは上級グレードの「カスタムG」や「カスタムRS」と同じ革巻(メッキオーナメント・プレミアムシャインブラックベゼル付)に変更された。アルミホイールは15インチにサイズアップし、専用デザインのものが装備される。上述の「スマートセレクションSN」の特別装備内容を追加した「VSスマートセレクションSN」も設定される。「X "VS"」は2015年4月の「L "VS II"」発売時に廃止されたが、「カスタムX "VS"」は「L "VS II"」発売後も継続販売された。
L "VS II"
2015年4月発売[2]。「X "VS"」の廃止と入れ替わりで設定された特別仕様車で、「L」をベースに、外観には専用シルバーグリル、専用14インチアルミホイール、マルチリフレクターハロゲンフォグランプ(メッキベゼル付)、カラードエアロバンパー(リア)、リアスポイラー、トップシェイドガラス(フロントウィンドゥ)を装備し、リアコンビネーションランプ(LEDストップランプ)をクリアクリスタル化。内装はインナードアハンドルとエアコンレジスターノブをメッキ化し、「ブラックインテリアパック(メッキシフトレバーボタンを除く)」を標準装備した。
年表
[編集]- 2008年8月25日
- 発売。
- 2009年9月1日
- 「X Special」が追加。
- 2009年12月25日
- 一部改良。JC08コールドモードに対応し、グレード体系も整理された。
- 2010年5月6日
- 仕様変更。特別仕様車「X+S」を発売。
- 2011年6月6日
- マイナーチェンジ。
- 2011年9月5日
- 新グレード「G NAVI」を追加。
- 2012年4月9日
- 一部改良(「カスタムRS」は5月下旬より生産開始)。パワートレインの改良と装備の見直しが行われた。
- 2012年11月1日
- 特別仕様車「X "Limited"」を発売。
- 2013年7月1日
- 一部改良。
- 2014年5月8日
- 特別仕様車「スマートセレクションSN」、「VS」を発売[1]。ボディカラーの一部変更も行われた。
- 2015年2月
- ここまでの販売台数の累計が26万3962台[3]に達する。
- 2015年4月8日
- 一部改良並びに特別仕様車「L"VS II"」を発売[2]。
- 2016年7月22日
- ボディカラーの一部廃止。
- 2016年12月末
- オーダーストップに伴い生産終了。以後、在庫のみの対応となり、在庫がなくなり次第販売終了となる。
- 2017年1月28日
- 後述するコンテのOEM車であるトヨタ・ピクシススペースが販売終了。
- 2017年3月31日
- 販売終了、およびホームページへの掲載終了。
カクカク・シカジカ
[編集]コンテのデビュー時から登場した、黒縁眼鏡を掛けたシカのマスコットキャラクター。中黒なしの"カクカクシカジカ"や、略して"カクシカ"とも呼ばれている。声は生瀬勝久(初代)、津田健次郎(2代目)、キャラクターデザインは坂崎千春によるもの。角は取り外すことができる。
当初はコンテとしてのマスコットキャラクターだったものの、次第に「大初夢フェア」[注釈 6][注釈 7]、および「エコカー補助金キャンペーン」[注釈 8]等のダイハツのキャンペーンCMにも登場するようになり、ダイハツのマスコットキャラクターとしての地位を確立した。
その事もあり、コンテでは設定のないスマートアシスト(略称「スマアシ」)のCM[注釈 9]にも登場した。また、コンテ終売後もキャンペーンCMに登場しており、2022年現在でもダイハツ公式LINEアカウントでのアイコンとなっている。
プロフィール上は4人家族の父で、1男1女の子供がいるという設定。「シカジカ」が名字である[6]。家族の名前は以下の通り。
- 父 - カクカクシカジカ(評論家、二児の父、時々マントを羽織った「スーパーカクシカ」になることも)
- 母 - テキパキシカジカ(しっかり者、二児の母)
- 兄 - ワクワクシカジカ(ワクワク屋さん)
- 妹 - キラキラシカジカ(甘えん坊)
2023年(令和5年)4月24日、Jリーグのブラウブリッツ秋田が、同年5月の対大分トリニータ戦に向け、カクカクシカジカを期限付き移籍で獲得したと発表した[7]。両チームともにダイハツの関連会社がスポンサーとして名を連ねているため、このカードは「ダイハツダービー」と呼ばれている。
公式サイト
[編集]脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ ダイハツのターボエンジン搭載車では初搭載である。
- ^ 「eco IDLE」作動にあたって、ターボエンジン搭載車特有の条件は見られない。取扱説明書を参照
- ^ X Limitedは2009年12月で廃止。
- ^ 写真は2013年7月に登場した2トーンセレクション。
- ^ 写真は2013年7月に登場した2トーンセレクション。
- ^ バカンスに行くカクシカに対し空港で芸能リポーター(声:東海林のり子)が詰め寄る
- ^ なお、2024年は前年(2023年)に発生したダイハツの不祥事(認証試験不正問題)により、初売りキャンペーンを取りやめたため、CMは流れなかった[4][5]。
- ^ 「おわり」篇ではヘッドホンで曲を聴いている(この時カクシカが聴いていた曲は小田和正歌唱の「さよなら」、もしくはつんく♂歌唱の「ズルい女」)最中に涙を流しながら「補助金がね…。」と呟く
- ^ カクシカがスマアシの説明を試みるも時間切れになってしまう。最後の「じって言っただけだよ」は生瀬のアドリブ
出典
[編集]- ^ a b c ダイハツ軽乗用車5車種に特別仕様車「スマートセレクション」を設定 ~さらに「ムーヴ」「ムーヴ コンテ」には特別仕様車「VS」グレードを設定~ (PDF) - ダイハツ工業株式会社 ニュースリリース 2014年5月8日
- ^ a b ダイハツ軽乗用車「ミラ イース」「ミラ ココア」「ムーヴ コンテ」一部改良と同時に内外装の魅力を向上した特別仕様車を設定 (PDF) - ダイハツ工業株式会社 ニュースリリース 2015年4月8日
- ^ デアゴスティーニジャパン週刊日本の名車第68号19ページより。
- ^ 中村建太 (2023年12月21日). “ダイハツ、初売りキャンペーン中止へ 販売店落胆「修理や点検しか」”. 朝日新聞. 2025年11月13日閲覧。
- ^ 坂下朋永 (2023年12月22日). “ダイハツ不祥事で正月の「初売り」CMも流れない それ以上にテレビ局には気になるトヨタの動向”. J-CASTニュース. 2025年11月13日閲覧。
- ^ カクカクシカジカ ファンサイト - ダイハツ
- ^ “「ネームバリューすごすぎる」J2秋田が"ダービーマッチ"を前に、斬新過ぎる期限付き移籍を発表! 「大スターの期限付き移籍、めっちゃ嬉しいです!」とファン興奮”. サッカー批評. (2023年4月26日)
関連項目
[編集]- ダイハツ工業
- ダイハツ・ムーヴ
- トヨタ・ピクシススペース - トヨタ向けOEM車両。ピクシスシリーズ
- 生瀬勝久 - マスコットキャラクター「カクカク・シカジカ」の声(初代)
- 津田健次郎 - マスコットキャラクター「カクカク・シカジカ」の声(2代目)
- 坂崎千春 - 「カクカク・シカジカ」のキャラクターデザイン