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ダイハツ・アイラ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ダイハツ・アイラ
2代目 1.2 Rグレード ADS
概要
別名 トヨタ・アギア
プロドゥア・アジア
トヨタ・ウィーゴ
製造国 インドネシアの旗 インドネシア
販売期間 2012年 -
ボディ
ボディタイプ 5ドア ハッチバック(初代 - )
駆動方式 前輪駆動
系譜
先代 ダイハツ・チェリア
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アイラAYLA)は、トヨタ自動車ダイハツ工業が共同開発した小型ハッチバックである。

初代 B100型(2012年 - 2023年)

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ダイハツ・アイラ(初代)
B100型
1.0 X B100RS フロント
2012年10月販売型
1.0 X B100RS リア
2012年10月販売型
概要
別名 トヨタ・アギア(初代)
マレーシア : プロドゥア・アジア(初代)
フィリピン・スリランカ・ブルネイ : トヨタ・ウィーゴ(初代)
製造国 インドネシアの旗 インドネシアカラワン
販売期間 2012年10月 - 2023年
ボディ
乗車定員 5 人
ボディタイプ 5ドア ハッチバック
エンジン位置 フロント
駆動方式 前輪駆動
プラットフォーム トヨタ・Aプラットフォーム
パワートレイン
エンジン 1KR-DE型 998 cc 直列3気筒DOHC
1KR-VE型 998 cc 直列3気筒DOHC Dual VVT-i
3NR-VE型 1,198 cc 直列4気筒DOHC Dual VVT-i
最高出力 1KR-DE型:48kW(65PS)/6,000rpm
1KR-VE型:50kW(68PS)/6,000rpm
3NR-VE型:65kW(88PS)/6,000rpm
最大トルク 1KR-DE型:85Nm(8.7kgm)/3,600rpm
1KR-VE型:91Nm(9.3kgm)/4,400rpm
3NR-VE型:108Nm(11.0kgm)/4,200rpm
変速機 5速MT / 4速AT
サスペンション
マクファーソンストラット
トーションビーム
車両寸法
ホイールベース 2,450 - 2,455mm
全長 3,600mm
全幅 1,600 - 1,620mm
全高 1,520mm
車両重量 740 - 880kg
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アイラはインドネシア政府が打ち出したローコストグリーンカー(LCGC)政策に適合する車種として開発された。LCGC政策はタイ王国のエコカー政策と似たもので、サイズ、燃費、価格、部品現地調達率などの基準を満たした国内生産車をLCGCとして認定し、税制上の優遇措置を行うものである。

開発にあたってはミライースのノウハウが導入されているほか、アストラ・インターナショナルとの現地合弁であるアストラ・ダイハツ・モーター(ADM)が参画している。生産は新しく建設されたADMのカラワン組立工場にて行われ、インドネシア国内のほか、中南米に輸出される。また、マレーシアではプロドゥアが姉妹車のアジアを製造・販売している。

エンジンは当初、1.0 L直列3気筒1KR-DE型のみが設定され、これに5速MTまたは4速ATが組み合わせられる。

アイラは2012年のインドネシア国際モーターショー(9月19日から開催)にて初公開されたが[1]、肝心の政府のLCGC政策の公布がなされないために市販車の製造および販売開始は予定より遅れた[2][3]。2013年4月22日にADMのカラワン組立工場の開所式が行われ[4]、同年9月9日にようやく発売が開始された[5][6]

マイナーチェンジ

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2017年4月7日にマイナーチェンジが行われた。エンジンは、従来の1KR-DE型のほか、1.2 L直列4気筒3NR-VE型が追加された[7][8]。他にもバンパーデザインの変更や、LEDサイドライト付きプロジェクターヘッドライト、LEDテールランプ、デュアルエアバッグ、3点式シートベルト、ステアリングスイッチコントロール、サイドインパクトビームの採用、インテリア品質の向上などが行なわれた。

なお、トヨタ・アギア/ウィーゴは、近年のトヨタ車に共通するキーンルックに近いフロントフェイスに改められるとともに、エンジンが1KR-VE型に変更された。

2代目 A350型(2023年 - )

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ダイハツ・アイラ(2代目)
A350型
1.2 Rグレード(フロント)
1.2 Rグレード(リア)
1.2 Rグレード(インテリア)
概要
別名 トヨタ・アギア(2代目)
プロドゥア・アジア(2代目)
トヨタ・ウィーゴ(2代目)
製造国 インドネシアの旗 インドネシアカラワン
販売期間 2023年3月10日 -
ボディ
乗車定員 5名
ボディタイプ 5ドアハッチバック
駆動方式 前輪駆動
プラットフォーム GA-Aプラットフォーム
パワートレイン
エンジン 1KR-VE型 998 cc VVT-i
WA-VE型 1,198 cc Dual VVT-i
変速機 5速MT
CVT
車両寸法
ホイールベース 2,525 mm
全長 3,760 mm
全幅 1,665 mm
全高 1,515 mm
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2023年2月15日フルモデルチェンジ版が発表された[9]。DNGA-Aプラットフォームを採用。

2023年3月10日、約10年ぶりにフルモデルチェンジされ、発売された[10][11]

コンセプトカー

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アイラ・ターボコンセプト

アイラ・ターボコンセプト(AYLA TURBO CONCEPT)は、2018年8月、ガイキンド・インドネシア国際オートショーで公開されたコンセプトカー[12]

1.2L仕様のアイラをベースにエンジンは15psiの過給圧を発生されるターボを装着し、最高出力147kW(200PS)、最大トルク242Nm(24.7kgf-m)までパワーアップ。

内装は軽量化のために取り外され、ロールケージを組んだうえでFIA認定のスパルコのフルバケットシートを装着した。

アイラEV

アイラEV(AYLA EV)は、2022年8月11日、ガイキンド・インドネシア国際オートショーで公開された。アイラベースの電気自動車のコンセプトカーである[13]

車名の由来

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「AYLA」は、サンスクリット語で"光"を意味する。この車名は、インドネシア風の車名を必要とするLCGC政策に合致させるために選択されたものである。

脚注

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出典

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  1. ダイハツ、トヨタへOEM供給 インドネシアでの新たな協業を発表 革新的な新型車で、新たな市場を創造』(プレスリリース)トヨタ自動車ダイハツ工業、2012年9月19日2017年5月26日閲覧
  2. “<新興国eye>ダイハツ、インドネシア新工場の稼働に遅れ―税優遇措置待ち”. モーニングスター (モーニングスター). (2013年4月24日) 2017年5月26日閲覧。
  3. 浅島亮子 (2013年5月13日). “インドネシア「エコカー」不発でトヨタ・ダイハツ連合の誤算”. ダイヤモンド・オンライン (ダイヤモンド社) 2017年5月26日閲覧。
  4. ダイハツ、「アイラ」生産のインドネシア新工場開所式を実施』(プレスリリース)ダイハツ工業、2013年4月22日2017年5月26日閲覧
  5. トヨタ、インドネシアで低価格・低燃費車「アギア」の販売を開始 ダイハツとの協業で新たな市場を開拓』(プレスリリース)トヨタ自動車、2013年9月9日2017年5月26日閲覧
  6. ダイハツ インドネシア専用車 「アイラ」の販売を開始』(プレスリリース)ダイハツ工業、2013年9月9日2018年8月16日閲覧
  7. Danny Tan (2017年4月27日). “IIMS 2017: Daihatsu Ayla and Toyota Agya LCGC twins”. paultan.org (Driven Communications) 2017年5月26日閲覧。
  8. Aravind Jayachandran (2017年5月16日). “2017 Toyota Wigo (facelift) launched – Philippines”. Indian Autos Blog (Indian Autos Blog) 2017年5月26日閲覧。
  9. 小さいけどイケ顔! 全長4m以下の“新型コンパクトカー”「アイラ」発表! ダイハツの尼市場“最小モデル”投入へ”. くるまのニュース (2023年2月18日). 2023年2月18日閲覧。
  10. トヨタへOEM供給も予定 ダイハツ、コンパクトカー新型「アイラ」発売 フルモデルチェンジ インドネシア(AUTOCAR JAPAN)”. Yahoo!ニュース. 2023年3月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年3月12日閲覧。
  11. ダイハツのインドネシア向けコンパクトカー『アイラ』、10年ぶりのフルモデルチェンジ”. レスポンス(Response.jp). 2023年3月12日閲覧。
  12. “デトマソ風ドレスアップにあらず! アストラ・ダイハツのコンセプト…インドネシアモーターショー2018”. Response. (イード). (2018年8月13日) 2018年8月16日閲覧。
  13. ダイハツが斬新ハッチバック「アイラ」をお披露目! グリルレスに注目! 懐かしSUV「テリオス」などを尼のイベントで展示へ”. くるまのニュース. 2022年8月14日閲覧。

外部リンク

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