トヨタ・ヴァンガード

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トヨタ・RAV4 > トヨタ・ヴァンガード
トヨタ・ヴァンガード
ACA33W/GSA33W型
前期型 フロント
(2007年8月〜2010年2月)
2007 Toyota Vanguard 03.jpg
前期型 リア
(2007年8月〜2010年2月)
2007 Toyota Vanguard 02.jpg
販売期間 2007年 - 2013年
(3.5Lは2007年 - 2012年
乗車定員 5 - 7人
ボディタイプ 5ドアクロスオーバーSUV
エンジン 2GR-FE型 3.5L V6DOHC 280PS/35.1kgf·m
2AZ-FE型 2.4L 直4 DOHC 170PS/22.8kgf·m
駆動方式 FF/4WD
変速機 CVT/5速AT
サスペンション 前:ストラット式
後:ダブルウィッシュボーン
全長 4,570mm
全幅 1,815 - 1,855mm
全高 1,685 - 1,695mm
ホイールベース 2,660mm
車両重量 1,590 - 1,710kg
先代 トヨタ・クルーガー
後継 トヨタ・ハリアー(トヨペット店)
トヨタ・C-HR(カローラ店)
※ただし約3年の空白期間あり
プラットフォーム 新MCプラットホーム
-自動車のスペック表-

ヴァンガード (Vanguard) は、トヨタ自動車日本において製造・販売していたクロスオーバーSUVである。「アクティブ&ラグジュアリー」、「高級クロスオーバーSUV」をコンセプトに開発された。従来からある豪華な装飾だけを施こして高級を求める手法ではなく、「質」・「機能」・「装備」を高めて高級感を訴求した車種であった。

概要[編集]

2007年8月30日に発売。「Active & Luxury」をテーマに、走行性能と内外装スタイルの両立を図って開発されたクロスオーバーSUVで、先代のクルーガーが、過去2系統(カローラ店ネッツ店)で販売されていた経緯もあり、トヨペット店およびカローラ店の2系列で販売されていた。実質的にトヨペット店における2代目ハリアーやカローラ店におけるクルーガーの後継車種とされていた[1]ミディアムクラスのクロスオーバーSUVである。当モデルは日本国外向けRAV4(3代目)のロングボディタイプ[2]をベースとしており、内外装の設計の多くもそれと共通で、日本向けのRAV4にはない、3列7人乗りや、V6 3.5Lエンジンが選択できた。

前任のクルーガー(全長4,690mm)と比べると、全長が4,570mmと一回り以上短くなっており、同じく3列7人乗りを設定している初代三菱・アウトランダー(全長4,640mm)や、2列5人乗りの設定のみとなっている2代目日産・エクストレイル(全長4,590mm)と比べてもさらに短かった。

このため、室内長でもクルーガーVの2,645mm(7人乗り)や初代アウトランダーの2,515mm(同)と比べて2,445mmと短くなっており、小型ミニバンパッソセッテ/ダイハツ・ブーンルミナスの2,550mmやシエンタの2,515mmよりも短く、3列目は非常用と捉えられていた[3]

背面スペアタイヤはオプション扱いになっていた。装着しない場合、パンク対策用タイヤ修理キット(シガーライターソケット使用のエアコンプレッサー、パンク修理剤、バルブのセット。パンク修理剤を使用した際は最高速度が80km/hに制限されていた)が別途搭載されていた。

V6 3.5Lは2012年で終了し、2013年10月現在の時点では2.4Lのみの販売になっていたが、同年11月末をもって販売を終了した。

メカニズム[編集]

エンジンは、2.4L 直列4気筒2AZ-FE型、3.5L V型6気筒2GR-FE型が搭載されていた。プラットフォームは、オーリスなどに用いられている新MCプラットフォームを採用していた。トランスミッションは2.4Lは全グレード7速マニュアルモード付きCVT (SuperCVT-i)、3.5Lはスーパーインテリジェント5速オートマチックとなっていた。なお、ハリアーおよびクルーガーに用意されていたV6 3.3Lのハイブリッドモデルは存在しなかった。

サスペンションは、フロントがマクファーソンストラット式、リアがダブルウィッシュボーン式であった。駆動方式は当初4WDのみだったが、2008年8月19日に2.4LエンジンのみにFFが追加された。また4WD車には、前輪駆動状態と四輪駆動状態を自動的に電子制御するアクティブトルクコントロールや、横滑り防止装置ヒルスタートアシストコントロールが全車標準装備されており、走行安定性の向上が図られていた。

沿革[編集]

  • 2007年8月30日 - 販売開始。キャッチフレーズは「TOUGH&GENTLE 7 SEATER」で、CMには伊原剛志を起用。
  • 2008年8月19日 - 一部改良。「240S」・「240S Gパッケージ」に2WD車を追加。既存グレードにも内装色の変更、ボディカラーの追加、むちうち傷害軽減に寄与するアクティブヘッドレスト(運転席・助手席)の標準装備化を行う。
  • 2010年2月9日 - マイナーチェンジ。キャッチフレーズは「夢中を愛する人たちへ。」で、CMキャラクターには滝川クリステルが起用された。2.4L・2WD車において、オルタネーターの制御を改良し、燃費を向上。これにより「平成22年度燃費基準+25%」を達成。この他、フロント周り・アルミホイールのデザイン変更を行い、サイドプロテクションモールリアコンビネーションランプメッキ加飾を施した。ボディカラーは新色のブラッキッシュレッドマイカ[要曖昧さ回避]、ダークスチールマイカ、ダークグリーンマイカを含む8色を設定。内装面でもステアリング・ホイールのデザイン変更を行い、パドルシフト(2.4L車のみ)やステアリング・ホイール・スイッチを採用して操作性を向上。また、カラードオーバーフェンダーや18インチアルミホイールを装備し、外観の見栄えを向上した「240S Sパッケージ」を追加した。
  • 2012年9月10日 - 「240S」をベースに、S Packageの装備に加え、フードモール&フロントグリル、サイドプロテクションモール、バックドアガーニッシュにメッキ加飾、アルミホイールにグレーメタリック塗装を施すとともに、アルカンターラ表皮のシート・センターコンソールボックス、本革巻き3本スポークステアリング・ホイールにオレンジステッチを、シフトノブ・シフトパネル、ドアスイッチベースなどに専用黒木目調加飾をそれぞれ施した特別仕様車「240S S Package・ALCANTARA Limited」を発売。ボディカラーは特別設定色の「グレイッシュブルーマイカメタリック(同年10月下旬販売開始)」を含む4色を設定した。
  • 2013年10月下旬 - 生産終了。以後、在庫のみの販売となる。
  • 2013年11月30日 - 販売終了。これと同時に公式サイト掲載終了。事実上カローラ店におけるSUV車はC-HRが発売されるまで一旦途絶える。トヨペット店での後継車は3代目ハリアー。

売り上げ[編集]

受注台数が、月販目標台数2,500台の3倍以上である8,000台を受注し、好調なスタートを切った。

2008年11月以降、ハリアー 3.5Lモデルの販売終了に伴い、販売数は好調に推移し、トヨタのSUVラインナップにおいても、18か月連続で月間最多登録台数を記録していた。2009年4月は自販連の新車販売台数でランキング30位に入り(ランクインは6度目)、SUV部門全体でも1位(2007年11月以来2度目)となった。

車名の由来[編集]

  • 英語で「先駆者」の意味。

取り扱いディーラー[編集]

脚注[編集]

関連項目[編集]