トヨタ・ヴィオス

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ヴィオス(Vios)はトヨタ自動車が主に東南アジア中近東地域で販売するサブコンパクトセダン、およびハッチバックである。

概要[編集]

生産は中国タイほか東南アジア数カ国の工場で行われている。

初代(XP40型、2002-2013年)[編集]

トヨタ・ヴィオス(初代)
NCP4#/SCP4#/AP4#型
後期型(フロント)
Toyota Vios (first generation, first facelift) (front), Serdang.jpg
後期型(リア)
Toyota Vios (first generation, first facelift) (rear), Serdang.jpg
販売期間 2002年 - 2013年
乗車定員 5人
ボディタイプ 4ドア セダン
エンジン 1NZ-FE型 1.5L 直4 DOHC
(中国・フィリピン除く)
3SZ-VE型 1.5L 直4 DOHC
(中国のみ)
5A-FE型 1.5L 直4 DOHC
(中国のみ)
2NZ-FE型 1.3L 直4 DOHC
(フィリピンのみ)
2SZ-FE型 1.3L 直4 DOHC
(中国のみ)
8A-FE型 1.3L 直4 DOHC
(中国のみ)
駆動方式 FF
変速機 4速AT/5速MT
サスペンション 前:マクファーソンストラット
後:トーションビーム
全長 4,285mm
全幅 1,695mm
全高 1,435mm
ホイールベース 2,500mm
車両重量 990kg - 1,040kg
別名 トヨタ・ソルーナヴィオス
(タイのみ)
先代 トヨタ・ソルーナ
プラットフォーム トヨタ・NBCプラットフォーム
-自動車のスペック表-

中国および東南アジア市場向けの戦略車種であり、L50型ターセルセダン(日本向けはコルサセダンを含む)をベースに再開発され1996年から2002年まで東南アジアで販売されていたソルーナSoluna )の後継となるエントリーセダンである。2002年10月より中国で販売を開始。翌11月にはタイでもソルーナ・ヴィオスの名称で発売され、その後、台湾や他の東南アジア各国でも順次販売が開始された。

ベースは初代ヴィッツ。前身のソルーナとは異なり、当時のトヨタの最新技術を反映させて作られている。一方で価格はソルーナ並みに抑えられた。

外寸は全長4,285mm×全幅1,690mm×全高1,450mm、ホイールベース2,500mm。同じくヴィッツ派生セダンのプラッツがいかにもトランクを後付けしたようなデザインなのに対し、ヴィッツよりも全高を50mm下げ、ホイールベースを130mm伸ばすことで自然なスタイルを実現している。この手法は後のベルタ(←2代目ヤリスセダン/2代目ヴィオス)にも生かされることになる。

エンジンは台湾・東南アジア仕様が1NZ-FE直列4気筒1.5L。フィリピンのみ2NZ-FE型直列4気筒1.3Lも設定される。また、タイではTRDの手によるターボ付きのモデルも用意されている。一方、中国仕様は一世代前の5A-FE型直列4気筒1.5Lと8A-FE型直列4気筒1.3Lが搭載されていたが、2006年にそれぞれ3SZ型(1.5L)と2SZ型(1.3L)に換装された。シフトは5速MTと4速ATが設定される。

2005年暮れにフェイスリフトが行われた。

台湾向けモデルは2013年までこの型が継続生産されていた。


2代目(XP90型、2007年 - 2013年)[編集]

トヨタ・ヴィオス(2代目)
ZCP9#/NCP9#型
前期型(フロント)
Toyota Vios (S) (second generation) (front), Kuala Lumpur.jpg
前期型(リア)
Toyota Vios (S) (second generation) (rear), Kuala Lumpur.jpg
販売期間 2007年 - 2013年
乗車定員 5人
ボディタイプ 4ドア セダン
エンジン 2ZR-FE型 1.6L 直4 DOHC
(米国・オセアニアのみ)
4ZR-FE型 1.6L 直4 DOHC
(中国のみ)
1NZ-FE型 1.5L 直4 DOHC
(中国除く)
2NZ-FE型 1.3L 直4 DOHC
(中国のみ)
駆動方式 FF
変速機 4速AT/5速MT
サスペンション 前:マクファーソンストラット
後:トーションビーム
全長 4,300mm
全幅 1,700mm
全高 1,460mm
ホイールベース 2,550mm
車両重量 1,020kg - 1,110kg
別名 トヨタ・ヤリスセダン
(北米・オセアニア)
トヨタ・ベルタ
(日本)
プラットフォーム トヨタ・Bプラットフォーム
-自動車のスペック表-

2007年3月からタイで発売開始され、その後シンガポールインドネシアなど東南アジア諸国に順次新型が投入された。また、2008年2月29日には中国でも新型に切り替えられた。

アジア専用に開発された初代とは異なり、2代目はベルタ(2代目ヤリスセダン)のアジア仕様車であり、外観や内装なども基本的に同じである。ただし、インドネシア仕様車のみフロントグリルのデザインが異なる。エンジンは東南アジア仕様が1NZ-FE型直列4気筒1.5Lのみ、中国仕様には2NZ-FE型直列4気筒1.3Lと1ZR-FE型直列4気筒1.6Lの2種類が設定される。

2010年3月8日にタイでマイナーチェンジが行われ、グリルやテールランプの意匠が日本のベルタとは異なるものに改められた[1]。このフェイスリフトモデルは翌4月には他の東南アジア諸国にも順次投入された[2][3][4][5]

なお、2012年にベルタ及び北米・南米向けヤリスセダンが生産終了した後も2013年まで継続生産された。

3代目(NCP150/150H型、セダン:2013年-、ハッチバック:2017年-)[編集]

トヨタ・ヴィオス/ヴィオスFS
(3代目)
NCP150/150H
セダン前期型(フロント)
Third generation Toyota Vios-1-.jpg
セダン前期型(リヤ)
Third generation Toyota Vios-2-.JPG
販売期間 セダン:
2013年 -
ハッチバック(FS):
2017年 -
乗車定員 5人
ボディタイプ 4ドア セダン
5ドア ハッチバック
エンジン 1NZ-FE型 1.5L 直4 DOHC
駆動方式 FF
変速機 4速AT/5速MT
サスペンション 前:マクファーソンストラット
後:トーションビーム
全長 4,410mm(セダン)
全幅 1,700mm(セダン)
全高 1,475mm(セダン)
ホイールベース 2,550mm
車両重量 1,035kg - 1,075kg
プラットフォーム トヨタ・Bプラットフォーム
-自動車のスペック表-

2013年3月にタイ・バンコク国際モーターショーで先行発売されたのち、シンガポールブルネイマレーシアフィリピンインドネシアと順次導入され、同年11月には中国で3代目VIOS(中国名:威馳)が広汽トヨタから発表され、2014年には台湾で2代目ヴィオス、中近東諸国ではヤリスセダンとしての販売がそれぞれ開始された。

2016年6月に中国で先行マイナーチェンジを実施した。

2017年3月には一汽トヨタから5ドアハッチバック仕様のヴィオスFS(中国を除くアジア名:ヤリス)、広汽トヨタからはヴィオス兄弟車のヤリスLセダンが追加され、中国で先行発売された。


製造[編集]

  • 天津一汽豊田自動車有限公司天津西青工場
  • トヨタ・モーター・タイランド・ゲートウェイ工場

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. ^ Toyota New Vios Minorchange… “Make It Happen” in Thailand”. AUTOinCAR (2010年3月9日). 2010年4月15日閲覧。
  2. ^ Facelifted Toyota Vios launched – RM72K to RM92K!”. paultan.org (2010年4月15日). 2010年4月15日閲覧。
  3. ^ Toyota Luncurkan Vios Baru "Facelift" dengan Harga Lama”. KOMPAS.com (2010年4月6日). 2010年4月15日閲覧。
  4. ^ TOYOTA Việt Nam giới thiệu Vios 2010 mới : Phong cách đam mê.”. 24 giờ (2010年4月14日). 2010年4月15日閲覧。
  5. ^ Major cool from a minor change: Toyota launches Vios MC 2010”. Business Mirror (2010年4月9日). 2010年4月15日閲覧。

外部リンク[編集]