日産・NV200バネット

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日産・NV200バネット(5代目)
M20/VM20/VNM20型
ロゴ
NISSAN NV200 logo.png
DX
Nissan NV200 Vanette Van 001.JPG
VX リア
Nissan NV200 Vanette-Van VX VM20 Rear.JPG
販売期間 2009年-
乗車定員 バン: 2/5人
ワゴン: 5/7人
ボディタイプ 5ドアパネルバン
5ドアミニバン
エンジン 1.6L 直4 HR16DEDOHC
1.5L 直4 K9K型 ディーゼル
駆動方式 FF/4WD
(4WDはバン・4速AT車のみ)
最高出力 HR16DE型
80kW (109PS) /6,000rpm
K9K型
63kW (86PS) /3,750rpm
最大トルク HR16DE型
152N·m (15.5kgf·m) /4,400rpm
K9K型
200N·m (20.4kgf·m) /2,000rpm
変速機 5速MT/4速AT
サスペンション 前: ストラット式
後: リーフリジッド式(バン・2WD車、ワゴン)/マルチリンク式(バン・4WD車)
全長 4,400mm(バン・2WD車、ワゴン)
4,410mm(バン・4WD車)
全幅 1,695mm
全高 1,855mm(バン・2WD車)
1,885mm(バン・4WD車)
1,850mm(ワゴン)
ホイールベース 2,725mm
車両重量 1,200-1,370kg(バン)
1,310-1,350kg(ワゴン)
最大積載量 400kg(4人乗車時)
600kg(2人乗車時)
別名 日産・エヴァリア(インド・インドネシア)
日産・NV200コンビ(南アフリカ共和国)
プラットフォーム Bプラットフォーム
-自動車のスペック表-

NV200バネットNV200 VANETTE)は、日産自動車により製造・販売されるライトバン及びミニバンである。バネットシリーズ通算5代目の車種。

世界戦略車で、日本マレーシアではNV200バネット(日本の場合、タクシー仕様はNV200)、インドインドネシアでは「エヴァリア(EVALIA)」、南アフリカでは「NV200コンビ(NV200 COMBI)」、それ以外の地域では「NV200(エヌブイ トゥーハンドレッド)」の車名で販売される。

概要[編集]

2007年の東京モーターショーに出展されたコンセプトカーであるNV200のデザインを基に開発されたバンで、商用の4ナンバー車だけでなく、7人乗りワゴンタイプの5ナンバー車も設定される。日本国内は1978年より販売されているバネットバンの後継に初代バネットから5代目として2009年5月に投入され、4WD車やディーゼル車はマツダからOEM供給を受けるS21型バネットバンが継続販売されていた。2017年6月にS21型バネットバンが販売終了となったこともあり、2018年1月にバンに4WD車が追加設定された。欧州市場においてはキュビスターの後継車として販売され[1]、欧州日産の商用車ラインアップのエントリーモデルとなる。

ミニバンのセレナをデザインした[2]倉岡亨一がチーフデザイナーを務めた[3]。側面の窓周辺は滑らかで窓がないルートバン(ブラインドバン)も凹凸は少なく、面一感を保つために開閉式のリアサイドウインドウもプラグ式を採用している。

2009年秋にNV200の名称で欧州で[4]2010年6月に中国市場で発売された[5]

2012年2月8日にシカゴオートショーで北米向けのNV200コンパクトカーゴバンが発表された[6]。北米仕様車は外観が異なり、カーゴバン、乗車定員が5人のイエローキャブ専用車ともに三分割グリルを装着する。ホイールハブが5穴化されてタイヤサイズは日本仕様よりも若干大型化されている。ボディサイズは全般的に一回り拡大されてホイールベースは約200ミリメートル、全幅は約30ミリメートル拡大されている。

2012年8月10日にロンドンタクシー仕様のロンドン市内での実証試験を発表し[7]、2014年1月に新型車を発表した。ロンドンタクシー伝統の丸形二灯式前照灯と独立グリルを採用したがフロントフェイスは既存モデルと大きく異なる[8]。しかしながら2017年、ロンドン交通局の新基準により、電気自動車として一度の充電で最低30マイル(約50km)を走行できる車両であることという要件が追加され、その基準に合わせる場合にコスト面で折り合いがつかなかったため、日産はロンドンタクシーへの自社車両の導入を断念した[9]

2014年(平成26年)にセドリック営業車の生産を終了して日本国内もタクシー用車種として発売した。

製造拠点[編集]

日本市場向けは日産車体湘南工場で[10]、欧州市場向けはスペインバルセロナ日産モトール・イベリカ[4]、中国市場向けは鄭州日産汽車第二工場で[5]インド市場向けはチェンナイ近郊オラガダムにあるルノー・日産アライアンスの工場で、北米市場向けはメキシコ日産自動車会社クエルナバカ工場で[6]、それぞれ製造が行われる。

OEM展開[編集]

シボレー・シティエクスプレス

日本は2011年10月27日から三菱自動車工業デリカD:3および5代目デリカバンとしてOEM供給されている[11]。外観上ではエンブレム、フロントバンパーおよびグリルがベース車と異なる。

アメリカ合衆国カナダでは2014年秋からゼネラルモーターズにOEM供給され、シボレー・シティエクスプレスとしてシボレーのディーラー網で販売が行われる予定である[12]。外観上ではエンブレム、ヘッドライト、ボンネットフード、フロントバンパー、グリルがベース車と異なる。

インド2013年7月16日に日産の合弁パートナーのアショック・レイランドがOEM車種「スタイル」(Stile) を発表し、9月頃の発売を予定している[13][14]。外観上はエンブレム、ヘッドライト、ボンネットフード、フロントバンパー、グリル、テールライトがベース車と異なる。

メカニズム[編集]

エンジンは仕向地によって異なる。日本仕様車は1.6L HR16DE型ガソリンエンジンのみを搭載し、4速AT (E-ATx) および5速MTが組み合わせられる。インドネシア仕様車は1.5L HR15DE型ガソリンエンジンとなる。欧州仕様車はルノー製の1.5L K9K型ディーゼルエンジンも搭載され、5速MTのみが組み合わせられる。インド仕様車はK9K型ディーゼルと5速MTの組み合わせのみ、中国仕様車はHR16DE型エンジンと5速MTを組み合わせたモデルのみがラインアップされる。北米仕様車は2.0L MR20DE型ガソリンエンジンが搭載され、エクストロニックCVTが組み合わせられる。

プラットフォームBプラットフォームが採用され、前輪駆動の採用と、後輪サスペンションの小型化により低床化がなされた。サスペンションスプリングは乗り心地に優れるテーパードモノリーフ[※ 1]で、リア側をベルリンアイ[※ 2]として高さを抑えてばねの暴れを防いでいる。リアのホイールハウスの荷室張り出しは僅少で、ホイールハウス間は1220ミリメートで欧州規格の1200×800mmパレットが収まる。

2018年1月にバンに追加設定された4WD車は路面状況や車速に応じて後輪のトルク配分を制御する「オートトルクコントロール4WDシステム」を採用し、リアサスペンションは凹凸した路面での安定走行を可能にするためマルチリンク式に変更されている。

乗用モデルについては、大荷重を想定していないため、リアサスペンションが専用チューンとなり、ばね・ダンパーもよりソフトとなり、その代わり、リアスタビライザーが追加されている[3]。欧州仕様については高速志向の専用チューンとなり、前後にスタビライザーが追加される[15]

従前のバネットキャブオーバースタイルで、全長に対して室内容積を大きくしていたが、NV200バネットは日本国外の販売も想定し、操縦安定性、衝突安全性、快適性に優れるボンネットスタイルで開発した。FFレイアウトの採用で前席下部の空間を活用して3メートルの長尺物を収納でき、同じ5ナンバーサイズのトヨタ・タウンエース/ライトエースに積載性能で劣らず[3]、運転席周りの収納スペースはS21型バネットの2倍となった[10]

環境性能は2WD車が「平成17年基準排出ガス75%低減レベル(☆☆☆☆)」で4WD車が「平成17年基準排出ガス50%低減レベル(☆☆☆)」にそれぞれ認定され、燃費はバンの2WD車はMT車で+15%、一部グレードを除くAT車で+20%向上して平成27年度燃費基準を達成している。

ラインアップ[編集]

バン/ワゴン[編集]

16S

日本仕様車のNV200バネットはバンとワゴンが発売される。当初、バンは「DX」と「GX」が、ワゴンは「16S」が用意される3グレードであった。「DX」は2列5人乗り仕様、1列2人乗り仕様、1列2人乗りのルートバンタイプ、が設定される。ワゴンの「16S」は3列7人乗りでミニバンの要素を備え、2列目と3列目シートは折り畳んでラゲッジスペースとすることもできる。

VX

ワゴンは2010年10月にラインナップを刷新し、従来設定されていた「16S」は内装をフルトリム化すると共に、カップホルダーや小物入れを2列目・3列目にも追加。フロントフォグランプを標準装備化してグレード名を「16X-3R(3ロウ)」に変更すると共に、同仕様の2列シート車「16X-2R」を新たに設定した。「16X-2R」ではワゴンでは標準装備であったCDプレーヤーをオーディオレス仕様に変更されている。バンについても同年12月に「DX」と「GX」の中間グレードである「VX」が追加された。「VX」は「GX」からシルバー色インサイドフロントドアハンドルフィニッシャー、フロントシート上下調節式ヘッドレスト、助手席シートスライド、ラゲッジフロアカーペット、左側ラゲッジサイドボックスが省かれ、ドアミラーは電動リモコンから可倒式に、シート地はエンボストリコットからトリコットに、フロントシートはローバックシートからハイバックシートにそれぞれ変更される。

2014年4月に追加された「プレミアムGX」はバン「GX」の装備内容に加え、専用カラードフロントバンパー+ハロゲンフォグランプ、プライバシーガラス(UVカット断熱機能付、スライドドア・リアサイド・バックドア)、両側スライドサイドウィンドウ(フラッシュタイプ)、インテリジェントキー&エンジンイモビライザー、専用フロントグリル、専用フードトップモール、「Premium GX」ロゴの専用エンブレムが追加で装備される。11月にワゴンにも設定され、「プレミアムGX-2R」・「プレミアムGX-3R」として追加。バンとは特別装備内容が一部異なり、ハロゲンフォグランプ(フロントバンパー組込)がベース車に標準装備となり、ステアリングは専用本革巻ステアリングにグレードアップされる。

2018年1月に追加されたバンの4WD車は、2WD車と一部装備内容が異なり、タイヤが前後輪共に175/80R14 99/98N LTに変更され、スペアタイヤに代わりタイヤ応急修理キットが装備され、ジャッキはディーラーオプション設定となり、2WD車ではメーカーオプションの、大型バッテリー、ヒーター付ドアミラー、5人乗り仕様のみリアヒーターダクト、寒冷地仕様クーラント、の寒冷地仕様が標準装備となる。「DX」はメーカーオプション設定の前席パワーウィンドウと荷室天井トリムが標準装備となり、ドアミラーが電動リモコンにグレードアップされる。バン「VX」、「GX」、「プレミアムGX」、ワゴンはカラードバンパーとフルホイールカバーを装備し、バン「プレミアムGX」とワゴンはMTが用意されない。

タクシー[編集]

タクシー(日本交通仕様)

2010年12月22日に日本国内で車椅子に対応した「NV200バネット タクシー」を発売し[16]、日本車で初めて国土交通省が定める「ユニバーサルデザインタクシー」の設定要件を満たした車種に認定される。イエローキャブ仕様車と同様のタクシー仕様車「NV200タクシー」を2015年6月に日本で発売すると2014年11月26日に発表した。「NV200タクシー」はオートスライドドアやステップランプを内蔵した電動式スライドステップを装備し、シートは角度調整機能付の新シートを、リアサスペンションは構造を変更して2枚リーフスプリングをそれぞれ採用し、パノラミックルーフや12ボルトの電源ソケットを装備した。フロントグリルはNV200バネットと異なり、NV350キャラバンなどにも採用されている「Vモーショングリル」を採用し、イエローキャブ仕様車と異なりメッキグリルとなる。ボディカラーは「スーパーブラック」、「ホワイト」、「ブリリアントシルバーメタリック」に、特装色の「イエロー」を加えた4色を設定する。価格はセダンタイプのタクシーと同等に設定しており、ガソリン車のほかにガソリンとLPGの両方を自動または手動で切り替えて走行可能なLPGバイフューエル車が設定され、LPGタンクの容量を73Lに拡大した[17]

既存の「NV200バネット タクシー」はユニバーサルデザイン仕様車として継続販売されており、「NV200タクシー」の販売開始に合わせて、2015年6月にフロントグリルのデザイン変更と特装色「イエロー」を追加する仕様変更を行って「NV200タクシー ユニバーサルデザイン」に改名し、「バネット」のサブネームが外れ「NV200タクシー」のバリエーションモデルに移行した。

車体形状がそれまでのセダンタイプからミニバンタイプに大きく変わったことから、タクシー会社では同車の導入に際し「料金は通常のタクシーと同じです」という告知を行っており[18]、一部の会社ではタクシー本体にその旨を掲示している。

海外仕様[編集]

欧州仕様車 リア

欧州仕様車については、2009年秋に日本仕様の2人乗りルートバンに相当するモデルが「バン」として、そして乗用および貨客兼用の5人乗りあるいは7人乗りモデルが「コンビ」として発売された。欧州向け独自の仕様として、バン全車とコンビの一部グレードのバックドアが観音開きとなり、セカンドシートの6:4分割格納が可能で利便性が向上している。日本国内仕向けは生産地などの事情からシートバックは分割可倒だが格納は一体式である。2011年1月以降ドイツおよびスイスを皮切りに順次5/7人乗りの乗用モデル「EVALIA」も追加される[19]

e-NV200[編集]

e-NV200
写真はジュネーブモーターショー

NV200バネットをベースにした電気自動車(EV)として、「e-NV200(イー エヌブイ 200)」がある。日産がグローバル展開する量販EVはリーフに次いで2車種目。

ニューヨークタクシー[編集]

NV200 ニューヨークタクシー仕様

ニューヨークイエローキャブと俗称されるニューヨークタクシーの次世代標準車種に、2011年5月3日に選出された。16車種を使用する13,237台を2013年から2018年までに順次NV200と入れ替え、契約規模は10年間で約10億ドルを見込む[20][21]が、2014年の実績で実現は不透明である[22]

歴史[編集]

本節はガソリン車のNV200バネットやNV200タクシーの年譜を記す。電気自動車のe-NV200は、日産・e-NV200を参照。

2008年12月22日
NV200の発売を発表した[23]
2009年2月24日
欧州仕様「バン」および「コンビ」の画像を公開した。
2009年3月
第79回ジュネーヴモーターショーにて乗用モデルを発表した。
2009年4月2日
5月中旬に日本国内の発売を発表し、同時に事前販売活動を開始した。
2009年5月21日
日本国内で発売した。
2009年10月
欧州市場で商用モデルを発売し、第41回東京モーターショーでNV200バネットタクシーを参考出品した。
2009年11月16日
インターナショナル・バン・オブ・ザ・イヤー英語版2010を受賞した[24]
2010年6月18日
中国国内で発売した[5]
2010年10月28日
ワゴンのラインナップを刷新して「16S」に替わり「16X-2R」と「16X-3R」を追加した。
2010年12月22日
「VX」とタクシー仕様車「NV200 バネットタクシー」を追加した。
2011年10月
三菱自動車工業デリカD:3及び5代目デリカバンとしてOEM供給を開始した。
2012年1月5日
インドニューデリーオートエクスポにてインド日産が7人乗り乗用車バージョンを「エヴァリア」の車名で出展[25]。日産とLCV(小型商用車)事業で合弁しているアショック・レイランドもNV200をベースとするスタイルコンセプトを発表した[26]
2012年2月8日
シカゴオートショーにて北米向けNV200コンパクトカーゴバンが発表した[6]
2012年2月18日
マレーシアのタンチョン・モーターがNV200バネットを発売した。日本国内で1994年以降にマツダのOEM生産以降製造さたC22バネットに代わる車種となる[27]
2012年3月6日
ジュネーブモーターショー12にて、欧州で初めてe-NV200コンセプトを発表した。
2012年6月7日
インドネシアで「エヴァリア」として発売し、7人乗りバージョンのみの設定となる[28]
2012年6月8日
一部仕様を改良して安全に関する法規制強化に伴うスライドドア強度要件に対応し、ワゴンはセカンドシート中央3点式シートベルトを新たに採用した。
2012年9月25日
インド日産が「エヴァリア」を発売した[29]
2013年4月1日
タクシー仕様車「NV200バネットタクシー」の一部仕様を変更し、エンジンバルブやバルブシートの耐久性強化を行ないエンジンのLPG化対応を実現した。
2013年5月14日
ゼネラルモーターズが日産からOEM供給を受けて「シボレー・シティエクスプレス」として2014年秋からアメリカ合衆国カナダで発売すると発表した[12]
2013年7月16日
インドにて日産の合弁パートナーであるアショック・レイランドがOEM車種「スタイル」を発表し、日産のカルロス・ゴーンCEOも同席した[13][14]
2013年8月2日
タクシー仕様車「NV200バネットタクシー」にLPGバイフューエルシステムを搭載した「NV200バネットタクシー LPGバイフューエル」を追加(8月30日販売開始)。容量45.5リットルで充填可能容量38.6リットルのLPGタンクを備えてLPGで走行が可能で、ガソリン用燃料タンクも装備してLPGガススタンドがない地域でもガソリン車として走行することができる。本車種はオーテックジャパン扱いで、持ち込み登録となる[30]
2014年4月24日
バンに新グレード「プレミアムGX」を追加(AT車のみの設定)。本グレードはオーテックジャパン扱いで、持込み登録となる[31]
2014年9月3日
ワゴンとタクシー仕様車「NV200バネットタクシー(LPGバイフューエルを含む)」を一部改良[32]
ワゴンと「NV200バネットタクシー」全車にVDCを新たに標準装備。発売以来初めてボディカラーの変更を行い「ブルーイッシュグリーンメタリック」・「ローズメタリック」と入れ替えで、新色の「ラグーンブルーパールメタリック」・「タイガーアイブラウンパールメタリック(オプションカラー)」の2色を追加。シートデザインは黒とグレーのコーディネーションに変更した。併せて、バンのみの設定だったオーテックジャパン扱いグレード「プレミアムGX」をワゴンにも拡大設定し、「プレミアムGX-2R」・「プレミアムGX-3R」として追加(11月販売開始)。
福祉車両「ライフケアビークル」は、ベース車と同様の改良を受けた既存の「チェアキャブ 車いす1名仕様 3人掛けリヤシートタイプ」と「アンシャンテ ステップタイプ」に加え、耐荷重100kgの運転席乗降用グリップを装着した「運転席マイティグリップ」を追加設定した。
2014年10月16日
バンを一部改良[33]
AT車にVDCのオプション設定を追加。「GX」とオーテックジャパン扱いグレード「プレミアムGX」はシートを黒とグレーのコーディネーションに変更し、ボディカラーはワゴン専用色だった「ホワイトパール3コートパール(オプションカラー)」、ワゴンに先行で追加設定された「ラグーンブルーパールメタリック」・「タイガーアイブラウンパールメタリック(オプションカラー)」の計3色を追加した。
福祉車両「ライフケアビークル」にラインナップされている「チェアキャブ」もベース車に準じた改良を行う(ボディカラーの追加はワゴンに先行で追加された2色のみ)と共に、乗降グリップを助手席側Aピラーに追加した。
2014年11月26日
タクシー仕様車「NV200タクシー」を発表。
2015年6月8日
「NV200タクシー」販売開始[34]
同時に、既存の「NV200バネットタクシー」は「NV200タクシー ユニバーサルデザイン」に改名した。
2015年7月上旬
「NV200タクシー LPGバイフューエル」販売開始。
2016年1月18日
バンを一部仕様変更[35]。AM/FMラジオの性能向上を行い、同年4月に適応されるオフセット衝突時の乗員保護の技術基準に対応するため、全車に助手席SRSエアバッグシステムを、5人乗り車にセカンドシートELR付き3点式シートベルトを標準装備。5人乗り車に6:4分割式上下調整式ヘッドレスト付セカンドシートのメーカーオプション設定が復活した。
2018年1月19日
バンの「DX(ルートバンを含む)」と「GX」のAT車に4WD車を追加設定し、1月30日に発売する[36]

車名の由来[編集]

「N」=New Generation、「V」=Vehicle、「200」は車格の「車両総重量2,000kgクラス」を意味する。バネットのサブネームは同社の商用車「バネットVANETTE = VAN + ETTE)」に由来する。「NV」は後のシリーズ展開により「日産(Nissan)のバン(Van)」の意も加えている。

受賞[編集]

2010年

  • インターナショナル・バン・オブ・ザ・イヤー
  • プロフェッショナルバン&ライトトラックマガジン「バン・オブ・ザ・イヤー」
  • ホワット・バン?「バン・オブ・ザ・イヤー」
  • ITM「バン・オブ・ザ・イヤー」

2011年

  • ドイツ・ユニバーサルデザイン賞(NV200バネットタクシー)
    • 「ユニバーサルデザイン賞」
    • 「ユニバーサルデザイン コンシューマー・フェイバリット賞」

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 欧州の商用車に良く見られる、両端がテーパー状に薄くなった単板リーフスプリングのこと。モノリーフは重ね板ばねに比べ、軽く、板間摩擦がないため動きがよく、反発力が急に高まることもない。さらに両端をテーパー状に成型することで微小ストローク域での乗り心地も良くなる。切りっぱなしのばねに比べ成型工程が増えるため、コスト重視の日本車では少数派である。なお、重ね板ばねではあるが、日産は60型系パトロール、および160型系サファリでテーパードリーフスプリングの使用実績を持つ。
  2. ^ ばねが目玉(ブッシュの入る輪)の中心に位置する。テーパードリーフ同様メリットはあるが、曲げ工程が増えるため、これも日本車では少数派。

出典[編集]

  1. ^ Nissan NV200 What Van?(英語)
  2. ^ グッドデザインファインダー ミニバン Good Design Award
  3. ^ a b c 日産NV200バネット(FF/4AT)【短評】 webCG
  4. ^ a b NV200: Nissan's new global van makes European debut at Barcelona Motor Show”. Nissan Media Europe (2009年5月11日). 2009年5月11日閲覧。
  5. ^ a b c 郑州日产NV200正式上市 引领中国CDV进入全新时代” (中国語). 鄭州日産汽車 (2010年6月18日). 2013年7月16日閲覧。
  6. ^ a b c Zach Bowman (2012年2月8日). “2013 Nissan NV200 goes after Transit Connect's lunch money”. Autoblog. 2012年2月18日閲覧。
  7. ^ 日産 NV200バネットにロンドンタクシー…2013年から実証実験
  8. ^ “日産、ロンドン名物の「黒タク」新型モデルを公開”. AFP (フランス通信社). (2014年1月6日). http://topics.jp.msn.com/world/general/article.aspx?articleid=2912544 2014年1月8日閲覧。 
  9. ^ “New LEVC TX electric London taxi could be a game-changer”. The Sunday Times Driving (The Sunday Times Driving). (2017年12月5日) 
  10. ^ a b 日産自動車、小型商用車「NV200バネット」発売[リンク切れ] GAZOO.com
  11. ^ 三菱自動車、5ナンバーミニバン『デリカD:3』と小型商用車『デリカバン』を新発売”. 三菱自動車工業プレスリリース (2011年10月6日). 2011年10月6日閲覧。
  12. ^ a b GM to Source Small Cargo Vehicle from Nissan for U.S., Canada Markets”. GM Media Online (2013年5月14日). 2013年5月14日閲覧。
  13. ^ a b Nithyanandh K (2013年7月16日). “[All Images and Press Release Updated Carlos Ghosn unveils the Ashok Leyland Stile]”. Indian Autos blog. 2013年7月16日閲覧。
  14. ^ a b Nabanita Singha Roy (2013年7月16日). “Ashok LeyLand Stile India unveil with Carlos Ghosn a day after India Datsun GO shown”. Rush Lane. 2013年7月16日閲覧。
  15. ^ ネコ・パブリッシング『car MAGAZINE』No.374 今月のちょい乗りレビュー
  16. ^ 「NV200バネットタクシー」を発売 NISSAN PRESS ROOM
  17. ^ 「NV200タクシー」を発表 NISSAN PRESS ROOM
  18. ^ 一例:チェッカーキャブ車両紹介ページより
  19. ^ Nissan Unveils Future Heavy Van In A World Premiere At The 63rd Hanover Motor Show Nissan Media Europe(英語)
  20. ^ 日産自動車:NY市の次世代「イエローキャブ」供給-13年から Bloomberg.co.jp 2011年5月4日
  21. ^ Nissan NV200 Selected As New York City's “Taxi Of Tomorrow” Nissan/Infiniti News Room(英語)
  22. ^ “日産のイエローキャブ、NYで10年間独占供給に危機”. 産経ニュース. (2013年10月26日). オリジナル2014年6月13日時点によるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20140613132421/http://sankei.jp.msn.com/world/news/131026/amr13102614030009-n1.htm 2014年5月7日閲覧。 
  23. ^ 日産自動車、コンパクトな車体に広い積荷スペースを備えた新型LCV「NV200」を2009年度に発売 NISSAN PRESS ROOM
  24. ^ Nissan NV200 is the International Van of the Year 2010”. Nissan Media Europe (2009年11月16日). 2009年11月16日閲覧。
  25. ^ Sagar Patel (2012年1月6日). “Nissan unveils NV200 MVP known as Evalia for Indian auto market at Delhi Auto Show (Photos)”. Rush Lane. 2012年2月18日閲覧。
  26. ^ Sagar Patel (2012年1月10日). “Ashok Leyland - Nissan JV unveil their first passenger vehicle and LCV at Delhi Auto Expo”. Rush Lane. 2012年2月18日閲覧。
  27. ^ Danny Tan (2012年2月18日). “Nissan NV200 Vanette launched – successor to the C22”. paultan.org. 2012年2月18日閲覧。
  28. ^ 日産が新MPV、現調率引き上げで低価格化[車両]”. NNA (2012年6月8日). 2013年7月16日閲覧。
  29. ^ NISSAN LAUNCHES NEW CLASS-LEADING EVALIA IN INDIA”. インド日産 (2012年9月25日). 2013年7月16日閲覧。
  30. ^ 「NV200バネットタクシー LPGバイフューエル」を発売”. 日産自動車 (2013年8月2日). 2013年8月2日閲覧。
  31. ^ 「NV200バネット」に、新グレード「プレミアムGX」を追加”. 日産自動車・オーテックジャパン (2014年4月24日). 2014年4月24日閲覧。
  32. ^ 「NV200バネット ワゴン」の仕様を一部変更”. 日産自動車 (2014年9月3日). 2014年9月3日閲覧。
  33. ^ 「NV200バネット バン」の仕様を一部変更”. 日産自動車 (2014年10月16日). 2014年10月16日閲覧。
  34. ^ 日産「NV200タクシー」出発式を実施 〜あの“イエローキャブ”が遂に日本で稼働開始〜”. オートックワン (2015年6月8日). 2015年6月8日閲覧。
  35. ^ 「NV200バネット バン」の仕様を一部変更”. 日産自動車 (2016年1月18日). 2016年1月19日閲覧。
  36. ^ 「NV200バネット バン」に4WD車を追加”. 日産自動車 (2018年1月19日). 2018年1月19日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]