日産・ピノ
日産・ピノ HC24S型 社内型式 TA0型 | |
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S フロント E リア | |
販売期間 | 2007年-2010年 |
乗車定員 | 4人 |
ボディタイプ | 5ドアハッチバック |
エンジン | K6A型 0.66L 直3 DOHC |
駆動方式 | FF/4WD |
最高出力 | 40kW (54PS) /6,500rpm |
最大トルク | 61N·m (6.2kgf·m) /4,000rpm |
変速機 | 4速AT/3速AT/5速MT |
サスペンション |
前: ストラット式 後: I.T.L |
全長 | 3,395mm |
全幅 | 1,475mm |
全高 |
1,500mm(FF車) 1,510mm(4WD車) |
ホイールベース | 2,360mm |
車両重量 | 730-820kg |
製造事業者 | スズキ |
別名 |
スズキ・アルト(6代目) ※OEM供給元 マツダ・キャロル(5代目) |
-自動車のスペック表- |
ピノ (PINO) は、日産自動車が2007年から2010年まで販売していた軽自動車である。スズキからのOEM車種で、ベース車は6代目アルト。同様にスズキからマツダにOEM供給されていた5代目キャロルとも姉妹車になる。
概要[編集]
日産は2006年6月に、スズキとの間で完成車の相互供給に関する提携強化策を発表していた。その中の一環として、軽自動車ラインナップ強化を目的としてモコ(スズキ・MRワゴン)、クリッパー、オッティに次ぐ、日産4番目の軽自動車として2007年1月から販売を開始した。相互供給の関係で、スズキは日産からセレナのOEM供給を受け、ランディをピノと同日に発売した。
20代前半の女性をメインターゲットに想定し、日産の乗用車では一番安い86.1万円(E・5MT車)からの価格設定としていた。また、日産の安全基準に基づき、全車にABSを標準装備していた。発売時には月販2,500台を目標としていると発表された。さらに、ソニープラザとのコラボレーションにより「pinoshop.jp」のアドレスでオンラインショップも開設された(2018年現在では三井不動産リアルティ株式会社が運営する会員制カーシェアリングサービスのサイトとして運用されている)。
アルトやキャロルと異なる点として、日産車特有のフロントグリルを採用した他、バンパーやホイールキャップのデザイン、シート生地等を変更している。
2009年12月16日にベース車であるスズキ・アルトが、翌17日にOEM車であるマツダ・キャロルが相次いでフルモデルチェンジし、ピノは旧型のまま販売を続けていたが、2010年1月29日にカタログラインナップから削除され、販売を終了した。また、フルモデルチェンジを受けていなかった為に3年の短命であった。
ラインアップ[編集]
グレード体系は「S」と「E」の2種類(4WD車は「S FOUR」並びに「E FOUR」となる)で、「S/S FOUR」はアルトの「G II」に、「E/E FOUR」はアルトの「X」に相当する。(但し、両グレードとも同じフロントフェイスを採用する)なお、アルトの「E」、「E II」に相当するグレードや商用モデルのバンは用意されない。
「E」、「E FOUR」はフルレンジ電子制御4速ATを採用している他、内装も一部変更、ドアサッシュもブラックアウト仕様となる。「S」および「S FOUR」にはそれぞれ3速ATと5速MTの2種類が用意された。
初代 HC24S型(2007年-2010年)[編集]
- 2007年1月22日
- 販売開始[1]。
- 2008年6月
- 仕様変更により、ボディカラーが変更。
- (補足)2009年12月
- アルトとキャロルが新型にフルモデルチェンジ。
- 2010年2月[2]
- 販売終了に伴いホームページの掲載終了[3]。累計販売台数は約6万4400台[4]
車名の由来[編集]
イタリアの作家・カルロ・コッローディの童話作品、「ピノキオ」から付けられた。
出典[編集]
- ^ 新型軽自動車「PINO(ピノ)」を発売 - 日産自動車 2007年1月22日
- ^ “ピノ”. トヨタ自動車株式会社 (2020年1月19日). 2020年1月19日閲覧。
- ^ 日産:ピノ [ PINO 軽自動車 Webカタログ ホーム] - 日産自動車
- ^ デアゴスティーニジャパン週刊日本の名車第68号21ページより。
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
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