日産・バサラ
バサラ(BASSARA)は、日産自動車で製造・販売されていたミニバン型の乗用車である。
JU30型(1999年-2003年)[編集]
日産・バサラ JU30型 | |
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概要 | |
別名 | 日産・プレサージュ(初代) |
販売期間 | 1999年11月 - 2003年6月[1] |
ボディ | |
ボディタイプ | 5ドア ミニバン |
駆動方式 | FF/4WD |
パワートレイン | |
エンジン |
VQ30DE型 3.0L V6 220ps QR25DE型 2.5L 直4 165ps KA24DE型 2.4L 直4 150ps YD25DDTi型 2.5L 直4 ディーゼルターボ 150ps |
変速機 | 4速AT (E-ATx) |
サスペンション | |
FF車 前: ストラット式 後: マルチリンクビーム式 4WD車 前: ストラット式 後: マルチリンク式 | |
車両寸法 | |
全長 | 4,795 mm |
全幅 | 1,770 mm |
全高 | 1,725 mm |
車両重量 | 1,620 kg |
系譜 | |
後継 | 2代目プレサージュに統合 |
1999年10月に開催された第33回東京モーターショーで参考出品され[2]、同年11月4日にJU30型系バサラが発売された[3]。N30型系ルネッサのプラットフォームを基に開発されたU30型系プレサージュ(1998年〈平成10年〉6月発売)と共通したエンジン、シャシ、ボディを持ち、縦基調となったフロントマスクやリアコンビランプが異なるのみ。実際、この車は、プレサージュのレッドステージ向けという位置付けであった。
搭載エンジンは、KA24DE型 直列4気筒 DOHC 2,388 cc、YD25DDTi型 直列4気筒 DOHC 2,488 cc 直噴インタークーラー付ディーゼルターボ、およびVQ30DE型 V型6気筒 DOHC 2,987 cc の3機種。オーテックジャパンの手による特別仕様車、「アクシス」も設定された。
年表[編集]
- 1999年11月4日 - 発売開始。
- 2000年4月3日 - 「ツーリング」シリーズを発売[4]。
- 2001年8月29日、マイナーチェンジ[8]。搭載エンジンは、QR25DE型 直列4気筒 DOHC 2,488 cc と、VQ30DE型の2機種となる。ディーゼル車は廃止され、「ハイウェイスター」が追加された。また、オーテックジャパンによる特別仕様車、「アクシス」が「ライダー」に替わり設定された。
車名の由来[編集]
「バサラ」はサンスクリット語の「ヴァジャラ(vajra)」(魔人を降伏させるダイヤモンドの意)[注釈 1]から付けられた。なお、この語は日本語にもなっている。(→ばさら)
仕様・その他[編集]
姉妹車のU30型系プレサージュ(1998年6月発売)とはフロント及びリアエンドのみ異なるデザインで、内装や各ピラー・外板パネルなどは全く同じ(フェンダー部はランプ、バンパー形状の差で異なる)だが、プレサージュがメッキのスリットタイプのグリルで日本人志向に合わせた様なデザインとなっているのに対しバサラは格子状の太線のメッキグリル等でアメリカ車を彷彿とさせるデザインである。
脚注[編集]
注釈[編集]
出典[編集]
- ^ デアゴスティーニジャパン週刊日本の名車第33号20ページより。
- ^ 『日産自動車、第33回東京モーターショー出展概要を発表』(プレスリリース)日産自動車株式会社、1999年10月13日 。
- ^ 『新型車「バサラ」を発売』(プレスリリース)日産自動車株式会社、1999年11月4日 。
- ^ 『バサラ「ツーリング」シリーズを発売』(プレスリリース)日産自動車株式会社、2000年4月4日 。
- ^ 『キューブ、プレサージュなど8車種で特別仕様車「NAVIエディション」を発売』(プレスリリース)日産自動車株式会社、2000年6月7日 。
- ^ 『プレーリーリバティ・プレサージュ・セレナ・バサラ・ティーノ「Kid'sバージョン」を発売』(プレスリリース)日産自動車株式会社、2000年6月9日 。
- ^ 『「プレサージュ」、「バサラ」を一部改良』(プレスリリース)日産自動車株式会社、2000年11月2日 。
- ^ 『「プレサージュ」「バサラ」をマイナーチェンジ』(プレスリリース)日産自動車株式会社、2001年8月29日 。
関連項目 [編集]
外部リンク[編集]
- 日産・バサラ(2001年5月-8月) - 日産:WEBカタログバックナンバー
- 日産・バサラ(2001年8月-2003年6月) - 日産:WEBカタログバックナンバー
- GAZOO.com 日産・バサラ