"X" plosion GUNDAM SEED

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“X”plosion GUNDAM SEED(エクスプローションガンダムシード)は、テレビアニメ機動戦士ガンダムSEED』を初めとするコズミック・イラを舞台にしたシリーズ作品群において、2006年春以降から2021年の新プロジェクト「GUNDAM SEED PROJECT ignited」始動まで使用されていたプロジェクト名。

“X”plosionには無限の可能性という意味が込められている。また、英語のExplosion(爆発の意)も掛けている。

映画・OVA・漫画・イベントなどの企画などが幅広く進行した。

企画一覧[編集]

映画[編集]

劇場版 機動戦士ガンダムSEED(仮題)

機動戦士ガンダムSEED DESTINY』の本放送終了後、2000年代後半より発表・制作していたが、長らく休止状態であった。その後、放送20周年を記念し新プロジェクト「GUNDAM SEED PROJECT ignited」が始動、この際に改めて製作が告知された。現在SEED公式Webサイトには「既に発表していた」とのみ記載され「休止」とも「再始動」ともされてはいないが、この項目では便宜上、動向の状況を端的に表現するために、これらの語句を使用している。

より詳しい経緯は、この後の「経緯・略歴」を参照。

経緯・略歴[編集]

以下に、制作発表から休止、そして再始動以降の大まかな出来事の略歴を記す。

「"X" plosion GUNDAM SEED」時の動向
2006年5月7日の「ソニーミュージックアニメフェスティバル'06」で発表され、製作などが行われている最中であるとアナウンスされる。
この発表をアニメ雑誌『月刊アニメージュ』や『月刊ニュータイプ』は、それぞれ2006年6月号で表紙記事として取り上げた[1][2]
当時の配給は松竹と決定しており、2007年に公開が予定されていた[3]
当時のスタッフィング
この時点より、監督はTVシリーズと同じく福田己津央が担当することが決定していた。再始動後も同様である。脚本についても後述する発言などから、TVシリーズメインライターであった脚本家の両澤千晶が深く関与していたと思われる(直接脚本を書いていたかについては不明)
平井久司森田繁など主要スタッフの多くは『DESTINY』終了後、他社の作品に参加していたこともあり、当時どこまで関与していたかはハッキリしていない。メインメカニックデザイナーだった大河原邦男は当時の書籍インタビューにおいて「SEED劇場版の仕事も進行中」と述べており、メカニックデザインについてはある程度進んでいたことが判明している[4]。(2011年2月10日には大河原が自身のTwitterアカウントにて、劇場版用のメカニックデザインは80%完成していたことを明かしている[5]
事実上の制作休止へ
劇場版の発表後、一部のアニメ雑誌では若干だが情報が掲載されていたものの、当初の公開年を過ぎても続報が全く無い状態が続いた。
この頃、両澤は『月刊アニメージュ』2008年4月号でのインタビューにおいて「プロットはだいぶ前にできている。自分が(SEEDの製作終了後の時期に病気の手術をしたこともあって、その)療養中で企画は遅れているが、企画がなくなったりはしていない。病状が回復次第取り組みたい」と語っていた。また福田は同年『SEED Club mobile』のコラムで「当初はキララクスを中心とし「愛情」をテーマにすることを予定していたが、時勢にあわないことを理由にプロット変更をした」という旨を語っており、「『SEED』と『SEED DESTINY』のストーリー、テーマ、絵作り、それらを白紙にして考えている状況」とも語っており、様々な理由で制作が滞っていた事が伺える。
2009年6月、福田は『SEED Club mobile』のコラムにおいて「映画の制作に合わせてスピンオフ企画を考えている」としているものの、『アニメディア』2009年7月号にて、劇場版について「発表は未定だが制作中」と述べるに留まっている。これまで福田は『SEED Club mobile』のコラムなどで劇場版の制作をしていることを明言していたが、再始動前にスタッフが劇場版について公式にコメントしたのはこれが最後となった。
2016年2月19日には両澤が逝去(同月22日に公表)[6]している。
新プロジェクト「GUNDAM SEED PROJECT ignited」以降の動向
2021年5月28日、バンダイナムコグループは上海に建造された実物大フリーダムガンダム立像のオープニングセレモニーにおいて、2022年に『SEED』が放送開始20周年を迎えることを記念し、新プロジェクト『GUNDAM SEED PROJECT ignited』を始動させると宣言。このプロジェクトの中核として「TVシリーズの続編」となる劇場版映画を、福田己津央監督のもとで鋭意制作中であると発表。実物大フリーダムガンダム立像の建造・常設公開についても本プロジェクトに組み込まれた。
オープニングセレモニーで公開された映像で福田がコメントしたところによると『SEED DESTINY』の続きの話にするつもりであり、既存のキャラクターも「軒並み登場する」としている。
本プロジェクトでは他にも新作ゲームの開発、公式外伝コミック『機動戦士ガンダムSEED ECLIPSE』の連載などが展開される[7]

OVA[編集]

機動戦士ガンダムSEED C.E.73 STARGAZER
全3話で、2006年7月14日からバンダイチャンネルにて第1話を配信開始した。その後、新作箇所を追加したDVDが発売された。

アニメミュージッククリップ[編集]

Director's Concept GUNDAM SEED&SEED DESTINY AMC Perfect Collection
『機動戦士ガンダムSEED』シリーズ内の本編である『機動戦士ガンダムSEED』と『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』のオープニングテーマとエンディングテーマ及び作中に出てくる曲などのフルバージョンに対して、福田自身のコンセプトに基づいて本編の映像が楽曲に合うように編集するというものである。
2008年5月[8]に「INVOKE-インヴォーク-」が、その後「静かな夜に[9]」が配信され始めてからは月に2回ほど追加配信をされ、2009年8月12日に全29曲が揃った形で映像作品の配信がなされている。

PV[編集]

2008年、ガンプラMG 1/100 フォースインパルスガンダム」発売に連動して、サンライズとバンダイホビー事業部によって共同制作されたプロモーションCG映像。監督は福田己津央、キャラクター作画は平井久司が担当し、久々にTVスタッフが集結した形となった。「MG EDITION」は「MG 1/100 フォースインパルスガンダム」初回生産分に同封されたチケットによって視聴できた。ダウンロードした動画ファイルには著作権保護処理が施されており、動画ファイルを直接ダウンロードしたPC以外では視聴することが出来ない仕様となっている。2008年8月31日をもって配信終了となっている。

ファンディスク[編集]

  • SEED SUPERNOVA er
    • 2007年6月22日発売。
    • Character Songs Remix(キャラソンミュージッククリップ集)
    • たねきゃら劇場『ガンダムしっと』
    • WWS -World Wide SEED-(各国の吹き替え比較)
    • MS trico STAGE(モビルスーツ解説ムービー)
    • SEED THE LIVE TOUR 2005/2006(シンのエピソードパート/TV未放映)
  • SEED SUPERNOVA ist
    • 2007年9月25日発売。
    • Character Songs Remix
    • たねきゃら劇場『MISSION DD』
    • WWS-World Wide SEED-
    • MS TRICO STAGE

漫画[編集]

フォトストーリー[編集]

  • 機動戦士ガンダムSEED C.E.73 STARGAZER PHANTOM PAIN REPORT
    • 月刊模型雑誌『電撃ホビーマガジン』にて2007年7月号から2007年9月号まで連載。
  • 機動戦士ガンダムSEED VS ASTRAY
    • 月刊模型雑誌『電撃ホビーマガジン』にて2009年11月号から2011年1月号まで連載。

プラモデル企画[編集]

  • 機動戦士ガンダムSEED ASTRAY special edition
    • 月刊模型雑誌『電撃ホビーマガジン』にて2009年6月号から2009年8月号まで連載。

脚注[編集]

  1. ^ 月刊アニメージュ2006年6月号表紙 - Amazon.com
  2. ^ 月刊Newtype2006年6月号表紙 - Amazon.com
  3. ^ 『トップインタビュー:迫本淳一松竹(株)代表取締役社長』(文化通信@com 2006年11月01日)
  4. ^ 『PERFECT ARCHIVE SERIES10 新機動戦記ガンダムW』竹書房、2007年8月24日、179頁。ISBN 978-4-8124-3234-1
  5. ^ "大河原邦男透露:今年的新高达动画很可能是高达SEED剧场版"(AE MEDIA PRO CO.,Ltd 2011年2月16日)
  6. ^ 『両澤千晶さんが死去 「機動戦士ガンダムSEED」などで知られるアニメ脚本家』(2016年2月23日 ハフィントンポスト日本版)
  7. ^ 『『機動戦士ガンダムSEED』新プロジェクト始動。テレビシリーズの続編となる映画を福田己津央監督のもとで制作中、新作ゲームも開発決定!』(ファミ通.com 2021年5月28日)
  8. ^ Concept GUNDAM SEED&SEED DESTINY AMC Perfect Collection」レビュー
  9. ^ iTunes StoreでDirector's Concept AMC「静かな夜に」が配信開始!
  10. ^ 「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」スペシャルPV『PHASE-IMPULSE』特集

関連項目[編集]

ガンダム用語関連
バンダイ関連
雑誌関連

外部リンク[編集]

公式サイト
SEED Club
雑誌社
バンダイ