キラ・ヤマト

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キラ・ヤマトKira Yamato)は、テレビアニメ機動戦士ガンダムSEED』、及び『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』に登場する架空の人物で、『SEED』の主人公。声の出演保志総一朗

プロフィール[編集]

  • スーパーコーディネイター(一世代目)
  • 誕生日:C.E.55年5月18日
  • 星座:牡牛座
  • 血液型:A型
  • 年齢:16歳 (SEED) →18歳 (SEED DESTINY)
  • 身長:165cm (SEED)→170cm (SEED DESTINY)
  • 体重:65kg (SEED)→58kg (SEED DESTINY)
  • 髪:茶色
  • 瞳:紫
  • 髪型:ショートシャギー
  • 好きな食べ物:甘い物(タネキャラ劇場によると激辛なものも大好物である)
  • 趣味:プログラミング
  • 階級:地球連合軍少尉→オーブ連合首長国国防軍三尉→オーブ連合首長国第二宇宙艦隊准将であると同時にザフト白服指揮官級
  • 出身地:G.A.R.M. R&D社L4コロニー メンデル内研究所(育った場所は月面のコペルニクス
  • 兄弟:カガリ・ユラ・アスハ(自称、姉)
  • 父母:ユーレン・ヒビキ(実父)、ヴィア・ヒビキ(実母)
  • 養父母:ハルマ・ヤマト(養父、義叔父)、カリダ・ヤマト(養母、母方の叔母でもある)
  • 恋人:フレイ・アルスターラクス・クライン

人物[編集]

元々は中立国オーブのコロニー ヘリオポリスで平和な学生生活を過ごす工業カレッジの学生だった。実は、数少ない「最高のコーディネイター」(スーパーコーディネイター)である。

一世代目のコーディネイターであり、両親はナチュラル。養父母のヤマト夫妻はヴィアの妹夫婦である。カガリ・ユラ・アスハとは、生後間もない時に生き別れた双子のきょうだいの関係である(カガリは見栄から自分が姉と言い張っており、オーブ軍内等でも姉弟だとみている)。

ダークブラウンのシャギーカットと、紫色の瞳が特徴の優しく柔和な雰囲気の少年。 幼少の頃から泣き虫で甘ったれ、だが誰より強情で、こうと決めたら決して引かない強さを併せ持つ。 戦闘能力はとても高い反面、若いころから軍事教育は一切受けず、ヘリオポリスの一般家庭で育ちヘリオポリスの工業カレッジで学んでいただけであるため、ストライク初期では敵のザフト軍パイロットを戦闘で殺害してしまったら動揺する精神面で軍人向きではない。 オーブ軍で准将になってもオーブ国防のためのメサイアやネオジェネシスやレクイエムの攻撃作戦は立案する。 敵軍人であっても殺傷を極力避けるようにして、MSや戦艦でもコックピットやブリッジなど人がいる部分は避けて攻撃する。


ストライク搭乗時代からその存在は傭兵稼業等で密かに知れ渡り[1]第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦をはじめとする多々の活躍から、フリーダムの威名とその強さはザフトにおいて一躍有名になる(有名になったのはフリーダムの名で、キラの名はあまり伝わっていないという説もある)[2][3]。MSの操縦、MS戦闘技術の高さ[4]はもちろん、機体の設計、システムに対する深い知識を持ち、戦闘中にそれを咄嗟に修正するという高い能力[5]を持つ。そのため一部で「最強の戦士」という異名をもち、敵対したギルバート・デュランダルも「MSの操縦技術で彼の右に出る者はいない」と認めた。セイバーデスティニー、レジェンドに乗ったアスランやシン、レイなど作中で最強クラスの他のパイロットたちを圧倒し、彼が戦場に来るだけで戦況が大きく変わる。作中でのMS撃退数が一番多く、事実上最強である。

とはいえ、どういう状況にも対応ができるわけではなく、1度目はアスランのイージスによってストライクを、2度目はシンのインパルスよって、フリーダムをそれぞれ撃墜されている[6]。また、元々民間人であったことから白兵戦闘技術には乏しく、ムウ・ラ・フラガの援護に銃を持っていった際に安全装置を外し忘れている。もっとも、元々コーディネイターであるため、単純な殴り合いならナチュラルに遅れを取らない運動能力はある。作中ではSEEDに目覚め度々その能力を生かし、『DESTINY』では空間認識力に目覚めている[7]。 白兵戦に関しては、劇中ではSEED時にラウ・ル・クルーゼとコロニーメンデルで戦った際には、落ちていた小石を投げつけラウの仮面に命中させ仮面を引き剥がすなど、物体運動の物理計算でピンポイントで命中させている。またDESTINY時は、ラクスらと共にコペルニクスでミーア暗殺事件に巻き込まれ、ラクスを守るために走らせ、メイリンと共に銃撃で暗殺部隊の手榴弾を銃で迎撃している。

フリーダムガンダムに搭乗して以降はパイロットを殺さずに無力化する戦い方をしているが、彼はあくまで余裕のある場合に限り相手の即死を避けているだけにすぎず、必要な局面では躊躇無く攻撃・撃墜している。 DESTINY小説版では、ストライクフリーダムで敵艦隊を壊滅させた際、いくら殺さないように考慮してもそれは欺瞞でしかないと、そのことを自覚している心情が書かれている。

アークエンジェルが単艦行動していた際には、いちパイロットである彼が艦長であるマリューや指揮官として実績を持つバルトフェルドよりも艦内の意思決定の中心にいる場面が多く、周囲もそれを受け入れていた。後にアークエンジェルがオーブ軍に正式に編入された際は、准将として任官を受けている[8]

劇中での活躍[編集]

機動戦士ガンダムSEED[編集]

拡大する戦火の中、中立国オーブのコロニー「ヘリオポリス」でゼミの学生として友人たちと平和に過ごしていた。そんなある日、ゼミに来たカガリと出会う。直後に、ザフトクルーゼ隊による襲撃に巻き込まれ、彼女とともにヘリオポリスの工廠で秘密裏に製造されていた地球連合軍の新型機動兵器MSストライクを見てしまう。カガリ独りをなんとかシェルターの空きに避難させた直後、ザフト軍パイロットになっていたかつての親友 アスラン・ザラと再会を果たす。炎上する工廠から脱出するために連合の士官マリュー・ラミアスとストライクのコックピットに同乗するが、ストライクを捕獲しに出撃してきたミゲル・アイマンの搭乗するジンとの戦闘になる。不慣れなマリューと操縦を代わったキラは、戦闘中に未完成なOSを書き換えるという離れ業をこなし、これを撃退した。

軍の最重要機密に触れたためにカレッジの仲間と共に拘束されるが、そのパイロットとしての非常に高い適性やナチュラルには扱いきれない水準にOSを書き換えてしまった経緯などから、人員不足のアークエンジェルにおける主戦力として、ストライクのパイロットを務めることになる。自身もコーディネイターであるにも関わらず、同胞、さらには親友であるアスランと戦うことに苦悩しながらも、アークエンジェルに搭乗する友人たちを守るためMSパイロットとして戦って功を挙げてゆく。6度目の出撃ではアークエンジェルの危機に際してSEEDに目醒め、その窮地を救った。

この頃、救助ポッドを回収したことで、アスランの婚約者でありプラント最高評議会クライン議長の娘ラクスと出会い、友人を守るために別の友人と戦う辛さを彼女だけに吐露している。その後、彼の独断で彼女を解放しアスランに引き渡した。アークエンジェルが所属する第七艦隊と合流後、ストライクを降りることもできたが、軍に残ることを決めた友人らにつられて自分も残ることを決める[9]。しかし、密かに想いを寄せていた友人の一人フレイの父・ジョージ・アルスターを守る約束を果たせずに彼女から強く罵られたこと、また、彼の活躍に守られてきたことを感謝してくれた避難民の少女の乗ったシャトルが彼の目前で撃墜されるなどの出来事が重なり、「守る」ためには「敵」を撃たねばならない現実に彼の精神は次第に不安定になり始める。

戦争を忌避する本心を他所に、ただ一人MSを操縦できるキラが仕方なく戦うという状況が続く中、戦闘による疲弊、さらにそれを理解できない周囲へのストレスからフレイの陰謀に絡み取られ、彼女と性的関係を結んでしまう。フレイとの関係を知り説明を求めたサイ(フレイの元婚約者)を腕力でねじ伏せ暴言を吐くなど、以前の彼からは想像もつかない言動が目立ち始める。逃げるように戦闘に没入していき、しまいにはストライクのコクピットの中で寝起きするまでになっていった。

アークエンジェルがアラスカの地球連合軍本部JOSH-A(ジョシュア)へ向かうため地球へ降下した後、北アフリカの砂漠でゲリラ活動に身を投じていたカガリと再会する。ナチュラルでありながらコーディネイターに対して差別の目を持たない彼女の気さくな人柄に触れ、序々に本来の性格を取り戻していく。また、戦闘を交えたザフト軍北アフリカ駐留部隊を率いるアンドリュー・バルトフェルドとの邂逅を通じて、ただ敵を撃つためだけに戦い続けることに対する疑問を抱くようになる。その後も戦闘は続き、アスラン率いるザラ隊との交戦後、カガリの手引きでアークエンジェルはオーブに保護される。オーブへ潜入してきたアスラン本人に出会った際、変わらぬ友情を伝えている。

オーブを出た直後の戦闘で、飛び出してきたブリッツを撃墜してニコルを戦死させてしまい、この一件によってアスランとの対立は決定的になる。キラへの復讐に燃えるアスランと、自分の挙げた「戦功」を喜ぶアークエンジェルクルーに対して心を閉ざすキラ。直後の戦闘において、キラ自身も友人 トールの乗るスカイグラスパーをアスランに撃墜され、怒りを爆発させる。互いにSEEDを発動させた両者は、小さな島を舞台に、激しい憎悪をぶつけ合いながら壮絶な決闘を繰り広げる。戦いはアスランのイージスがストライクに組みついて自爆することで決し、アスランは脱出に成功したがキラはMIA(戦闘中行方不明)になってしまう。オーブからカガリたちが捜索に向かうが、大破した両機の残骸、および倒れているアスランを発見したのみでキラを見つけることはできなかった。

しかし、実は彼はイージスの自爆直後にロウ・ギュールによって救出されており(マガジンZの漫画版では孤児が発見)、島で孤児の世話をしていたマルキオ導師の計らいでプラントのクライン邸に運ばれていた。心身ともに深く傷ついたキラは、双方がただ相手を「敵」と憎んで討ち合うことの愚かさや悲しさを思い、自分は一体何と戦わなければならなかったのかと考える。そんな中ザフトのオペレーション・スピットブレイクの標的がアークエンジェルがいるはずのアラスカ基地であることを知ったキラは再び戦うことを決意。ラクスの手引きでザフト軍の最新鋭MSフリーダムを奪取すると、地球連合軍にもザフト軍にも属さない第三の立場として、双方の戦闘を終わらせるために戦場に舞い戻った。なお、この頃からキラは極力敵機のコクピットを狙わず、戦闘力のみを奪う戦い方をしている。地球連合軍のオーブ解放作戦の際には地球軍を脱走したアークエンジェルとともにオーブの側について戦っている。この戦闘でキラはアスランのジャスティスと共闘し、その後話し合いの末に和解を果たす。オーブ陥落直前、代表首長ウズミ・ナラ・アスハからオーブの理念を託されて宇宙に上がり、アークエンジェル、クサナギ、エターナルの、いわゆる三隻同盟の中心を担う。なお、この時ウズミに渡された一枚の写真から自分とカガリが双子のきょうだいであることを知る。また、コロニー・メンデルにおいては、自分が多くの犠牲の上に唯一の成功体として生み出された最高のコーディネイター、スーパーコーディネイターだったという出生の秘密を知る。

最終決戦となった第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦では、アスランと共に、後に伝説的に語られる圧倒的な実力で戦場を駆け、プラントへの核攻撃を防ぎ、またプラントからの「ジェネシス」の照射を防ぐために奮闘する。目前でフレイを失い精神的に追い詰められながらも、死闘の末、戦火を拡大するために影で暗躍していたクルーゼのプロヴィデンスを撃破した。キラが半壊したフリーダムのコクピットから投げ出され、胸をよぎる思いに涙しながら宇宙空間を漂っていたところをアスランとカガリに発見され、生還したところで物語は終わる。

機動戦士ガンダムSEED DESTINY[編集]

戦争が終わった後は、ラクスと共にオーブに渡り、カガリより貸与されたオーブ本島近海の島にあるアスハ邸でマルキオ導師と孤児たちと共に日々を過ごし、マリューやバルトフェルド、母カリダと一緒に暮らしていた。ここまでがDESTINY開始までの経緯であり、前作より2年間このような生活をしていたという。

ザラ派残党によるテロ事件が起き、ユニウスセブンの破片が世界中に落下した時、ラクスとともに海辺で空を見上げていた。津波で建物が流されたためにオーブ本島に移住し、そこでシン・アスカと偶然出会っている。

その後、ラクスの命を狙った謎のコーディネイター部隊からの襲撃が起こり、キラはラクスたちを守るために再びフリーダムに乗ることを決意する[10]。その後、オーブにも大西洋連邦との同盟に向けた不穏な動きが始まる。カガリもユウナ・ロマ・セイランと政略結婚させられることになるが、キラはフリーダムで結婚式に闖入し、カガリをアークエンジェルに連れ去る。アークエンジェルはそのままオーブを後にし、行方をくらます。

世界の情勢を見守る中、プラント最高評議会議長ギルバート・デュランダルがラクスの偽者(ミーア・キャンベル)を立てて、彼女を用いたプロパガンダを展開していることをニュースで知り、ラクス暗殺未遂の一件、またその時襲撃部隊が使用したMSがザフトの最新型であったことと関連して、高潔な為政者と評判の高いデュランダル議長に対して疑念を覚える。

オーブが地球軍の一国としての立場でザフトと戦うのを止めようとして、オーブ軍が合流した地球軍とザフト軍艦・ミネルバとの間の戦闘に武力介入し、両陣営に対してフリーダムの圧倒的な戦闘力を見せ付ける。しかしこの介入の結果、議長の誘いを受けてザフトに復隊し、ミネルバに配属されていたアスランとの間に確執が生まれ、後に再会して話し合うもついに噛み合わず、溝が生じたままになってしまった。

ラクス・クラインがプラントの様子を見るために宇宙に上ると言った際には彼女の身を案じて強く反対したが、説得を受け入れて彼女を送り出した。キラ自身はラクスに同行すると発言したが、ラクスがキラ不在の間のカガリらを心配して押し留めた為、アークエンジェルとともに地上に残る。

アスランとの確執はクレタ海域での戦いにて表面化し、アスランは戦場を混乱させるキラの行動に怒り、対するキラはカガリの気持ちに少しも理解を示そうとしないアスランに怒りをぶつけ自身のSEEDを発動させ、彼のセイバーを破壊した。その後ベルリンでは、ステラ・ルーシェの搭乗するデストロイを止めるべく出撃するが、ステラを説得して止めようと割って入ったシンと小競り合いになる。ステラも一度はシンの説得により戦闘を止めたものの、目の前でネオを撃墜したフリーダムが視界に入ったことによる恐怖で再び暴走。やむを得ずキラは発射寸前のデストロイのビーム砲を攻撃して発射を止め、機体の誘爆によってステラは戦死する。これによりフリーダムは決定的にシンの怒りを買うことになった。

ザフトのエンジェルダウン作戦において、カガリおよびムラサメ隊を無事オーブへ届けることを最優先としたキラは、海へと退却するアークエンジェルを守るために殿(しんがり)を務め、単騎ミネルバ隊に応戦した。しかし、事前に対フリーダム戦の研究とシミュレーションを重ねた上で、インパルスの特性を徹底的に活用して向かってくるシンのトリッキーな戦術にコクピットを避けて攻撃する余裕が無くなるほどに追い詰められ[11]、遂には撃墜されてしまう。フリーダムの原子炉を封鎖したためコックピットは助かり、キラは海中で辛うじてカガリに救助される。その後、キラの撃墜をきっかけにザフトを脱走したアスランとアークエンジェルの医務室で再会し、再度和解を果たしている。

宇宙でラクスが危機に陥った時は、彼女を助けるべくストライクルージュで駆けつけている。エターナル艦内でラクスから新たな乗機・ストライクフリーダムを受け取ると、わずか2分で追撃するザフト軍を全て退ける。ザフトによるオーブ侵攻戦の最中、宇宙から戦場に降り立ち、シンのデスティニーに追い詰められていたカガリのアカツキの危機を救う。その際、新しい機体の能力を遺憾なく発揮し、デスティニーを圧倒する戦闘力を見せる。

オーブでの戦闘が終結すると、アークエンジェルはオーブ軍に正式に編入され、彼はアークエンジェルクルーの中では最も高い階級となる准将として任官を受ける。アークエンジェルは議長が行おうとしているデスティニープランを阻止するべく再び宇宙に上がる。月の自由都市・コペルニクスにてラクスやアスラン、メイリン・ホークと束の間の休息中、ミーアから救いを求めるメッセージを受け取り、罠と知りながらも指定された場所へと赴く。待ち伏せしていた刺客は全て退けたものの、ミーアはラクスを庇って撃たれ、その場で彼女の死を見届ける。

レクイエム中継用コロニーの一つを攻撃した際にイザークらと共闘している。

最終決戦のメサイア攻防戦ではオーブ軍、ザフトクライン派と共に、デュランダルへと挑む。戦闘の最中、立ち塞がるレイの中に、キラはクルーゼと同じものを感じ取る。クルーゼと同じ憎しみを向けてくるレイに対し舌戦と応戦を繰り返し、「その命は君だ、彼じゃない」と言ってひるんだ隙を突きレジェンドを戦闘不能に追い込む。

その後、ザフト軍要塞「メサイア」に突入し、デュランダルと銃口を向け合う形で対峙し、互いの主張を戦わせた。両者は共に道を譲らなかったが、キラの言葉に動揺したレイがデュランダルを撃つ。その場に現れたタリア・グラディスからマリューへの伝言を託され、駆けつけたアスランと共に崩壊するメサイアから脱出した。

『FINAL PLUS』や『小説版』ではラクスと共にオーブへ訪れ、シンとオノゴロ島の慰霊碑にて再会、和解している。

メサイア戦終了後、オーブ軍准将であると同時にザフト軍白服の資格も与えられて、プラントに渡っている[12]

なお、『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』シリーズ開始当初の構想ではキラはこの物語にはファンサービス程度にしか登場しない予定であったが、実際は後半はキラを中心として展開されることになった。この件について監督の福田己津央は、一つの物語に三軸の主人公を据えて、三つの視点から描くことに挑戦してみたかったとの言である[13]

ゲームメディアでの出演[編集]

第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ
発売順としては初参戦作品。自身の境遇やポジションがよく似ているアムロ・レイ碇シンジから助言を貰うことが多かった。ほぼ原作通りで、一時期の精神面が不安定になっていた際にはシンジや他ガンダムシリーズのパイロット達から心配されていた。
スーパーロボット大戦W
『SEED』本編の行動がダイジェスト的に描写されているほか、『ASTRAY』とのクロスオーバーも多い。しかし自軍参加のタイミングが『スパロボZ』に次いで遅い。
スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2ndスーパーロボット大戦K
キラの視点での『DESTINY』の原作再現が行われている。
スーパーロボット大戦Z
『DESTINY』本編の行動がほぼ忠実に再現されている。キラの介入行動に対する思惑の違いがZEUTH同士討ちの原因の1つとなるなど、作品全体のストーリーにも強く影響している。アムロ・レイロラン・セアックなどの歴代主人公に、不殺の戦場介入行為を徹底的に批判・否定されてしまう。しかし、ハリー・オードを通じて増長したシンを叱り付けた時のカミーユ・ビダンの言葉をラクス達と共に聞かされそれについて考え抜いた末に、原作とは違い自分達のこれまでの行いを深く反省し、今後の覚悟をアスランと共にシンに語り和解した。自軍参加が参戦作品中最も遅く、ルートによっては最終話近くの場合もある。キラケンからはキラキラコンビを組まないかと誘われるなど、キラケンからは特に気に入られている。『交響詩篇エウレカセブン』のマシューからはあらゆる戦場へ介入する行動と、搭乗機の名前から度々『フリーダム野郎』と呼ばれている。准将という階級に関しては自軍参加後に「身内人事なので気にしないで欲しい」と言っており、あまりにも高い階級にやや戸惑い気味である。またこのシリーズから天然発言(本人にはその気はない)が多くなり、以降のスパロボシリーズで『天然キャラ』の面が度々現れるようになった。
第2次スーパーロボット大戦Z 破界篇
アスラン、シン、ルナマリア共々あらゆる次元世界を放浪することになる聖痕を刻まれて来訪。キラケンにランカ星間飛行を聴かせてやりたいと語るなど、引き続きキラケンとの仲は良好。
第3次スーパーロボット大戦Z 時獄篇
 ストーリー開始時はプラントでラクスの補佐をしていたが、ジェミナスによるオーブ侵攻の際にストライクフリーダムで大気圏に単機突入する形で戦闘に介入、自軍入りする。単機での大気圏突入に驚くシンに「前にもやったことがあるから」と事も無げに答えている。
スーパーロボット大戦K
キラ視点で物語は書かれるが、本作ではキラは当初カガリの指示でフェストゥムの調査に専念していたため、原作やZで行った介入行動をほとんど取らず(唯一の介入ではオーブ軍を戦闘不能にして離脱させ、ミネルバを救った)物語が進むため、良識ある青年という印象が強く、冷静かつ真面目でありながらも天然ボケ発言をしたりするなどの場面も多い。
スーパーロボット大戦L
カガリを式場から拉致するまでの流れは『DESTINY』本編と同じだが、暗殺部隊に紛れて現れた怪しげな戦闘機を調査するため介入行動は行わない。その後、調査中にベルリンでの戦闘においてステラに止めを刺す事なくそのまま救出したことによりシンとの蟠りは発生せずエンジェルダウン作戦の際もシンにフリーダムを撃墜されることなくその場を脱出している。そしてオーブでの戦いにおいて裏でGreAT社が絡んでいることをつかむ。そのあと確信を得るためしばらくLOTUSと別行動をとったのちに正規合流する。
スーパーロボット大戦UX
アニメ終了後の設定。プラントで活動しており、序盤は登場しない。戦況の悪化に伴い、アスランとともに中盤より参戦する。終戦後はプラントをラクスに託し、宇宙船ソレスタルビーイング号でELSの母星に向けて旅立った。
ガンダム無双2
キラのコクピットを狙わない不殺主義は今回省略されている(ただしムービーでの戦闘シーンでは相手の武装や頭部だけを攻撃しているように見える)。専用ストーリーでは「戦いはまた新たな戦いを生む」という矛盾に苦しみながら、戦いを止めるためアスランやラクスと共に戦い続ける。
機動戦士ガンダム ガンダムVS.ガンダム NEXT
SEED時代、隠し要素でDESTINY時代のキラとどちらも登場している。また隠しボスとしてストライクフリーダムに搭乗するキラが出現することもある。
機動戦士ガンダム エクストリームバーサス
SEED時代ではストライク、DESTINY時代のキラではストライクフリーダムで参戦する。SEED時代の場合、本編では使用しなかった総合兵装ストライカー「I.W.S.P」を使用し、I.W.S.Pでの専用ボイスも設定されている。PS3版では有料DLCでフリーダムも参戦した。
機動戦士ガンダム エクストリームバーサス フルブースト
前作から引き続きストライク、フリーダム、ストライクフリーダムで参戦。PS3版において、インフィニットジャスティスガンダムに乗ったラクス(有料DLC)のバーストアタックでストライクフリーダムに乗って援護に駆けつける。
SDガンダム GGENERATION DS
アークエンジェルがメインの「平成ガンダムルート」を選択すると早めに参入する。メインヒロインのディー・トリエルへの助言をするなど、メインキャラの一人でもある。
SDガンダム GGENERATION WORLD
オープニングステージ「欺かれた世界」から登場し、世界に異変を発生させているワールドシグナルを止めるために戦場へ姿を現す。その後エクストラステージ「目覚めるとき」で再登場し、ワールドシグナルの原因と思われるハルファスガンダムを止めようとするが、ハルファスを手中に収めようとするリボンズ・アルマークとの戦闘になる。シンとレイと協力していたリボンズ3人同時の相手に苦戦するが、その危機をダブルオークアンタに搭乗した刹那・F・セイエイに助けられ、刹那と共に共同戦線を張る。
SDガンダム GGENERATION OVER WORLD
オープニングステージ「オーバーインパクト」から登場し、ワールドシグナルにより大量に出現したELSに苦戦する刹那とバナージ・リンクスの援護にドモン・カッシュ、アムロ・レイ、フリット・アスノとともに駆けつけるが刹那がトランザムバーストに失敗した後、フリットらとともに刹那に攻撃するようになるがだれか1人でも撃破すると正気に戻る(フリットらともども豹変した原因はアプロディアによるとオーバーインパクトによるもの)。
Another Century's Episode:R
『DESTINY』本編終了後の世界で、シンとアスランと共にロゴス残党の処理に当たっていたところで怪現象に巻き込まれ、「惑星エリア」に転移させられる。喋る猫(魔装機神サイバスターのシロとクロ)がいても平然と受け入れるなど、異世界の住人ともあっさり打ち解けている。
真・ガンダム無双
オリジナルシナリオの一つ『暴走!デストロイガンダム!』ではミネルバ隊と同行してデストロイガンダム軍団に挑み、シンやルナマリアと共にステラをはじめとするエクステンデッドや強化人間ほぼ全員を救い出し、騒動の黒幕と対峙する。

搭乗機[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 角川スニーカー文庫「機動戦士ガンダムSEED ASTRAY」より
  2. ^ ガンダムファクトファイルより。
  3. ^ 小説版によると、三隻同盟の関係者はもちろん、軍をはじめとしたオーブ関係者にはカガリの弟としてキラの名は知られている。
  4. ^ 出力の高いフリーダムを自在に操る能力、反応の速さやビーム射撃精度の高さなどにシンが舌を巻く場面がある。また、他と比べて被弾率が非常に低く、事実彼専用として開発されたストライクフリーダムは被弾しないことを前提に装甲を削って運動性能を高めているので、他のパイロットでは満足に運用することができないほどである。
  5. ^ ストライクに搭乗しての初の実戦で、戦闘中に未開発のOSを手直しし、勝利した。また砂漠戦では、その場で機体の設定に環境補正を施して地形に対応させ、足場の面で二足歩行型より有利とされるバクゥの部隊を圧倒した。
  6. ^ アスランとの戦いでは、友人のトールが目の前で殺されたことで冷静さを欠いたことが大きい要因だった(アスランもニコルが殺されたことで冷静さを欠いていたが、キラに比べても比較的冷静だった。)。シンの場合は、連戦で疲れ切ったキラと、後述にも具体的に書いてあるがステラを殺されたキラへの復讐から対策を徹底したという、アドバンテージが要因だった。
  7. ^ プラモデルキット「MG ストライクフリーダムガンダム」解説
  8. ^ 公式ガイドブック』『小説版第5巻』
  9. ^ ニュータイプ2003年4月号、福田監督のインタビューより。
  10. ^ 福田監督による発言。
  11. ^ 機動戦士ガンダムSEED DESTINY DVD 第9巻 DESTINY INSIDERS 9
  12. ^ 『データコレクション機動戦士ガンダムSEED DESTINY下巻』
  13. ^ 『機動戦士ガンダムSEED DESTINY 公式ガイドブック3 -誓いの宇宙-』88ページ

関連項目[編集]

  • ガンダムシリーズの登場人物一覧
  • キオ・アスノ - 機動戦士ガンダムAGEの主人公の一人。機体を乗り換えてからはコックピットを狙わないなどの共通点がある(ただしキラの場合、コクピットを狙わないことに対し、キラは不殺(敵を殺さない)をしているわけではない」と福田監督がツィッターでと明言している)。