ザクウォーリア

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ザクウォーリア(ZAKU WARRIOR)は、テレビアニメ機動戦士ガンダムSEED DESTINY』及び関連作品に登場する、モビルスーツ(MS)に分類される架空の有人式人型ロボット兵器の一つ。

メカニックデザイン大河原邦男であり、「ザク」の名のとおりデザインは『機動戦士ガンダム』に登場するジオン公国軍の「ザクII」を参考にしている。

「ザク」の名のとおり、その形状や設定は宇宙世紀シリーズに登場するジオン公国軍の「ザクII」を参考にしており、メカニックデザインもオリジナルのザクを担当した大河原邦男が行っている。ただし明確な差異も存在し、たとえば宇宙世紀のザクが右肩にシールド、左肩にスパイクアーマーを装備しているのに対し、C.E.のザクは右肩がスパイクアーマー、左肩がシールドという逆の構成となっている[注 1]。さらに宇宙世紀版が『機動戦士ガンダム』の時点で旧式化しつつあるのに対し、C.E.版は機種転換中の新型機という位置づけとなっている。

一般機のカラーリングはだがルナマリア・ホークが搭乗する赤いザクウォーリアなど、パーソナルカラーに塗られた機体が劇中に多数登場する。本項では、上位機種であるザクファントム及び、関連作品に登場する派生機についても解説する。

目次

機体解説[編集]

諸元
ザクウォーリア
Zaku Warrior
型式番号 ZGMF-1000
全高 17.19m
20.4m(ブレイズ時)
20.5m(ガナー時)
19.1m(スラッシュ時)
重量 73.09t
89.59t(ブレイズ時)
91.11t(ガナー時)
86.49t(スラッシュ時)
武装 MMI-M633 ビーム突撃銃
対ビームシールド
MA-M8 ビームトマホーク
ハンドグレネード×4
(M68キャットゥス 500mm無反動砲)
(MMI-M8A3 76mm重突撃機銃[注 2]
鉄骨
特殊装備 ウィザードシステム
MS支援空中機動飛翔体「グゥル」
頭部ブレードアンテナ
搭乗者 ルナマリア・ホーク
アスラン・ザラ
ディアッカ・エルスマン
シホ・ハーネンフース
ハミルトン
ハイネ隊(有志)パイロット
スー
イライジャ・キール
ミハイル・コースト
マリオ・クレッグス
アイザック・マウ
ザフト軍一般兵士
ザクファントム
Zaku Phantom
型式番号 ZGMF-1001
全高 19.37m
20.4m(ブレイズ時)
20.5m(ガナー時)
19.4m(スラッシュ時)
重量 74.7t
91.2t(ブレイズ時)
92.72t(ガナー時)
88.1t(スラッシュ時)
武装 MMI-M633 ビーム突撃銃
対ビームシールド×2
MA-M8 ビームトマホーク×2
ハンドグレネード×4
(M68キャットゥス 500mm無反動砲×1 - 2[注 3]
(M66キャニス 短距離誘導弾発射筒[注 4]
(M68パルデュス 3連装短距離誘導弾発射筒×2[注 4]
ダミートマホーク
特殊装備 ウィザードシステム
MS支援空中機動飛翔体「グゥル」
MS埋め込み式戦術強襲機「ミーティア」〈改造版〉
フェイズシフト装甲
搭乗者 ザフト軍一般兵士(指揮官級→後に緑服支給[注 5]
レイ・ザ・バレル
イザーク・ジュール
ハイネ・ヴェステンフルス
ディアッカ・エルスマン
カイト・マディガン
イライジャ・キール
リーカ・シェダー

プラント」の軍事組織「ザフト」が運用するCE73年からの主力量産型モビルスーツ(MS)。CE70年~71年に活躍したジンゲイツの後継機という設定で、バックパックの換装機構による高い汎用性を持つ。一般機のカラーは緑だが、劇中ではルナマリア・ホークが搭乗する赤いザクウォーリア、レイ・ザ・バレルが搭乗する白いザクファントムなど、パーソナルカラーに塗られた機体が多数登場する。

Zaft Armed Keeper of Unity ザフト・アーマード・キーパー・オブ・ユニティ[3] = 「ZAKU」(ザフトの輝かしい新時代を担うもの)は、ユニウス条約後に開発された「ニューミレニアムシリーズ」に属する機体である。元々は前大戦末期に量産機初の核動力MSとして設計されていたが[4]、ユニウス条約で定められた「ニュートロンジャマーキャンセラーの軍事利用の禁止」を受け、駆動方式は従来のバッテリー方式に設計変更された。原型機が採用していたPS装甲も不採用となっているが、機体の装甲は大気圏の突入に耐用する堅牢性を保持している[5]。機体の一部には移民した元オーブ連合首長国技術者のノウハウを取り入れ[6]、ザクは、まさにニューミレニアム(新千年王国)の名の通り、栄光あるコーディネイターの未来を担う機体であるとされ、1000の形式番号もかけて「サウザンドシリーズ[7]」とも呼ばれる。

最大の特徴は「ウィザードシステム」を備えている点で、単一の機体を様々な局面に対応させる事が出来る。このシステムはユニウス条約において定められた「連合・ザフト両軍の保有MSの上限の設置」への対抗策でもあり、その限られた用途ゆえ汎用機よりも普及数の少ない局地戦用機の生産台数の抑制にも貢献し、コスト削減や換装により局地戦仕様機の生産数をカバーできるという恩恵も齎している[8]。コストや活動時間の理由からPS装甲の採用は見送られたが、カタログスペックは地球連合軍GAT-Xシリーズを上回るとされている。また、本体に特別な改修を施したりノクティルーカウィザードで増強・拡張せずとも水中戦が可能であり、ストライクのような優れた汎用性も備えていた。

従来ザフトMSのトレードマークだったトサカ状多機能センサーアレイはNジャマー下の実戦において大型のセンサーよりもカメラアイの視界が重要であることが判明したために廃止され[9]、一部のウィザード用モジュールの換装部位を兼ねるヘルメット方式[8]の簡素な頭部となった。腰部背面には、ビーム突撃銃、スラッシュウィザードのビームアックス、M68キャットゥスなどをマウント出来る開閉式ラッチを有している。なお、ZGMF-1017 ジンとは異なる形状でハードポイントも無い脚部だが、一部のザクファントム専用機が単純な後付けのジョイントを挿むことでM68パルデュスを装着し運用している。

一方、様々な開発体系を経て誕生した成熟機ともいえるのがザクシリーズであるが、ゲイツシリーズにて量産機にも実装されるようになっていたMMI-GAU2ピクウスなどのCIWS系火器は搭載されていない。その代わりに、腰や脚部に備える「フレキシブルチューブ」が誘導ミサイル迎撃用プロアクティヴアーマーシステムのマルチダズラーを収める多目的コンジットとなっている[10][注 6]

また、ニューミレニアムシリーズの普及品なのか、それとも専用タイプなのかは定かではないが、新しいモビルスーツ・ネオ・オペレーション・システムが搭載されている[注 7][注 8]

その他、第39話の冒頭では、(踝)部外側付近(白色スラスター直下)に人間サイズの計器パネルらしきものが確認でき、それを使ってザフト兵が通信をしているようなシーンもあった。

武装[編集]

MMI-M633 ビーム突撃銃
ザフト第1世代MSが常用した重突撃機銃の系譜に連なる量産型ビームアサルトライフルで、ザクシリーズのメイン武装。マティウス・アーセナリー社製品であるゲイツRのMA-M21Gなどと比べると短銃身なので精度は少々低いが扱いやすく、優れた速射性能でビーム弾をばら撒き多数の敵への同時攻撃が可能。
パンマガジン型の弾倉は着脱交換式になっているため本体電力を消費しないという絶大な利点がある。結合部は可倒式ジョイントで出来ており、腰部背面にマウントする時は銃身側面へとスイッチングさせて行なう。
対ビームシールド
対ビームコーティングが施されたシールド兼ウェポンラック。在来の手持ちタイプとは違って肩部プロテクタ上部と接続しているボールジョイント基によって半自動的に可動するため、両手をフリーハンドにして行動できるアドバンテージがあり、3本の衝角を使った突進攻撃も可能。裏面にはビーム突撃銃の弾倉やM68キャットゥス 500mm無反動砲のボックスマガジン[12]を2個マウント可能なラッチを備え、内部はMA-M8の収納スペースとなっており、使用時は前方にせり出たのち横水平で位置取ってグリップを露出させる。
かなりの耐性を有しており、止むを得ず大気圏突入を試みたザクに襲い掛かる圧縮熱を完璧に近く遮り、(盾自体は空中分解したが)本体とパイロットは見事に護ってみせた。
MA-M8 ビームトマホーク
シールドに収納されている格闘兵器。ビームサーベル用途となるエネルギー発生デバイスを有する面と、折り畳み式の実刃製ピック(突起)を有する面が対をなす構造になっており、名前が示す通りの投斧と、より多くの使用法がある戦斧双方の特徴を活かした戦い方が可能[注 9]
ハンドグレネード
MSサイズの手榴弾。腰部サイドアーマーを兼ねるハンドグレネード用パレット[14]に、左右に2発ずつ、計4発マウントしている。
ZR11Q 閃光弾ZR13Q 発煙弾ZR20E 高性能炸裂弾ZR27I テルミット焼夷弾ZR30F 通常榴散弾 などの計5種類が存在するが、標準設置の物がどれなのかは明示されていない。
その他
ジンなどの無反動砲・重突撃機銃・誘導弾発射筒(2種)のほか、兵器ではないが鉄骨鈍器に用いた例もあった。詳細不明の武装としてはダミートマホーク[注 10]が挙げられる。

特殊装備[編集]

ウィザードシステム
モビルスーツ支援空中機動飛翔体「グゥル」
頭部ブレードアンテナ
指揮官級が搭乗するザクウォーリアの一部が増設している、ザクファントムとの共用パーツ。
モビルスーツ埋め込み式戦術強襲機「ミーティア」
フェイズシフト装甲
共にイライジャ専用ザクファントムによって運用・実装されたもの。

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ザクウォーリア・ファントムの共通点・相違点[編集]

ザクウォーリアは、ザフトレッド(赤服)やそれに匹敵するエースパイロットに優先配備されている最新鋭機(C.E.73年当時)で、ウォーリアとは英語で「戦士」の意味。制式カラーは濃淡グリーンのツートンだが、パーソナルカラーへの変更も許されている。

右肩に一体型スパイクを有した曲面アーマー、左肩に3基の衝角付きシールドを装備した左右非対称の形状となっている。それらには先の大戦で崩壊したオーブから亡命したモルゲンレーテ技術者によってもたらされた超高硬度金属製錬技術が使われている。

なお、コンピレーション・アルバム『機動戦士ガンダムSEED DESTINY COMPLETE BEST』の初回限定盤CD+DVDケース上には、肩部のプロテクター一式が左右逆に付けられ、頭部にブレードアンテナを有したガナーザクウォーリア(あるいは左肩を変えたガナーザクファントム)が描かれている[注 10]

ザクファントムは、指揮官用の上級機で、ファントムとは英語で「幽霊、亡霊、幻影」の意味。

頭部に追加されたブレードアンテナによってC41SR(通信、指揮統制、情報処理)能力が強化されているが、これ自体は専用装備というより指揮官機に用いられるもので、ザクウォーリアにも装備されている機体がある[注 11]。右肩にもボールジョイントプロテクター&シールドが追加されており、ビームトマホークとビーム突撃銃用弾槽も一式ずつ増えている。また、一部にやや高品質な部材を用いているとされる。

エース級パイロットによるカラー変更も許されており、搭乗者が限定される本機は特にその傾向が強く相対的にカスタム機の割合も多いが、アニメ本篇のPHASE-48、49、FINAL(PLUSを含む)などにはザクウォーリアと同じ濃淡グリーン配色機が多数登場していた。また、関連ゲーム『SDガンダム GGENERATION PORTABLE』や『スーパーロボット大戦Z』などではザクファントムのデフォルト色と解釈されて登場している。

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劇中の活躍[編集]

ザクウォーリアは、ザフトではルナマリア・ホークディアッカ・エルスマンなどが乗機とし、オーブの民間人だったアスラン・ザラもアーモリーワン襲撃やユニウスセブンの破砕作業に際して本機に搭乗した。彼等はこの機体で、ファントムペインに強奪された3機のセカンドステージシリーズ、カオスアビスガイアと互角以上の戦いを繰り広げた。外伝ではアニメ本篇よりも早い時期に完成(所有)していたカスタム機も登場している。

中盤以降は量産と配備が進み、地上、宇宙を問わず各戦線で見られるようになっていった。

ザクファントムは、1000ウォーリアと同様にC.E.73年では配備が開始されたばかりの機体で、一部のザフトレッド(赤服)や白服の指揮官級、またはFAITH(特務隊)といった非凡なパイロットが優先的に搭乗している。

レイ・ザ・バレル機は奪取されたセカンドステージシリーズやネオ・ロアノークエグザスと渡り合った。イザーク・ジュール機はディアッカやアスランとの連携によってセカンドステージシリーズを圧倒する活躍を見せた。また、ハイネ・ヴェステンフルス機は開戦時のプラント防衛戦で奮戦し活躍した。

外伝では固有のオリジナル武器が装備される事も多く、カスタマイズの幅が広い機体となった。

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ウィザードシステム[編集]

ザフトが開発した兵装換装方式の一種。地球連合の「ストライカーパック」に大変酷似したシステムであり、実際「ザフト版ストライカーシステム」と説明されている資料もある[15]

バックパック型オプションをメインとし、任意で着脱可能な頭部・肩部・腰部などのアーマー材と換装される様々なユニット、あるいは脚部に装着する(履く)後付けパーツなどを同時複合的に併用する事で、ザクという単一の機種に複数の機能を持たせる事に成功した。形式番号は運用するMS側に続いて「/」を挿む「各モビルスーツ番号/各ウィザード番号」のように表記される(ZGMF-1000/A1、ZGMF-1001/Mなど)。

また、1000ウォーリア、1001ファントムのみならず、バクゥハウンドドムトルーパーにも同規格のコネクターが実装されており、少なからず相性の違いは見られるものの互換性が図られている。シルエットシステムを先取りしたものとしても知られるが、シルエットフライヤーに該当する自動換装システムは導入されていないため、換装作業には当然ながら母艦ないし基地における人的労力が必須であり、パーツの構成によってはザクウォーリア&ファントム、バクゥハウンド、ドムトルーパーそれぞれの本体特性(体型)が絡んでくるため、負担の増減、あるいは運用自体の能否に個体差が出るのも特徴といえる。

一方、流出したデータで造られたザフト製以外の非正規ウィザードも存在する。なお、資料によってはウィザードパック、ウィザード換装システムなどとも記されている。

ブレイズウィザード[編集]

諸元
ブレイズウィザード
Blaze Wizard
型式番号 M
重量 16.5t
武装 AGM138ファイヤビー 誘導ミサイル×28 (14×2)

正規品。多数のスラスターを備えた機動戦型[16]ウィザード。宇宙での防衛能力を重視して設計され、大気圏内外を問わず運用可能だが無重力下での機動戦でダガーLやウィンダムを凌駕[5]し、飛行能力を得られない事から地上では機動力強化装備として機能する。そのため、空中戦では従来通りグゥルの併用が必須となる。ブレイズとは英語で「火炎、劫火」の意味。

ガナーと共に登場頻度の多い装備であり、レイ、アスラン、シホ、ハイネ、ディアッカ機などが使用した。一方、アレック専用ブレイズバクゥハウンドの物はパーソナルカラーの白に塗色されており、バクゥ系胴体の構造上問題から多目的ターレット基部にジョイントパーツを増加して接続している。

AGM138ファイヤビー 誘導ミサイル
両側スラスターブロック先端部に内蔵された小型ミサイル。広範囲目標の制圧や弾幕形成による撹乱に威力を発揮する。装弾数は片側19発、計38発。

ガナーウィザード[編集]

諸元
ガナーウィザード
Gunner Wizard
型式番号 A1
重量 18.02t
武装 M1500オルトロス 高エネルギー長射程ビーム砲

正規品。大型ビーム砲と専用エネルギータンクで構成される砲戦型[16]ウィザードで、ガナーとは英語で「射撃手、砲手」の意味。

主にルナマリア、ディアッカ機の他、エターナルを追撃したグラスゴー隊所属機や、レクイエムの中継点を攻撃したジュール隊所属のオレンジショルダー機などが使用し、外伝ではイライジャが搭乗したザクウォーリアも装備していた。ザクファントムでの例は「FINAL PLUS 選ばれた未来」や外伝漫画などで見られた。

M1500オルトロス 高エネルギー長射程ビーム砲
ウィザード右側方にマウントされる長射程ビーム砲。通常時はバレルとストックが折り畳まれており、展開時の全長は機体の身長を上回る。射撃時は右脇に挟む形で保持する。かつてのGAT-Xシリーズに搭載された超高インパルス砲と同等の破壊力・射程距離を有しつつ、信頼性や連射性能の点で上回る。また射撃に要するエネルギーは全て付属の大容量エネルギータンクによって賄われる為、機体の稼働時間にも支障はない。名称の由来はギリシア神話に登場する双頭の魔犬「オルトロス」。

スラッシュウィザード[編集]

諸元
スラッシュウィザード
Slash Wizard
型式番号 K
重量 13.4t
武装 MMI-M826ハイドラ ガトリングビーム砲×2
MA-MRファルクスG7 ビームアックス

正規品。機体の運動性を維持すべく軽量化されている近接格闘戦型ウィザード。スラッシュとは英語で「切り刻む、斬撃」の意味。

主にイザーク機が使用した他、高山瑞穂のコミカライズ版におけるユニウスセブン破砕作業回のアスラン機、第2 - 3期オープニング、『DESTINY MSV戦記』第1話におけるオペレーション・ラグナロク、オペレーション・フューリーレクイエム攻防戦などで装備機が見られた。

MMI-M826ハイドラ ガトリングビーム砲
バックパックに2門装備されるエネルギー系ガトリング砲。高速連射による面の制圧を目的とした武装。有効射程はそれ程長くはなく、主に格闘戦に移行する際の牽制に使用される。左右の砲それぞれにMMI-M633 ビーム突撃銃と同規格のエネルギーカートリッジを各1基ずつ設置する。名称の由来はギリシア神話に登場する魔物「ヒュドラー」の別名。
MA-MRファルクスG7 ビームアックス
穂先部に備える一対のビーム発生デバイスと石突き部の実体刃鎌で構成される、両手使いの大型ハルバード系斬撃兵器。未使用時やビーム突撃銃を使う際は、テレスコピック方式の柄(棒)を縮ませつつ各基部を折り畳み、コンパクトにして腰部背面のラッチにマウントさせることが可能。「ファルクス」とはラテン語で「大鎌」の意。

ナイトウィザード[編集]

諸元
ナイトウィザード
Knight Wizard
型式番号 EX-G1
武装 JP536XギガランチャーDR1マルチプレックス×1 - 2
MA-SX628フォーディオ ドリルランス&対ビームシールド[注 12]

DESTINY MSV』に登場する元正規品。ドムトルーパーがザクウォーリアとコンペで競い合った頃の対抗品的なウィザードだったが、脱落し非正規扱いを経てデータからも抹消され、2基が現存するのみとなった[17]


ケルベロスウィザード[編集]

STARGAZER』などに登場する正規品で、Kerberos とはギリシア神話の怪物「ケルベロス」の意。

作品順ではアニメ本篇よりも後発となったが、時系列表ではザクウォーリア量産開始頃から完成していた初期ウィザードの1つで、ビームファングシステム×4、頭部型リトラクタブルセレクション内ビーム砲×2などの武装を備える。

アイザック専用ザクウォーリアの場合は、本基の運用に配慮して干渉する左肩のシールド一式を外しスパイクプロテクターに換装している[18]


ノクティルーカウィザード[編集]

諸元
ノクティルーカウィザード
Noctiluca Wizard
型式番号 AAL
武装 144cm大型魚雷×2
マーク13ホーミング魚雷×4
M25対潜爆雷×8

『DESTINY MSV』などに登場する正規品。ケルベロスウィザードと同時期に完成していた強襲揚陸型ウィザードで、ノクティルーカとはラテン語で「夜光虫」の意。

水上・水中用センサー内蔵の頭部用セイルフィン、両脚部用スキッドプレート、両肩部用可動翼、背部用ダクテッドファンなどがセットになっており、それらの換装作業を要するためデフォルト状態で両肩にボールジョイント付きプロテクターを持つザクファントムとの相性が良い。本体換装パーツは黄緑がかった明るめのグリーン色だが、ザク側も合わせたカラーになっている。水中から浮上して水面を高速移動し海岸線や浅水部の敵に対し強襲を敢行したり、そのまま潜行を続けて水中戦を仕掛けることも可能。

なお、頭部および肩部のパーツを変えることから、外見上ザクウォーリアとザクファントムの区別がつかなくなるという一面がある。


ブースターウィザード[編集]

『DESTINY ASTRAY』などに登場する非正規品。イライジャ専用ザクファントムに合わせて造られた高機動戦闘用ウィザードで、Booster とは「推進、増幅」の意。

武装を一切持たない代わりに運動性能を追求しており、水平翼を備えた展開式スラスターの可動によってスピードだけではない機動力と大気圏内での飛行能力を理想的に両立させている。


ホスピタルウィザード[編集]

『DESTINY ASTRAY』に登場する正規品。Hospital の名が示す通り野戦病院として機能する医療施設型ウィザードで、またはその運用に特化させたザクそのもので「ホスピタルザク」とも記される。ミハイル・コーストが搭乗していたザクに装備されていた。

キャンピングカーを丸ごと簡易病院にしたようなコンテナを3基程度背負い、ザク自体の移動能力とエネルギーを利用することで、通常の車両や航空機では辿り着けない被災地や発電設備が無い場所での活動を可能とする。その他、全身を白・赤にペイントされており、両肩は照明付き純装甲タイプに換装し、ハンドグレネード用パレットを外した腰部両脇に予備電源バッテリーを装着している。

ブレイク・ザ・ワールド事件直後の地球に救助活動で多数が導入された他、ザフト地上基地には必ず配備されている。


イージーウィザード[編集]

諸元
イージーウィザード
Easy Wizard
型式番号 EX-EZ1200
武装 MA-X848HD 強化型ビームサーベル

クライン派の支援施設(互助集団)「ファクトリー」産の非正規品で、ドムトルーパーに合わせてC.E.73年を過ぎてから造られた最後発ウィザード。

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ザクウォーリア専用機・パーソナルカスタム機[編集]

ルナマリア専用ザクウォーリア[編集]

グラディス隊のルナマリア・ホークの乗機で、パーソナルカラーは赤。主にガナーウィザードを装備している。第28話でムラサメからの空爆を受け大破し、同じく大破したアスランのセイバーや中破したレイのザクファントムと共に修理されないまま役目を終えた。以降ルナマリアはシンから引き継いだインパルスを乗機とした。

高山瑞穂の漫画版では、スラッシュウィザードも装備。


シホ専用ザクウォーリア[編集]

ジュール隊のシホ・ハーネンフースの乗機。左肩にパーソナルマークのホウセンカがペイントされている以外はノーマル機と同様。主にブレイズウィザードを装備している。


ライブコンサートバージョン / ザクウォーリア(ライブ仕様)[編集]

ディオキアで催されたラクス・クライン(ミーア)による慰問コンサートで特設ステージとして利用されたザク。ライブザクウォーリアとも呼ばれる。全身をピンクで塗装するなどのポップアートなビジュアルで会場を彩った。その後、メサイアに移されていたが本篇最終話にてブレイズウィザードを装備し出撃していった。

後藤リウの小説版では、その色彩でタリア・グラディスに眩暈を感じさせている。


ハイネ隊仕様[編集]

関連企画「ザク!ザク!!キャンペーン」のプレゼントとして設定された機体。右肩を橙色に塗装した姿から「オレンジショルダー」とも呼ばれる。ハイネの死後、彼を慕う者が部隊にかかわらずオレンジショルダーにしたとされ、本篇ではジュール隊所属で第44話の第1次レクイエム攻防戦などに登場した。


スー専用ザクウォーリア[編集]

『FRAME ASTRAYS』に登場するスーの乗機。ザクファントム以上の性能までチューニングされており、暗めのミッドナイトブルーとレッドのツートンにカラーリングされ、左肩にパーソナルマークをペイントしている。ウィザードは本体と同色に染めたケルベロスを装備するが、左肩(シールド)の変更は行っていない。

元はスーを雇う民間軍事会社が調達した機体で、ユニウス条約締結後からギルバート・デュランダルが議長に就任するまでの期間にすでに所有・乗機としていた[19]


ラガシュ基地仕様[編集]

海底基地ラガシュに配備されている機体。頭部と胴体がネイビーブルーに塗色されている。


アイザック専用ザクウォーリア[編集]

『Δ ASTRAY』に登場するアイザック・マウの乗機。レクイエムの第1射目による惨劇に前後して愛機となった元ラガシュ基地仕様機。ウィザードは以前の乗機だったバクゥハウンドのケルベロスを装着。スー専用機とは異なり、左肩をスパイクアーマーに換装している。


ディアッカ専用ザクウォーリア[編集]

『SEED DESTINY HDリマスター版』ではディアッカのザクウォーリアは通常版に登場した一般機カラーに代わり、専用カラーに染められた専用機が登場している。カラーリングは彼の専用ザクファントム(後述)と同じく黒灰色。


その他のザクウォーリア[編集]

専用機
関連企画「ザク!ザク!!キャンペーン」の最優秀作品に選ばれた黒・赤カラー機。ブレイズウィザードを付加されて、アニメ本篇「PHASE-45 変革の序曲」やDESTINY MSV戦記「Field 03:月軌道・メサイア近傍宙域」などに登場した。
イライジャ・キール搭乗機
『DESTINY ASTRAY』に登場。イライジャ専用ザクファントム用のデータを収集するために行われたカイト・マディガンとの模擬戦で使用したノーマル機。ウィザードはガナーを選択し、腰部背面のラッチにはM68キャットゥスをマウントしていた。
搭乗者不明機
ときた洸一『DESTINY ASTRAY』第2巻、107頁に登場。シールドに特有のパーソナルマークがペイントされているウィザード無装備機で、アニメ本篇以前のセカンドステージシリーズのテスト時期におけるアーモリーワンにて見られた。
ミハイル・コースト搭乗機
『DESTINY ASTRAY』などに登場。ホスピタルウィザードの機体を駆り、ブレイク・ザ・ワールド事件などの今次大戦で生じた被災地を渡り歩いた。そんな折、テロリストのM1アストレイと交戦に陥った際は、落ちていた鉄骨を使って3機を瞬く間に撃破した。
マリオ・クレッグス搭乗機
『DESTINY MSV戦記』第1話に登場。オペレーション・ラグナロクにおけるザフトUIT(水中侵攻チーム)第2班の隊長機で、ノクティルーカウィザードを装備する(機体自体はノーマル仕様)。アンリ・ユージェニー率いる特殊戦部隊を曳航する任に就き、命と引き換えに完遂した。

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ザクファントム専用機・パーソナルカスタム機[編集]

レイ専用ザクファントム[編集]

パーソナルカラーは白。主にブレイズウィザードを装備している。「スペシャルエディション 砕かれた世界」のコールドオープンでは詳細不明の斧状武器を持つ姿が新規カットで追加されていた[注 10]ほか、ロドニアへ向かう際にはグゥルを使用したこともあった。

第28話で中破した後は修理されることなく役目を終えた。


イザーク専用ザクファントム[編集]

パーソナルカラーはスカイブルー。主にスラッシュウィザードを装備している。第22話アバンタイトルでの地球軌道戦を最後に役目を終え、以降はグフイグナイテッド専用機に乗り換えた。


ハイネ専用ザクファントム[編集]

ハイネ・ヴェステンフルスの乗機。パーソナルカラーはオレンジで、頭文字の「H」を模した紋章風のパーソナルマークを足とシールドにペイントしている[20]。主にブレイズウィザードを装備し、開戦後初のプラント防衛戦で活躍。以降はグフイグナイテッド専用機に乗り換えた。


ディアッカ専用ザクファントム[編集]

パーソナルカラーは黒灰色。主にブレイズウィザードを装備している。本編では第44話からの登場だが、先行する形で第4期エンディングにて公開されていた(本放送版では第41話、DVD版・HDリマスター版では第38話から)。ディアッカが私的なコネクションを活用して搭乗している機体[21]

福田監督Twitterでのつぶやき[22]によると、この機体は前述したイザーク機を塗り替えて譲り受けたものだと解釈されている。また、ザクウォーリア時から装備ウィザードが変更された理由についても触れられている[23]

なお、高山瑞穂の漫画版(コミックボンボン掲載)においてはガナーウィザードを装備してのジュール隊属ガナー隊として描かれている。


マディガン専用ザクファントム[編集]

『DESTINY ASTRAY』に登場するカイト・マディガンの乗機。ユニウス条約締結後からアーモリーワン事変に至る期間にすでに所有していた機体で、ツノが無い頭部・オリーブグリーンのボディに白十字ペイント・両肩に装備されたシールドソードなどが特徴。切っ先の反対側にはガトリング砲を内蔵しており、ジョイント部分から外せば手持ちの剣&ライフルとしても使える。愛用のリボルバーを携帯する時はホルスター状パーツに換装される短剣符状の腰部サイドアーマーも武器であり、下半分を引き抜くとジャマダハルのようなデザインのアーマーシュナイダーになり、残った基部からは隠し武器のグレネードを発射できる。こういった複合兵器は特に扱いが難しいとされているが、それを好むマディガンならではの武装といえる。

なお、本機の他にもノクティルーカウィザードを運用するための、もう一機別の専用ザクファントム[注 13]も所有している。


イライジャ専用ザクファントム[編集]

『DESTINY ASTRAY』に登場するイライジャ・キールの乗機。マディガン専用ザクファントムと同時期に完成した機体で、右肩のシールドが無いため1000ウォーリアと誤認されがちだがザクファントムのカスタム機。

過去の戦闘データから計算した被弾箇所と合致するボディの一部がPS装甲化されているのが特徴で、通電されるとグレー色の本体に前愛機だったジン改の移植部を想起させる朱色のパターンが現れるが、ON・OFFは任意で可能でありエネルギー消費を抑えながら活用出来る。トレードマークの頭部バスターソードには新たに対ビームコーティングが施された。専用開発したブースターウィザードを常用し、両脚部にM68パルデュスを装着したり改造版ミーティアを借り受けて使用したこともあり、右肩部スパイクアーマーと左肩部シールドを外し2基となったジョイント部を利用したオリジナルのビーム砲を装備する事もある。

VS ASTRAY』の前半にて、カーボンヒューマンとして復活したグゥド・ヴェイアによって彼のヴァンセイバーと互いの機体を交換する形で奪取された。


リーカ専用ザクファントム[編集]

『DESTINY ASTRAY』に登場するリーカ・シェダーの乗機。本体は薄桃色で、左シールドにパーソナルマークの「眼鏡をかけたウサギ」をペイントしている。ウィザードはブレイズを選択し、アーモリーワン事変における初登場時はM66キャニス×1 と M68パルデュス×2 を装備していた。


その他のザクファントム[編集]

専用機 (1)
パーソナルカラーは紫で、搭乗者は不明。ブレイズウィザードを装備した姿が第9話、ノーマル姿が第15話に見られた。
専用機 (2)
パーソナルカラーはカーキ(砂色)で、搭乗者は不明。ブレイズウィザードを装備し、第38話のオペレーション・ラグナロクに降下部隊として参戦するも、ニーベルングの攻撃を受けて撃墜された。

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バリエーション[編集]

ザク量産試作型[編集]

諸元
ザク量産試験型
Zaku mass-productive trial type
型式番号 ZGMF-X999A
装甲材質 フェイズシフト装甲
武装 DFX25高周波ブレードトマホーク×2
大口径レールガン×2
対ビームシールド
搭乗者 コートニー・ヒエロニムス

『DESTINY MSV』などに登場。ZGMF-Xシリーズを完成させた設計局がNジャマーキャンセラーによる核動力MSの量産モデル第1号として開発したザクウォーリアのプロトタイプ。型式番号の数字をもじり、9ザクまたはザク999(トリプルナイン)などとも呼ばれる[6]

それ以外のザクウォーリアとの相違点としては、黄色にフェイズシフトするPS装甲の採用や、ジン等に見られるトサカ状の頭部複合センサーが残っている、モノアイレール中央部の支柱の存在、ウィザードシステムやシールドに用いられるジョイント基を有する肩部プロテクターがまだ採用されておらず両肩がスパイクアーマーとなっている点等が挙げられるが、基本構造はほぼ同一で計47機が製造された[14]

この内の1機はヴェルヌ設計局のテストパイロットコートニー・ヒエロニムスによって試験運用され、南アメリカ独立戦争時に実戦を行い十数機のダガーLを全滅させ、バリー・ホーが操縦を交代したユン専用レイスタとも一時的に交戦した。

しかし、C.E.72年3月10日、ユニウス条約でNジャマーキャンセラーの軍事利用が禁止された事により計画は中断を余儀無くされるが、その基本スペックの優秀性は高い評価を受けており、通常のバッテリー動力に改修し各部形状を変更した新世代の機体群「ニューミレニアムシリーズ」として開発は再び続行された。

その後、条約以前に製造された47機はとあるコロニーに集められ解体されていたが、ファントムペイン所属のスウェン・カル・バヤン駆るストライクIWSPが奪取に現れたため、唯一解体前だった1機にコートニーが搭乗し防戦にあたるも、すでにNジャマーキャンセラーを取り外していた状態だった事から早々にフェイズシフトダウンを起こし機体も停止してしまう。その姿を見たスウェンは目的の品がもうここには存在しないと思うに至り去っていったが、コートニーの行動は乗機と自身の命をデコイとする心理作戦であり、その奥では40機以上から外されたNジャマーキャンセラーの稀少物質(ベースマテリアル)を集めて開発中だったニュートロンスタンピーダーのコアシステムがあり、その存在を悟らせないためのものだった[24]

DFX25高周波ブレードトマホーク
背部のバックパックに逆さの状態で2挺がマウントされている実刃の格闘兵装。
大口径レールガン
背部のバックパック両脇に一対で備える高初速のレールガン。ザフトの設計陣が得意とする前方スイング方式のもの。
対ビームシールド
ザクウォーリアの同名装備とほぼ同一の盾。ただし腕(マニピュレーター)で保持するタイプであり、グフイグナイテッドが持つ物の方が近い。

コマンドザクCCI[編集]

『DESTINY MSV』に登場。Nジャマー下での無線通信を円滑化すべく開発された戦域通信指揮統制用ザクウォーリア。(型式番号:ZGM-1000/R4

基本的に非武装機であるため、型式番号からは戦闘型 (Fight) を示す「F」の一字が省かれている。肩に装着されたパラボラアンテナが特徴で、内部も1000ザクとは全く異なる構造になっている。主要装備であるビームアンテナガンのコストは通常ザク1機とほぼ同額だという。


ザクスプレンダー[編集]

『DESTINY MSV』に登場。インパルスのコアスプレンダーの有効性を検証すべく分離・合体機構を付加されたザクベースの実験機。(型式番号:ZGMF-X101S

しかし本機のコアスプレンダーはインパルスに比べて戦闘機と呼ぶには余りにかけ離れており、コクピットブロックに小型の可変翼を付け加えた簡素なものであった。上半身、下半身を構成するチェストフライヤー、レッグフライヤーはインパルス同様推進力による動力飛行が可能だが、当然空力的に優れた形状とは言えず、滞空時間は十数分程度に過ぎない。なお、本機はデュートリオンビーム送電システムの実験も兼ねており、頭部にビームの受信装置を持つ。

生産数2機の内、1機は耐久試験の結果大破・破棄され、残りの1機はアーモリーワンに保管されている。


プロヴィデンスザク[編集]

諸元
プロヴィデンスザク
Providence Zaku
型式番号 ZGMF-X3000Q
武装 MA-BAR76T 高エネルギービームライフル
GDU-X4 突撃ビーム機動砲×8
GDU-X7 突撃ビーム機動砲×2
(対ビームシールド×2)
搭乗者 リンナ・セラ・イヤサカ

『DESTINY MSV』に登場。新型ドラグーン・システムの性能実証用に製造されたMS。

設計当初はウィザードのみで対応する案もあったが、ドラグーンの性能を最大限に発揮するためにハイパーデュートリオンを搭載するなど機体本体にも大幅な改修が施されている。機体の基本カラーは黒・灰だが、テストパイロットを務めたリンナ・セラ・イヤサカの搭乗機は灰色の各エッジ部がレッドに塗り替えられている。

ザクの意匠を残した部分の相違点としては、フレキシブルチューブには新たに原子炉冷却器と量子トランシーバーを収容。両肩部には3基のスラスターを内蔵した特有のアーマー材が装着されているが、プロテクター側のジョイントを使っているのではなくボルトオン仕様のものであるため、下方に折り畳むだけで対ビームシールドを併設させる事が出来る。

X56S/θ デスティニーインパルスを経てのX42S デスティニーと同様に、本機をアップデートさせて誕生したのがX666S レジェンドだが、その名称に関しては、第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦後に戦犯と指名されたラウ・ル・クルーゼの機体だったこともあってプロヴィデンスの名は継がれなかったとされる。しかし、ザフト側ではその説を公式に否定している。

メサイア攻防戦に投入され、リンナは気付かぬまま元恋人のタキト・ハヤ・オシダリの搭乗するオオツキガタと遭遇・交戦した。しかし双方共に生き残り、戦後に二人は再会している。

MA-BAR76T 高エネルギービームライフル
背部のコネクタに接続される大型ビームライフル。ライフルの両サイドにビーム突撃銃のエネルギーカートリッジを装着出来る。
レジェンドに装備されたMA-BAR78Fは本兵装の改良型で、機体本体からエネルギーを供給するタイプになっている。
GDU-X4 突撃ビーム機動砲
量子通信によって遠隔操作可能なビーム砲。砲自体が鋭利なブレードになっており、砲撃以外に打突による直接攻撃も想定しているが、実体ブレードでは威力不足と判断されたのか、或いは対象との衝突時の内部機構への負担を考慮してか、レジェンドにはビームスパイクを内蔵したGDU-X5が採用された。

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脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 当初は宇宙世紀版も右肩にスパイクアーマー、左肩にシールドという構成だったが、大河原のスタッフへの連絡不足から、そのまま逆転して描かれてしまったという逸話がある。
  2. ^ 小説版 『DESTINY ASTRAY』 第2巻から判読[1]。可能性は高いと思われるが、あくまでも「モビルスーツの実弾銃」としか書かれていないため、MMI-M7Sやその他とも言えるかもしれない。ちなみに、地上ではビーム突撃銃ではなく実弾銃を装備するザクが少なくないとも記されている。
  3. ^ 2門装備機は「FINAL PHASE 最後の力」 Aパート、「FINAL PLUS 選ばれた未来」 デュランダル&クルーゼの新規対話シーンの、ネルソンおよびドレイク級と交戦しているカットで見られた。
  4. ^ a b リーカ専用ザクファントムが装備していた[2]。なお、M68パルデュスについてはイライジャ専用ザクファントムも含まれる。
  5. ^ 「FINAL PLUS 選ばれた未来」 終盤のラクスによる停戦通達シーン。グフ、ゲイツR、ブレイズザクウォーリア、ブレイズザクファントムと共に映った4名の内、赤服はグフパイロットと思われるため、残りの3名から判別。
  6. ^ 単純な動力パイプと誤認されがちだが似て非なるパーツとなっている。
  7. ^ アニメ本篇 「PHASE-18 ローエングリンを討て!」 レイ専用ザクファントム発進シーン。
  8. ^ なお、当初は「Z.A.K.U」の頭字語をこのOS画面用語として設定し、前作第2話冒頭のストライク起動シーンに倣ったシークエンス作画も出来上がっていたがボツとなり、実際には第1話(スペシャルエディション第1巻)や第18話のような描写になったという[11]
  9. ^ 『パーフェクト・アーカイブ・シリーズ5 機動戦士ガンダムSEED DESTINY』においては、柄(持ち手)の上部先端にもビーム発生デバイスがあり、ハルバードでいう“槍”(刺突)用途の短ビームサーベルが出ている姿で描かれている[13]
  10. ^ a b c ツノ付きザク、ダミートマホークそれぞれは、『機動戦士ガンダム』 に登場する指揮官用ザクIIのシルエットと、武器のヒートホークに酷似(意識)したものとなっている。なお、後者は仮称であり、正式な名前は設定(公開)されていない。
  11. ^ ときた洸一 『Δ ASTRAY』 第2巻、71頁や、コンピレーション・アルバム 『SEED DESTINY COMPLETE BEST』 初回限定盤CD+DVDケースなどにそれらしきザクウォーリアが見られる。
  12. ^ 「DESTINY MSV 『Vol.10 ZGMF-XX09T オリジナル仕様モビルスーツ “ドムトルーパー”』」 の解説では、バズーカ砲とは異なり「ドムトルーパー専用」と補足されている[17]
  13. ^ MSV開発系譜図 ZAFT編 マディガン専用ノクティルーカザクファントム、小説版 『DESTINY ASTRAY』 第1巻など。しかし、当の小説版のジェスの解説部分においては「カイトのザクはノーマルの1001ファントムとは違ってブレードアンテナがある」とも言っており、ノクティルーカウィザードのヘッドパーツの事を「カイトのザク(ファントム)独自の装備」と間違って解釈しているような記述も見られた。なお、メディアワークス発行 『GUNDAM SEED ASTRAY MASTERS』 と 『機動戦士ガンダムSEEDアストレイアーカイブ 3D&設定資料集』 においては“ザクウォーリア”で掲載されており、白十字を除いたカラーリングもデフォルト色と判断した方が的確と言え、仮にザクファントムの原型色が公式設定でそうだったとしても、カスタムを施した本命のマディガン専用ザクファントムで見られるオリーブグリーンには塗り替えなかったようである。ちなみに発行(発表)年度は小説→MASTERS→MSV開発系譜図(リニューアル)→アーカイブ3Dの順で新しい。

出典[編集]

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  1. ^ 千葉智宏「機動戦士ガンダムSEED DESTINY ASTRAY 2」角川スニーカー文庫 2006年7月1日初版発行 121 - 124頁。(ISBN 4-04-471702-8)
  2. ^ ときた洸一 『機動戦士ガンダムSEED DESTINY ASTRAY』 第3巻 2005年11月 43-44頁。(ISBN 978-4047137882)
  3. ^ 『BB戦士 No.298 ブレイズザクファントム(ハイネ・ヴェステンフルス専用機)』 バンダイ 2007年8月発売 組立説明書。
  4. ^ 「モビルスーツ・イン・アクション ガナーザクウォーリア」バンダイ 2005年3月発売 付属データカード
  5. ^ a b 『機動戦士ガンダムSEED DESTINY MSエンサイクロペディア』一迅社 2008年11月15日初版発行 48-59頁。(ISBN 978-4-7580-1126-6)
  6. ^ a b 「1/144 HG ガナーザクウォーリア」バンダイ 2005年3月発売 組立説明書
  7. ^ 『1/144 HG ザクウォーリア』バンダイ 2004年11月発売  組立説明書。
  8. ^ a b 「機動戦士ガンダムSEED DESTINYモデル VOL.2 DESTINY MSV編」ホビージャパン 2006年3月31日初版発行 71頁。(ISBN 4-89425-415-8)
  9. ^ 『パーフェクトアーカイブス 機動戦士ガンダムSEED DESTINY』竹書房 2006年5月 168頁。 (ISBN 978-4812426876)
  10. ^ 「機動戦士ガンダムSEED DESTINYモデル VOL.2 DESTINY MSV編」ホビージャパン 2006年3月31日初版発行 127頁。(ISBN 4-89425-415-8)
  11. ^ コンピレーション・アルバム 『SEED DESTINY COMPLETE BEST』 ブックレット内、森田繁コメントより。
  12. ^ 『電撃ホビーマガジンスペシャル 機動戦士ガンダムSEED FRAME ASTRAYS VOL.1』 アスキー・メディアワークス 2008年4月 85頁。(ISBN 978-4048670258)
  13. ^ 『パーフェクトアーカイブス 機動戦士ガンダムSEED DESTINY』竹書房 2006年5月 34-35頁。 (ISBN 978-4812426876)
  14. ^ a b 「機動戦士ガンダムSEED DESTINYモデル VOL.2 DESTINY MSV編」ホビージャパン 2006年3月31日初版発行 65頁。(ISBN 4-89425-415-8)
  15. ^ 「電撃データコレクション 機動戦士ガンダムSEED DESTINY 上巻」メディアワークス 2007年10月20日初版発行 68-69頁。(ISBN 978-4-8402-4058-1)
  16. ^ a b 「機動戦士ガンダムSEED DESTINYモデル VOL.2 DESTINY MSV編」ホビージャパン 2006年3月31日初版発行 189頁。(ISBN 4-89425-415-8)
  17. ^ a b 「機動戦士ガンダムSEED DESTINYモデル VOL.2 DESTINY MSV編」ホビージャパン 2006年3月31日初版発行 121頁。(ISBN 4-89425-415-8)
  18. ^ 『機動戦士ガンダムSEEDアストレイアーカイブ 3D&設定資料集』 アスキー・メディアワークス、2009年11月 203頁。(ISBN 978-4048682404)
  19. ^ 『電撃ホビーマガジンスペシャル 機動戦士ガンダムSEED FRAME ASTRAYS VOL.1』 アスキー・メディアワークス 2008年4月 28頁。(ISBN 978-4048670258)
  20. ^ プラモデル 『1/100 ブレイズザクファントム(ハイネ・ヴェステンフルス専用機)』 付属のスペシャルマーキングシール。
  21. ^ 「1/144 HG ザクファントム(ディアッカ・エルスマン専用機)」バンダイ 2007年9月発売 組立説明書
  22. ^ 福田 己津央:2013年12月11日のつぶやき
  23. ^ 福田 己津央:2013年12月12日のつぶやき
  24. ^ 「月刊ホビージャパン 2006年12月号 『SEED MSV戦記 特別版 C.E.73スペシャル』」(『ガンダムウェポンズ 機動戦士ガンダムSEED DESTINY編』 収録)。

関連項目[編集]