鳩間島
| 鳩間島 | |
|---|---|
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1977年度撮影(国土交通省 国土画像情報(カラー空中写真)を基に作成) | |
| 所在地 |
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| 所在海域 | 東シナ海 |
| 所属諸島 | 八重山諸島 |
| 座標 |
北緯24度28分22秒 東経123度49分12秒座標: 北緯24度28分22秒 東経123度49分12秒 |
| 面積 | 0.96 km² |
| 海岸線長 | 3.9 km |
| 最高標高 | 33.8 m |
| 最高峰 | 鳩間中森 |
鳩間島(はとまじま)は、西表島の北5.4kmに位置する八重山諸島の島である。行政区域は沖縄県八重山郡竹富町鳩間に属し、人口は58人(2019年7月末現在[1])、面積は0.96km2[2]となっている。
目次
概要[編集]
島の成因は隆起珊瑚礁。形状はほぼ円形で、周縁部は平坦であるが、中央部に鳩間中森と呼ばれる丘陵があり、灯台が立つ。それより北側が農地として開墾され、南側に集落がある。
島内には亜熱帯の海浜性植物の群生が見られ、野生のヤギも生息している。土地利用は多くが原野のままで、肉用牛の放牧も行われている。
- 入域観光客数(年別)[3]
- 2000年 - 540人
- 2001年 - 140人
- 2002年 - 530人
- 2003年 - 586人
- 2004年 - 2,475人
- 2005年 - 3,162人
- 2006年 - 1,974人
- 2007年 - 7,962人
- 2008年 - 10,106人
- 2009年 - 9,150人
- 2010年 - 8,856人
- 2011年 - 5,419人
- 2012年 - 5,911人
- 2013年 - 7,810人
- 2014年 - 6,407人
- 2015年 - 6,076人
- 肉用牛飼育頭数 - 5頭(2010年12月31日現在)[4]
- 給水設備 - 簡易水道(普及率100%。西表島より海底送水)[5]
- 総電力使用量 - 226,309kwh(平成19年4月~平成20年3月末の累計)[6]
歴史[編集]
明治末期から大正期にかけてカツオ漁が盛んで、鰹節は名物であった。その後カイジンソウやツノマタの養殖などを経て、現在は海藻、シャコガイの養殖が中心となっている。
漁業で栄えた終戦後~1950年代は、多いときには1平方キロ足らずの面積に人口600人以上を数えるなど繁栄した。しかし大規模漁船による遠洋漁業の登場や、冷蔵・冷凍の技術進歩により魚介類の輸入が増え始めたことで、小規模な島の漁業は徐々に衰退。それにともない、島の人口も減りはじめる。
1980年代初めに、島唯一の小学校の児童が1人だけになり、廃校の危機にさらされた際に、親類や全国各地からの離島留学制度等による里子引き取りなどで小学校を守ったというエピソードが、森口豁によって『子乞い - 沖縄孤島の歳月』(凱風社、ISBN 978-4773629064)という本にまとめられた。さらに後年、これを原案・原作として尾瀬あきら作のマンガ『光の島』や、日本テレビで放送されたドラマ『瑠璃の島』が制作された。(『瑠璃の島』は実際に鳩間島で撮影が行われた。ドラマ上では架空の鳩海(はとみ)島として登場)。また、主題歌の『ここにしか咲かない花』は、コブクロが実際にこの島を訪れた上で作られた。
『瑠璃の島』の放映とほぼ時を同じくして2006年に高速船の定期便が就航し(後述)、鳩間島を訪れる観光客が急増した。この時期に民宿など宿泊施設や食堂がオープンするなど観光地として大いに注目されるようになった。しかし2015年頃からは、従事者の高齢化や体調悪化などにより、規模縮小や廃業を余儀なくされる宿、店舗もみられるようになっている。
交通[編集]
かつては鳩間島に立ち寄る定期航路は週に数本の貨客船しかなく、西表島北部の上原港から傭船もしくは郵便船に同乗して鳩間島へ向かうのが一般的であった。2006年4月から、石垣港と上原港を結ぶ2社の定期旅客航路(高速船)の一部が鳩間島に寄港するようになり、鳩間~石垣間の日帰り渡航が可能となった。2009年には「いとま浜ターミナル」と名付けられた旅客ターミナル及び浮桟橋が新設され、利便性が向上した。
10月から3月までの間は北寄りの季節風の影響で海が荒れるため石垣港~鳩間港・上原港便は欠航することが多く、数日にわたって運休することもある。定期便が欠航した時は、石垣港から西表島大原港に渡り、送迎バスなどで上原地区へ向かい、上原港から傭船もしくは郵便船にて鳩間島に渡ることになる。
- 旅客船(高速船)
- - (上原港) - 石垣港(離島ターミナル)
- 八重山観光フェリー(火・木・土)、安栄観光(月・水・金)が、石垣→上原→鳩間→石垣、又は、石垣→鳩間→上原→石垣の航路で運航している。所要時間(直行の場合)は、八重山観光フェリーが130分、安栄観光が約100分。
公共施設[編集]
- 金融機関:鳩間簡易郵便局(ATMは無いがキャッシュカードによる引き出しは可能)
- 学校:竹富町立鳩間小中学校
- 島唯一の学校である。生徒・PTAの手によって星の砂の採取・販売を行っており、収益金はPTA資金として子どもたちのために使われる。
- 公共施設:鳩間コミュニティーセンター(鳩間公民館)
- 宿泊施設:民宿・ペンション(7軒。うち2軒は素泊まり宿)
- 病院・診療所:なし
名所・旧跡・文化財[編集]
- 鳩間中森 - 鳩間中森は1972年(昭和47年)8月30日に竹富町の天然記念物に指定されている[8]。また、鳩間中森には物見台(火番盛)があり先島諸島火番盛のひとつとして国の史跡に指定されている。なお、この物見台は1983年(昭和58年)6月30日に復元されたものである[9]。
- 下り井戸 - 1972年(昭和47年)8月30日に竹富町の史跡に指定されている[8]。
- 宮良長包歌碑 - 宮良長包の生誕125周年を記念して建立された歌碑で、宮良長包が作詞・作曲した「鳩間節」の歌詞が刻まれている。2008年(平成20年)12月建立[9]、2009年(平成21年)5月3日除幕[10]。
- 民謡
祭事[編集]
- すぴ願 - 旧暦12月。
- カー願 - 旧暦12月。
- 正月願 - 旧正月。
- 初願(ぱちにがい) - 旧暦1月。
- 二月願 - 旧2月。
- 世願(ゆーにがい) - 旧暦3月。
- カー願 - 旧暦3月。
- 豊年祭 - 旧暦6月。船漕ぎ競漕・棒術・舞踊。
- 結願(きちごん) - 旧暦8月。舞踊・狂言。
- 九月願 - 旧暦9月。
- 十月願 - 旧暦10月。
- 島ししゃる - 旧暦11月。
- 鳩間島音楽祭 - 5月3日。
御嶽[編集]
- 友利御嶽
海岸[編集]
- 屋良浜
- 立原浜
- 船原浜
- 外若の浜
- 島仲の浜
いずれも竹富町が指定する海水浴場ではない。
放送[編集]
- 1996年7月31日には、TBSテレビ(県内では琉球放送)・おはようクジラ内の「クジラ総合研究所」では、「沖縄スペシャル」の一環として、当島から全国に生中継を行った。
- 島内全世帯に地上デジタルテレビ受信機が普及したことにより、2011年5月3日開催された第14回鳩間島音楽祭会場で、総務省沖縄県テレビ受信者支援センター(デジサポ沖縄)から鳩間公民館長に「地上デジタル放送全世帯普及達成認定証」が授与され、公民館長は「全世帯地デジ化完了宣言」を行った[11][12]。
著名な出身者[編集]
- 大城肇 - 経済学者、琉球大学第16代学長
鳩間島を舞台とする作品[編集]
- 子乞い - 沖縄孤島の歳月(凱風社、ISBN 978-4773629064) - 森口豁のノンフィクション。
- 光の島 - 尾瀬あきらの漫画。『子乞い』が原案になっている。
- 瑠璃の島 - テレビドラマ。2005年放送、日本テレビ製作。
- 星砂物語 - ロジャー・パルバースの小説、映画。
- 恋の島 鳩間島 - BEGINの楽曲。2002年7月3日発売のアルバム『ビギンの島唄 〜オモトタケオ2〜』に収録。「屋良の浜辺」、「島仲道」など、島内の地名等をおりまぜて歌われている。
- ここにしか咲かない花 - コブクロの楽曲。ドラマ『瑠璃の島』への書き下ろしで、メンバーが実際に鳩間島を訪れて製作した。
脚注[編集]
- ^ “竹富町地区別人口動態票 (PDF)”. 竹富町. 2019年8月12日閲覧。
- ^ 鳩間島の基礎データ(沖縄県公式ページ)
- ^ 竹富町入域観光客数(年別)
- ^ 八重山要覧(平成23年度版) 第2章 産業 (PDF) 沖縄県総務部八重山事務所
- ^ 沖縄県の水道概要 平成17年度版 (PDF) 沖縄県福祉保健部薬務衛生課
- ^ 沖縄電力(株)離島カンパニー八重山支店
- ^ 全国民宿ガイド昭文社刊1992年7月
- ^ a b c d “竹富町の文化財”. 竹富町. 2018年8月10日閲覧。
- ^ a b 岸本弘人、石垣忍「鳩間島・黒島・新城島における石碑・記念碑等の調査報告」『鳩間島・新城島・黒島総合調査報告書』(PDF)沖縄県立博物館・美術館 博物館班、沖縄県立博物館・美術館、2016年3月、109-146頁。
- ^ “観客1200人熱狂、島は音楽祭一色”. 八重山毎日新聞. (2009年5月4日)
- ^ 鳩間島全世帯への地上デジタル放送受信機普及が完了(平成23年4月28日、総務省沖縄総合通信事務所・総務省沖縄県テレビ受信者支援センター報道資料)
- ^ 『八重山日報』2011年5月4日、4面
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- 竹富町ホームページ(公式サイト)
- 竹富町観光協会
- 鳩間島 - DOR39(沖縄39離島観光情報サイト)
- 鳩間島 - 八重山物語(石垣市経済振興公社)
- 鳩間島 - おきなわ物語(沖縄観光コンベンションビューロー)
- 鳩間島 - リトハク(沖縄観光コンベンションビューロー)
- 鳩間島 鳩間公民館 - Facebook
- 鳩間イエローページ
- 鳩間島通信(オリジナルよりアーカイブ。)
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