青島 (愛媛県)

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青島
青島 (愛媛県).jpg
青島付近の空中写真。
国土交通省 国土画像情報(カラー空中写真)を基に作成
座標 北緯33度44分10秒 東経132度29分14秒 / 北緯33.73611度 東経132.48722度 / 33.73611; 132.48722座標: 北緯33度44分10秒 東経132度29分14秒 / 北緯33.73611度 東経132.48722度 / 33.73611; 132.48722
面積 0.49 km²
海岸線長 4.2 km
最高標高 91 m
所在海域 瀬戸内海
所属国・地域

日本の旗 日本愛媛県

青島 (愛媛県)の位置(愛媛県内)
青島 (愛媛県)
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長浜から望む青島

青島(あおしま)は瀬戸内海(伊予灘)海上に位置する愛媛県大洲市(旧:喜多郡長浜町)の島。

概要[編集]

長浜港の沖合い13.5kmに位置する有人島[1]。平地が少なく、わずかな平地に集落が密集している。急斜面に家が建ち並ぶが、廃屋が多い。廃校になった小学校と中学校の建物も丘の上にある[2]

もともとは無人島で、寛永年間にの好漁場であることがわかり、1639年に現在の兵庫県赤穂市より与七郎なる人物が一族と共に移り住んだといわれている[1][3][2]。島は急傾斜地が多く平坦地が少ないため、農業はあまり発展せず、産業の中心は現在でも一本釣[4][5]建網[5]等の漁業が中心である[6]。特にヒジキ漁が盛んに行われており、ヒジキは青島の特産品となっている[6]

最盛期の人口は1942年の889人[2]で、それ以降は減少が続いており、1955年時点で834人、1984年時点で102人(この時点で25歳以下は皆無に)、2012年時点で16人[7]2015年6月末時点でも16人[8]2018年10月時点では僅か9人[9]となっている。世帯数は、1960年の135世帯が最高だが、平成22年国勢調査では人口19人、世帯数14世帯となっている[10][11]

毎年8月には愛媛県無形民俗文化財に指定されている「青島の盆踊り」が行われている[1][7]

この島には自動車は一台もない[12]。宿泊施設、食堂、商店、自動販売機も無い[13][14][12]

学校[編集]

かつては青島神社のその上に小学校と中学校があった[2]が、どちらも廃校になっている[3][13]。このうち小学校の建物については廃校後は公民館、さらに後に簡易宿泊施設となったりした[3]ため比較的原形を留めているが、その背後にある中学校の建物はツタに覆われており、さらに行くための道も草に覆われているため訪問するのは困難である(小学校の建物についてもロープが張られており立入禁止となっている)。

  • 長浜町立長浜小学校青島分校(1976年に廃校)
  • 長浜町立青島中学校(1966年長浜中へ統合)

猫の島[編集]

青島では、2013年の時点で既に漁師4名を含む50歳代から80歳代の島民15名に対し、猫が100匹以上も生息していた。島民の数が50名を割った2000年頃から逆に猫の数が増え始めたという。

2013年9月に青島での猫の生態を撮影した写真がブログなどに転載されたことで一躍注目を集めるようになり、猫好きの観光客が猫目当てに次々と訪れるようになった。「猫好きにはたまらない楽園」とも評されている。ただ、住民の半数は猫嫌いではあるものの、「でも、なんとなく共存してきた」と語っている[15][16][17][18]

2018年10月、島民は全て高齢者であるだけでなく人口は僅か一桁となり、また島民だけで猫を世話することに限界が来ていることもあって、島民は島内に居住する全ての猫に対し不妊手術を行うことを決断し、実際に多くの猫が捕獲され不妊手術が行われた[9]。捕獲してみると、島内の猫は推定で200数十匹に上った[9]

なお、来訪者に対して「青島での約束」がルールとして策定されている。内容は、給餌の制限やゴミの持ち帰りといった一般的な内容のほか、島民の暮らしを乱さない項目(水利用への注意も含む)や、後述の連絡船待合室に猫を入れない(訪問者にとって、唯一自由に滞在可能な「猫を防げる場所」のため)といった項目もある[19]

アクセス[編集]

長浜港のあおしま乗船場との間に青島海運が旅客船を午前・午後各1往復、計2往復運航している。長浜港は伊予長浜駅より徒歩約2分、長浜港 - 青島港間は片道所要35分。毎日運航だが、天候により予告なく欠航または出発時間を変更する場合がある[14]。旅客船は小型のため、天候が良くても波風が高い場合や、波風が高くなると見込まれる場合も欠航となる。また、乗船予約は受け付けていない[17]。2015年5月時点で運賃は大人1人片道680円(子供半額)[14]

午前の便は長浜から青島に到着したあとすぐに折り返し長浜に戻るが、午後の便は青島で折り返すまでに約1時間の時間がある。そのため、午前の便・午後の便とも四国本土側から日帰りでの利用は可能であるが、午後の青島行きは、午前の便で青島に行った人全員が午後の長浜行きで戻れるよう、船の定員(34名)から当日午前の青島行きに乗船した人数を差し引いた人数に限り乗船できる。午前の青島行きに乗船した人数が定員に達していた場合、午後の青島行きには乗船できない[14][17]。また、島民またはその関係者(以下、単に「島民」)の乗船が最優先であるため、島民の乗船があれば一般客の定員はそこから差し引かれた人数となる(子供は0.5人で計算)。 ただし、近年問題となっているのは、島民として扱われない「墓参り客」「帰省客」である。それらの人は一般客として扱われるため、しばしば不便を被ることとなる。

このほか、毎年10月頃、旅客船がメンテナンスでドック入りするため、約一週間運休となるため注意が必要(代替の交通手段はない)。

なお、旅客船以外で青島に渡ること(特に、漁師にお金を払って漁船に乗せてもらうこと)は違法行為であり、長浜港などで注意喚起がなされている。

過去には、春から秋にかけてJR四国が月1回程度、チャーター便を使用した青島への日帰りツアーを実施することもあった。

脚注[編集]

  1. ^ a b c 青島の盆踊り - 大洲市ホームページ”. 大洲市. 2018年9月17日閲覧。
  2. ^ a b c d 瀬戸内の島々の生活文化(平成3年度)(1)集団移住で漁村を形成した島① - データベース『えひめの記憶』|生涯学習情報提供システム
  3. ^ a b c 愛媛県史 地誌Ⅱ(南予)(昭和60年3月31日発行) 四 青島の集落 - データベース『えひめの記憶』|生涯学習情報提供システム
  4. ^ 第1章 地域の現況 1-3産業の現況 (PDF) - 愛媛県離島振興計画(平成25年度〜34年度)114頁参照/愛媛県、平成25年4月発行(平成25年12月改訂)
  5. ^ a b 瀬戸内の島々の生活文化(平成3年度)(3)島の将来 - データベース『えひめの記憶』|生涯学習情報提供システム
  6. ^ a b 愛媛の島 青島(大洲市) - いよぎん地域経済研究センター
  7. ^ a b 愛媛新聞・2012年8月16日付 8面
  8. ^ 愛媛新聞・2015年7月30日付
  9. ^ a b c このままでは限界!愛媛の世界的な観光地「ネコの楽園」で何が?島民が下したある“決断”【愛媛発】”. Fuji News Network (2018年10月19日). 2018年10月21日閲覧。
  10. ^ 離島振興における今後の取り組みについて -大洲市長浜町青島を事例として- (PDF) - 2013 No.2 調査研究情報誌ECPR(63〜64頁参照)
  11. ^ 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等<Excelファイル/32KB>(平成22年国勢調査) - 大洲市ホームページ
  12. ^ a b しまねこ日和〜瀬戸内・青島のねこたち〜”. ポニーキャニオン. 2018年10月22日閲覧。
  13. ^ a b 『青島』島の散歩(青島観光・青島の散歩・青島の宿泊) - 島の猫
  14. ^ a b c d 定期旅客船「あおしま」時刻表及びアクセス - 大洲市ホームページ
  15. ^ 島民15人・猫100匹超「猫の島」人気じわり”. 読売新聞. 2013年10月14日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2013年10月13日閲覧。
  16. ^ 住民15人に猫100匹! 猫好きが悶える猫島 朝日新聞出版 2013年11月11日
  17. ^ a b c 青島・島民15人猫100匹以上の島 フェイスブック
  18. ^ 猫の島 愛媛県の青島 ある一日の風景 YouTube 2014年6月1日確認
  19. ^ 前田昌宏 (2016年2月11日). “ニャンと100匹!瀬戸内海「ネコだらけの島」は今?”. しらべぇ. http://sirabee.com/2016/02/11/84778/ 2016年2月11日閲覧。 

関連項目[編集]

「猫の島」として知られる主な島

外部リンク[編集]