男木島

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男木島
男木島全景
座標 北緯34度25分42.2566秒 東経134度3分39.6547秒 / 北緯34.428404611度 東経134.061015194度 / 34.428404611; 134.061015194座標: 北緯34度25分42.2566秒 東経134度3分39.6547秒 / 北緯34.428404611度 東経134.061015194度 / 34.428404611; 134.061015194
面積 1.38 km²
海岸線長 4.7 km
最高標高 212.8 m
最高峰 コミ山
所在海域 瀬戸内海備讃瀬戸
所属国・地域 日本の旗 日本香川県高松市
地図
男木島の位置(香川県内)
男木島
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瀬戸内海の風景(大井海岸)
タンク岩(柱状節理)と岩塊
男木町
おぎちょう
日章旗 日本
地方 四国地方
中国・四国地方
都道府県 香川県
自治体 高松市
郵便番号 760-0091
世帯数
115世帯
総人口
180
登録人口、2015年10月1日現在)
高松市役所男木出張所
所在地 〒760-0091
香川県高松市男木町字大井134番地
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男木島(おぎじま)は、瀬戸内海にある香川県高松市男木町に属する。また、男木島は「」、女木島は「」をさし、両者で雌雄島(しゆうじま)を成す[1]

概要[編集]

高松港の北々東約7.5kmの海上にあり、東西約1.1km・南北約1.8kmの楕円形の島である。また、男木港の南々西約4kmに女木港があり、男木島の南端と女木島の北端は約1kmである。島の周囲(海岸線)は4.7kmで、最高点のコミ山は212.8m[2]である。 島の人口は180人で世帯数は115世帯、過疎化の進んだ状態である[3]。面積は1.38k㎡の[4]小島で、可住面積が少なく集落の人口密度は高い。

島内の各所に多島海が眺められる展望景観を有し、1934年(昭和9年)3月16日に国立公園として初の[5]瀬戸内海国立公園に指定された[6]

男木島は、ほとんどが山地で耕地が少なく、耕地の大部分は段々畑である。そのため、集落は男木港周辺の山の斜面に密集し、主漁従農の島である。かっては、牛を飼育し、春秋の農繁期に「借耕牛」として髙松方面に貸し出し、対価に米を得る家庭も多かった[7]

多島海の眺望に加え、急勾配の斜面に建つ家屋と街路は、男木島独特の景観である[8]。そして、男木島灯台[9]・大井海水浴場・男木島水仙郷などで観光客を集める。近年は瀬戸内国際芸術祭とともに、過去開催の恒久作品の鑑賞に多くの方が訪れている[10]

男木島の読みは、「おぎま」と「おぎま」の2通りがみられるが、国土地理院海上保安庁[4]が定めた「おぎま」とする[2]

地形[編集]

男木島は北側の標高212.8mのコミ山と、南側の標高185mのズッコ山の峰から成る。基盤岩は花崗岩類、上層部は玄武岩質火山礫凝灰岩、頂部は讃岐岩質玄武岩溶岩(カンラン石玄武岩)で覆われるが浸食(開析)進んで平坦面は残っていない。コミ山の山頂近くに採石場(穴丁場)のジイの穴があり、山頂直下にはタンク岩と呼ばれる柱状節理や岩塊がある。島内は平地が少なく、ほとんどが傾斜地である[11]

歴史[編集]

男木島の集落

鎌倉時代は四国本土の豪族、香西氏の領地であった。室町時代の末から江戸時代の初期は香西氏の一族、直島の高原氏が所有していたが、1672年(寛文12年)に幕府の直轄地(天領)となる[1]

天領の時代は直島・男木島・女木島を「直島三か島」と称し、備中松山藩預地倉敷代官所支配・大坂城代支配・高松藩預地など、たびたび支配者が変わるが、幕末は備中倉敷代官の支配下にあった。明治維新後の廃藩置県(1872年・明治4年)で、香川県香川郡へ編入された[1]

島名の由来[編集]

男木島と女木島を男女に見立て、オギの「オ・雄・男」に対し、メギの「メ・雌・女」と思われる。「ギ」は、木の多い「木島」、防御地の「城島」との説がある[7]

年表[編集]

  • 1890年(明治23年)2月15日 - 自然村である男木島と女木島が町村制を施行し、行政村の香川県香川郡雌雄島村が成立。雌雄島村大字男木島になる。
  • 1895年(明治28年) - 男木島灯台が点灯、供用開始となる。
  • 1956年(昭和31年)9月30日 - 雌雄島村は高松市に合併する。男木島は、高松市男木町となる。男木出張所が開所し、小・中学校も市立に改称する。
  • 1957年(昭和32年) - 離島振興法の指定を受ける。                                 
  • 1960年(昭和35年) - 四国電力の電力供給で点灯する。
  • 1976年(昭和51年) - 簡易水道が完成し、給水船による水輸送を開始する。
  • 1976年(昭和51年) - 日本電信電話公社のダイヤル電話が即時通話となる。
  • 1990年(平成2年) - 大井海岸に海水浴施設が完成する。
  • 1991年(平成3年) - 浦の浜に男木漁港が完成する。
  • 1997年(平成9年) - 海底移水管が完成し、本土と水道網が直結する。
  • 2003年(平成15年) - 男木島遊歩道が完成する。
  • 2010年(平成22年)7月19日~10月31日 - 「瀬戸内国際芸術祭 2010」が開催された[12]。男木島の来場者数は96.503人[13]
  • 2013年(平成25年)春・夏・秋 - 「瀬戸内国際芸術祭 2013」が開催された[14]。男木島の来場者数は49.712人[15]

瀬戸内国際芸術祭[編集]

現代美術の祭典、第一回瀬戸内国際芸術祭は、2010年7月19日から同年10月31日までの105日間、高松港周辺と男木島や女木島直島豊島小豆島大島犬島を舞台に行われた。人口約200人の過疎の小島に空前の方々が訪れ、島内は鑑賞者でごった返した[16]。下部のギャラリーは、「瀬戸内国際芸術祭 2013」の終了後の、過去開催の恒久作品の一部である。

名所・観光・レジャー[編集]

男木島灯台
  • 男木島灯台 - 御影石製で、映画の撮影舞台となり、日本の灯台50選に選定されている。
  • 男木島灯台資料館 - 灯台に隣接した旧職員住宅を改造整備した資料館。
  • 豊玉姫神社 - 港を見下ろす高台にある安産の神様[7]
  • タンク岩 - コミ山の山頂近くにある柱状節理の岩。
  • ジイの穴 - 桃太郎伝説の中では、鬼の副大将が逃げ込んだ岩窟とされる[8]
  • 男木島遊歩道 - ジイの穴登山道の中腹から男木島灯台に続く遊歩道で、道沿いに水仙が咲き誇る。 
  • 男木島水仙郷 - 男木島は水仙、女木島は桜と、花の咲く雌雄の島として注目されている。
  • 男木交流館 - 男木港に設置された「瀬戸内国際芸術祭 2010」の作品で、喫茶・軽食・レンタサイクル・乗船券の販売・待合所として使用されている。

交通[編集]

  • 高松~女木島~男木島を結ぶ、定期便(雌雄島海運[17]が運航されている。高松港(サンポート)からフェリーで女木港まで20分、女木港から男木港まで20分である。他に船便は無い。
  • 島の道路は狭く、自動車が通れる道路は海岸沿いに限られる。山の斜面に集落が形成され、道は坂道や階段である。そのため、レンタサイクルが唯一の交通手段。

教育[編集]

男木島には、髙松市立の男木小学校と男木中学校があり、両者は併設されている。一時は在籍する児童・生徒が居なくなり休校となる。2014年4月、Uターン移住者の子供達のために、小・中学校は再開された[18]

主な施設[編集]

瀬戸大橋を望む(灯台の浜)
小豆島を望む(灯台の浜)
  • 男木島郵便局
  • 高松市男木出張所
  • 高松市男木診療所
  • 男木コミュニティセンター(公民館

男木島が舞台となった作品[編集]

映画
ドラマ
小説
ドキュメンタリー

出身有名人[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b c 髙松市史編修室 編『新修 髙松市史 Ⅰ』高松市、1964年、675頁。
  2. ^ a b 電子国土基本図(地図情報)・地名集日本2007(地名に関する情報)ー国土地理院
  3. ^ 国勢調査、昭和25年(1950)の雌雄村の人口は2139人。平成27年(2015)10月の男木町と女木町の合算人口は355人である。
  4. ^ a b 香川県の しまっぷー第六管区海上保安本部
  5. ^ 雲仙国立公園および霧島国立公園と同時指定。
  6. ^ 瀬戸内海国立公園ー環境省
  7. ^ a b c 角川日本地名大辞典編纂委員会『角川日本地名大辞典37 香川県』角川書店、1985年9月、189頁。
  8. ^ a b 香川県の歴史散歩編集委員会『香川県の歴史散歩』山川出版社、2013年、293頁。
  9. ^ 男木島灯台(高松海上保安部)ー海上保安庁
  10. ^ 男木島(瀬戸内国際芸術祭)ー瀬戸内国際芸術祭実行委員会
  11. ^ 讃岐ジオサイトー香川大学
  12. ^ 永峰美佳 他 編『瀬戸内国際芸術祭 2010』美術出版社、2010年、98頁。
  13. ^ 島内の基準施設、二か所の合計数。瀬戸内国際芸術祭実行委員会『瀬戸内国際芸術祭 2010 総括報告』香川県、2010、10頁。
  14. ^ 永峰美佳 他 編『瀬戸内国際芸術祭 2013』美術出版社、2013年、82頁。
  15. ^ 島内の基準施設、二か所の合計数。瀬戸内国際芸術祭実行委員会『瀬戸内国際芸術祭 2013 総括報告』香川県、2013年、13頁。
  16. ^ 93万8246人が来場/瀬戸内国際芸術祭、四国新聞、2010年11月2日閲覧。
  17. ^ 高松港ー女木港ー男木港、運航ダイヤー雌雄島海運
  18. ^ 3世帯がUターン/小・中学校を再開”. 産経新聞 (2014年4月8日). 2015年4月16日閲覧。

外部リンク[編集]