馬島 (福岡県)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索
馬島
Mutsure-jima Island and Uma-shima Island Aerial photograph.1974.jpg
馬島(左側の島)と六連島(右側の島)の空中写真。この2島間に山口県と福岡県の県境がある。馬島の中央よりやや下側のくびれた部分より下の陸地がかつての金崎島、左上に見える小さな島が片島、左下に見える小さな島が和合良島。1974年撮影の2枚を合成作成。
国土交通省 国土画像情報(カラー空中写真)を基に作成
座標 北緯33度58分1.8秒
東経130度51分14.95秒
面積 0.26[1] km²
海岸線長 5.4 km
最高標高 34 m
所在海域 響灘
所属国・地域

日本の旗 日本福岡県北九州市小倉北区

馬島 (福岡県)の位置(福岡県内)
馬島 (福岡県)
テンプレートを表示

馬島(うましま)は、響灘上にある福岡県北九州市小倉北区の標高20m程の丘陵が連なる台地状の有人である[2]。また、地名(行政区画)としての「馬島」は福岡県北九州市小倉北区の大字となっており、全島がこれに該当する。

地理[編集]

北九州市の中心部近くの小倉北区浅野の海岸部から北北西に約10km若松区の響灘埋立地の海岸部から北東に約3km、山口県下関市彦島北西端の南風泊から北西に約2.5kmの場所に位置する。島の約300m北東に六連島(山口県下関市)がある。馬島の約4km北西にある藍島とは渡船で行き来が可能。島の南の沖合には和合良島、南西の沖合には片島という小さな無人島がある。島の東側はかつて金崎島という別の島であったが、現在では砂州が発達し馬島と陸続きになっている。

近傍にある六連島より小さいため「小六連島」とも呼ばれる。

面積約0.26km2、島の周囲は約5.4km。古第三紀層から成っておりクジラ化石や、縄文時代前期から古墳時代の土器などが発見されている。標高34mの台地状の形をしており、屈曲した複雑な形の海岸線である。

人口は31人、世帯数は11世帯(2015年国勢調査)[1]

福岡県の有人島の中では人口・面積ともに最小。島の南部に漁港があり、馬島と浅野および藍島を結ぶ渡船が運航されている。漁港の周辺に人家がある。島内に商店・飲食店・宿泊施設はない。医療施設としては北九州市立馬島診療所が存在する。道路は集落内に放射状に数本程度が伸びるのみであるが、海岸を歩いて一周することは可能。

かつては米町小学校および城南中学校の分校が設置されていたがどちらも閉校となり、現在は島内に学校はない。小学生は本土側の小倉中央小学校に渡船で通うことになる。中学生は藍島と同様、ひびき寮に入寮して城南中学校に入校するか、菊陵中学校に渡船で通うか選択となる。

下関市と協定を結び六連島との間に海底送水管を敷設し、2004年(平成16年)4月1日より下関市水道局が島内に水を供給している[3]

歴史[編集]

「馬島」の名の由来は「金崎島とつながったときの形が馬の形に似ている」「馬の牧場があった」「馬を乗せた船がここで遭難した」という説がある。小倉藩寛文年間に対岸から住民を移住させたという。

1889年(明治22年)の町村制施行時に藍島や対岸の本土側の地域とともに企救郡板櫃村の一部となる。以後は町制施行や市町村合併により所属市町村は板櫃町 → 小倉市 → 北九州市小倉区 → 北九州市小倉北区と変遷している。

産業[編集]

半農半漁で、漁業のほかワケギなどの栽培が行われている。

交通[編集]

  • 北九州市渡船事業所(小倉航路):小倉渡場(北九州市小倉北区浅野) - 馬島 - 藍島

島内にバス路線やタクシーはない。

脚注[編集]

  1. ^ a b 離島振興対策実施地域一覧 (PDF) - 国土交通省国土政策局離島振興課
  2. ^ 福岡県ってどんなところ?
  3. ^ 水のレポート - 下関市水道局

関連項目[編集]

参考文献[編集]

  • 日本の島ガイド『SHIMADAS(シマダス)』、公益財団法人日本離島センター、pp.708-709 ISBN 978-4931230149
  • 『福岡県百科事典』上巻、西日本新聞社、p186

外部リンク[編集]

  • 馬島 - 福岡県観光情報 クロスロードふくおか