倉橋島
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倉橋島 | |
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所在地 | 日本(広島県) |
所在海域 | 瀬戸内海(広島湾・安芸灘) |
座標 | 北緯34度8分0秒 東経132度31分30秒 / 北緯34.13333度 東経132.52500度座標: 北緯34度8分0秒 東経132度31分30秒 / 北緯34.13333度 東経132.52500度 |
面積 | 69.47 km² |
最高標高 | 491 m |
プロジェクト 地形 |
倉橋島(くらはしじま)は、広島県呉市に属する島である。別名「宝島」とも呼ばれる[1]。
地理と自然環境
[編集]瀬戸内海の芸予諸島に属する島の一つであり、面積は69.47km2と広島県に所属する島では最大の面積を持つ[注 1][2]。広島県の南端であり、音戸の瀬戸にかかる音戸大橋で本州と、早瀬瀬戸にかかる早瀬大橋で東能美島(江田島市)と、そして鹿島大橋で鹿島とつながっている。
- 山岳
- 沿岸
- 桂ヶ浜 - 海岸に美しい松原が広がり、日本の渚百選にも選ばれている[3]。
- その他 - 海水の透明度が高くマリンレジャーに適しており[1]、横島の沿岸の水質は広島県が環境保全の水質の基準に指定している[4]。干潟も比較的に残されており[5]、スナメリ[6]やカンムリウミスズメ[7]やカブトガニやニホンウナギなどの貴重な生物の生息も確認されている[8][9]。
- その他
- 陸棲の哺乳類の分布は限られている[10]が、ニホンヒキガエルやシャープツブゲンゴロウやコマルケシゲンゴロウなどの県内で絶滅危惧種に指定されている生物種も確認されており[8][11]、キリギリスなどの昆虫の多様性も目立つ[12]。
歴史
[編集]1890年(明治23年)、大日本帝国呉に呉鎮守府が置かれると、大日本帝国海軍の秘密基地の様相が強くなり、要塞地帯法により測量、漁業、撮影なども禁止され、艦砲試射場、高射砲台、石油貯蔵基地などが建設された。1941年(昭和16年)、倉橋島の大浦崎に「P基地」という海軍の限られた者しか出入り出来ない基地が作られ、格納庫、吊り上げ場、組立工場、充電場、搭乗員、工員宿舎等が並び、倉橋島の山には対空用25mm機関銃が設置された。
かつて島内の自治体には倉橋町と音戸町があったが、市町村合併により呉市に編入され消滅した。
観光地
[編集]- くらはし桂浜温泉 - 桂ヶ浜に隣接した温泉[1]。
交通
[編集]島内に鉄道路線はない。
バス
[編集]道路
[編集]著名な出身者
[編集]関連作品
[編集]- 故郷(1972年)
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d 【#一期一会のローカル旅】Ayaka in Hiroshima - Kurahashi Island
- ^ a b 離島百貨, 倉橋島
- ^ 音戸と倉橋島をふらっと、島旅。
- ^ 広島県海岸・干潟生物調査マニュアルに基づく調査結果(生物MAP)
- ^ 環境省, 8. 安芸灘
- ^ 第3回「湯崎英彦の宝さがし-未来チャレンジ・トーク」(23.9.17 呉市)
- ^ カンムリウミスズメのエコツアー@倉橋島
- ^ a b レッドデータブックくれ - 呉市の絶滅のおそれのある野生動植物
- ^ “沿岸域 13701 倉橋島東部沿岸”. 環境省. 生物多様性の観点から重要度の高い海域. 2024年1月8日閲覧。
- ^ 川口敏, 能政研介, 野口和恵, 2000年, 『広島県倉橋島・能美島・江田島の小哺乳類』, 香川生物, 27号, 23-26頁, 香川生物学会
- ^ 広島市の生物 - 補遺版
- ^ 瀬戸内海 倉橋島 - 繰り返される虫たちの命の営み