大根島
| 大根島 | |
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1976年の空中写真。国土交通省 国土画像情報(カラー空中写真)を基に作成。[1] | |
| 所在海域 | 中海 |
| 座標 | 北緯35度29分40秒 東経133度10分30秒 / 北緯35.49444度 東経133.17500度座標: 北緯35度29分40秒 東経133度10分30秒 / 北緯35.49444度 東経133.17500度 |
| 面積 | 6.78 km² |
| 最高標高 | 42.2 m |
| 最高峰 | 大塚山 |
大根島(だいこんしま)は、島根県の東部の中海に浮かぶ島。島の大きさは東西に3.3km、南北に2.2km程度で面積は約6.78km2。隣の江島とともに火山島である。いずれも松江市に属する。
地史[編集]
大根島は中期更新世の約19万年前に形成された小規模火山である[2]。著しく粘性の低い玄武岩溶岩であり極めて緩やかな山体をなしている[2]。島の中心部に標高42.2mの大塚山スコリア丘がある[2]。この大塚山を除くと大根島火山は標高25m以下、傾斜3度以下である[2]。現在は島だが、噴火当時は海面が低く陸地であった[2]。
人との関係[編集]
隣の江島と共に八束郡八束町を構成していたが、平成の大合併によって松江市八束町になった。2004年(平成16年)には、東隣の江島と鳥取側の境港とが、全長1446mの江島大橋で結ばれた。この江島や西の松江市街方向からは、道路を兼ねた堤防で結ばれている。
大根島のある中海では中海干拓事業が計画されていたが、2002年(平成14年)に中止された。
農業[編集]
農業では、ボタンの苗木栽培が盛んであり、年間約200万本が生産され、日本の生産量全体の8割以上が大根島で生産されている[3]。
ボタン栽培以前からこの島の農業の中心であったのはオタネニンジン(雲州人参)の栽培で、生産量では長野県、福島県に次いで3番目が島根県(大根島)である[3]。栽培は江戸時代中期の宝暦年間に試作を行ったことが始まりとされ[3]、松江藩の財政を潤したと言われている[3]。しかし近年は大根島を含め、いずれのオタネニンジン産地でも農家の高齢化とともに栽培面積が激減している[3]。
大根島は透水性のよい岩石や地層があるために「淡水レンズ」があり、地下に豊富な淡水がある[2]。1939年(昭和14年)7月の山陰地方の大干ばつで、島根県下のほとんどの農作物が被害に遭うなか、大根島では水不足は起こらなかった[2]。波入の海岸では溶岩の隙間から淡水の湧水があり、これは島根県の名水百選に指定されている[2]。
島名の由来[編集]
奈良時代に書かれた『出雲国風土記』には、「杵築の御崎のたこを捕らえた大鷲がこの島に飛来したことにより「たこ島」と名付けられた」との言い伝えが紹介されている。たこから太根(たく)そして大根(たいこ)と変化して今に至ったと考えられている[4]。一方、人参を大根とよびかえたのが島の名の由来という説もある。
溶岩洞[編集]
なお、幽鬼洞は1952年(昭和27年)に、天然記念物から特別天然記念物に格上げされている。幽鬼洞は現在立ち入り禁止で、竜渓洞は事前に八束町公民館への連絡が必要。
観光スポット[編集]
脚注[編集]
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- 大根島 - 松江観光協会 八束町支部