駅スタンプ

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駅スタンプ(えきスタンプ)は、に置かれている記念用のスタンプ。駅スタンプの文化は判子の文化がある日本発祥[1]のもので台湾の駅などにもみられる[2]

目次

概要[編集]

1958年、大船駅70周年記念に作成された駅スタンプ。大船観音(当時未完成)、鎌倉市章、松竹大船撮影所のマーク、瑜伽洞(田谷の洞窟)と鳥居があしらわれている。大船観音はJR化後の駅スタンプにも継承されている。

観光名所の最寄り駅などでは、駅独自のものが製作されることもあるが、日本では旧国鉄時代に統一シリーズで設置されたものが有名である。

駅スタンプが本格的に登場したのは1931年福井駅に設置されたものといわれており、それ以後、日本全国の主要駅に駅スタンプが設置されるようになった[3][4]

駅の開業や列車の完成、路線の廃止などの際には特別にスタンプが設置されることもある[5]。また、スタンプラリー用のスタンプが設置されることもある[5]

無人化により駅に設置されたスタンプが別の場所で管理されていることもある[5]。近隣の有人駅で取りまとめられていたり(主にJR四国)、駅に隣接する公共施設や駅前の売店などに切符販売を委託しているケースもある。

NHKのテレビ番組『鉄道乗りつくしの旅』では終着駅のスタンプが取り上げられ、注目を集めた。

駅スタンプの収集家のことを「押し鉄」という[5]。押し鉄の人々も必ずしも鉄道に興味がある訳でなく、スタンプ(ハンコ)自体を楽しむことも多い。むしろ、そこから派生して道の駅や高速道路サービスエリアパーキングエリア、観光施設などのスタンプを収集する人や、郵便趣味の一種、風景印を収集する人もいる。詳細は、スタンプラリーを参照。

国鉄のスタンプシリーズ[編集]

DISCOVER JAPAN(通称:DJスタンプ)[編集]

DISCOVER JAPANスタンプ台(鉄道博物館 (旧岩泉駅設置))

1970年に全国の約1,400駅(船舶内・自動車駅を含む)に設置された。この時は統一的なデザインが示されず、形も丸、四角や変形のものなど様々であった。以前からその駅にあったデザインに「DISCOVER JAPAN」の文字を入れたという駅が多かった。

文字の表示は、当初は「DISCOVER➽JAPAN」と風向計のような矢印が付いたものが大多数であった。その後の第2弾では「DISCOVER-JAPAN」と矢印の代わりにハイフンを入れ「JAPAN」の文字を大きくしたデザインになったが、一部の駅では「DISCOVER-JAPAN」表記で初期と同じ書体のものがあった(山梨市駅勝沼駅および改称後の勝沼ぶどう郷駅など)。

関連品として、専用の丸いプラスチック製のスタンプ台が設置された。この台には目の高さには六角形の広告などを挟む板が2枚付けられていた。現在でも地方の駅でこのスタンプ台を見掛けることがある。

また、スタンプを集めると記念品が貰えるキャンペーンに合わせ、専用のスタンプ帳も登場した。周遊券の購入客向けに渡された「スタンプノート」と、一般向けに販売された国鉄監修の「スタンプノート」があり、一般向けは弘済出版社が出版し、駅の売店(キヨスク)などでなどで発売された。一般向けの「スタンプノート」では巻頭には全国のスタンプ設置駅が路線図で掲載され、表紙はその後のスタンプのシリーズが変わる毎に更新されて登場した。

このスタンプは後に「わたしの旅」シリーズの登場で多くの駅からは消えたが、JR化後も青堀駅など首都圏近郊で残っていた駅もある。地方では、乗降客が少ないなどで新しいスタンプに置き換えられず、結果として初期に製作された矢印入りのスタンプが長らく残っていたケースがある。

一枚のキップから[編集]

1977年から始まった全国キャンペーンで、国鉄のテレビCMでも流された。「一枚のキップから」と書かれた硬券切符にM形の改札鋏を入れたデザインであった。この時点で設置した駅では「DISCOVER JAPAN」のスタンプからの置き換えがあったが、併用していた駅もあった。また、設置された駅はバスを含めて名所・旧跡の最寄り駅297駅[6]で、しかも各管理局内で最大でも10数駅(最大は盛岡の17駅)であったため、「DISCOVER JAPAN」のスタンプもかなり残っていた。
この中で、千葉管理局管内の駅には「ようこそ房総へ」も統一して入れられていたのが特筆できる。

元々設置数が少なかった上、多くが「わたしの旅」シリーズに置き換えられたため、残っている駅は数えるほどである。そのうち土讃線阿波池田駅では後述する「わたしの旅」で説明されている「JR四国版」となっているのが特筆できる。

いい日旅立ち[編集]

1978年から始まった「いい日旅立ち」は「DISCOVER JAPAN」の続編ともいえるキャンペーンである。ただ、全国的な大規模のスタンプ設置は行われず、主要駅のみであった。一説によると、これまでのスタンプが消耗したため作り替えられた駅にのみ設置されたとも言われている。設置された時期もバラバラであり、シリーズ物というよりは実質的にはこの頃に製作されたスタンプにロゴを後付けしたものであった。山口百恵の同名の曲もヒットし、キャンペーンに使われた。設置数は「一枚のキップから」よりもさらに少なかったため、現存する駅は1桁寸前の状態で、ほとんど全滅している。

わたしの旅[編集]

わたしの旅スタンプ台(名古屋駅)

1980年に今までの国鉄キャンペーンのためのスタンプ設置とは異なり、スタンプを押すことが主体の企画として登場した[7]。国鉄認定駅(=正規印)だけでも約740駅に設置した。国鉄認定駅とは、「わたしの旅スタンプノート」にあった設置リストに掲載された駅のことであり、定義が曖昧であったため、国鉄がわたしの旅スタンプに認定しなかった駅や独自に駅や管理局が製作した類似品設置駅など対象外の駅を含めると800駅近くにのぼる。

必ずしもターミナル駅に配備されたわけではなく、規模が小さな駅でも特色があれば設置されたことが大きな特徴である。この有名な事例が山手線で隣同士の目白駅池袋駅であり、前者には配備されたが、後者は対象外であった。

スタンプ自体に意味を持たせたこととその駅のある地域の自然や文化・駅の特徴などにちなんだキャッチフレーズが入れられ、「○○の駅(街・里)」などと表示され、イラストが入ったということが特筆できる。

スタンプの意味は、3種類の色(黒・赤・紫)と4種類の形(丸・四角・五角・六角)を組み合わせた12種類に分類された。規定の骨格は国鉄本社が決定したが、細部は各鉄道管理局に任されていたため、各地で違いが出ており、字の書体は各管理局で異なっていたほか、東京西局では中距離電車の区間である塩山や甲府なども「中央線」表記であった。

スタンプの意味(設置された駅の例)
自然の景色が特色の駅(大月駅など)
動物や植物が特色の駅(行川アイランド駅北小金駅など)
温泉が特色の駅(熱海駅伊東駅など)
四角 史跡や建物、文化財が特色の駅(成田駅中野駅など)
四角 新しい建築や文化施設が特色の駅(新宿駅吉祥寺駅など)
四角 伝統工芸や特産物が特色の駅(結城駅笠間駅など)
五角 歌、文学、伝説、人物が特色の駅(松戸駅成東駅など)
五角 風俗、行事、お祭りが特色の駅(茂原駅博多駅など)
五角 味覚が特色の駅(勝沼ぶどう郷駅富浦駅など)
六角 何かが国鉄で一番の駅(馬喰町駅野辺山駅など)
六角 レジャー、スポーツが特色の駅(大磯駅甲子園口駅など)
六角 産業が特色の駅(泉駅八幡駅など)

この中で一番少なかったのが「国鉄で1番」(黒六角形)で、稚内駅千歳空港駅土合駅横川駅野辺山駅東京駅馬喰町駅桜木町駅津駅二条駅小松島駅平戸口駅の各駅が採用していたが、最後まで残っていた桜木町も撤去され消滅した。

関連品としては「DISCOVER JAPAN」以来の専用のスタンプ台が設置された。これは間伐材を利用した木製のもので、正面にスタンプの印影が大きく掲げてあり、遠くからでもスタンプのありかを見つけることができた。このスタンプ台は後に他のスタンプで使用されたり、スタンプ廃止後も掲示板や物置き台として使用されている場合もある一方、駅の改装工事などで撤去された駅も多い。

「スタンプノート」も「わたしの旅スタンプノート」に生まれ変わり、1ページに上下2個分押せるようになった。この「わたしの旅スタンプノート」は後に1ページに1個分のサイズになったものの、現在も発売されている。近年までは駅のキヨスクでも扱っていたが、現在では交通新聞社への直接購入やAmazon.co.jpなどのネット通販が主体となっている。書店でも購入できるが、常備しているのは東京駅の栄松堂や神田神保町の書泉グランデなどに限定され、多くの場合は取り寄せとなる。

JR化後には各社で追加設置や独自仕様への改造が行われ、JR東日本ではLOOK EASTキャンペーンに伴い図柄に「LOOK EAST」ロゴを追加したものが登場した。またJR四国では複数駅に追加設置された後、路線名を○○本線から○○線に名称変更したことを機会に、小型化と下部に「JR四国 年 月 日」と日付の書き込みができるように変更された。小型化された分、絵が若干簡略化されている。JR西日本ではアーバンネットワーク内の駅には各線の愛称が追加され、例としては姫路駅の場合、山陽本線の表記と共にJR神戸線の表記も入っていた。また、広島支社管内では路線名の隣に「駅から散歩」ロゴが追加されたものが登場した。JR九州では鹿児島・宮崎地区の複数駅に追加設置された。

国鉄時代は7cmが標準と大きさが規格化されていたが、現在では大きさや仕様にも違いがあり、千葉駅成田駅では小型になったり、1990年頃から旧福知山管理局エリアの駅では形はそのままにシヤチハタ印に変更されやはり小型化されている。現在水戸駅に設置されているスタンプは10cm四方の正方形と非常に大型化されているのに対し、隣の勝田駅のスタンプ(水戸支社仕様の「わたしの旅」スタンプに類似しているスタンプ)が6cmであり、両者の差は3倍もある。

その後、登場から20年以上経過していることや各社及び支社毎のスタンプシリーズが整備されたこと、合理化に伴う無人化/簡易委託化が進んでいることなどにより、消滅が進みつつある状況である。特にJR東海では本社・静岡エリア共に統一印の整備でほぼ消滅し、JR西日本も(「わたしの旅」スタンプと区別するならば)統一印の整備でほぼ全滅した。一方、JR東日本の東北地区及び本州以外の3社では今も多くの駅に残っている。特にJR四国は前述のように独自の改造を行ったため、多くの駅に残っており、現在でも管内の最大派を形成している。

なお、最近では色分けや形状の意味が引き継がれていないためか、スタンプインクの色や形が本来の意味と違う駅も数多く存在し、特にJR化以降に作られたスタンプは定義外れが目立つ。消耗で作り替えられる時に形が変わっている場合も多い。例として、北鎌倉駅では現在国鉄時の規定にはない緑のインクを使用している。また、千駄ケ谷駅では新宿地区で更新の際に「しんちゃんのスタンプノート」に含まれるため、六角形→円形に変わっている。JR化後に製作された鶴見駅は「日本一古いクモハ12型走る駅」なので、本来は「国鉄で一番」を意味する黒六角形であるが、実際は赤丸になっている、など(現在はどちらの駅にもなし)。

また、現在では「わたしの旅スタンプ」と駅員に言っても通じず、「古いスタンプ」や「国鉄のスタンプ」と言わなければ出て来ないことが多い。

エポック社より、「わたしの旅 スタンプコレクション」という名称でボードゲームが発売されていた。

いい旅チャレンジ20,000kmスタンプ[編集]

1980年に始まった乗りつぶし企画である「いい旅チャレンジ20,000km」の開始後、九州内の起・終点駅に置かれていた駅名の書かれたスタンプである。

新幹線乗車記念スタンプ[編集]

国鉄時代に開業した東海道東北上越の各新幹線の停車駅(1985年当時のみ。その後に開業の駅は除く)にステンレス製のスタンプ台と共に新幹線改札付近に設置された。東北と上越では開業時に開業記念スタンプが設置され、好評だったことからその後東海道を含めて全駅に乗車記念として再度設置された。

基本的には新幹線(東海道系は100系、東北系は200系。上野駅のみ開通時から1985年までは「新幹線リレー号」)と停車駅周辺の観光地や風景などを入れたものである。現在でも小田原駅小山駅熊谷駅など一部の駅には残っているが、設置場所が事務室や窓口に変わった駅もあるほか、上野駅大宮駅では元々の上越新幹線乗車記念スタンプから「上越新幹線乗車記念」を削除して作り直したスタンプが現在でも使用されている。

東海道新幹線では2005年夏頃から多くの駅で撤去され、現存している駅は小田原駅・熱海駅新大阪駅のみである。ただし当時のステンレススタンプ台に置かれているのは新大阪駅のみ。熱海駅は台を撤去。小田原駅は新幹線改札で申し出る必要がある。

山陽新幹線は新大阪以外には統一スタンプは用意されなかったが、山陽新幹線全通10周年記念スタンプが代わりに設置された。また、JR西日本では「500系のぞみ乗車記念」をのぞみ停車駅に設置していた時期もあり、JR東日本でも1998年の夏と2007年度に「新幹線スタンプラリー」を企画していたこともあった。

なお、東北・上越新幹線の開業記念スタンプは現在、鉄道博物館に収蔵されている[8]

列車内のスタンプ[編集]

国鉄時代から、寝台特急やSLなどイベント性の高い列車には乗車記念スタンプが置かれていた。また、列車ではないが、青函連絡船にも船ごとに異なるデザインの「乗船記念スタンプ」が用意されていた。

現在でも「リゾートしらかみ」「九州横断特急」「はやとの風」「SLばんえつ物語」「SLやまぐち号」といった観光列車などに置かれている。列車内で手軽に押せるように、多くはシヤチハタ印を使用しているのが特徴である。

JR化後の各社独自のスタンプ[編集]

JR北海道[編集]

2005年より統一印が順次設置されている。7.7cmの円形スタンプで、「わたしの旅」の円形版を模しているが、基本的に星や路線名がなくJR○○駅となっている。また、枠の線や文字が太いのが大きな特徴である。
なお、2017年7月に発売開始した「わがまちご当地入場券」では、無人駅を含め多数のスタンプのイラストが描かれているが、うち数駅で新たにスタンプが設置された。

JR東日本[編集]

平成が2桁になる頃から各支社ごとに独自のスタンプが整備されつつあるが、盛岡支社では現在支社統一印がない。また、かつては「うるおいの新潟」や「うつくしまふくしま」などJRも関係している観光キャンペーンに併せてラリー用のスタンプが設置されていたことも多いが、現在ではコスト削減のためにほとんど設置されなくなってきている。統一印整備の裏で国鉄時代からJR初期にかけて製作されたスタンプの消滅が激しく、新潟支社長野支社のように、統一印がある駅は古いスタンプが全くないという場合も多い。

このほか、関東の駅百選認定駅では、1998年から2001年まで4回に分けて開催されたスタンプラリー用に用意されたスタンプを現在も使用している駅も多い。現在でもJR東日本では両国駅御嶽駅大月駅足利駅大磯駅横須賀駅などで残っている。

「奥の細道1989」[編集]

この頃に展開されていたキャンペーン「LOOK EAST」の中で行われた松尾芭蕉の「おくのほそ道」の旅から300年経ったことを記念して、同社管内にある芭蕉ゆかりの地への観光キャンペーン関連として製作され、東京駅新宿駅上野駅北千住駅東北地方及び新潟栃木両県内で芭蕉が句を詠んだ地に最寄りのかつ従来からスタンプを設置していた41駅に設置された。なお、1つの駅には1〜4個配備され、同じ俳句のスタンプが数駅に用意されていた。駅名とその最寄りの地で詠まれた芭蕉の句があしらわれ、駅名と「LOOK EAST」のロゴが入る。

東京支社新宿地区「しんちゃんのスタンプノート」[編集]

これまでのスタンプの老朽化や紛失が多かったため、支社統一印が作成される前の1999年7月に新宿指導センターが独自に製作し、管内の山手線恵比寿駅高田馬場駅間と中央線の四ツ谷駅西荻窪駅間に整備された。形状は8,5cmの円形だが、これまでの「わたしの旅スタンプ」と同じ二重輪郭+星マークがあるタイプ(信濃町駅・千駄ケ谷駅・西荻窪駅・中野駅)とそれ以外(その他の駅)に分けられる。図案は各駅でバラバラで、JRのロゴマークのみがすべてに共通である。なお、「しんちゃん」とは新宿地区のマスコットであるお辞儀姿の駅員の名前であり、新宿駅のスタンプにも描かれている。 比較的新しいスタンプではあるが、支社全体の統一印が製作されたため、現存しているのは新宿駅のみとなっている。

このスタンプの特徴としては、これまで「わたしの旅」スタンプがあった駅でも千駄ケ谷駅と中野駅は形が円形になり「中央線」が「JR」に書き替えられただけで、ほぼオリジナルと同じ図案であるのに対し、恵比寿駅は引き続き恵比寿様を図案にしたものの全く形が異なり、原宿駅と新宿駅に至ってはわたしの旅とは全く異なった図案に変わっている。

「駅からハイキング」[編集]

近年同社が力を入れている「駅からハイキング」キャンペーンの参加記録としてスタート駅に小型のシヤチハタ印が用意されている。最初の頃は絵柄が入れられていたが、途中から「駅からハイキング・○○県」に変更になり、駅名と県名のみ(その他に小さくハイキンググッズが描かれている)のスタンプとなった。最後に整備されたものは通常のゴム印となったが、その後参加システムが変更になりスタンプが不要になったため、その後は追加されていない。

このキャンペーンでは元々ハイキングの参加記録を付けるのが目的であり、既に他のスタンプが配備されていることが多いため、多くの駅では使用期間が短く、すぐになくなることも多いが、国府津駅北鴻巣駅のようにこのスタンプのみを常設印として使用している駅も存在している(注:北鴻巣駅は盗難のため現在は設置されていない)。新潟支社ではこのほかにオリジナルの「えちご庄内駅からハイキング」のスタンプも製作されていたが、現在ではほとんど残っていない。

本来はハイキング参加者のためのスタンプであるが、参加者以外でも捺印できるため、通常の常設印にかなり近い。同様のスタンプはJR西日本にも「駅からはじまるハイキング」として存在するが、同社は専用のラリー帳以外への押印を禁止しているのが東日本との違いである。

JR東日本のスタンプであるが、「駅からハイキング」のスタート駅には私鉄の駅も含まれていたため、鹿島臨海鉄道大洗駅長者ヶ浜潮騒はまなす公園前駅(このスタンプ自体は鹿島神宮駅に設置)、小湊鐵道養老渓谷駅伊豆箱根鉄道相模沼田駅伊豆急行伊豆熱川駅にも設置されている。

東京支社[編集]

2003年江戸開府400年記念として企画から3年がかりで整備され、東京都内と常磐線取手駅武蔵野線南流山駅までの東京支社管内全77駅(営団地下鉄管理の綾瀬駅を除く)に設置された。多くの駅のテーマは「江戸」であり、駅周辺の江戸時代にゆかりのある場所などが描かれた。ただし、全駅が江戸ではなく西大井駅新松戸駅南柏駅など何も江戸関連がない場合は「駅舎と電車」の絵柄になった。その後、2006年頃に西大井駅・秋葉原駅田端駅大塚駅五反田駅新橋駅のイラストが変更されており、現在までに77駅に83種が製作されている。 登場から10年以上が経過したことから、2013年に管内すべての駅で小型化されたうえで交換された(東京駅、西荻窪駅には両者が共存)。

また、管内で開業○○周年の記念スタンプを積極的に設置しており、大崎、五反田、上中里、王子、鶯谷などに設置された。(鶯谷は撤去)

横浜支社[編集]

横浜開港150周年記念として行われる横浜・神奈川デスティネーションキャンペーンの一環として、2009年4月に横浜支社管内の直営駅全60駅に設置された。インクは一部の駅を除き、青系のインクを使用している。
ディスティネーションキャンペーン終了後も改札窓口等で保管されており、係員に申し出れば押すことができる。

八王子支社[編集]

2002年のスタンプラリーに際し、京王電鉄管理の分倍河原駅を除く管内の有人駅すべてに設置された。形状は直径5cm各の小型で路線名、駅名、ゼブララインと会社名で囲ったものである。中央線の表記に関しては吉祥寺駅藤野駅間が「中央線」、上野原駅小淵沢駅間が「中央本線」となっており、東京圏での中央線(本線ではない)の定義である東京駅〜高尾駅(または大月駅)間[9]とはズレが生じている。

大宮支社[編集]

2002年より設置された。5cmの円形内にイラストと解説が書かれ、路線名のない「JR東日本 ○○駅」が下の方に書かれている。
2005年夏に「宇都宮線開業120周年スタンプラリー」を実施した際、新たにそれまで大宮支社としてのスタンプがなかった蓮田駅や、それまで国鉄時代に製作された「駅開業100周年」など4種類が使用されていた久喜駅などに追加されたが、この時のスタンプは輪郭の部分が太いのが特徴である。設置に際しては専用のスタンプ台も制作された。また、烏山線の3駅(宝積寺・大金・烏山)のスタンプは他の駅より若干大きい。さらにスタンプラリー期間のみの限定で高崎支社管轄の高崎線上尾駅桶川駅行田駅にも2004年1月に設置されていた。
近年は、老朽化したものがシャチハタ式に更新されている。

高崎支社[編集]

高崎支社はJR東日本でも一番スタンプに熱心であり、過去にも多くのシリーズが製作されている。

1988年から始まったJR東日本最初のキャンペーン時に高崎支社で製作し、主要駅に配備された。ロゴマークが付き、主に楕円形のものと円形のものの2タイプに分かれるが、水上駅上尾駅などその他の形状の駅も存在する。
これもキャンペーンの一環として製作された。多くの駅ではLOOK EASTのデザインはそのままにロゴだけを作り替えた。
これも同じくキャンペーン時のものである。形は円形に統一され、フレーズよりも大きなロゴが入れられた。横川駅本庄駅など一部の駅はインク内蔵式のシヤチハタ印を使用しており、インク要らずで手軽に押せる。このスタンプは限られた予算内でできるだけ多くの駅に設置するために簡素化されており、これまでのスタンプよりゴムの質が悪く、現在も使用されている駅では状態が悪いものが目立っている。変わり種としては既に廃止となった軽井沢駅のスタンプが、同駅や信濃追分駅のその他のスタンプと共に旧軽井沢駅記念館で現在も来館記念スタンプとして残っている。
  • 路線印
2000年頃から路線ごとに配備されたシヤチハタ印である。上越線両毛線八高線吾妻線の各線には路線のキャッチコピーが入れられた。
通常スタンプは1駅1個が原則のため、新しいスタンプができた場合、古いスタンプは会社へ返却されるか、もしくは廃止されることが多いが、高崎支社ではこれらのスタンプが混在して残っている駅もあり、一度に複数押せる駅も目立つ。その一方で改廃も多く、数年で絵柄が変わっていたりすることもあり、最新版である路線印も両毛線では現在では小型化された2代目に置き換えられているほか、上越新幹線や上越線でも上毛高原駅など半数の駅で撤去されている。最近では上尾駅鴻巣駅など設置はされたもののインクの切れたまま放置されている駅も少なくない。

水戸支社[編集]

2001年頃より常磐線の多くの駅と水郡線常陸大子駅に整備された。わたしの旅スタンプの四角形版であるが、一部がオリジナルと比較して角がやや角張っていることと、従来から「わたしの旅」スタンプを設置していた駅および勝田駅高浜駅富岡駅久ノ浜駅の各駅では線名の代わりに「JR」が表記されている。形がやや縮小されていることを除けば「常磐線」表記の駅では国鉄規格と変わらないため、区別することは難しい。水戸支社管内ではこれまで「わたしの旅」スタンプがなかった駅もこのスタイルで整備されたため、現在ではJR東日本では一番「わたしの旅」スタンプが存在する状態である。牛久駅日立駅などがこれまでの「常磐線」表記を「JR」に変えただけであるのに対し、土浦駅では「筑波研究学園都市の駅」から「水と緑と歴史のまち」に変わっている。

千葉支社[編集]

支社統一印としては比較的初期の1998年より設置された。円形の上部に絵柄を配置し、下部にJR線の地図記号で仕切り駅マーク内にフリガナで表記し、その下に漢字で駅名を表記している。ただし、鹿島サッカースタジアム駅のようにフリガナが長い場合は入れ替わっている。設置基準に統一性がなく、これまで「わたしの旅」スタンプがあった駅でもこのスタンプに置き換えがあった所とないところがあり、また中心駅である千葉駅に設置されていないなど必ずしも大規模駅に設置されたわけでもなく、他支社に比べて駅数と設置数の割合が低い。

仙台支社[編集]

1991年より、当時の東北地域本社エリアのうち宮城県内を中心とした本店エリアの東北本線仙山線仙石線・常磐線などの駅に設置された。下部に路線名と駅名が書かれ、上部に絵柄が書かれているが、特に目立った特徴はない。設置後かなりの時間が経過しているため多くの駅では状態が悪く、更新も遅れているため、絵柄が読みにくい所が目立つ。

長野支社[編集]

2003年よりエリア内の主な駅のスタンプが更新され、これまでの「わたしの旅スタンプ」の円形版をベースにした新スタンプが製作された。これまでのフレーズに代えて外枠と内枠の間に駅名・路線名(長野駅は路線名はない。また小海線では愛称も併記)・開業日・標高が書かれている(例:●JR東日本 大糸線 白馬駅● ●昭和7年11月20日開業 標高697m●)。 長野支社のスタンプは修正が多く、2005年夏に多くの駅で盗難に遭い、再製作された際に標高が訂正された駅もあるほか、北陸新幹線は当初は在来線の駅の開業日を表記していたが、実態と合っていないため、2006年初めに新幹線の開業日である「平成9年10月1日」に修正された。盗難に遭わなかった駅でも標高が訂正された駅も多い。

新潟支社[編集]

1994年頃から新潟支社管内の主要な駅に設置され、同年のスタンプラリーで使用された。当初はJR記念スタンプという名前だったがスタンプラリー終了後は記念スタンプに名前が変わった。正方形のシヤチハタ印で路線別にインクの色が異なる(信越本線=赤、上越線=緑など)。近年、更新の際に通常のゴム印に作り替えられた駅もある(越後湯沢駅、新潟駅など)。
無人化に伴い東柏崎駅岩室駅羽前水沢駅越後須原駅大白川駅潟町駅で消滅したほか、原因不明ながら村上駅にも消滅した時期があったことが確認されている。

JR東海[編集]

静岡支社[編集]

過去に2度統一印が設置された。最初は1992年に登場した5cmの円形スタンプ(シヤチハタ式)である。「わたしの旅」の円形版を引き継いでいるが、内枠がある駅とない駅があった。2度目は2000年に登場した8.5cmの円形スタンプである。当時の有人駅63駅すべてに設置された。後に大型化し、絵が丁寧になり、美しい絵が描かれた駅が多い。また、地域の特性から図柄に富士山を入れてある駅も多い。

東海事業本部(通称東海本社印)[編集]

2002年に名古屋周辺の管内の52駅に設置された。(東海道線=丸型、関西線・紀勢線・参宮線=六角形)のように路線ごとに形が異なり、イラストは大幅に簡略化された。駅名のほかに路線名が入っているが、すべて「東海道線」など本線を省略した表記に統一されている。フレーズやイラストのモチーフなどは「わたしの旅」を引き継いだものも多い。ただし、インクはすべて赤を使用している。

なお最近では社の方針ゆえかスタンプの更新が行われておらず、劣化したスタンプは順次撤去され再製作の予定は現在無いという。
多くの人が利用する駅ほど捺される機会が多く劣化が早いためか、2012年現在名古屋駅といった主要駅にスタンプが存在せず、豊橋駅なども非常に状態が悪化している。

JR西日本[編集]

2008年の全社統一印の登場前後で状況が分かれる。
全社統一印登場前は、主にアーバンネットワークエリア周辺の支社で独自印が多く見られた。
また下記の他に、金沢支社福井地域鉄道部や北陸地域鉄道部でも統一印が設置された。
なお、統一印ではないが、神戸支社で二度、岡山支社で一度、スタンプ一斉更新された事がある。

全社統一印設置の際、設置駅の従来のスタンプは新スタンプと交換の形で回収されたため、現在押すことができない。回収されたスタンプは、京都鉄道博物館に収蔵されている。

アーバンエリアスタンプ[編集]

1989年より設置された。アーバンネットワークエリアに設置され、8cmの四角形と円形の2タイプが存在している。路線名と「JR西日本」・駅名でイラストを囲んでいるが、路線名は「大和路線」や「琵琶湖線」など愛称に統一されている(阪和線など愛称のない路線は路線名のまま)。
この様式はその後京都支社が独自に製作したスタンプに引き継がれた(四角形に統一され7cmに縮小)ほか、1991年4月25日大阪環状線30周年記念スタンプもアーバンエリアスタンプをベースにしている。

和歌山支社(初代・2代目)[編集]

過去に2度統一印が設置された。最初は1990年に登場した7cm程の四角または八角形のスタンプである。2度目は2004年に登場した4.5cmの円形スタンプである。当時の有人駅63駅すべてに設置された。
いずれも版画調のイラストが描かれている。全社統一印登場後は、簡易委託駅で使用しているケースがある。

全社統一印[編集]

JR西日本は2008年3月15日のダイヤ改正に併せて管内(九州島内の山陽新幹線2駅と博多南線1駅を含む)すべての有人駅にスタンプを設置・更新することを発表した。既に新印に置き換えられている神戸・岡山・広島の各支社では新駅開業に伴う追加設置及び旧印のみ設置されている駅・未設置駅が対象である。新デザインは旧国鉄の「わたしの旅」スタンプの円形版(アーバン路線の路線名は愛称のみ表記)となる。「わたしの旅」スタンプとの相違点としては、インクは支社ごとの統一、星の数が必ず3対[10]、Xスタンパーまたはホチキス型によるによるシャチハタ式であることが挙げられる。またJR西日本公式サイトの駅情報でスタンプの有無を載せている(ただし、ごく一部の駅(仙崎駅甲立駅など)は存在しながら「なし」となっているものもあるので注意)。
なお、原則として簡易委託駅・無人駅にスタンプを設置しない方針のため、一度設置したものの撤去されケースがある。

金沢支社[編集]

インクの色は赤。大阪支社印と違いは少なく、キャッチフレーズの文字が細いことと施設名称が白抜きで書かれることが相違点。
当初設置されたが会社の方針変更や北陸新幹線開業に伴う北陸本線の三セク移管により、捺せなくなったスタンプが多いのも特徴である。

京都支社[編集]

インクの色は赤。大阪支社印とほぼ違いはないが、一部駅では図の説明が入る(稲荷駅では「伏見稲荷大社」、貴生川駅では「水口曳山祭」など)。数も大阪支社印に並んで多い。

大阪支社[編集]

インクの色は赤。有人駅が多いためその数は120を超える。桜井線では愛称制定(万葉まほろば線)にあたり名称が変更されたものに交換された。

和歌山支社[編集]

インクの色は紫。絵柄は大阪・京都支社印と比べるとやや簡略化されている。
ちなみに、全社統一印以前を含めると3代目の統一印となる。

神戸支社[編集]

2006年1月に管内の駅に設置された。通常のシヤチハタ印タイプとホチキス型のスタンプに分けられている。使用するインクは油性インクであるが、初期は現在主流の顔料系インクではなく染料系インク(Y-30)を使用していたため、捺印して時間が経つとインクのにじみが油性顔料インクよりもひどくなることがあった。2008年のJR西日本の新印一斉設置と同時期に、顔料系インクのスタンプに順次交換されたが、一部の駅では染料系インクのままである。

なお、神戸支社印の導入で管内のJR神戸線の駅では古いスタンプがすべて新スタンプと交換の形で会社へ返却となり、全滅となった。ただし、加古川線の神戸支社印は加古川鉄道部(2009年廃止)に集約保管されていた関係で、一部の駅では一時期に旧印が押すことができたが、現在は返却されている。また、当初は加古川線や姫新線などの無人駅のスタンプも制作され、近隣の有人駅等に設置されていたが現在は返却されている。

福知山支社[編集]

インクの色は青。枠の部分が細くその分駅名の文字がやや小さい。
金沢支社とは対照的に、要望により簡易委託駅に追加設置されたものも撤去されておらず現在でも押印可能(竹田駅梁瀬駅など)。

岡山支社[編集]

2006年11月上旬の岡山駅の新駅舎使用開始に合わせて津山駅中国勝山駅新見駅備中高梁駅総社駅府中駅西大寺駅伊部駅児島駅和気駅・岡山駅・倉敷駅新倉敷駅笠岡駅福山駅尾道駅新尾道駅の各駅に設置された。その後増備されていき、現在では支社内のほぼすべての有人駅に配置されている。黒の顔料インクを使用したシヤチハタ印であり、印面下部にディスカバー・ウエストのロゴマークが入る。この中で和気駅のスタンプが東隣の吉永駅が最寄りである閑谷学校をモチーフにしたため設置後1か月で支社に返品され、短命に終わった。
無人化に伴い福渡駅万能倉駅新市駅吉永駅三石駅などで撤去されている。

米子支社[編集]

インクの色は朱。枠の部分が太くその分駅名の文字がやや大きい。

広島支社[編集]

インクの色は水色。 2007年に行われた「TRAIN+」キャンペーンで他の支社印に先駆けて設置された。 一部の駅は「TRAIN+」期間限定の扱いとされ現在では捺印できない(忠海駅安芸津駅水尻駅梶栗郷台地駅)ことに加え、無人化に伴い川棚温泉駅七軒茶屋駅などでも一度は設置されたものの現在は捺せなくなっている。

福岡支社[編集]

インクの色は水色。広島支社印との違いはかなり少ないが、文字がやや大きい。小倉駅博多駅博多南駅の3駅にのみ設置。前2駅は在来線はJR九州の管轄のため路線名は「山陽新幹線」となっている。

JR九州[編集]

JR化後に製作されたスタンプは、国鉄時代の雰囲気を色濃く残した形態のもの(福間駅吉野ヶ里公園駅など)や、全く独自の規格のもの(久留米駅浦上駅など)もあり、統一感はあまりない。あまりスタンプに力を入れてはいないが、2007年のスタンプラリー20や2008年のJR九州スタンプラリー トレインピック2008のように不定期にスタンプラリーを実施することがあり、その際は期間限定の駅スタンプが製作される。

日本の私鉄・公営交通・第三セクターのスタンプ[編集]

私鉄・公営交通・第三セクターでも、駅スタンプを設置している事業者がある。

以下に挙げるほかに京成電鉄近畿日本鉄道三岐鉄道養老鉄道京阪電気鉄道叡山電鉄南海電気鉄道阪神電気鉄道神戸新交通一畑電気鉄道高松琴平電気鉄道土佐くろしお鉄道島原鉄道くま川鉄道などでスタンプが設置されている駅がある。

東京地下鉄(東京メトロ)[編集]

帝都高速度交通営団(営団地下鉄)時代の1980年代に主要駅に設置されていたが、民営化時に主要駅と地下鉄博物館に全駅共通の新印が用意され、さらに2005年3月から2006年3月までは東京メトロの誕生1周年記念スタンプラリー「チャレンジ東京メトロ 全駅スタンプラリー」として全駅に設置された。ただし、他社管理駅は手前の駅に、複数の路線がある場合は同一柄を各線に1個ずつ配備した。形状は駅毎に異なる。デザインは各駅ごとに決められたため、バラエティーも豊富だった。このスタンプラリー終了後も押印可能だったが、後に全駅で撤去された。また、営団時代のスタンプが地下鉄博物館と銀座駅に残っているが、新会社移行直後より営団色を極力排除した中では貴重な存在である。

小田急電鉄[編集]

1982年に登場し、その後全駅に設置された。2008年現在、片瀬江ノ島駅以外の駅では改札窓口や駅長室に保管されているが、一部では処分された駅もある。

富士急行[編集]

河口湖駅に6種類程設置されているが、スタンプのイラストにはJR車両(201系・189系・169系)が描かれているものもある。

東武鉄道[編集]

伊勢崎日光鬼怒川佐野桐生野田東上の各線の主要駅と名所下車駅に設置している。スタンプ用の机はなく、改札内に保管してあるため、状態は良い。

都営地下鉄(東京都交通局)[編集]

以前からスタンプラリー用を含めて浅草三田新宿の各線では主要駅、大江戸線では全駅に設置されていたが、2005年に図案が大改定され、他社管轄である押上・白金高輪・白金台・目黒を除く全駅と、京王管理駅の新線新宿に設置されるようになった。改正時に大きさがJR東海静岡支社の新印と同じ8.5cmサイズに拡大された。その後、2011年5月23日より駅スタンプを更新したとのお知らせが公式サイトにてアナウンスされた。旧印は都電荒川線都営バスにも設置され、2008年現在荒川電車営業所に設置された3駅と臨海支所臨海支所で使用されている。

相模鉄道[編集]

これまで関東の駅百選選定駅以外にはスタンプがなかったが、2006年夏より「なつかしの駅舎」スタンプラリーが行われ、全駅に設置された。その後、2008年以降は毎年スタンプラリーが行われ、同期間中のみ全駅にスタンプが設置されている。図柄は毎年異なる。

大阪市営地下鉄(大阪市交通局)[編集]

1983年に地下鉄開通50周年を記念してニュートラムを含めた全駅に設置された。1996年に現行のものに更新されているが、一部の駅では旧印を健在している(中百舌鳥駅駒川中野駅など)。その後の新線開通時にも必ず設置されている。地下鉄の売店でスタンプ帳を販売していた事がある。各駅で路線ごとに製作されており、多くの場合駅長室で押すことができる。

神戸市地下鉄(神戸市交通局)・福岡市地下鉄(福岡市交通局)[編集]

全駅に設置している。

西日本鉄道[編集]

天神大牟田線西鉄福岡(天神)駅宮の陣駅西鉄久留米駅大善寺駅西鉄柳川駅大牟田駅太宰府線太宰府駅甘木線甘木駅貝塚線貝塚駅名島駅香椎宮前駅西鉄香椎駅香椎花園前駅の各駅に設置している。

甘木鉄道[編集]

甘木駅基山駅松崎駅のものと共に設置。

札幌市交通局[編集]

昭和46年の地下鉄開業後、比較的早い時期より、南北線東西線東豊線の各駅にスタンプが設置されている(さっぽろ駅・大通駅は路線毎にデザインが異なる)。サタデーテーリングのスタンプとは異なるが、数年に一度、地下鉄駅のスタンプラリーも行われることがある。開業以来のSマークの頃と、STマークに変更となった後は、一部の駅のデザインが変更となっている(例・東豊線さっぽろ駅:時計台→JRタワー)。開業記念のスタンプ(シェルター断面図と1000系車両を模したもの)は近年までさっぽろ駅に設置されていた。

台湾鉄路管理局[編集]

台湾鉄路管理局が管理している鉄道駅にも駅スタンプが設置されている駅がある[2]

2015年にはJR東日本・京急鉄道・西武鉄道・台湾鉄路管理局が共同で「日台縦断!鉄道スタンプラリー」を開催した[2]

2017年には京急鉄道・西武鉄道・東武鉄道・台湾鉄路管理局が共同で「日台縦断!鉄道スタンプラリー」の第2弾を開催[2]

エラースタンプ[編集]

通常、スタンプの原版は手作業で製作されるため、時には間違えて違う絵柄になる場合もある。多くはすぐに発覚して正規のものに差し替えられるため、押せる期間が短く貴重なものとされている。

  • 1955年4月国鉄奈良駅に設置されたスタンプのローマ字に誤って「NAHA」(那覇)と表記された。その後1か月ほどで修正された。
  • 1975年11月、国鉄北鎌倉駅のスタンプが新調された際に「鎌倉五山第一位円覚寺」と表記されたが、実際の第1位は建長寺であるため建長寺が国鉄に抗議した結果、「鎌倉五山第一位」が削除された。
  • 1980年11月、国鉄の新シリーズ「わたしの旅」の整備時に大阪環状線森ノ宮駅東海道線彦根駅が共に城のデザインであったため、前者に彦根城が、後者に大阪城がそれぞれ描かれてしまい、翌12月に訂正された新しいスタンプが整備された。
  • 1980年11月、国鉄の新シリーズ「わたしの旅」の整備時に丹後由良駅のフレーズに「山淑太夫」と表記されたが、翌年に「山椒太夫」と訂正された新しいスタンプが整備された。
  • 1992年3月JR西日本で「JR神戸線」を追加した「わたしの旅」スタンプを製作する際に明石駅姫路駅が本来「JR神戸線(山陽本線)」とすべきところを「JR神戸線(東海道本線)」と表記してしまい、その2か月後に山陽本線表記に直された。
  • 2005年3月、東京地下鉄が1周年記念スタンプラリーで整備した際、麹町駅のスタンプに描かれた電車に誤って営団地下鉄を意味する「Sマーク」を表記してしまい、後に東京メトロの「Mマーク」が描かれた正規版に取り替えられている。また、赤坂見附駅のスタンプにも銀座線丸ノ内線の電車を逆にするミスを起こしてしまったが、すぐに差し替えられた。
  • 2008年3月、JR西日本全社統一印の整備時に高岡駅のイラスト内の説明に「大友家持」と表記されたが、およそ半年後に「大伴家持」と訂正された新しいスタンプが整備された。
  • 2008年3月、JR西日本全社統一印の整備時に藤並駅のフレーズに「湯浅渓谷」と表記されたが、1年後に「湯川渓谷」と訂正された新しいスタンプが整備された。

なお、エラースタンプとまでは言えないが、次のような事例もある。

  • 1980年から高山本線飛騨小坂駅に設置されている「わたしの旅」のスタンプには御嶽山が描かれているが、飛騨側ではなく木曽側から見た絵柄となっている。
  • 東京駅に設置されている東京支社印の絵柄は「二重橋」とあるが、スタンプの絵柄の橋は正門石橋であり、実際の二重橋といわれる橋はその奥にある正門鉄橋のことである。

スタンプの製作[編集]

スタンプは通常、その鉄道会社が地元の文具店に発注して製作する。イラストは業者に描かせることもできるが、費用や日数が掛かるので、発注者が自分で描くことも多い。従ってスタンプの直径などはある程度規格化されている。ゴム印であれば約1万〜1万5千円程度と比較的安く発注できる。シヤチハタ印は2〜3万円、ホチキス型は4万円以上する。

関連項目[編集]

書籍[編集]

  • 『コロタン文庫国鉄わたしの旅スタンプ全(オール)百科』(三宅俊彦/小学館/1982年1月刊)
  • 『駅スタンプの旅(SL編)』(松井信幸/エイ出版社/2004年2月刊)
  • 『駅スタンプの旅(トロッコ列車編)』(松井信幸/エイ出版社/2004年10月刊)
  • 『JR西日本エリア約550駅 スタンプでめぐる鉄道の旅』(粟津彰治/山と渓谷社/2008年8月刊)

脚注[編集]

  1. ^ 松井信幸『駅スタンプの旅トロッコ列車編』エイ文庫、2004年
  2. ^ a b c d 結解喜幸『台湾と日本を結ぶ鉄道史』交通新聞社、2017年
  3. ^ 松井信幸『駅スタンプの旅トロッコ列車編』エイ文庫、2004年、10頁
  4. ^ 福井駅に設置されたものは郵便の日付印を大きくした5cm程のもので、現在JR東日本の大宮支社や八王子支社が採用しているサイズに近い。
  5. ^ a b c d 松井信幸『駅スタンプの旅トロッコ列車編』エイ文庫、2004年、12頁
  6. ^ 鉄道ファン 1977年7月号 106ページ
  7. ^ わたしの旅スタンプの詳しい説明
  8. ^ [鉄道博物館展示資料]
  9. ^ 案内上は「中央線(快速)」は東京〜大月間、「中央本線」は立川以西。
  10. ^ ただし衣摺加美北駅のみ真ん中は星に代わって風車になっている。

外部リンク[編集]