尾道駅

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尾道駅
南口駅舎
南口駅舎
おのみち
Onomichi
東尾道 (6.5km)
(9.1km) 糸崎
所在地 広島県尾道市東御所町1-1
所属事業者 JR logo (west).svg西日本旅客鉄道(JR西日本)
所属路線 X 山陽本線
キロ程 221.8km(神戸起点)
電報略号 ミチ
駅構造 地上駅
ホーム 2面3線
乗車人員
-統計年度-
5,438人/日(降車客含まず)
-2014年-
開業年月日 1891年明治24年)11月3日
備考 直営駅
みどりの窓口
* この他尾道鉄道1964年廃止)
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尾道駅 北口駅舎

尾道駅(おのみちえき)は、広島県尾道市東御所町にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)山陽本線である。

尾道市の玄関口となる駅であり、山陽新幹線の新尾道駅より市街地と海が近く、当駅前後では瀬戸内海の景色が広がる。

歴史[編集]

以前は駅西側(1番のりばの南側で現在の福屋)の立体駐車場付近に有蓋車車扱貨物ホームがあり、国道2号を横断して海沿いの倉庫まで専用線が伸びていた。駅前再開発による跡地利用や道路付け替え等も行われ、往時の面影は薄れたが、駅西方から南に弧を描き伸びる駐輪場および当駅から西へ1つ目の踏切西側にある駅方面東側に向かって多少広くなっている部分は(現在ビジネスホテルα-1がある場所)、家畜専用のホームがあった場所である。山陽新幹線博多延伸以前は旅客、貨物ともに盛んでとても賑わっていた。当駅には以前、駅舎の東側にもう一つ出口専用改札口があり、現在の改札口は入口専用であった。駅北側の駐輪場は1960年代まで存在していた、尾道鉄道の駅があった場所である。かつては「あさかぜ」「富士」「はやぶさ」「なは」「あかつき」「彗星」等の寝台特急列車や「つばめ」等の特急、「阿蘇」「つくし」等の急行の停車駅であったが現在は、当駅前後の区間を特急や急行として運転される定期列車はない。 ただし、2017年春より団体専用列車であるTWILIGHT EXPRESS 瑞風(山陽コース(上り)1泊2日)で定期的に停車する予定であり、専用入り口を設置や観光周遊の新拠点として、安全性・利便性に加え、初代尾道駅舎(1891年(明治24年)当時)の雰囲気を復刻させる改修も行われる予定[1]

当駅東側の踏切は、1999年頃までは踏切小屋があり、踏切番がハンドル操作で通過列車の折合いを見ながら遮断機の上げ下げを行っていたが、現在は警報機のついた自動踏切に更新されている。

明治・大正期の尾道駅

駅構造[編集]

1番線に停車する三原行き普通列車
ホーム

単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、計2面3線のホームを持つ地上駅。南口駅舎に面した1番のりばが単式ホーム、2・3番のりばが島式ホーム、さらにその反対側には北口駅舎があり、相互に地下道で連絡している。南口の駅舎はコンクリート造りで尾道市の玄関口となっている。発車標は、1990年代後半頃改札上に設置されていた字幕式のものが撤去されてからは、2016年にLED式の物が設置されるまでは未設置であった。

2007年平成19年)7月には、尾道市が移動円滑法を基に、駅構内にエレベーターが設置され、上りホームのかさ上げ工事が行われた。なお、自動改札機が導入された際に北口には集札機能のない簡易式が設置された。よって北口から出場する場合、降車客の乗車券は駅係員が集札する(窓口営業時間外は、改札機裏側の集札箱に乗車券を投入する)。また、北口には近距離きっぷ対応自動券売機が1台設置されている。

せとうち地域鉄道部管理の直営駅かつ管理駅で、みどりの窓口設置駅である。ICOCA利用可能駅(相互利用対象ICカードは当該項参照)。

のりば[編集]

のりば 路線 方向 行先 入線メロディ
1 X 山陽本線 下り 三原広島方面 故郷+JR西日本標準メロディ
2 上り 福山岡山方面 われは海の子+JR西日本標準メロディ
3 (予備ホーム)
  • 2012年3月14日からいったんJR西日本標準の入線メロディのみになるも、4月末には再度変更され従来のメロディ+JR西日本標準メロディになった。
  • 「われは海の子」が入線メロディとして採用されているのは、岡山支社管内では当駅のみ。
  • 3番のりばは待避線(上り副本線)である。2010年3月現在、定期列車の発着はないがまれに回送列車や臨時列車が使用する場合がある(「おのみち住吉花火まつり」開催当日など)。構造上、三原方面から3番のりばに入線した列車は配線上ではそのまま折り返しが可能であるが、信号設備が設置されていないため不可である。また、福山方面からの列車は2・3番線に直接入線できず、現在は当駅での折り返しはしていない。
  • 3番のりばの外側には保線車両留置用の側線が2線ある。90年代半ばまでは1番のりばと2番のりばの間に中線があったが、現在は撤去されている。

駅構内の施設[編集]

南口
北口
  • 切符売場(当初はジェイアール西日本岡山メンテックによる委託だったが、自動改札機設置後に直営化。営業時間は7時15分から18時であるが、9時から10時10分と11時から16時40分までは窓口が閉鎖されるため、ICOCA対応簡易型自動券売機を併設している。)
  • パーク&ライド駐車サービス

駅弁[編集]

三原駅の駅弁業者の浜吉の幕の内弁当たこめしなどをおみやげ街道内で販売している。

利用状況[編集]

1日の平均乗車人員は以下の通りである。

年度 1日平均
乗車人員
1987年(昭和62年) 8,593
1988年(昭和63年) 8,056
1989年(平成元年) 8,157
1990年(平成2年) 8,303
1991年(平成3年) 8,222
1992年(平成4年) 8,242
1993年(平成5年) 8,043
1994年(平成6年) 7,548
1995年(平成7年) 7,279
1996年(平成8年) 7,218
1997年(平成9年) 6,771
1998年(平成10年) 6,327
1999年(平成11年) 6,029
2000年(平成12年) 5,657
2001年(平成13年) 5,455
2002年(平成14年) 5,180
2003年(平成15年) 5,306
2004年(平成16年) 5,394
2005年(平成17年) 5,619
2006年(平成18年) 5,506
2007年(平成19年) 5,454
2008年(平成20年) 5,583
2009年(平成21年) 5,502
2010年(平成22年) 5,521
2011年(平成23年) 5,518
2012年(平成24年) 5,498
2013年(平成25年) 5,641
2014年(平成26年) 5,438

駅周辺[編集]

駅前ロータリー
駅前から望む尾道大橋
尾道本通り商店街

1999年(平成11年)に駅前再開発が行われ、古い町並みの広がる景観から様相が一変し、近代的な商業施設やホール(しまなみ交流館)が建てられた。個性を失い旅情が薄れたとの声もあるが、当駅を降りすぐに見える尾道水道(瀬戸内海)は以前よりも広くなった。駅前から望む対岸では日立造船向島西工場跡のクレーンのライトアップが行われ、2004年(平成16年)度のグッドデザイン賞を受賞している。ただし、このライトアップは工場跡の再利用に伴い2006年(平成18年)8月末をもって終了し、2007年(平成19年)7月より場所を西方の向島ドックのクレーンにおいて、観光シーズンや週末を中心に行われている。

南口[編集]

交通・運輸
公共施設
商業施設
ジャイアントストア (ONOMICHI U2)
金融機関など
宿泊施設
HOTEL CYCLE (ONOMICHI U2)
その他

北口[編集]

公共施設
商業施設
金融機関
  • もみじ銀行尾道中央支店
宿泊施設
  • 旅館千光寺山荘
  • ビュウホテルセイザン
その他

バス[編集]

都市間高速バス[編集]

のりば 路線名 行先・方面など
8 びんごライナー 尾道・福山 - 大阪
10 エトワールセト号 三原・尾道・福山 - 新宿
神戸ライナー 尾道・福山 - 神戸
フラワーライナー 因島・尾道 - 広島
クロスウェイエクスプレス 尾道・福山 - 松江
しまなみサイクルエクスプレス 尾道 - 今治
エアポートバス 尾道 - 広島空港

一般路線バス[編集]

のりば 路線名 行先・方面など
1 市内本線東行 尾道駅~山波~車庫・東尾道駅
市民病院線 尾道駅~尾崎~市民病院~ふくしむら
向東線 尾道駅~歌~潮見ケ浜
2 市内本線西行 尾道駅~尾道商業高校・登山口
JA尾道総合病院線 尾道駅~吉和~JA尾道総合病院
3 尾道市立大学線 尾道駅~イオン前~栗小北~尾道市立大学・陽光台
4 尾道工業団地線 尾道駅~(桜土手経由)~尾道工業団地・びんご運動公園北門
びんご運動公園北門線 尾道駅~(桜土手経由)~新尾道駅~運動公園北門
甲山線 尾道駅~(桜土手経由)~新尾道駅~御調高校~甲山
市線 尾道駅~(桜土手経由)~新尾道駅~竹屋口~松岡団地口~三成~市
福山線 尾道駅~(桜土手経由)~新尾道駅~竹屋口~松岡団地口~三成~市~目崎車庫~府中駅前~中国中央病院~福山駅
5 如水館線 尾道駅~新尾道駅~三成~中野~如水館
三美園線 尾道駅~北高入口~新尾道駅~北久保~三美園、尾道駅~市役所前~東高前~北久保~三美園
千光寺公園線 尾道駅~北高入口~千光寺グランド
びんご運動公園線(土日祝のみ) 尾道駅~(長江経由)~新尾道駅~びんご運動公園
甲山線 尾道駅~(長江経由)~新尾道駅~御調高校~甲山
原田線 尾道駅~(長江経由)~新尾道駅~原田
三成線 尾道駅~(長江経由)~亀川局前~三成
6 尾道線 尾道駅~長江口~太田橋~松永~神村町三区~赤坂駅前~運転免許センター前~近大付属高校中学校前~福山駅
7 因島線 尾道駅~長江口~防地口~二番潟~因島大橋~因島総合支所前~土生港前
瀬戸田線 尾道駅~市民病院~向島~耕三寺~瀬戸田港

市内観光バス[編集]

のりば 路線名 行先・方面など
7 好きっぷライン (土・日・祝日のみの音声ガイド付き市内ループバス)

その他[編集]

のりば 路線名 行先・方面など
9 尾道ふれあいの里行き無料シャトルバス 尾道駅~ふれあいの里
好きっぷツアー


過去に運行していたバス路線[編集]

  • しまなみライナー(尾道 - 今治線)(現在は因島行き路線バスに乗車の上因島大橋バス停乗換で対応。乗り継ぎ制度あり)
  • おのみちうずしおロマン号[2](尾道 - 広島線)
  • 鞆鉄道 - しまなみ海道定期観光バス 1999年 - 2009年までの春季 - 秋季のみ運行。予約制
  • みやこライナー 2008年12月13日 - 2016年3月31日。

隣の駅[編集]

西日本旅客鉄道
X 山陽本線
東尾道駅 - 尾道駅 - 糸崎駅

かつて存在した路線[編集]

尾道鉄道
尾道鉄道線
尾道駅 - 西尾道駅
  • 一時期、尾道鉄道を使った貨物輸送が、現在のイオン尾道店のある場所に建っていた繊維工場との間で行われていた。
  • 跡地は北口駅舎やJR関連施設、駐輪場になっている。
  • 2面2線の対向式ホームであった。

その他[編集]

東尾道 - 尾道間での車窓風景 尾道水道
  • 青春期を尾道で過ごした小説家である林芙美子の記した『放浪記』の一説に、「海が見えた。海が見える。五年振りに見る尾道の海はなつかしい。汽車が尾道の海へさしかかると、煤けた小さい町の屋根が提灯のように拡がって来る・・・」とあり、東尾道側から当駅に向かう時に線路から見える景観が歌われている。また、当駅の駅スタンプには千光寺公園から見た尾道市街の他に、この放浪記の初めの2文を書いた碑が描かれている。
  • 大和田建樹1900年(明治33年)に作詞した『鉄道唱歌』では、「浄土西国千光寺 寺の名たかき尾道の 港を窓の下に見て 汽車の眠もさめにけり」と歌っており、山陽本線では舞子駅付近で海を眺めた後、笠岡駅付近に置いて一瞬だけ出会う以外は山の中を走るため、次第に山の風景が退屈になりかけた所で、目が覚めるほどの景観を持った尾道の港を見る情景が描かれている。
  • 毎年夏に開催されるおのみち住吉花火まつりでは、駅構内が大変混雑するために従来の1番のりばの改札を福山方面行き限定にした上で駅舎西側に三原方面行き専用臨時改札がもうけられ、構内への入場制限が行われる。
  • 過去には駅前再開発に合わせ、駅を橋上化しペデストリアンデッキを設ける計画があった。
  • 1972年尾道駅周辺高架化計画が検討されたものの、技術的問題等が多かったことと、主要幹線道路はすべてアンダーパスであることから保留となった。[3]

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b “せとうちエリア周遊の「新」拠点へ。尾道駅が生まれ変わります!” (日本語) (プレスリリース), 西日本旅客鉄道, (2016年7月20日), http://www.westjr.co.jp/press/article/2016/07/page_8971.html 2016年7月24日閲覧。 
  2. ^ フラワーライナー#おのみちうずしおロマン号」へうずしおロマン号について記載あり
  3. ^ 尾道・三原都市圏交通計画策定調査報告書

外部リンク[編集]