ポーター (鉄道)

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ポーター英語:porter)は、鉄道駅構内で旅客の手荷物等を客に代わり運搬する職業、またはその職業に従事している者を指す。日本では「赤帽(あかぼう)」とも言う。赤帽という言葉は、日本鉄道の駅構内で営業するポーターが赤い帽子を被っていることに由来する。

場合によっては、寝台車内で乗客の手荷物を運搬する係員を指す場合もある。また現代では、鉄道駅のみならず空港ホテルなどで手荷物を運搬する係員または職業を指すことが多い。

基本的な業務内容[編集]

駅構内入口から待合室列車へ、あるいは逆に列車から待合室や駅出入口まで旅客の荷物を運搬する。

履物に地下足袋と思われるものまたは黒の革靴、脛にゲートルを巻き、濃紺の詰襟と思われる上着に赤い帽子を被っていたことから赤帽と呼ばれた。また市販の時刻表には赤帽が配置されている駅が表示されていた。

かつては日本でも他国と同様、全国各地の主要駅に常駐していたが、宅配便の普及などもあって旅客が持つ手荷物の分量が少量化したことで需要が減少したため、現在は日本の鉄道で赤帽が常駐している駅は無くなった。 最後まで赤帽が常駐していたのは岡山駅で、運搬料は大小にかかわらず荷物1個500円であった。

しかし、2012年10月1日ヤマトホールディングス傘下のヤマト運輸株式会社が、JR東日本グループの株式会社鉄道会館が運営する東京駅丸の内駅舎北口ドーム内の「JR EAST Travel Service Center内クローク東京駅丸の内北口店」において、2012年10月1日から業務を開始し、およそ6年ぶりに鉄道駅のポーターが復活することとなった。[1]

日本での歴史[編集]

脚注[編集]

  1. ^ http://www.yamato-hd.co.jp/news/h24/h24_46_01news.html
  2. ^ 朝日新聞 昭和39年9月3日夕刊記事、「国鉄物語(59)赤帽のはじまり」。赤帽をかぶらない荷物運搬夫として誕生した。
  3. ^ 明治29年12月25日付の東京朝日新聞の記事に、山陽鉄道の姫路、岡山、尾道、広島の4停車場に荷運夫を数名ずつ配置し、翌年1月1日より営業を開始、神戸停車場は官設鉄道に委嘱しているためその筋に申請中とある。混雑の中において判断しやすくするため赤色帯を付けた帽子をかぶり、報酬は1人2銭とした。また便利さを理解してもらうまで報酬だけでは生計が成り立たないため、会社から補助を出すこととした。