鹿島サッカースタジアム駅

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鹿島サッカースタジアム駅*
駅入口
駅入口
かしまさっかーすたじあむ
Kashima-Soccer Stadium -
所在地 茨城県鹿嶋市大字神向寺4980
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
鹿島臨海鉄道
電報略号 スタ
駅構造 地上駅
ホーム 1面2線
乗車人員
-統計年度-
447人/日(降車客含まず)
-2015年-
開業年月日 1970年昭和45年)8月20日[1]
乗入路線 3 路線
所属路線 鹿島線(JR東日本)
キロ程 17.4km(香取起点)
鹿島神宮 (3.2km)
所属路線 鹿島臨海鉄道大洗鹿島線
キロ程 53.0km(水戸起点)
荒野台 (2.9km)
(-km) (鹿島神宮)**
所属路線 鹿島臨海鉄道鹿島臨港線
(貨物線)
キロ程 0.0km(当駅起点)
(10.1km) 神栖
備考 共同使用駅(JR東日本の管轄駅)
臨時駅
通常は鹿島臨海鉄道の列車のみ運行
* 1994年に北鹿島駅から改称
** 全列車が鹿島神宮駅まで乗り入れ
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ホーム
ホーム
駅構内(水戸方面から鹿島神宮方面を望む)
駅構内(水戸方面から鹿島神宮方面を望む)

鹿島サッカースタジアム駅(かしまサッカースタジアムえき)は、茨城県鹿嶋市大字神向寺にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)・鹿島臨海鉄道臨時駅[注 1])である。

概要[編集]

JR東日本鹿島線・鹿島臨海鉄道大洗鹿島線の終点かつ、鹿島臨港線の起点となる駅で、JR鹿島線と、鹿島臨海鉄道大洗鹿島線と鹿島臨港線が乗り入れている[注 2]。平常ダイヤではJR鹿島線の旅客列車は乗り入れていない。また、大洗鹿島線のすべての定期列車も当駅に停車せず、通過してJR鹿島線の鹿島神宮駅まで片乗り入れし、鹿島神宮駅を事実上のJRとの接続駅とする。このように、当駅から鹿島神宮駅までは事実上「大洗鹿島線」が運行する営業区間となっているが、同区間はJR東日本の運賃がかかるJR線(鹿島線)区間である。このため、貨物駅(改称前の北鹿島駅)時代も時刻表には「北鹿島は全列車通過します」と表記した上で掲載されており、鹿島神宮経由のJR鹿島線⇔大洗鹿島線の連絡運賃は当駅を連絡駅として計算されている。

当駅は隣接する茨城県立カシマサッカースタジアムで主にJリーグ鹿島アントラーズのホームゲーム等が開催される場合のみ旅客扱いを行う。それ以外の日は旅客営業が行われない(信号扱所、貨物駅の機能のみ)ため、旅客列車は通過あるいは交換のための運転停車のみである。しかし会社境界駅のため、試合開催日以外も当駅発着の乗車券は発売される[注 3]。試合開催日は多くの乗客が利用するため、特に多客が見込まれる場合には、大洗鹿島線車両を使用したJR東日本の臨時増発列車が乗り入れることもある。

JR東日本が管轄する無人駅となっているが、旅客営業日に限り、改札業務や乗車券販売などは鹿島臨海鉄道の社員が行う。隣の鹿島神宮駅からの営業キロは3.2 kmと設定されている。運転士が用いる時刻表などでは、「鹿島スタ」と略して表示される。

歴史[編集]

鹿島臨海工業地帯で生産される貨物輸送を目的に、鹿島臨海鉄道臨港線から日本国有鉄道(国鉄)へ乗り入れる旧国鉄鹿島線の貨物駅「北鹿島駅」として1970年(昭和45年)に開業したのが始まりである[2]。1993年(平成5年)に日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)人気の高まりから観戦するファンの利便性を向上させるために、JR東日本千葉支社が、茨城県立カシマサッカースタジアム至近で旅客営業が無かった同駅に、鹿島アントラーズホームゲームを観戦するファンの利用が見込まれることから、鹿島町(現鹿嶋市)が予算を拠出して総工費約3億8000万円をかけて旅客用ホームを新設し、翌1994年(平成6年)3月12日から乗降駅として試合開催日に限定して旅客ホームに臨時列車を停車させて供用を開始した[2][3]。同年3月10日に「鹿島サッカースタジアム駅」と改称して完成した同駅の開業式では、「マリンライナーはまなす」を初停車車両として迎え、地元関係者が見守るなかで行われた[2]

年表[編集]

  • 1970年昭和45年)
    • 7月21日 - 鹿島臨海鉄道鹿島臨港線の北鹿島駅(きたかしまえき)として開設。当駅から奥野谷浜駅まで開業。貨物のみ取扱い。
    • 11月12日 - 日本国有鉄道鹿島線鹿島神宮 - 当駅間(貨物線)が開業[1]
  • 1978年(昭和53年)7月25日 - 鹿島臨海鉄道鹿島臨港線に旅客列車設定[1]。当駅は通過扱いだが、名目上旅客扱い開始[1]。当駅でスイッチバックして鹿島神宮駅まで乗り入れる[4]
  • 1983年(昭和58年)12月1日 - 鹿島臨海鉄道鹿島臨港線の旅客列車廃止[1]。旅客扱い廃止[1]
  • 1985年(昭和60年)3月14日 - 鹿島臨海鉄道大洗鹿島線水戸 - 当駅間53.0km開業[1]。名目上旅客扱い再開[1]
  • 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化に伴い、鹿島線の駅はJR東日本に継承[1]
  • 1991年平成3年)
    • 2月14日 - 同駅近郊に建設される茨城県立サッカースタジアム(カシマスタジアム)を本拠地にした住友金属のサッカーチーム(後の鹿島アントラーズ)がプロサッカーリーグに1993年度から参加することが決まる。[5]
    • 3月22日 - 鹿島町長からJR東日本千葉支社に「県立サッカースタジアム建設に伴う交通体系の整備に関する要望」が提出[5]
    • 4月16日 - 鹿島町長から鹿島臨海鉄道に同名の要望が提出[5]
    • 11月8日 - JR東日本千葉支社・JR貨物関東支社・鹿島臨海鉄道・茨城県・鹿島町による第1回関係者会議が開催[5]
  • 1993年(平成5年)
    • 3月 - 各者間の協議がまとまり、1994年からの旅客営業開始で合意[5]
    • 5月15日 - 同駅での旅客設備新設工事が着工[3][5]
    • 5月16日 - カシマスタジアムで最初のJリーグ公式戦を開催。同年内の観客輸送は鹿島神宮駅と鹿島大野駅からのバス輸送で対応[5]
  • 1994年(平成6年)3月12日 - 鹿島サッカースタジアム駅に改称[1]。試合開催日のみ臨時駅として旅客営業開始[1][2][5]
  • 2002年(平成14年)6月2日 - カシマサッカースタジアムで2002 FIFAワールドカップを開催。臨時列車が鹿島神宮駅や水戸駅と同駅との間で運転。
    • 当初はJRの臨時列車が東京駅と同駅の間を直通運転する予定だったが、前年の明石花火大会歩道橋事故を受け、設備が小規模な同駅に観客が集中することでの事故発生を防止するという理由で中止され、鹿島神宮駅での乗換となる。
  • 2005年(平成17年)10月16日 - 大洗鹿島線開業20周年を記念し、国土交通省の特別な許可を得た上で、通常は旅客輸送を行わない鹿島臨港線で、当駅から神栖駅まで鹿島臨海鉄道の6000形気動車2両編成を使用し旅客営業が3往復行われる[4]。旅客営業は当日限定のため、雨天にもかかわらず大盛況に。
  • 2006年(平成18年)7月15日 - 2006JOMOオールスターサッカーをカシマサッカースタジアムにて開催。その際、JR東日本の臨時列車が初めて乗り入れた。
  • 2009年(平成21年)3月14日 - 東京近郊区間に編入される。ただし、Suicaエリア外となる。

駅構造[編集]

島式ホーム1面2線を有する地上駅。臨時列車が停車する旅客ホームは、幅5メートル、長さ100メートルあり、5両編成までの列車に対応可能な構造を持つ[3]。屋根はカシマサッカースタジアムを意識したデザインを採用する[2]

鹿島線の留置線、貨物用(鹿島臨港線、大洗鹿島線との授受)の側線、機関車の留置線を有する。ここで機関車の付け替えが行われている。

駅構内は一部を除き[注 4]直流1500Vで電化されており、定期貨物列車として日本貨物鉄道(JR貨物)新鶴見機関区所属のEF65形電気機関車が乗り入れるほか、鹿島線209系電車が夜間留置のため乗り入れる。前記したが、サッカー試合開催時にはJR東日本の電車が営業運転で乗り入れることもあり、ホームには5両編成の特急電車用停止位置目標も用意されている。

同駅の跨線橋は歩行者専用の市道となっており、試合開催日には駅の利用者と線路を挟んだ向かい側に点在する民間駐車場からスタジアムまで行く観客との共用である。

のりば[編集]

番線 路線 方向 行先
1 大洗鹿島線 新鉾田大洗水戸方面
2 大洗鹿島線 鹿島神宮方面
鹿島線 鹿島神宮潮来佐原滑河成田佐倉千葉方面 臨時列車運転時
運転番線 営業番線 ホーム 鹿島神宮方面着発 神栖方面着発 大洗方面着発 引上げ線着発 備考
1 ホームなし 到着・出発可 不可 不可
2 ホームなし 到着・出発可 不可 不可
3 1 5両分 到着・出発可 到着・出発可 出発可 入出区可 下り主本線
4 2 5両分 到着・出発可 到着・出発可 到着可 入出区可 上り主本線
5 ホームなし 到着・出発可 到着・出発可 不可 入出区可
6 ホームなし 不可 不可 不可 入出区可 留置線
  • 主本線を発着する場合は通過が可能。ただし神栖方面は不可。
  • 神栖寄りに機関車用の引き上げ線が1本ある。
  • 運転1・2番線は鹿島線電車の夜間滞泊に使用される。
  • 運転3 - 5番線は貨物列車の機関車付け替えや機関車の留置のほか、大洗鹿島線気動車の夜間滞泊に使用されることがある。
  • 運転3 - 6番線は貨物列車の留置に対応するため、線路有効長はかなり長い。
  • 運転3番線 - 神栖方、運転3番線 - 引上げ線で使用する渡り線(運転3 - 4番線間)には架線がない。

(参考資料:『JR東日本全線【決定版】鉄道地図帳 第4巻 水戸・千葉支社管内編』 学研、2010年3月)

利用状況[編集]

2015年度の1日平均乗車人員は447人である[注 5]

年度 一日平均乗車人員
2000 634
2001 614
2002 596
[2003 607
2004 571
2005 511
2006 478
2007 496
2008 511
2009 492
2010 468
2011 354
2012 428
2013 446
2014 464
2015 447

駅周辺[編集]

東側[編集]

西側[編集]

  • カシマサッカースタジアム民間駐車場(試合開催日のみ)

バス路線[編集]

隣接するカシマサッカースタジアムから東京駅行の高速バスかしま号」が運行され、サッカー開催日には鹿島神宮駅行のシャトルバス(関東鉄道)と東京駅行きの直行便も運行される。

乗り場 系統 主要経由地 行先 運行事業者
駅入口 中央線 鹿島神宮駅チェリオ勤労文化会館前・クラブハウス 高松緑地公園 鹿嶋コミュニティバス(池田交通)
大野出張所前 鹿島灘駅
カシマサッカースタジアム 高速バス「かしま号 (国道51号バイパス) 東京駅日本橋口 関東鉄道JRバス関東京成バス
カシマサッカースタジアム
(駅北側駐車場)
高速バス
「カシマサッカースタジアム号」
(座席指定制)
(直行便) 東京駅日本橋口 関東鉄道、JRバス関東、京成バス
(サッカー試合開催日のみ運行)
カシマサッカースタジアム
(運動公園前のりば)
臨時シャトルバス 鹿嶋宮中 鹿島神宮駅 関東鉄道
(サッカー試合開催日のみ運行)

隣の駅[編集]

東日本旅客鉄道
鹿島線
鹿島神宮駅 - 鹿島サッカースタジアム駅
鹿島臨海鉄道
大洗鹿島線
荒野台駅 - 鹿島サッカースタジアム駅 - 鹿島神宮駅(鹿島線)
鹿島臨港線(貨物線)
鹿島サッカースタジアム駅 - 神栖駅

脚注[編集]

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注釈[編集]

  1. ^ 信号所、貨物駅としては常設。そのため、『JR時刻表』および『JTB時刻表』には臨時駅の表記がない。
  2. ^ ただし、鹿島臨港線は貨物列車の運行のみで旅客営業は行っていない。
  3. ^ 一例としては、「青春18きっぷ」などJR全線利用可能な特別企画乗車券に接続する大洗鹿島線区間のみの乗車券。
  4. ^ 電車や電気機関車が通過しない1番線から神栖方面への渡り線や、最も東側の留置線から繋がる短い側線など、一部箇所は非電化。
  5. ^ 降車客は含まない。JR東日本調べ。

出典[編集]

  1. ^ a b c d e f g h i j k 曽根悟(監修) 『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』26号 総武本線・成田線・鹿島線・東金線、朝日新聞出版分冊百科編集部(編集)、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010年1月17日、24-25頁。
  2. ^ a b c d e 「鹿島 開幕へ高まる熱気 『スタジアム駅』開業」『茨城新聞』1994年3月11日付日刊、21面〈社会〉。
  3. ^ a b c 「来年3月完成へ 北鹿島駅 旅客ホームを新設」『茨城新聞』1993年5月15日付日刊、16面〈地域〉。
  4. ^ a b 曽根悟(監修) 『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 公営鉄道・私鉄』15号 銚子電気鉄道・小湊鐵道・いすみ鉄道・鹿島臨海鉄道・ひたちなか海浜鉄道、朝日新聞出版分冊百科編集部(編集)、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2011年6月26日、24-25頁。
  5. ^ a b c d e f g h 出典:『鹿島臨海鉄道三十年史』、2003、55-57p。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]