いい日旅立ち

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いい日旅立ち
山口百恵シングル
収録アルバム 曼珠沙華
B面 スキャンダル(愛の日々)
リリース 1978年11月21日
ジャンル J-POP
時間 4分16秒
レーベル CBSソニー
作詞・作曲 谷村新司
チャート最高順位
山口百恵 シングル 年表
絶体絶命
(1978年)
いい日旅立ち
(1978年)
美・サイレント
1979年
収録アルバム曼珠沙華
いい日旅立ち
(1)
シュールド・フェロー (Shrewd Fellow)
(2)
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いい日旅立ち」(いいひたびだち)は1978年11月にリリースされた山口百恵の24枚目のシングルおよび、この楽曲を使った日本国有鉄道(国鉄)による旅行誘致キャンペーンキャッチコピー

シングルの概要[編集]

当時山口は阿木燿子宇崎竜童のコンビによる楽曲が多かった中で、本作は谷村新司を楽曲製作者に迎えて作られた。累計売上は100万枚[2]を記録し、累計では山口にとって最大のヒット曲となった(ただしオリコンの集計では53.6万枚で横須賀ストーリーに次ぐ2番目となっている)。2005年NHKが実施した「スキウタ〜紅白みんなでアンケート〜」では紅組10位にランクインされたほか、2007年には日本の歌百選に選ばれている。

レコードジャケットと裏の歌詞部分の「スキャンダル(愛の日々)」については、TBS系TVドラマ『スキャンダル』テーマと表記されている(これは当初、『人はそれをスキャンダルという』が『スキャンダル』という題であったため)。

楽曲のタイトルから結婚式等の祝いの席や、卒業式等の旅立ちの席で歌われることも多いが、谷村自身「歌詞をよく見て下さい。この唄は決してそんな祝いの席に歌うような、いい意味の曲ではありません」と言っている。

収録曲[編集]

  1. いい日旅立ち (4分16秒)
  2. スキャンダル(愛の日々) (4分05秒)

国鉄の旅行誘致キャンペーン[編集]

1970年9月13日日本万国博覧会(大阪万博)が終了した後、同年10月1日から、国鉄は万博に備え製造された車両の有効活用を考え「DISCOVER JAPAN(美しい日本と私)」と称した旅行誘致キャンペーンを開始し、それに対応した駅スタンプを各駅に設置するなどしたが不調であった。そのため、国鉄は心機一転を図って「一枚のキップから」を1978年11月2日で終了し、代わって同年11月3日から「いい日旅立ち」キャンペーンを開始した。企画したのは、当時電通に所属し「DISCOVER JAPAN」も手掛けた藤岡和賀夫[3]

キャンペーンソングを山口百恵が歌ったこともあって成功し、1984年2月1日に「エキゾチック ジャパン」キャンペーンが開始されるまで5年3カ月続いた。このキャンペーンのロゴマークには「DISCOVER JAPAN 2」と併記された。

山口百恵が「いい日旅立ち」(国鉄のキャンペーンソングともなる)をリリースする際、日本旅行(国鉄の指定券発券システムを使用)と日立製作所(国鉄の車両を製造)がスポンサーになった。タイトルに「いい日旅立ち」「いいち」とそれぞれの会社の名前が入っている。[要出典]

楽曲に関するエピソード[編集]

  • 1986年1月25日には谷村自身によるセルフカバーがシングル「祇園祭」のB面に収録された。
  • 2003年に、国鉄の路線を承継した西日本旅客鉄道(JR西日本)の旅行誘致キャンペーン「DISCOVER WEST」のテーマソングとしてリメイクされている。原曲の歌詞の内容が北への旅路をうたったものであることから、JR西日本の営業地域に合うよう西への旅路を想起させるような新たな歌詞が与えられ、鬼束ちひろによる歌唱により「いい日旅立ち・西へ」としてリリースされている。東海道・山陽新幹線北陸新幹線を走るJR西日本所属車両も、車内チャイムにこの曲を使用している。
  • 2006年10月に公開された映画『旅の贈りもの 0:00発』の主題歌として使用されており、この作品では百恵を敬愛する中森明菜が歌った。
  • 2008年にはソフトバンクモバイルコマーシャルソングとして再度谷村のセルフカバーによる音源が使用された。CMは旅情的な雰囲気を前面に出して瀬戸内海地域の映像を多く使用するなど、意図的にJR西日本の「DISCOVER WEST」のCMを連想させるような構成となっている。一部では、歌手本人の苗字がつく駅でもこの曲が流れていた。同年3月5日にシングルリリースされている。
  • 国鉄のキャンペーンソングに採用されたことから、1970年代の国鉄時代のシンボル的楽曲の1つとして認識されることも多く、現在でも、JRなどでリバイバル列車が運行されたり、さよなら列車が運行されると、その列車の発車時に流れることも多い。2015年まで運行されていた寝台特急「トワイライトエクスプレス」(廃止)では、大阪と札幌の発着時に車内でこの曲が流れていた(発車時に1番、到着時に2番。後に、どちらもインストルメンタルバージョンに変わった)。このメロディの乗車記念オルゴールも車内販売されていた。
  • 1984年2月15日放送の『特捜最前線』第351話「津上刑事の遺言!」においては、挿入歌として使用された。これは350回記念作品の第2弾で、「殉職した津上刑事の遣り残した事件を解決する」という内容であり、離職していた高杉(演:西田敏行)、滝(演:櫻木健一)及び死亡している津上(演:荒木しげる)がゲスト出演し、過去のレギュラー刑事が一同に介するイベント編であった(西田は特別出演)。
  • 2015年3月31日放送の『UTAGE! 春の祭典! 2時間SP』(TBSテレビ)では、谷村が山口百恵の長男である三浦祐太朗と共演、「いい日旅立ち」を披露した。三浦祐太朗が母親である山口百恵の楽曲をテレビで歌唱するのは初めてであったという[4]

品番[編集]

関連作品(山口百恵)[編集]

カバーしたアーティスト[編集]

鬼束ちひろのカバーについては「いい日旅立ち・西へ」の項を参照。

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b 角川インタラクティブ・メディア「別冊ザ・テレビジョン ザ・ベストテン 〜蘇る! 80'sポップスHITヒストリー〜」P53,56
  2. ^ 紙面復刻: 1995年7月15日 (この道 500人の証言187・山口百恵その3)、nikkansports.com、2010年3月30日6時55分。
  3. ^ “藤岡和賀夫さん死去 「モーレツからビューティフルへ”. 朝日新聞. (2015年7月21日). http://www.asahi.com/articles/ASH7P64GYH7PUCLV012.html 2015年8月9日閲覧。 
  4. ^ “山口百恵の名曲「いい日旅立ち」、長男・三浦祐太朗が谷村新司と夢のコラボで初披露”. RBB TODAY. (2015年4月1日). http://www.rbbtoday.com/article/2015/04/01/130030.html 2015年8月9日閲覧。 
  5. ^ 宝塚OGによるカバーアルバム第2弾発売決定 昭和の歌謡名曲が男役歴代トップスター達によって蘇る”. Billboard Japan. 2015年4月23日閲覧。