仮面ライダーキバの登場人物

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
仮面ライダーシリーズ > 仮面ライダーキバ > 仮面ライダーキバの登場人物

仮面ライダーキバの登場人物(かめんライダーきばのとうじょうじんぶつ)では、特撮テレビドラマ仮面ライダーキバ』、およびその関連作品に登場するキャラクターについて記述する。

現代編(2008年)の登場人物[編集]

紅 渡(くれない わたる) / 仮面ライダーキバ
演 / 声 - 瀬戸康史
20歳。主人公。演奏家の間では隠れた凄腕と称されるバイオリン職人で、父の音也の遺した名器「ブラッディ・ローズ」を超えるバイオリンを作るために試行錯誤を繰り返している。音也のことは知らないが、母(真夜)からは「心清く誠実な人間だった」と聞かされて育ち、憧れの念を抱いている。
気弱で人見知りが激しく、普段は洋館に引きこもっているため、仕事は静香が斡旋するという形で成り立っている。不審な行動をとることも多く、近隣の住民からは「お化け太郎」と呼ばれ変人扱いされている。人と接する機会が少なかったためか感情の起伏が激しく、深央に失恋したことを「そのおかげで成長できる」と前向きにとらえて上機嫌になったり、逆に心が傷つくと直ぐに塞ぎこんでしまう。また相手への気を使った発言が、逆に裏目に出ることもある。
音也と真夜の間に生まれた人間とファンガイアのハーフで、真夜から「黄金のキバ」の鎧とキャッスルドランを授かっている。高い潜在能力に加え「人の心の音楽」を聞き取って居場所を突き止めるなど、超人的な力を秘めているが、渡自身はそれが特殊な力であることを認識しておらず、戦いも「ブラッディローズ」に音也が込めた祈りに従って本能的に行っていただけで、何故自分がファンガイアと戦うのかは本人も解っていなかった。だが、外の世界と関わることでその厳しさに晒されつつも、戦いや恵、名護たちとの交流を通して人間的に少しずつ成長、後に「人の音楽を守りたい」という音也の思いと自分自身の望みを自覚、確固たる信念のもとに戦いに身を投じることとなる。
当初は自分の出自を知らなかったが、後に太牙から母と自分の正体について聞かされ、その立場から両種族の共存を望み、青空の会のメンバーに事実を告白する。一時は敵視されるも、嶋が考え直したことにより会の正式な協力者となったが、愛する深央を殺した(と思い込んだ)事で再び絶望してしまう。それを案じた次狼の手で過去へ飛ばされたことで音也と邂逅、文字通り命を削って戦う彼と共闘することで精神的に大きな成長を遂げた。その後は生身でもファンガイアを撃退させるなど、身体能力も大幅に向上している模様。
現代へ帰還直後、突然性格が豹変し、新たなキングを名乗る。しかし、それは本来のキングである太牙の命を狙うビショップや、キングの座を欲するファンガイアの一団から守るための芝居であった。
最終話でその真相を嶋から聞かされた太牙と和解した直後、ビショップの最後の力によって復活した再生バットファンガイアに襲撃されるが、太牙と力を合わせこれを撃退し兄弟の仲を修復して、人類とファンガイアとの共存に向けた新しい未来への第一歩を歩み出させることに成功した。
『クライマックス刑事』では、バイオリン製作の為のニスを探していた所を良太郎達に遭遇、持っていたニスの異常な臭いで良太郎や鈴木一哉にネガタロス軍団(仮)の一味と勘違いされてしまうが、モモタロスとウラタロスの乱入によって、誤解が解けた。ネガタロス軍団(仮)のアジトに関する情報を良太郎達に教え、その後ファンガイア軍団の存在を感知し、ネガ電王に苦戦する電王達の前にキバに変身して現れた。
仮面ライダーディケイド』では、本作(『キバ』本編)より数年後の渡が登場[1]しており、性格も少し大人びている。第1話で門矢士に旅を始めさせ、最終話ではその旅の結果が自身の思惑に違ったため、士を倒そうとした。『W&ディケイド』の『ディケイド 完結編』では、士の使命「“破壊”による世界の“再生”」について語り、使命を完遂したディケイドにはもう歩むべき“物語”が存在しないという事実を夏海たちに告げる。
M渡
『クライマックス刑事』において、仮面ライダー電王に協力するイマジン1体、モモタロスに憑依された状態。
名護 啓介(なご けいすけ) / 仮面ライダーイクサ(現代編)
演 / 声 - 加藤慶祐
22歳。「素晴らしき青空の会」のメンバーで、ファンガイアに限らず世界中の犯罪者を追って懸賞金を稼いでいるバウンティ・ハンター。得た賞金は全額恵まれない子供たちに寄付し、そのかわりに捕まえた賞金首の衣服から必ずボタンを取って保存する。「……なさい」が口癖で変身時の台詞は「その命、神に返しなさい!」。
自分が「罪」とみなした存在を決して許さず立ち向かう正義感の持ち主だが、その「罪」の基準は非常に主観的であり、どんな些細な間違いであろうと故意・過失関係なく否定する。その信念から議員だった父ですら、わずかな書類上のミスを汚職として告発して自殺に追い込んだ過去があり、その際の父との衝突がボタンを収集する行動につながっている。
一見すると強く高潔な人物であり、渡や襟立からも「師匠」と慕われたほどだが、その実「弱い者の上に立って気持ちよくなりたいだけ」と恵に指摘されるように、非常に慇懃無礼な面があり、自分より弱いと見た者は見下しがち。他者の価値観を決して認めず、己の正義と力こそが絶対と信じ、それを崩されると極端に取り乱す悪癖があり、渡からも一時期距離を置かれていた。また、生真面目すぎる性格ゆえに酒や音楽などの娯楽物を毛嫌いしており、やや世間の常識からずれた行動をすることもあり、恋愛経験もなかった[2]。しかし青空の会存続の危機に陥った際次狼によって1986年に連れて行かれ、過去で出会った音也に感化されたことで心に余裕ができ、段々と温厚でノリのいい性格になっていき、渡の家の風呂に勝手に上がりこんでくるなど音也を思わせる図々しさ(本人曰く「遊び心」)を見せたり、自分から一時的とはいえイクサの装着権を奪った襟立や、ファンガイアにされてしまった嶋に対してもその身を案じるなど、他者にも目を向けるようになっていった。
当初はキバを「人類の敵」と考え、激しい敵対心から卑怯な手を使っても倒そうと画策していたが、上記の心境の変化から、渡がキバであることやその出自を知った時も「彼ならば人類の敵になる心配はない」と渡を信じることを選択し、共に戦うこととなる。その後、嶋の意思を継ぎ「青空の会」を理想の組織にしようとしていたが、ビショップから恵を庇った際の傷により、視力低下の兆候が表れはじめる。しかし、恵のサポートによりビショップを撃破すると、それが回復。恵の優しさに触れて結ばれる。
戦国MOVIE大合戦』では彼にそっくりなキバ軍武将が登場している。
麻生 恵(あそう めぐみ) / 仮面ライダーイクサ(現代編)
演 - 柳沢なな
1987年12月29日生まれ(山羊座)の21歳。血液型はAB型。身長165cm、スリーサイズは上から84、58、88。ファンガイアハンター組織「素晴らしき青空の会」の一員で、普段はモデルをしているが、定食屋の定食を好む。ファンガイアバスターという小型のボウガン形の暗器を武器に使う。
社交的かつ勝ち気な性格で、内に篭もりがちな渡を見咎め社会に出るようしばしば叱咤する。渡に関しては当初はお姉さん的態度を取り、「君」と呼ぶが、その後は普通に「渡君」と話している。母のゆりを尊敬し、ハンターとして彼女の遺志を継ごうと努力を重ねており、その思いから自分の正義のために自分の親を平然と死に追いやった名護を快く思っていない(ただし実力は評価している)。そのため渡があれこれ世話を焼こうとする自分よりも名護を頼るようになった時は、憮然としてしまったこともある。実家は呉服屋で光秀という弟がおり、本来は彼がゆりの後を継ぎハンターになるはずだったが、戦う意思のなかった弟に代わりハンターになった。それゆえ、「母の後を継ぐ」という戦士としての意識は非常に強く、イクサシステムの着用を望んでおり、ルーク戦でイクサに変身し、ルークを撃破した。
終盤、視力低下により戦意喪失した名護を説得しリハビリさせる。そして名護の必死な姿を再認識。ビショップとの死闘の末結ばれ、その後結婚する。
野村 静香(のむら しずか)
演 - 小池里奈
14歳。渡にバイオリンを習うため彼の住む洋館に出入りする中学生。誰に対してもはっきりと物を言うしっかり者。「渡のお母さん」を名乗り、あまりにも社交性のない渡を社会に溶け込ませようと、バイオリン職人としての仕事を斡旋するなど積極的に世話を焼いている。渡を思いやるあまりに少々過保護な面があり、それを恵に指摘されたときには涙ぐむなど、素顔は歳相応の少女である。また、かなり嫉妬深い。キバやファンガイアのことは知らないが、キバットの存在は認知しており、突如現れたタツロットもあっさり受け入れている。
実はドラムが得意という隠れた一面を持っており、渡と共々襟立のバンド「イケメンズ」に加入した時はドラマーとして襟立にも太鼓判を押されたことがある。
『クライマックス刑事』では、渡と共に公園に埋めたニスを探していた。モモタロスに憑依された渡を見て、いつもの彼じゃない一面に驚愕した。
襟立 健吾(えりたて けんご) / 仮面ライダーイクサ(現代編)
演 - 熊井幸平
21歳。メジャーデビューし「音楽で人をジンジンさせる」ことを夢見るロックンローラー関西弁(但し出身は東京で、関西弁はシャイな自分の素の性格を隠すために身につけたもの)で、得意料理はお好み焼き。バンド「イケメンズ」を結成しひたすら夢を追い続けていたが、その強引さに愛想を尽かした他のバンドメンバーに逃げられて困っていた。後にロックに興味を持った渡と出会い、意気投合して親友になる。ちなみにパートはギタリスト(「イケメンズ」加入時には渡をベース担当にした)。
考えるより先にその場の感情で動いてしまうタイプで、それにより強引かつ自己中心的な言動も多い。しかし興奮がおさまれば思慮分別をわきまえた行動が必ずでき、その実は気のいい好漢である。また音楽に賭ける情熱は渡にも引けを取らないほど強く、それ故にジャンルこそ違うが渡の腕や夢についても高い評価をしている。
自分が良いと思ったものを何でもロックにこじつけて解釈する癖があり、キバや名護=イクサに命を救われたことで彼らを勝手に崇拝し、名護に強引に弟子入りする。その縁から「素晴らしき青空の会」の暫定メンバーとなったが、シケーダファンガイアとの戦いによる負傷でギターを弾けなくなり、それを隠そうとした渡や自分に関心を示さず突き放した名護とも絶交してしまう。
絶望し泣き崩れていたところを嶋に拾われ、戦士としての訓練を受け名護以上の戦闘能力を獲得。髪型を変えて正式な青空の会のメンバーとなったが、その性格は以前とはうってかわって、渡や名護に対し、罵倒したり暴力を振るうなど排他的かつ好戦的となってしまう。口調も冷徹で、標準語になっている。後に名護に代わって一時的にイクサの装着者となったが、自制心が欠如していた点から見限られてしまう。実は自分にはギターの才能が無いと感じていたらしく、怪我を口実に出来た事を喜んだ上で戦士になっていたらしい。それにより自分が間違っていた事を知り、ビショップに苦戦していた名護を救出した後、渡に今までの行いを謝罪して友情を取り戻し、素直に名護へイクサの装着権を返した。
その後は名護達と共に渡の助命を嶋に懇願したり、再び関西弁を使うようになるなど、すっかり元の性格に戻ったが、髪型だけは結局気に入ったのか以後もそのままにしている。
イクサの装着権を名護に返してからは、嶋の秘書(雑用係)的な仕事をしつつ、もう一度ギターを弾くためにリハビリを続けており、終盤ではだいぶ回復しつつある。
キバットバットIII世(キバットバットさんせい)
  • 翼端長:28cm(翼展開時) / 体重:820g / パンチ力:0.1t / 握力(足):0.5t / キック力:0.1t / 飛行速度:時速70km
  • 声 - 杉田智和
キバット族の名門・キバットバット家の三代目を名乗るコウモリのモンスター。通称キバット。基本カラーは金。渡に噛みつくことでキバに変身する力を与える。普段はバイオリン型の巣箱の中に居る。「キバっていくぜ!」が決め台詞。
人の頭程度のサイズだが、アームズモンスターには「闇の盟約」を結ばせて封じ込め、巨大なドラン族モンスターを封印の呪術で使役するなどその力は未知数。戦闘時にはアームズモンスターや渡自身の活性化した魔皇力の暴走を防ぐため、キバットベルトから魔皇力の制御を行う役割を果たす。また猛スピードと鋭い爪を活かして白兵戦もこなし、時にはベルトから離れて自らファンガイアに戦いを挑む。さらにフエッスルを吹き鳴らしたり武器に噛みついたりするなど、キバの戦闘においてはなくてはならない存在。
気取り屋だが悪い性格ではなく、基本的に軽妙な語り口で場を和ませる。渡にとっては全く気兼ねせず自由に会話ができる数少ない相手であり、主に風呂場でしばしば話し込んでいる。ヨーロッパの芸術文化に詳しく、毎回アバンタイトルのナレーションで薀蓄を披露している。本人は特に「描く肖像画の首が長くて噛み易そう」という理由でアメデオ・モディリアーニの絵を好む。また、時にアニメの人物や著名人のセリフを引用することもある。モンスターには珍しく人間に対しては世話好きであり、渡や静香とも仲が良く恵のことも「モディリアーニのお姉ちゃん」として好んでいるが、本来ファンガイアに仕えるキバットバット家が、人間の味方をしている理由は不明で、渡ともいつ知り合ったかは不明。
『クライマックス刑事』では、ネガ電王の攻撃に苦戦する電王を助ける為に、ネガ電王に体当たりした。
同時上映された短編『モモタロスのキバっていくぜ!』では読み手を務めていたが、ことあるごとにモモタロス達に邪魔され、遂にキレてモモタロスの頭に噛み付き、適応できない身体に無理やり魔皇力を注入した。
魔皇竜タツロット(まおうりゅうタツロット)
  • 全長:25cm / 全幅:11cm / 体重:650g / 飛行速度:時速280km
  • 声 - 石田彰
小型のドラン族モンスター「ゴルディ・ワイバーン」をベースにした、黄金色のの改造モンスター。キバの鎧を拘束する全ての封印の鎖・カテナを解き放ち、キバをエンペラーフォームへとファイナルウェイクアップ(究極覚醒)させる禁断のキーとしての役割を果たす。キャッスルドランの中で眠っていたが、キバの適格者である渡の感情の高ぶりに呼応して覚醒。その後はキバットとともに紅家に居候している。タツロットフエッスルによって召喚することができるが、タツロット本人の意思で勝手に出てくることが多い。よってアームズモンスターと違いキバとキバットがフエッスルを吹けない状況でも駆けつける事が出来る。「びゅんびゅーん!」または「テンション、フォルテッシモ!」が決め台詞。
戦闘時はエンペラーフォームとなったキバの左腕に出現した真紅の止まり木・パワールーストに止まっているが、尾部のアームズコネクターによって武器形態のアームズモンスターにコネクトすることも可能。背中には特殊な回転盤・インペリアルスロットが装備されており、キバが頭部の角・ホーントリガーを引くことでスロットを回転、出現した図柄によってキバやモンスターアームズのいずれかに増幅魔皇力を注入し、強化必殺技のフィーバー技を発動させることが可能。また、口内にある銃口・マウスマズルからは、7000℃の高熱火炎や増幅魔皇力によるエネルギー弾を発射する。登場時には、キバットを遥かに凌ぐ高速で飛翔し、両翼のタツロットウイングで敵を切りつける技であるタツロットカッターによってキバをサポートする。
他者に対しては常に丁寧語で話すが、常にやたらとハイテンションなお調子者。キバット同様人間に対しても好意的で、渡とはキバットと共に風呂場でしばしば話し込むようになる。
タツロットのスロット音声は後にガンバライドで流用されている。

過去編(1986年)の登場人物[編集]

紅 音也(くれない おとや) / 仮面ライダーイクサ(過去編)/ 仮面ライダーダークキバ(過去編)
演 - 武田航平
23歳。1963年10月8日生まれ。過去編の主人公で渡の父。音楽と女性をこよなく愛するバイオリニスト。性格はキザかつ底抜けの自信家だが、そのバイオリンの腕は天才的で、聴く者全ての心を奪う。かなりの女好きで女性を見れば見境なく声をかける。さらに毎晩豪遊しては自分の演奏を聞かせて代金を踏み倒すという、非常にデタラメな私生活を送っており、他人に迷惑をかけてもどこ吹く風、己の欲望のままに生きている奔放かついい加減な男。しかし本気で惚れた女や音楽に対しては真摯であり、「人の心は音楽を奏でている」と語り、音楽を冒瀆する者には激しい怒りを見せる。またファンガイアに遭遇しても、大切なものの為ならば全くひるまず立ち向かう強い心も持つ。また、全編通して男への対応は女性に比べて大分いい加減なところがあるが、短いながら濃い付き合いのある次狼は悪友のように感じていた模様。実際、目の前で彼がキングに封印された際は、押し留める真夜を突き飛ばし単身向かっていった。また、過去に飛んできた渡にも実子であると分かってからは彼なりに「親」として接していた。なお、糸コンニャクと自分にたてつく男が嫌いでコーヒーが苦手。カナヅチ。
偶然遭遇したゆりに惚れ、しつこくつきまとって口説くが全く相手にされなかった。そんな中、ファンガイアや「素晴らしき青空の会」の存在を知り、ゆりの傍にいたいがために青空の会への入会を希望するも失敗。ある日、入会に成功した次狼の正体と野望を知り、ゆりを守るために単身戦いを挑む。彼の優しさは遂にゆりの心を開くことに成功し、ゆりの心が離れたことで彼女の前から去った次狼に替わって「素晴らしき青空の会」のイクサ装着者となる。また、次狼ともルークとの戦いで強い友情で結ばれるようになる。
ゆりと同棲生活を送るようになるが、後に出会った真夜と深く愛し合うようになり、共に最高のバイオリン「ブラッディ・ローズ」を作製。しかしそれに憤ったキングに命を狙われることとなり、キャッスルドランに幽閉されライフエナジーを吸い尽くされそうになるが、真夜とゆりによって救われる。その後、ゆりに別れを告げられキングから次狼や真夜・太牙親子を救うために戦う。そしてキバットバットII世の力を借りダークキバに変身し、それによってライフエナジーを失いながらも強靭な精神力で命を繋ぎ、時空を超えて現れた渡とともに戦い抜き辛くも勝利を収める。その後真夜との間に渡をもうけ、ゆりの前にあらわれ、「お前は笑顔が一番似合う」と遺言のような言葉を残し、次狼らに渡を守るように託した後、真夜の膝の上で眠るように息を引き取った(死亡直前に次狼らに会った段階で、すでに幽霊の様な演出がなされている)。
その性格上、彼によって人生を狂わされた人間もいれば改心するファンガイアもいるなど、良し悪しは別としてその存在が周囲の人物に何らかの影響を与えている。これらは連鎖的に22年後の自分の息子の渡へと伝わり、彼の成長の要因となっている。
一度現代において渡の体に音也の魂が憑依したことがあったが、過去でキングとの戦いの際、渡と出会っているにもかかわらず、憑依している渡を知らなかったりといったタイムパラドックスが存在する。
『クライマックス刑事』では、22年前の世界で一馬から聞き込みを受けていた。
『仮面ライダーディケイド』の第20・21話では「ネガの世界」の管理者という別の世界の音也がダークキバに変身。性格は変わらないが、ダークライダーと呼ばれる悪の仮面ライダー達を統率する本当の極悪人として登場する。
麻生 ゆり(あそう ゆり) / 仮面ライダーイクサ(過去編)
演 - 高橋優
20歳。後に恵の母となる。「素晴らしき青空の会」に所属するファンガイアハンターであり、普段は「カフェ・マル・ダムール」のウェイトレスをしている。生身でありながらファンガイアに果敢に挑み、イクサ完成以前は対ファンガイア最強の戦士でサーベル状の暗器・ファンガイアスレイヤーを武器に戦う。イクサシステムの開発者であった母の茜をルークに殺されており、それによりイクサを装着してのファンガイア討伐を強く望むも、イクサのロールアウト後はシステムの副作用から装着者には選ばれなかった。男勝りな口調で職務に対しては非常にストイックだが、心やさしい女性。生後数ヶ月のブルマンにすら近づけないほどの犬嫌いだったが、終盤で克服。またルークの事になると冷静さを失い、周りが見えなくなることがある。
音也とは対照的に、自分の弾いたバイオリンが下手であることにも気づかないなど音楽に対する感性は乏しく、また結婚などの女性としての幸せを求める一面もある。
任務中に偶然出会った音也に惚れられてつきまとわれ、当初は自堕落な音也を嫌って常に冷たくあしらう一方で次狼の強さに心惹かれ、彼の正体を知らぬまま恋人関係となった。しかしその後音也の優しさに惹かれていき彼女の心は音也へと移り、その正体を知った次狼と別れ音也と交際・同棲を開始する。後に音也やアームズモンスターらの協力でルークを倒すことに成功し、順風満帆に行くかと思われたが、音也が次第にファンガイアである真夜に魅入られていく様子を見て心をかき乱されていくも結局2人の嘘偽りない愛を知って最後は自ら身を引いた。後に過去にやって来た渡から音也と真夜の仲を裂く事で未来を変えて自分の存在を消そうとしている事を聞かされた際には、音也を愛した者だからこそ言える言葉で渡を諭し、彼の考えを改めさせた。
過去のファンガイアの騒動が終結した後、呉服屋の男性と結婚し故人となるが、死因など詳しい詳細は語られていない(劇中画面では出産後しばらくは生存している)。

現代編・過去編共通の登場人物[編集]

木戸 明(きど あきら)
演 - 木下ほうか
55歳(過去編33歳)。「素晴らしき青空の会」の溜り場でもある喫茶「カフェ・マル・ダムール」のマスター。元々老け顔なので現代・過去両編で容姿はあまり変わらず、それぞれにおいての差異はかけている眼鏡のみ。コーヒーのブレンドの腕は一流で、次狼が1万円を出すほど。過去・現在編通してラブラドール・レトリバーのブルマンを飼っている。太りにくい体質で、嶋とは22年前から毎日体脂肪率を測って競争をしているが、本人は恰幅のいい中年男性に憧れている。
普段は温厚な性格だが、コーヒーを飲み残そうとする相手には「飲まないとシバく」とまで言い切るほど。しかし基本的にお人好しなので、コーヒーを飲まないながらもよく訪れる音也に関しては「ツケ」させている程の優しさを持つ。おニャン子クラブの大ファンであり、特に山本スーザン久美子の大ファン。
嶋 護(しま まもる)
演 - 金山一彦
55歳(過去編33歳)。「素晴らしき青空の会」のリーダー。過去編では長髪。現代編では短髪。カフェ・マル・ダムールの常連。現代編では過去編ほどマル・ダムールには立ち寄らず、ほとんどの時間をスポーツジムにこもってトレーニングに費やしている[3]。キバに対しては「ファンガイア以上の危険な存在」になる可能性もあると考えているが、序盤では静観していた。
自分の非を省みず独善的な行動をとり続ける名護が、イクサシステムの装着者である事に危険を感じ取り、イクサシステムを託せないと厳しく非難したが、彼が自分の問題点を自覚した(ように装った)事で許した。その後、絶望に満ちた襟立を拾い、「青空の会」の戦士として育てた。だが彼がチェックメイトフォーに敗れ、自らの非を認めない等の理由から解雇宣告をした(しかし、その後も雑用的な仕事を手伝わせるなど完全に見捨てたわけではない)。
太牙の育ての親でもあり、彼を人間とファンガイアとの共存の希望として期待したが、結局はファンガイアである太牙を信じることができず彼の不信を買い、太牙の襲撃を受け決別。以来両者とも愛憎入り混じった感情を抱いている。その為、人間とファンガイアの共存は不可能と確信しており、渡にその血が流れている事を知ると態度を豹変。部下に抹殺命令を下し、太牙に共闘を持ちかけた(が、拒否された)。しかし、部下たちの哀願により考えを改め、渡に自分が出来なかった事への可能性を抱くようになる。
後に太牙の策略によってサンゲイザーファンガイアと融合させられてしまい、自らがファンガイアとなってしまった事に悩んだ末、自らの存在を消し去ることを選択。イクサにそれを頼むも拒否され、サガとの死闘の末に敗北する。死亡したと思われていたが、実は急所を外した太牙に救助され、再手術でファンガイアと分離された。この事から嶋は、太牙に優しさが残っていると確信し、渡に太牙を救うよう頼む。
終盤では事前に渡から太牙を守る為に自分がキングを名乗り出る事を聞かされていた為、最終回で渡と決着を着けようとしていた太牙に渡の本音を話し、兄弟を和解させた。
サンゲイザーファンガイア[4]
  • 身長:237cm
  • 体重:312kg
リザードクラスに属するヨロイトカゲを彷彿とさせるファンガイア。堅牢な鎧の様なウロコによって凄まじい防御力を誇り、パワー、スピードも最高クラスを誇る強力なファンガイア。後に太牙の命で嶋を襲撃、このファンガイアによって瀕死の重傷を負った嶋を太牙が救うと言う名目で、嶋と融合させられた。デザインモチーフはカモメ
オールライダー』で怪人軍団に複数体が登場。『W&ディケイド』の『ディケイド 完結編』にもスーパーショッカーの“精鋭怪人”の一体として登場し、ドラス戦でアギトのライダーキックによる奇襲を受けて粉砕される。『オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー』にもショッカーの怪人軍団として登場。
スーツは同作に登場するトータスファンガイアを改造した物。 
キバットバットII世(キバットバットにせい)
  • 翼端長:28cm(翼展開時)
  • 体重:820g
  • 声 - 杉田智和
キバットバットIII世の父で、キバットバット家の二代目を名乗るコウモリのモンスター。通称キバットII世。基本カラーは黒と赤。元々キバットバット家がファンガイアのキング、クイーンに仕える家系であるため、クイーンの命によって「闇のキバ」の適格者であるキングに付き従い、ダークキバに変身する力を与える。口癖は「ありがたく思え!」、決め台詞は「絶滅タイムだ!」。音也曰く「蝙蝠もどき」。息子であるキバットIII世からは「父ちゃん」と呼ばれている。
陽気な息子とは違いクールかつ厳格な性格。自分の使命に命を賭ける高いプライドを持ち、他種族のモンスターを見下している節がある。一方で未来から来た息子のIII世をあっさりと受け入れるなど、決して融通が利かないわけではない。キング、クイーンとは明確な主従関係というわけではなく、特に真夜とは友情のようなもので結ばれている。その為、真夜に対するキングの非道な行いから彼と離反。音也に闇のキバの力を貸す。
現代編では「今まで見たことの無い悲しみ」を見せた太牙を資格者として認め、彼に闇のキバの力を授ける。
過去編、現代編共に、かつての主であるキングの変身体であるバットファンガイアとの戦いに投じるキバ、ダークキバに息子と共にそれぞれ力を貸す事になる。

アームズモンスター[編集]

キバに使役される3体のモンスター。全員がファンガイアとは異なる種族で、キバットと異なり普段はそれぞれ固有の人間態をとっている。元々はファンガイア同様人間のライフエナジーを糧とするモンスターだが、それぞれの種族はファンガイアによって滅ぼされており、彼らが最後の生き残りである。

過去編(1986年時点)では人間社会に溶け込んで生活していた。中盤でキングに目を付けられ、音也を殺す事を条件に見逃してもらう約束をする。しかし、本人たちの気付かぬうちに音也との友情が厚くなっており、躊躇して失敗、キングに彫像態として封印されてしまう。後に音也によって救出されるが、キングによって凶暴化させられたキャッスルドランを鎮めるためドランに留まることとなり、ダークキバに変身したことで死にゆく音也と「後に生まれる息子=渡を守る」という約束を交わす。

現代編では、エネルギー蓄積兼防御形態である彫像態、武器形態の2つに変身する能力を半強制的に付加される「闇の盟約」をキバットと結び、それに従ってそれぞれに対応したフエッスルで召喚された者のみがキバの戦力として外出することを許されている。召喚された際は彫像態でドランから射出され、武器形態へとメタモルフォーゼすることでキバをフォームチェンジさせる。

彼らの会話から城の主=渡が死ねば役割からは解放されるらしいが、次狼は音也との約束を守るため、それを好しとしていない。また、過去編と現代編で拘束具のような鎖のパーツがついているなど若干外見に違いがある。各自の怪人態には、中世の美術様式が個別に取り入れられており、公式読本などでも言及されている。

最終話では幽閉状態から解放され、ビショップ率いるファンガイアの軍勢との戦いで渡に加勢したり、名護と恵の結婚式に出席した。

『超・電王』では、「電王の世界」の昭和10年の時代の住人として登場しており、仮面ライダー電王に協力する3体のイマジン達にとり憑かれ、彼らとの騒動に巻き込まれる。また、全員がモンスターである為が、イマジンの憑依は悪く、ちょっとの拍子で憑依がとけてしまう。

次狼(じろう) / 仮面ライダーイクサ(過去編)
演 - 松田賢二
ルーク=ライオンファンガイアによって滅ぼされたウルフェン族最強の戦士にして最後の生き残りで、3体のリーダー的存在。普段はワイルドな風貌の青年の外見をとっている。現代編ではタキシードを着崩しキャッスルドランに幽閉され、他の2体とともに延々と暇潰しのゲームに興じている。幽閉されている立場であるが、「時の扉」を独断で使用するなどある程度の権限はもっている模様。それらの行動は上記の「約束」に関係しており、「素晴らしき青空の会」の存続を目的としているらしい。また、一時的に外の世界に出て干渉する事も可能。人間より嗅覚が発達しており、遠く離れた特定の人間の匂いも嗅ぎ分けてしまう。音也からはその正体から「子犬」、「ワンちゃん」と呼ばれている。
基本的に態度や口調はクールだが、気に入らない相手には口より先に手が出るタイプ。また自分の障害となる音也と共闘を提案するなど、目的の為なら自分のプライドも厭わない。コーヒーが大好物で並々ならぬこだわりを持っており、口に合わないコーヒーには決して金を払おうとしないが、認めたコーヒーには高い金を平気で支払う。また美味いコーヒーを飲んだ人間のライフエナジーをも好物とする。
過去編では一族を再興させることに執念を燃やし、人間と交わることにより種族を増やそうとしていた。「カフェ・マル・ダムール」のブレンドコーヒーに惚れ込んで常連客となり、一方で同じく常連客を好んで密かに襲っていた。それをきっかけに「素晴らしき青空の会」と関わるようになり、ゆり・嶋に高い戦闘能力を買われメンバーとなった。嶋からイクサシステムを授かることでファンガイアに対抗し、自分に好意を寄せるゆりを、ウルフェンの子孫を産ませるに相応しい強さを持つ女と見込んで籠絡しようと画策したが、ゆりの心が音也へと移っていったことで失敗。ゆりの前で正体を明かし2人とも殺害しようとしたが躊躇してしまい、未遂に終わり、音也達の前から姿を消し、イクサナックルも嶋に返却した。その後ルーク打倒のために彼らと再会するが、やや性格が丸くなり、何度も殺そうとした音也とはケンカ仲間のような関係となり、彼とゆりの距離に気を使うようになる。
終盤で死が近づいた音也から後に生まれてくる渡の事を託され、その際は「食っちまうかもな」と冗談を言うも、この時彼と交わした約束は後々もしっかりと守り通していく。
その約束の通り現代編においても、中盤から頻繁に外の世界に出て、渡を指導するなど積極的な行動が目立つようになる。ちなみに木戸と同じくおニャン子クラブの大ファンで、ファンクラブにも所属している。その事になると普段の冷静さを失って興奮するというお茶目な一面もある。
最終回においては結婚式で誓いのキスを交わした名護と恵を見て悔しがって思わず変身しようとして、力に慌てて止められるなどやはりお茶目な行動をとっていた。
『超・電王』では、イマジン達が偶々分離した際、怪しい彼らを警戒して獣人体になろうとするも、その場の騒ぎにより未遂に終わった。劇中で次狼は「俺はウルフェン族最後の生き残り…」と言いかけたが、原典の『キバ』本編でウルフェン族がファンガイアに滅ぼされたのは約50年後の1986年(昭和61年)頃である。
ガルル
  • 身長:225cm / 体重:92kg
次狼の本来の姿である青い狼男。鋭い爪と牙を武器とし、手の爪には引き裂いた人間からライフエナジーを分離させる効果がある。月の満ち欠けにより微妙に力の増減があるらしく、満月の時に最大となる。登場初期は、上記の通り音也の命を狙ったり、人間を襲うなど凶暴性が顕著になっていたが、後半では風呂場で号泣するなどコミカルな場面も存在する。イメージコンセプトはバロック調。
U次狼
『超・電王』において、仮面ライダー電王に協力するイマジンの1体、ウラタロスに憑依された状態。
ラモン
演 - 小越勇輝
127歳(過去編105歳)。マーマン族の最後の生き残り。普段はあどけない少年の外見をとっている。現代編ではセーラー服とハーフパンツを纏いキャッスルドランに幽閉されている。22年経っても容姿は少年のままである。無邪気で人懐っこい性格で「ねえねえ」が口癖。しかし頭の回転が早い野心家であり、他の2体の前やバッシャーフォームでの戦闘中では余裕にあふれた態度をとる。
過去編では次狼と異なり一族の運命については半ば諦めているような面を見せ、ファンガイアに自分が殺されて一族を完全に絶やさないよう、力とともに職を転々としながら人間社会に溶け込んで目立たないよう粛々と生活しており、積極的に一族復興を目指す次狼のことは一歩引いた目で見ている。だが、同じ境遇である為か、彼の頼み事を引き受けたり、彼の行動に忠告したりしている。
バッシャー
  • 身長:170cm / 体重:68kg / ジャンプ力:ひと跳び18m / 泳力:333ノット
ラモンの本来の姿である緑色の半魚人。炸裂水弾を風船ガムのように膨らませて放つ能力を持つ。また赤い目は、暗闇でも標的を逃さない暗視ゴーグルとなっている。ライフエナジーの接種方法は不明。イメージコンセプトはロココ調。
Rラモン
『超・電王』において、仮面ライダー電王に協力するイマジンの1体、リュウタロスに憑依された状態。
力(リキ)
演 - 滝川英治
フランケン族の最後の生き残り。普段は屈強な大男の外見をとっている。現代編では燕尾服を纏いキャッスルドランに幽閉されている。ラモンと行動を共にすることが多い。
他の2体に比べて人間社会に適応出来ておらず、人間の言葉をあまり覚えられていないためほとんど話さない(たまに喋っても片言)。しかし性格は純粋で表情は豊か。人間は単なる食料として割り切っているが、後のルーク戦で共闘した音也らとは普通に友人として接するなど、一度親交を深めた人間には絶対に手は出さないという律義な一面がある。
また怪力を有しており、本来の姿に戻らずとも素手でチェスの駒を握りつぶすことが可能。首を傾けて音を鳴らす癖がある。
過去編ではラモンとともに職を転々としながら生活。ファンガイアへの恨みは深いが、フランケン族を復興しようと女性に口説こうとしても、すぐふられてその女性のライフエナジーを吸収してしまう為、ラモン同様一族復興に対しては消極的。
ドッガ
  • 身長:270cm / 体重:320kg
力の本来の姿である紫色のフランケンシュタイン。特別な武器・能力は持たないが、頑丈なボディとかなりの怪力を持っている。ライフエナジーは対象の口から直接吸い上げる。またそれとは別に落雷もエネルギーとしている。イメージコンセプトはゴシック調。
K力
『超・電王』において、仮面ライダー電王に協力するイマジンの1体、キンタロスに憑依された状態。

未来からの登場人物[編集]

紅 正夫(くれない まさお)[5][6][7][8]
演 - 武田航平
名護と恵の結婚式に突如現れた青年で、渡の息子らしい。顔は何故か祖父の音也と瓜二つで、外見はギャル男風のチャラチャラした格好をしており、外見通りその言動も音也に輪をかけたようにとても軽い。渡を「パパン」、太牙を「おじさん」と呼んでいる。22年後の未来の危機を救う為に、渡の元にタイムスリップしてやって来た。
キバットバットIV世[10]
声 - 杉田智和
未来から正夫と共に来たキバット族。III世よりかなりな陽気な性格で、正夫をキバ(キバフォーム)[11]に変身させる能力がある。口癖は「祭りだ祭りだ!!」。

ファンガイア[編集]

糸矢 僚(いとや りょう)
演 - 創斗(現・中野裕太)
ハイテンションな口調と道化師のような大仰な動作で騒ぎ立てる長髪の男。物語で初めて登場するファンガイア。過去編で自分の葬式を演出し人間を襲った。自分の目的以外には一切興味は持たない。戦闘時などで感情が高まると、動物のハンドパペットを持ち「チューリッヒヒヒ」「ガーリッククク」と笑いを上げるのが特徴。倉前昇(シープファンガイア)、シャークファンガイアと手も組んだこともある。名護に利用されたこともある。一度、名護からイクサシステムを奪って変身した事もあった。
過去編で自分を倒そうとしたゆりに惚れ込み、自分の花嫁にするために執拗に付け狙っていた。現代編では恵をゆりの面影と重ね、花嫁にしようと画策する。しかしそれによりビショップに裏切り者として認定され、シャークファンガイアと共に深央をクイーンとして覚醒させるための捨て駒として利用される事となる。最期はキバのエンペラー・ハウリングスラッシュを受け致命傷を負った挙げ句、覚醒した深央に処刑された。
『仮面ライダーディケイド』でも一般市民のファンガイアとして登場。
スパイダーファンガイア[12]
  • 身長:210cm / 体重:180kg
糸矢の本来の姿であり、インセクトクラスに属するクモを彷彿させるファンガイア。かなり身が軽く、口から発する糸で相手を捕獲したり、糸を自らの体を縛りつけぶら下がり相手に体当たりする攻撃が得意。

チェックメイトフォー[編集]

ファンガイア最強と呼ばれるにふさわしい四人の実力者達の名称。名前の由来はチェスによる詰め「チェックメイト」から。かつてファンガイアが魔族の頂点に立つべく、種族の統率を図る為に四天王制度を設立したのが始まり[13]。それぞれ役割を持ち、その地位を代替わりによって永遠に継承していく。

四人は「キング」を頂点に同位置の「クイーン」、その下には側近の参謀である同格の「ビショップ」と護衛の「ルーク」。彼らに秘められた力は先天的なもので、常に一時代に一つしか存在しない。その継承は適合者の腕ないし手に「選ばれし者」の証である紋章が人間態の時は手のどこかに自身の称号となる紋章が薔薇に飾られたデザインで刻まれ、怪人態では、石膏像が体の一部になる。紋章の発現条件は「殺害されるなど継承者の命が途絶える」「外部からの力によって能力を取り出される」の二種類により次代の適合者へ継承される事。その基準は無作為で[14]、継承の紋章を発現した者は、それを運命として本人の意思に関係なく、その地位を継承しなければならない(一族最高位にして大変に名誉ある神聖な称号である故、拒絶することはほぼ死を意味し、一族の手によって処刑される運命をたどる)。

ルーク・ビショップは過去・現代ともに同一だが、クイーン及びキングは過去と現在で異なる。真名以外での人間名は明らかにされていない者が多く、称号名で呼ばれる。

ルーク
演 - 高原知秀
ルーク」の称号を持つ、筋骨隆々とした肉体の男。紋章は右手の甲にあり、過去編では同じ刺繍がされた革ジャンを着ている。本来の姿に戻らなくても相当な腕力を誇り、口からロケットクローを射出する能力を持つ。「俺は、○○する」と自分の行動を宣言する癖がある。
「面白いこと」を求め、自分で設定したルールと制限時間に従って人間を襲う「タイムプレイ」を延々と行い、ゲーム感覚で人間のライフエナジーを捕食する。その過程で茜やウルフェン族(次狼を除く)を全て殺害しており、ゆりと次狼には激しい憎悪を抱かれている。基本的には自分のゲームの支障にならない限りターゲット以外は襲わず[15]、ゲームの結果で自分に褒美や罰を与える。チェックメイトフォーとしての使命は不明[16]だが、時折ビショップと接触して彼から一族の情報を提供されていた。
過去編ではイクサの特性を利用したゆりの作戦により弱体化。彼女の変身したイクサのブロウクン・ファングを右肩に受け重傷を負い22年間の永い眠りについた。現代編で覚醒するが一時的な記憶喪失で温厚な性格になっており、渡に「大ちゃん」と呼ばれて世話になっていた。しかしその最中に記憶を取り戻し、再び活動を開始する。昔と同じようにゲームに興じようとしたが、思いつく限りのタイムプレイをやり尽くしてしまったため、良い事をして天国へ行く事を思いつき、善行を積もうとする。最期は恵が変身したイクサのイクサ・ジャッジメントを古傷となった右肩に受け、倒された。
ライオンファンガイア[17]
  • 身長:240cm / 体重:260kg
ルークの本来の姿であり、ビーストクラスに属するライオンを彷彿させるファンガイア。名の通り壁を模した鎧のような皮膚と重戦車のようなパワーを持ち、広範囲に射出することができる指先のロケットクローを武器に戦う。他のファンガイアとはまさに次元が違うほどの実力を持ち、ガルルとイクサ、さらにはバッシャー、ドッガを同時に相手にしてもものともしないほど。また、死んだファンガイアのオーラを集めてサバトとして召喚する能力をも持つ。また、雑誌の写真などでは身の丈程の棍棒を武器に持っているが本人は使用せず、後にビショップが蘇らせた再生ファンガイア軍団の中にいたライオンファンガイアが使用している。
ビショップ
演 - 村田充
ビショップ」の称号を持つ、丸眼鏡と黒いロングコートを着用する長身痩躯の男。紋章は左手の甲にあり、そこから発する光で物質を消滅させる。
「全てのファンガイアの在り方の管理」が使命で、クイーンやキングの補佐を中心に様々な活動を行う。知略に長けた策略家であり、普段は飄々としているが、その本性は目的に利用できるものは全て利用しようとする傲慢な性格。時には太牙や深央が望んでいない選択を強要し、彼らの始末すら已む無しという考えも持つ。故に他者には立場の上下を問わず常に慇懃無礼な態度をとる。立場上、一族に伝わるファンガイア復活などの知識や魔術を多く修得している。過去編では真夜の代わりに太牙の教育係をしていたが、多忙のためいなくなることが多かった。
現代編において、ファンガイアの新たなる「キング」を迎え入れる下準備として現在のクイーンの覚醒を画策。その力を受け継いだ深央に接近して彼女に助言を行うと同時に、恵を愛していたことから裏切り者とみなした糸矢に深央を襲わせることで防衛本能から彼女の力を覚醒させる。戦闘力も高く、主に現代編では度々イクサと激戦を繰り広げる。
後に深央が太牙を襲撃したことで彼女を裏切り者と判断し、秘密裏に深央を処刑した(キバに「自分が深央を殺した」と思い込ませて戦意喪失させるため)。しかし、その太牙に良かれと考えての独断行動は、逆に太牙の逆鱗に触れる結果となり、殺されそうになる。その仕打ちに太牙から離反、本性を露わにして彼をキングの座から引きずり降ろし、先代キングを再び蘇らせようと多数のファンガイアを復活させて操り、ライフエナジーを集め始める。
終盤、大勢のファンガイアを引き連れて渡と太牙を襲撃するが、乱入してきた名護の変身したライジングイクサと交戦。名護の視力低下に気付いて優位に立つが、彼と恵とのコンビネーションの前に敗北。最後は自分のライフエナジーをキング復活の糧として消滅した。
スワローテイルファンガイア[18]
  • 身長:245cm / 体重:95kg
ビショップの本来の姿であり、インセクトクラスに属するアゲハチョウを彷彿させるファンガイア。身軽な動きで相手を撹乱する頭脳プレイを得意とし、剣と口から吐き出す炸薬燐粉を武器に戦う。
  • デザインモチーフは白鳥。劇中に登場したファンガイアでは唯一の左右非対称である。
真夜(まや) / クイーン(過去編)
演 - 加賀美早紀
過去編において「クイーン」の名と称号を持っていた妖艶な女性。フード付きの黒いゴシックなファッションに身を包む。過去編の段階で当時のキングの間に息子の「太牙」がいる。そして音也と出会い「渡」を生んだ。これが後々の因縁へと続く。
女性と見れば口説きにかかる音也が初対面で言葉を失ってしまうほどの美貌の持ち主。役割は次代の世継ぎを生み「人間と結ばれてはならない」というファンガイアの掟を破る者を抹殺する使命を持つ死刑執行人(パニッシャー)。紋章は左の掌にあり、そこから発する「制裁の雷」[19]と呼ばれる光で相手を消失させる。これを使用する際には周囲が闇に包まれて夜になり、赤い月が出るという特徴がある。ルークが一歩引いた対応をする程の実力の持ち主で、人間態のままでも瞬間移動や傷を一瞬で治すなどの能力を有しており、一族の間では「輝ける闇」と呼ばれ畏怖されていた。
温厚かつ奔放な性格だが危機を目の前にしても一歩も退かず、冷静に自分の考えを話す芯の強さを併せ持つ。人間を愛したファンガイアを処刑する職務を執行してはいたが、それはあくまで地位に従っていただけでファンガイアと人間を特に区別はしておらず、人間については「私に言わせれば、人間も(ファンガイアやウルフェン同様に)化け物」と論評しており、また自らがファンガイアであることを音也に明かした際もそれがどうでもいいことであるかのような態度を取っている。芸術に関しては音也にも負けない情熱を持っており、その場を汚す者に対しては憤りを見せる。特にバイオリンに関しては、演奏をヴィヴァルディに、製作をストラディバリから指導されたと自称し、両者においてそれに恥じない腕前を持つ。
過去編では、人間を愛するファンガイアが後を絶たないことから人間と愛情について興味を抱き、それを知るために偶然出会った音也と接触。彼と心を通わせるようになり、彼に世界に1つしかない彼だけのバイオリンを作ることを提案し、共に「ブラッディ・ローズ」を製作した。そして互いに抱く感情がまぎれもない愛であることに気付いたが、それに憤ったキングの手によってファンガイアとしての力を抜き取られてしまった。
音也の死を看取った後は太牙を嶋に預け、ある程度成長した渡を音也の家に残して姿を消す。この間の彼女の行動は謎に包まれ、未だに詳しい事は解っていない。現代編では右目を失い、一族に狙われながら辺境の地で身を隠す身であるが、このような生き地獄を本人は後悔していないらしい。
音也からキバットバットII世を預かっていたが太牙に襲われ、キバットバットII世もついて行ってしまう。しかし、優しい心を持つ太牙のおかげで殺されはしなかった。
最終回で再生バットファンガイアを倒した渡と太牙の前に現れ、兄弟の絆を大切にするように2人を諭し、彼らの仲直りの意図を込めて興じたケンカを温かく見守った。
パールシェルファンガイア(真夜)[20]
  • 身長:182cm / 体重:75kg
真夜の本来の姿であり、アクアクラスに属する真珠貝を彷彿させるファンガイア。深央の変身する個体よりもやや大型で、体色はピンクで背中から生えている翼の色は黄金という外観上の差異がある。
他のファンガイアと比べるとやや小型だが、その能力には計り知れないものがある。女性型でありながら、重戦車を片手で持ち上げるほどのパワーと戦闘機をも凌ぐスピードを誇る。身体前部から真珠型の弾丸「パールバレット」を無数に打ち出す事が可能で、さらに真珠型の炸裂弾を頭上に王冠状に展開し標的の周囲を覆い、一斉射出して弾丸を炸裂させることで標的を一撃で粉砕する「クイーンズ・デスパール」という技を使用する。
鈴木 深央(すずき みお) / クイーン(現代編)
演 - 芳賀優里亜
18 - 19歳(1989年生まれ)。現代編において「クイーン」の力と称号を受け継いだ少女。紋章の位置は真夜に順ずる。当初は自分がクイーンであることを知らず、襟立が合コンを開いた焼き肉屋「ふじ咲」でアルバイトをしていたことから、渡たちと知り合うこととなる。
優しいが極端に人見知りをする性格で、他人の前ではまともに会話が出来ず、他人の頼みや勧誘を断れずに周囲に流されてばかりいる。また、人前で極度に緊張してしまうためドジや失敗も多く、あまりのミスの多さに焼き肉屋のアルバイトもクビにされている。かつて同じように他人とのコミュニケーションが苦手だった渡とは互いに惹かれあい、彼や恵の協力のもとで少しずつ自分を変えるために、弁当屋の配達のバイトに転職するなど努力していたが、ビショップとの接触や糸矢への憎悪からクイーンとして覚醒してしまう。
一時は自分の使命に苦悩し、渡が敵である存在のキバである事を知って葛藤するが、渡がファンガイア(と人間のハーフ)であることも知って「渡が太牙を倒して、キングになればいい」という考えを持つようになり、渡に太牙を殺害するように迫る。更に、自分の愛する対象が人間でないと知ったからか、裏切り者のファンガイアの抹殺を積極的に行なうようになる。渡が太牙を殺害しようとしない為、(一方的な要求であったにもかかわらず)「約束」などの言葉を持ち出し殺害を再度迫るものの、渡がそれを行わない為、ついには自らの手で太牙を殺害しようとする。太牙との結婚式でそれを実行に移し、太牙に重傷を負わせたが、自分を愛する太牙を殺すことができず、キバにとどめをさされそうになったサガを庇って負傷して崖下に転落した後、ビショップによってとどめをさされ、駆け付けた渡に看取られ、彼との結婚の幻想に浸りつつ死亡。ビショップは渡が駆けつける直前に姿を消したため、渡は「自分が深央を殺してしまった」と思い込んで苦しんだ挙句、「自分の誕生を阻止し、深央を殺した事実を帳消しにする」ために1986年に向かうことになる。しかしその後、渡の前に幻影として現れ、彼を立ち直らせる切っ掛けとなった。
パールシェルファンガイア(深央)[21]
  • 身長:172cm / 体重:69kg
深央の本来の姿であり、アクアクラスに属する真珠貝を彷彿させるファンガイア。真夜の変身する個体よりもやや小型で体色は青で背中から生えている翼の色は黒という外観上の差異がある。
真夜と全くの同一種であるため、キバ(エンペラーフォーム)とも互角に渡り合う程の戦闘能力を有している。
キング(過去編) / 仮面ライダーダークキバ(過去編)
演 - 新納慎也
過去編におけるキング[22]にしてキバの継承者でもある太牙の父親。ロックミュージシャンのような風貌で、紋章は右手の甲と掌に2つあり、ここから赤いエネルギー波を発する。一族の絶対者として皇帝の証「ザンバットソード」を手に権勢を振るっていた。高慢かつ残忍な性格で、太牙を最高傑作と自負している。許婚である真夜に対しては独自の価値観での恋愛感情で接しているが、それを押し付ける傾向が強い為か自分でも気付かぬ内に真夜との距離は離れている。
後に音也と真夜が愛し合うことに深い憤りを覚え、音也の命を狙う。そして真夜からファンガイアの力を奪うとともにまだ赤ん坊であった太牙を人質に音也と離れることを迫る。しかしキングが真夜にしたことが気に入らないキバットバットII世に離反されてダークキバとしての力を失い、音也の変身したダークキバと時空を超えて現れたキバと死闘を繰り広げた末、両ライダーの必殺技を同時に受け敗北。最期は真夜を道連れにしようとしたが、放った攻撃をキングとして覚醒した太牙に跳ね返され、それが致命傷となるも新たなキングの誕生を喜びつつ消滅した。
バットファンガイア[23]
  • 身長:232cm / 体重:127kg
ファンガイアの頂点に君臨するファンガイアの皇帝キングの本来の姿であり、ビーストクラスに属するファンガイアの世界で最も強いとされるコウモリを彷彿させる一族最強のファンガイア。基本的にはダークキバに変身して戦うと共に、ダークキバの鎧を纏わない人間態でも十分強い為、この姿に変身することは稀。故にバットファンガイアの姿を見たものは、その瞬間に命を落すという結末を迎える事になるとされる。
一族最強に相応しい戦闘力と、キバとダークキバの必殺技を同時に受けても耐える程の生命力を持つ。赤いエネルギー刃を飛ばす両腕の鉤爪と、全身から発する強力な赤いエネルギー波を武器としている。サバト召喚能力も持つ。
  • デザインモチーフは鳥の骨及びモモタロス[24]
バットファンガイア・リボーン(再生バットファンガイア)[26]
声 - 酒井敬幸
ビショップが集めた大量のライフエナジーとビショップ自身のライフエナジーを受けて現代に復活したバットファンガイア。頭部及び顔の形状が過去編とは異なっている。生前の理性は無く、大きな咆哮を上げるのみで言葉は発しない。
ビショップのライフエナジーを受けたためか戦闘能力は以前よりもアップしており、試練によりパワーアップした渡が変身したキバエンペラーフォームと同じく太牙が変身してパワーアップしたダークキバを圧倒し、一度は変身解除に追い込むほど。だが、最後は兄弟の力を合わせた連携によりキバエンペラーフォームのエンペラームーンブレイクとスネーキングデスブレイク(ダークキバ版)により滅び去った。
過去編よりも強化された全身から発する赤いエネルギー波や両腕からエネルギー刃を武器にしている。皮肉にも過去編と同様に現代編でも実の息子に倒されたことになる。
登 太牙(のぼり たいが) / キング(現代編) / 仮面ライダーサガ / 仮面ライダーダークキバ(現代編)
演 - 山本匠馬
年齢は22 - 23歳。過去編のキングと真夜との間に生まれた息子で、現代編において「キング」の力と称号、そしてサガの鎧を受け継ぎ、歴代最高峰のキングとして祭り上げられる青年。紋章は左手の甲と掌に2つあり、普段は黒い革手袋でそれを隠している。ファンガイア態は不明で本編でも登場しなかったが、怒ると複数の蛇のようなオーラを具現化させて相手を威嚇する。
過去編ではキャッスルドラン内部で育てられた後、嶋の手により育てられた[27]。「人間の進化(ファンガイアにとっての脅威の発生)の抑制」を使命としており、表向きは巨大投資企業「D&P」の若社長を務めているが、その実態は人類を進化させる新技術を葬るための組織であり、投資を求めてきた科学者などを抹殺することを任務とする。ただし、自分達の利益になるならあえて放置(投資)することもある。基本的にその任務は配下のファンガイアに任せるが、対象がファンガイアである場合のみサガに変身して粛清する。現在のクイーンである深央とは許婚の関係にあり、彼女に対して過保護な面を見せる。逆に一族の掟を破った自身の母親=真夜に対しては愛憎入り混じった感情を見せる。
渡とは幼少時に一緒に遊んだ幼馴染であり、渡にとっては生まれて初めての友達。ある日突然彼の前から姿を消して数年会っていなかったが偶然再会。太牙自身も渡を人間であっても親友としてみなしており、久しく再会した現在でも互いに強い友情を抱き続けているが、後に渡の異父兄であることが判明する(以降、渡に「兄さん」と呼ばれる)。渡に対しては弟として一族に迎え入れようとしているが、人間は家畜・食料としか見ておらず、人間との共存の提案を拒否している。
それはあくまでキングという立場ゆえに「一族を守る」という使命感を強く持っていたからこその考えであったが、それにより深央・渡と少しずつ距離ができていくようになり、一方では母親である真夜からもキングとして認められず、本来ならば父の息子として継承される筈だったファンガイア王の証「ザンバットソード」が渡に継承された事もあり、次第に周囲への疑心暗鬼や孤独感に苛まれていくようになる。
終盤、嶋を騙してファンガイアにしてしまった一件から渡と仲違いを起こし、さらにその矢先にビショップの陰謀によって深央を失った事が決定打となり、ついに決裂。以降、渡と全面的に対立する事となってしまう。
さらにそれまでの度重なる敗北が原因で部下達からも失望を買い、D&P社長の位をリコールされ、これまで統制していた筈のファンガイア達からもその命を狙われるようになり、ついには過去から戻った渡に突如『キング』の称号を奪われてしまい(チェックメイトフォーとしてではなく、あくまで地位のみ)、何もかも失ってしまったその絶望から終盤で、真夜を襲ってダークキバの力を入手。新たなキングを名乗る渡に決闘を申し込んで戦うが、その最中に嶋からその真理を聞かされた事で和解。その直後に復活した再生バットファンガイアを2人の力を合わせて倒し、真夜が見守る中で渡との殴り合いに興じる事で、兄弟の絆を取り戻した。
その後、再度D&Pの社長となり、ライフエナジーに代わる新エネルギーの開発を進めるなど人間とファンガイアが共存できる世界の創造に努める。
なお、他のファンガイアと異なり、血の色が青い。
ライダーとしての専用バイクは無いが、市販のバイク(ホンダ・DN-01)を移動手段として使用する。
変身時の台詞は「(貴様に)王の判決を言い渡す。死だ!」。

脚注[編集]

  1. ^ 瀬戸康史のインタビューより。『ザテレビジョン』や『ガンバライド』のインタビューでは、渡の「数年後を意識した」とされている。また、pプロデューサーの白倉は、『仮面ライダーマガジン spring`09』において、『仮面ライダーキバ』という番組の主人公としての「メタ的な渡」だと述べている。
  2. ^ ただし、劇場版番外編「裏キバ」では所属していた組織の同僚に何十通ものラブレターを送っていた。
  3. ^ HERO SAGA『-KING OF VAMPIRE-』の会話で「いつでもイクサに変身するため」という目標のために鍛えている事がわかった。
  4. ^ 真名は「水面に連鎖する墜落の残像」。
  5. ^ 武田航平 (2009年1月18日). “『仮面ライダーキバ最終話』|武田航平オフィシャルブログ「TAKE」”. 2014年5月9日閲覧。
  6. ^ 超全集 2009, p. 2.
  7. ^ 「仮面ライダーオフィシャルデータファイル」121巻26p。
  8. ^ てれびくん2009年3月号では「正音」と記載している。
  9. ^ 超全集 2009, p. 3.
  10. ^ 『仮面ライダーキバ公式読本 KIVA LUNATIC ARCHIVES TV EDITION』に収録されたキバット役の杉田のインタビューには、スタッフからはIV世と呼ばれており、III世の息子であるという説明があったと記載されている。特撮ニュータイプ2009年3月号や仮面ライダーキバ超全集では「キバットバットIV世」と命名されている[9]
  11. ^ 本編ラストで親子揃ってキバに変身しているが、渡は本編終盤から最後までエンペラーフォームに変身している。
  12. ^ 真名は「光ある楽園の綺想曲」。
  13. ^ キング専用の三つの鎧を造り出したキング付の王室技巧匠である双子の兄弟はその手腕から「ナイト」と「ポーン」というチェックメイトフォーに次ぐ名誉ある称号を与えられ、そのまま自らの名として使っているが、未登場。
  14. ^ 「存命中でも継承が可能」という事実があり、かつ第30話において、一族全体の調和を優先する何らかの意思が働いている事がビショップより語られている。
  15. ^ 主な例としてHERO SAGAのキバ編において茜を殺した際、ルールが「白い服を着た人間を殺す」というもので、研究施設の所員を守るため嶋がプロトイクサを装備した際はイクサに襲い掛かったが変身が解けて嶋の姿に戻った時は攻撃をやめた(嶋はこのとき茶色いスーツを着ていた。ちなみにルール対象となった人物はイクサを除けば全員白衣を着た人物だった)。
  16. ^ 平成仮面ライダー怪人伝では、ファンガイア最強の戦士が選ばれ「他種族の殲滅」の率先する使命を帯る。またキングの護衛者であり、王家に仇名すものから王の血脈を守り打ち滅ぼす使命を持つ。ウォートホッグファンガイアの阿鐘(アベル)は相応の実力を持ちながら己がキングになろうと言う野心を持っている為選ばれなかった。
  17. ^ 真名は「天地開闢。産声と怒号を聞きながら」。
  18. ^ 真名は「禁欲家と左足だけの靴下」。
  19. ^ この能力は同様にクイーンたる深央も使うことが出来る他、過去のキングとビショップが劇中では使用した。両クイーンと過去のキングの雷は赤であり、ビショップが使用するものは青緑。太牙も一度似たような攻撃を使用したが、その際は青だった。一般のファンガイアや人間など脆弱な生物が相手であれば一撃で仕留めることが出来るが、クイーンなど高位のファンガイアが相手ではあまりダメージを与えることができない。しかしながら、キバの攻撃でダメージを受けていた深央が制裁の雷で攻撃された際はその傷が致命傷となった。またキングはこの制裁の雷を反射する能力を持っており、劇中では過去のキングが太牙に向けて放った制裁の雷を反射され最終的な致命傷になっている。
  20. ^ 真名は「冷厳なる女鍋の血族」。
  21. ^ 真名は「独房のようなドレス」。
  22. ^ 初代キバである先代キングはレジェンドルガとの戦争で戦死している為二代目のキングにあたる。
  23. ^ 真名は「暁が眠る、素晴らしき物語の果て」。
  24. ^ デザイナーは「打倒、電王」を銘打って裏モチーフとして設定したと語っているが、他のチェックメイトフォーやファンガイアがどのキャラに該当するかは不明である。
  25. ^ 超全集 2009, pp. 34、65.
  26. ^ 『仮面ライダーキバ超全集』では復活バットファンガイアと記載している[25]
  27. ^ 何故、実家(キング家もしくはキャッスルドラン)で養育されなかったのかは一切不明。

参考文献[編集]