ゼノブレイドクロス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
XenobladeX(ゼノブレイドクロス)[1]
ジャンル RPG[2]
対応機種 Wii U[3]
開発元 モノリスソフト[3]
発売元 任天堂[3]
ディレクター 高橋哲哉(総監督)[4]
小島幸
横田弦紀[5]
シナリオ 竹田裕一郎
兵頭一歩[4]
音楽 澤野弘之[4]
美術 田中久仁彦
柳瀬敬之
CHOCO
鈴木康士
風間雷太
塚本陽子
小城崇志
片貝文洋
RARE ENGINE
松本秀幸
草薙[4]
シリーズ ゼノシリーズ[6]
人数 1人
メディア Wii U専用光ディスク
発売日 日本の旗2015年4月29日
アメリカ合衆国の旗欧州連合の旗2015年12月4日
対象年齢 日本の旗CEROC(15才以上対象)[2]
アメリカ合衆国の旗ESRBT(13歳以上)[7]
欧州連合の旗PEGI12
ダウンロード
コンテンツ
解像度 720p
売上本数 日本の旗 15万2187本[8]
世界 90万5624本[9]
テンプレートを表示

ゼノブレイドクロス』(XenobladeX、英:Xenoblade Chronicles X[7])は、モノリスソフトが開発し、任天堂より2015年4月29日に発売されたWii U専用ゲームソフト[3]

概要[編集]

モノリスソフトが手掛けるシームレスオープンワールドRPG[3]。2013年のNintendo Direct @E3 2013で「モノリスソフト完全新作」と題され発表され[10]、2014年に『XenobladeX(ゼノブレイドクロス)』という正式名称が発表された[3]

一部システムは前作『ゼノブレイド』を踏襲・進化したものになっているが、ストーリー上の繋がりはない[11]。作中には前作と共通する単語や関連性を匂わせる要素が一部存在するも、その詳細は明示されない。

前作と異なり、舞台となるマップが全てシームレスに繋がった完全なオープンワールドとなった。陸地面積は前作の総面積の約5倍とされる400㎢に及び、起伏に富んで縦横に広がる広大なフィールドを探索していく。前作が目的地を目指して冒険するリニア(一本道)な構成だったが、今作は拠点を中心に探索範囲を広げつつストーリーを進めるノンリニアな構成になっている。移動にはストーリー上の縛りも無く、自由行動が可能になって以降は世界のどこへでも行く事が出来る。但し、生身で踏破できない地形や強力な敵もいるため、完全に自由という訳ではない。

ネットワーク対応だが、完全なオンラインゲームという訳ではなく、他のプレイヤーと直接やりとりはせずに、この世界のどこかに同じゲームを遊んでいる人がいる事を感じられる「ゆるくつながるネットワーク」として設計されている。他のプレイヤーのキャラがNPCとしてフィールド上に姿を見せたり、一時的にパーティに加える事で双方にアイテムやリソースと言った恩恵を齎すシステムであり、他にも共通の課題を複数プレイヤーがそれぞれこなす事で少しずつ達成していくなど、間接的ながら他プレイヤーと繋がる作りになっている。これは開発途中からの変更であり、それに伴って主人公をアバターに変更し、ストーリーもアバター用に書き換える「大工事」が行われている[5]

ストーリーとゲームシステムのバランスを取っていた前作に対し、今作はストーリーよりもゲームシステムや自由度を重視した作風となっている[5]。総監督にしてシリーズの生みの親である高橋哲哉は『ゼノサーガ エピソードII』と同様、ストーリーに関しては原案に退き、高橋のプロットを元に竹田裕一郎兵頭一歩を始めとするライター陣が実際の脚本に落とし込んで行っている。高橋の原案は書籍化できるほど膨大であったが、複数あるストーリーの中からゲーム内容やスケールに適したものを選んで脚本化する形となっているため、メインストーリーそのものは前作よりも短い一方でクエストは大幅に増量している[5]。ただし、本編は多くの謎を残したままエンディングを迎え、作中では明確な解答が示される事はない。

ゲームシステム[編集]

謎の異星文明間の争いに巻き込まれ地球から脱出した地球人が不時着した「惑星ミラ」と、そこに設置された「ニューロサンゼルス」を中心に異星人「グロウス」との戦いが描かれる。前作では副次的な要素であった「フィールドの探索」に重きを置いており、ストーリーを進める際にも一定の探索率が必要な場合もある。また、ゲームを進めることでドールと呼ばれるロボットに搭乗し移動や戦闘ができるようになる。

開拓作業[編集]

惑星ミラの地上を構成する五つの大陸を探索・開拓していく。

フロンティアネット
惑星ミラの全容を把握するための情報システム。Wii U GamePad上に地図として表示される。各マップはセグメントと呼ばれる六角形のエリアに細分化され、それぞれのセグメントにトピックが設定されている。ミラの各所にフロンティアネットスポットが存在し、ここにデータプローブを設置する形で開拓作業を進めていく。
データプローブ
周辺地域の情報を収集する探査機。「フロンティアネットスポット」に設置する事で周囲のセグメントの情報が会得できる。また、金銭とは別の特殊リソースミラニウムの採集も自動で行う。プローブには種類があり、高性能のプローブを立てる事でレアリソースの獲得、バトルの支援などの大きな恩恵を受けられる。また、各プローブは連結が可能で、繋ぎ方次第で効果を高める事ができる。
セグメント
地図上で六角形に分割されたエリア。データプローブを設置するとその周囲のセグメントのトピックが明らかになる他、スキップトラベルが可能になる。トピックは「オーバードを倒す」「トレジャーを取得する」「クエストをクリアする」などがセグメント毎に一つずつ存在し、それを達成すると開拓度が上昇する。トピック内容はアイコンで大凡分かるが、NPCの会話から情報を得る事でより詳細なヒントが表示されるようになる。
スキップトラベル
ランドマークやデータプローブ設置場所と言った規定のポイントへ瞬時に移動するシステム。今作では移動先はセグメント単位で区切られており、Wii U GamePad上の地図から行先を選択する。
その他
前作では高所から水上以外に落下するとダメージを受けたが、今作ではどんなに高い所から落下しても必ず着地できるためダメージは無い。また、前作ではいつでも可能だった時間帯の変更は規定の場所(キャンプやベンチなど)でしか行えなくなった。パーティメンバーもNLA内の各々の居場所にいるため、パーティに加えたければこちらから赴いて話しかけなければならない。

戦闘[編集]

前作『ゼノブレイド』と同じくリアルタイム戦闘。パーティメンバーは最大4人で、プレイヤーに設定したキャラクターのみ操作可能で残りのメンバーはオートで行動する。

オートアタック
基本はオートで攻撃を行う。キャラクターはそれぞれ「射撃武器」と「格闘武器」の2種類を装備しており、随時切り替えることが可能。
アーツ
それぞれのキャラクターが持つ特別な技。メニューから8種類を選択し登録することで戦闘中に使用できる。一度使用するとリキャストが完了するまで使用できない。ドールの場合は燃料を消費する。ドールの場合、ハンドウェポンを除いた全てのウェポン(バックウェポンL・R、ショルダーウェポンL・R、アームウェポンL・R、スペアウェポンL・R)にそれぞれアーツが設定されており、購入するかドロップで手に入れて装備をする事で初めてそのアーツが使えるようになる。
リキャストが完了した後、アーツに対応した武器を構えた状態だとさらにリキャストが進み、ゲージが最大になるとダブルリキャストとなる。この時アーツは普段の2倍を上回る威力を発揮したり連続で使用できたりなどする。
ソウルボイス
戦闘中に特定の条件を満たすと仲間キャラクターが掛け声を発し、それに対応するアーツを使用することによって威力や効果のアップ、特殊状態の付加など様々な恩恵を得ることができる。プレイヤー自身も戦闘中に現れる円に対してタイミングよくボタンを押すと仲間に対してソウルボイスを発動することができる。
テンション(TP)
攻撃を行うことで貯まる。消費して通常のアーツより強力なテンションアーツや、一定時間戦闘技能を向上させるオーバークロックギアを使用したり、戦闘不能になった仲間を復活させることができる。
オーバークロックギア(OCG)
TPを3000消費する事で発動させる事ができ、短時間の間相手に与えるダメージの上昇やアーツのリキャストタイムの短縮など、能力を大幅に上げて戦闘が行える、本作の戦闘の醍醐味とも言えるシステム。
発動中はアーツに対応した武器を構えていなくてもダブルリキャストが進む上、それを上回るトリプルリキャストが解禁される。
発動中に格闘→格闘や射撃→射撃の様に同じ種類の攻撃系アーツを連続して使うとギアカウンターのヒット数がカウントされ、この値が大きくなると能力の上昇値のアップなど様々な効果が得られる。
また、支援系アーツを使用すると制限時間の延長、支援→格闘or射撃だと攻撃系アーツのヒット数の倍の数がカウントなど、アーツの系統と使う順番により様々なカラーコンボが発動し、戦闘を有利に進める事ができる。
また、パーティ内の仲間が同時にギアを発動させる事によって得られる効果も存在する。
発動中、制限時間が残り少なくなっても、再度TP3000を消費する事で、カウント数を維持して制限時間を最大まで延長する事ができる。
ちなみに、これを利用すればカウント数で変動するカラーコンボにより延長できる制限時間の伸びづらい手数の少ない武器であろうとカウント数をMax(100)まで上げる事ができ、カラーコンボを利用すればギアを永続させる事ができる。この時の戦闘力は非常に高いものとなる。上手く活用すればレベル差が歴然な敵に対抗したり、通常では歯が立たない相手を逆に圧倒する事も可能。
これが本来は時々しか利用できない要素ながらも本作の戦闘の醍醐味と言われる所以である。

ドール[編集]

過去のゼノシリーズ同様にプレイヤーキャラが搭乗可能な人型ロボット兵器。強大な戦闘能力を持つ他、歩行やビークル形態への変形によって移動手段として活躍する。但し、搭乗にはライセンスが必要で、ストーリーを進めて出現するクエストを攻略しなければ入手・搭乗はできない。『ゼノサーガ エピソードI』のA.G.W.Sと同様、主人公の機体はストーリーには直接は関わらず入手は任意であり、機体の売買や乗り換えも可能である。ドールに対し、生身のキャラクターはインナーと呼ばれる。

タイプ
ライトタイプ・ミドルタイプ・ヘビィタイプが存在する。ライトタイプは安価で命中・回避性能が高いが、HPが低く燃料積載量も低い(燃費は良い)。ヘヴィタイプは逆に機動性に劣り、燃費も悪く高価だがHPと燃料積載量は高く、高出力兵器も多用できる。ミドルタイプはその中間のバランス型となっている。
機体LV
各ドールには性能を示すレベルが設定されており、搭乗者のレベルがそれを上回っていなければ乗る事はできない。販売されているドールの機体LVは30と50。ライセンス取得時に支給される機体は20。エンディング後には60の機体が開発可能。但し、LV60の機体はあくまで搭乗者のレベルが60(プレイヤー側の上限)でなければ乗れないという事であり、性能的にはより高いレベルに相当する。
ドールは過去の『ゼノ』のロボットと違ってパーツを新調して強くなっていく訳ではなく、基本性能自体は機体毎に固定。対応したパーツを付け替えたり、兵装やデバイスの装着で能力を底上げする形になる。また、インナー用の装備やデバイスには搭乗するドールの性能を強化するものも存在する。
カスタマイズ
購入・開発したドールは自由にカスタマイズができる。名前、カラーリングは変更可能で、武装は左右の手、肩、背中、腕、予備の10箇所に装着する。一部の兵装は複数個所のスロットを埋めるものもある。但し、戦闘中に部位破壊をされるとその箇所の兵装は使用不可になる(戦闘終了後に修復)。搭乗者の登録・変更はブレイドホームのコンソールで行う。
キャッチ
「崩し」状態になった敵を一定時間拘束する。燃料も少量回復する。
コクピットタイム
ドールでアーツを使用するとランダムで発生。一定時間、プレイヤーキャラの乗っているコクピット内の視点になる。全アーツのリキャストが完了し一定時間無敵になる。
フライトユニット
条件を満たすと燃料を消費しつつ飛行が可能になる。飛行中はBGMが変わる特定のスポットを除いてボーカル曲「Don't worry」が流れる。終盤のあるシーンではフライトユニットを装着したドールが必要となるため、最終的にはストーリークリアにドール及びフライトユニットの入手が必須事項となっている。
燃料
兵装を使用したり飛行をすると燃料を消費していく。無くなるとこれらが不可能になるが移動とオートアタックは行えるため、『ゼノギアス』のギアと違って行動不能には陥らない。ドールを降りていれば燃料は徐々に回復するが非常に遅い。補給はブレイドホームでミラニウムを消費して行う。
ドール保険
ドールが破壊されると有償で修理を行う必要が生じる。しかし各ドールには保険が適用され、その回数以内なら無償で修理してもらえる。また、保険が残っている時に破壊されるとソウルボイス同様の円が表示され、タイミング良くボタンを押せば「ジャスト脱出」となって保険の回数を減らさずに脱出できる(目押しが完全に失敗すると脱出にも失敗して搭乗者が瀕死になってしまう)。また、仲間の機体が破壊された場合も保険数は減らない。但し、一部の落下すると即死するポイントに落ちると無条件で保険数が減ってしまう。
ディレクターの小島は「本物の車を買うような感覚」でドールを大切にしてもらおうと一度壊れたら修復不能にしようとしていたが、スタッフから反対の声が上がったためにドール保険が導入された。更にゼノシリーズのリードバトルデザイナーである島本誠の独断でジャスト脱出も追加された[5]

クエスト[編集]

本作では非常に多くのクエストが設定されており、物語もクエストを受注することで進行する。ほとんどの場合、クエストをクリアすることで「経験値」「金」「アイテム」などの報酬が得られる。一部のクエストは選択肢によって結末が変化する。

ストーリークエスト
本作の中心となる、セントラルライフを巡るグロウスとの戦いを描くクエスト。基本的に受注の際には一定の探索率や特定のクエストのクリアが求められ、ストーリーのみを進める事はできない。全12章。
パーティメンバーはエルマとリンの参加が必須であり、残り1人は一部例外を除いて自由に参加させられる(その場合はストーリー上の台詞は無し)。
本クエスト受注時は他のストーリークエスト・キズナクエストを受注できない。
キズナクエスト
特定の仲間キャラクターに焦点を当てた物語が展開されるクエスト。クリアすることで新たな仲間キャラクターの加入や、対象のキャラクターの固有アーツを主人公が使用可能になる。加入済みのキャラクターが対象のキズナクエストを受注する場合、対象のキャラに対する一定のキズナ値が求められる。
メインキャラクター関連のキズナクエストはストーリークエスト同様にエルマとリンの加入が必須となるが、任意加入の仲間に関しては当事者以外は自由に編成できる。
本クエスト受注時は他のストーリークエスト・キズナクエストを受注できない。
ノーマルクエスト
NLAやフィールド上のNPCから受注できる、NPC達の繰り広げるドラマが展開されるクエスト。進めていくことでNPCのキズナグラムが変化したり、NLAに発展が起こったりする。複数のノーマルクエストの話が連続ドラマのごとく繋がっていくこともある。主人公の行動で結末が変わることがあり、時にはNPCの生死すら左右する場合もある。複数受注可能。
シンプルクエスト
NLAのクエストボードで受注できるクエスト。ストーリーなどは特に無く単純にアイテム収集や原生生物の討伐を目的とする。複数受注可能。

操作方法[編集]

Wii U GamePadとWii U PROコントローラーに対応。Wii U GamePadは「セグメントマップ」を表示するナビゲーション端末として使用[12][6]。GamePadだけでのプレイにも対応している[13]

その他[編集]

ファッション装備
前作同様、装備品はキャラクターの外見に反映されるが、ストーリークエストをクリアするか或いはDLCキャラのキズナクエストを一人でも最後までクリアすると、能力値とは別に外見のみに装備品を反映させる「ファッション装備」が可能になる。

ストーリー[編集]

プレストーリー[編集]

西暦2054年、地球は謎の異星文明の争いに巻き込まれ、人類は移民船での地球脱出を試みる。「白鯨」は脱出に成功した数少ない船の1つであったが異星文明の追撃部隊に見つかり撃墜されてしまう[14]

惑星ミラ墜落後[編集]

墜落した白鯨は惑星「ミラ」に辿り着く。その2か月後には人類は既に居住ユニットを展開し、安住の地として生活を始めていた[15]

登場人物[編集]

ブレイド[編集]

エルマチーム[編集]

エルマをリーダーとした小隊で、主人公の所属先となる。メインストーリーはこの隊の立場で体験する事になる。

アバター
(男性) - 浅沼晋太郎内山昂輝宮下栄治立花慎之介柿原徹也保志総一朗浪川大輔関俊彦小野坂昌也田中秀幸
(女性) - 前田愛佐藤利奈小倉唯勝田詩織内田真礼上坂すみれ田中敦子小清水亜美白石涼子鈴木麻里子
ユニオン - 自由に選択可能
クラス - ドリフター(初期状態、後に自由に変更可能)
本作の主人公。ゲーム開始時に名前、性別、容姿、声を任意に設定できる[16]。原初の荒野に墜落した脱出ポッドの中で眠っていた所を最後の生存者としてエルマに回収され、共にブレイド隊員としてセントラルライフ捜索任務にあたることとなる。脱出の後遺症で一切の記憶を失っている。作中では戦闘時などのボイス以外に台詞は存在せず、意思表示は選択肢で行う。条件を満たすとアバターメイクをやり直す事が可能。
ストーリークエストにおいてはチームリーダーのエルマに随行する形になり、イベントシーンでもエルマとリンから一歩引いた立ち位置にいる事が多い。故に本筋のストーリーにもあまり積極的には絡まないが、時には他者を救う為に身を挺したり、チームリーダーのエルマに異を唱える事もある。エルマ達の関わらないキズナクエストやノーマルクエストにおいては自身が多くのNPCと関わり、惑星ミラの開拓やNLAの発展の功労者となっていく。
当初は従来同様にキャラクターが設定された主人公であったが、ネットワーク対応のためにアバターへと変更された[5][注 1]
エルマ
声 - 桑島法子
ユニオン - テスタメント
クラス - フルメタルジャガー(武器:デュアルガン&デュアルソード)
民間軍事組織「ブレイド」のチームリーダーを務める褐色肌で白髪の女性。沈着冷静かつ的確な判断力と洞察力を持ちメンバーにも尊敬されている。地球では統合政府軍特殊作戦車両教導隊の大佐を務めていた[17]。原初の荒野にて主人公を回収し、自分の小隊の仲間として迎え入れリンと共にセントラルライフ奪還を目指す。
主人公は彼女がリーダーを務めるエルマチームに所属する形になり、ストーリークエストにおいてはエルマがチームリーダー、および実質的な主人公としてストーリーを牽引していく。そのため、ストーリークエストやメインキャラクター関連のキズナクエストには参加が必須となっている。
公式サイトのショートストーリーによれば、白鯨墜落時には「英雄」と共にドールで敵勢力と戦っていたが、白鯨の外壁から弾き飛ばされた際に彼の犠牲によって助けられていたと言う。
その正体は地球が消滅する前に唯一地球に居た異星人サマールの民。B.B.時は29歳とされていたが、実際は少なくとも百年単位で生きている。地球に迫る危機を知り、サマールの総意に反発してただ一人地球を訪れていた。以来、何十年にも渡って移民船や、ドール、B.B.などの高レベルな技術を地球にもたらした。本来の肉体は白い肌と青みが掛かった銀髪を持つ、『ゼノサーガ』のKOS-MOSを彷彿させる容姿で、セントラルライフに保存されている。エンディングではB.B.の体から本来の肉体に戻り、以降はその姿で行動する(設定でB.B.に戻すことは可能)。
リン / リンリー・クー
声 - 伊瀬茉莉也
ユニオン - アームズ
クラス - シールドバトラー(武器:ガトリングガン&シールド)
本名は「リンリー・クー」。「ブレイド」のメカニックを担当。性格は明るく、誰にでも分け隔て無く接する。13歳。機械工学に長け、戦闘ロボット「ドール」の開発も手がける[18]。天才であり情熱と行動力に優れた両親の遺志を受け継いでおり、ある機能を持つドールを開発することを目標としている。
エルマチームの一員で、ストーリークエストにおいてはエルマの相棒として準主人公的立場で物語の中心人物となる。そのため、エルマ同様にストーリークエストやメインキャラクター関連のキズナクエストへの参加が必須となる。
タツ
声 - 阪口大助
惑星ミラに住む「ノポン人」の1人。13歳。天真爛漫、純粋無垢に見えるが時々上から物を言う。エルマ隊が保護することになる[19]。助けてもらったお礼として主人公にナビゲーションボールを授ける。非戦闘員であるが、リンをメンバーに加えるとついてくる。バイアス人に食料として備蓄されていたが、リンにも毎度のように食材にされかける。「ホムホム」という、前作ゼノブレイドの世界でノポン達がホムスを指す言葉を知っているが、意味までは知らない。また、あるシーンでは前作の「サイハテ村」の名前を伝説の地として口に出すが、その理由は不明。
今作のノポン人は前作のノポン族と違って戦う事はなく、タツも前作のリキのように戦闘には参加しない。これは作中では「負傷によって行商に支障をきたさないため」と説明される。

メインキャラクター[編集]

ストーリー上で仲間になるブレイド隊員。

イリーナ
声 - 高森奈緒
ユニオン - インターセプター
クラス - サイシーカー改(武器:アサルトライフル&ナイフ)
「ブレイド」のメンバー。男勝りでサバサバした性格。27歳。地球では「統合政府軍特殊作戦車輌教導隊」に所属、エルマはその時の上官である[20]
グイン
声 - 中村悠一
ユニオン - インターセプター
クラス - サムライガン(武器:アサルトライフル&ロングソード)
「ブレイド」のメンバー。真っ直ぐな性格で正義感が強い。24歳。地球では、統合政府軍特殊作戦車輌教導隊に所属、イリーナとエルマはその時の上官である[21]。イリーナに憧れ、彼女を守りたいと考えているが現状ではそれが可能な実力に至っていない。やや天然。
ダグ / ダグラス
声 - 小山力也
ユニオン - アヴァランチ
クラス - ブラストフェンサー改(武器:レイガン&フォトンセイバー)
本名は「ダグラス」。ドール部隊のチームリーダー。30歳。「統合政府軍特殊作戦車両教導隊」の所属で戦闘技能全般に秀で、特にドールの操縦を得意としている。エルマの部下[22]。よくリンのドール運用試験に付き合わされており、その度に酷い目にあっている。見かけによらず気さくな性格をしているが、実際は頭に血がのぼり易く頑固な面も見せ、弄られやすい損な性格。また、ブレイド内では金稼ぎに躍起になっているとの噂まで立っている。
ラオ
声 - 藤原啓治
ユニオン - パスファインダー
クラス - ロングランサー(武器:スナイパーライフル&ジャベリン)
パスファインダーのチームリーダー。31歳。以前は米国陸軍に所属しており、ダグと当時からの戦友[23]。やや皮肉屋っぽい面も見せるものの誠実な性格で部下からは厚い信頼を得ているが、時折ふらっと居なくなるため心配されている。
地球時代は妻と娘を救うことを目的に地球種汎移民計画に参加していたが、二人を移民船に乗せられず失い、その絶望からグロウスに寝返って生き残った人間を滅ぼそうと画策していた。「英雄」の機体を模したドールプログアレスを持ち出して人類を裏切った後にエルマらに阻止され、エルマに始末されそうになる所をリンと主人公に庇われて改心する。終盤、セントラルライフを破壊しようとするルクザールに不意打ちによって致命傷を与えるが、足場が崩れ共に培養液に落ち、ルクザール共々キマエラ化してしまう。最期はキマエラの消滅に巻き込まれ消息を絶つが、エンディングでは生存を匂わせる意味深なシーンが挿入される。ストーリーをクリアすると永久離脱するため、加入できる期間は限られている。
ラオ(キマエラ)
ストーリークエストのラストボス。原形質溶液に落ちたラオとルクザールが無数の生物と混ざり合ってキマエラ化したもの。「キマエラ」とはセントラルライフ制御システムの暴走によって原形質溶液から作られたキメラで、様々な遺伝情報が交じり合った事で醜悪な異形の怪物となってしまっている。ラオとルクザールの意識がせめぎ合っており、ラオとしては自身を倒すように主人公達に訴える。戦闘後半にはドールの燃料を全て抜き取り、(通常なら)インナーでの戦闘を強いられてしまう。
ルー
声 - 置鮎龍太郎
ユニオン - 無所属(風来坊)
クラス - シールドバトラー改(武器:サイコランチャー&シールド)
惑星ミラに住む先住民。年齢不詳。発明家で、自身の発明品を売ることで生活している[24]。夜光の森に墜落していたライフポイントから地球の知識を学んでいたが、グロウスに襲撃されたことによりエルマ達に連れられてNLAへ移住する。地球人の美的感覚で見ても美形ではあるが、性格は飄々としていて人懐っこい。地球の諺や故事成語を気に入っており、話の途中で引用する癖があるものの使い時を間違えていることもしばしば。彼の同族は登場せず、その詳細な正体は不明。
ナギ / ナギ・ケンタロウ
声 - 菅生隆之
ユニオン - 無所属
クラス - ジェネラルソード改(武器:ガトリングガン&ロングソード)
NLA自治政府軍務長官。57歳。「白鯨」では船長を務めていた[25]。ブレイド隊員の身を最優先に考えるその姿勢から全ブレイド隊員から尊敬を集めているが、主人公に対し自由意思を尊重すると言いながらリンを引き合いに出し半ばブレイド加入を強制するといったお茶目な面や、長官ではなく一隊員として戦える事を楽しんでいるような一面を持っている。居合の達人であり、初期装備が日本刀である。また、前作のダンバンの技「桜花乱舞」を継承している[注 2]

サブキャラクター[編集]

メインストーリーには関わらないが、キズナクエストを達成することにより仲間として使うことのできるキャラクター。仲間にしたか否かに関わらず、エンディングには登場する。

フライ
声 - 中井和哉
ユニオン - インターセプター
クラス - サムライガン改(武器:ガトリングガン&ロングソード)
駝鳥の異名を持つ凄腕の兵士。30歳。普段はダイナーで飲んだくれているが、いざ任務となると恐るべき戦闘力を発揮する。誰も受けたがらない危険な任務ばかりをこなす。
フォグ・クリストフ
声 - 宮田幸季
ユニオン - ランドバンク
クラス - ソードファング(武器:デュアルガン&デュアルソード)
人見知りが激しく、ぼーっとした性格の青年。24歳。かつて喧嘩別れした兄に近づくために精進を続けているが、その性格のために失敗続きである。しかし、戦闘に関しては天性のセンスを持ち合わせている。
実は兄とはフライであり、キズナクエストを進めると明かされるが、さらにキズナクエストを進めて彼らが和解するまで彼らを同時にメンバーに入れることができない。
ヒメリ・アランジ
声 - 米澤円
ユニオン - コンパニオン
クラス - サイシーカー改(武器:サイコランチャー&ナイフ)
住宅エリアで住人の悩み相談に乗っている女性。24歳。とても献身的な性格をしており、「NLAの聖女」と称賛されるほど皆から頼りにされているが、そこに付け込まれて度々悪事やタダ働きに利用されてしまう事も。また、その性格もある種のコンプレックスに起因する。戦闘は不慣れだが、NLAの人々の為に尽力する。
仲間にするための最初のキズナクエストの達成には、受注可能になった時点では探索が難しいエリアまで向かわなければならない。
マードレス
声 - 豊口めぐみ
ユニオン - コレペディアン
クラス - ソードファング改(武器:サイコランチャー&デュアルソード)
腕は立つが我儘で金にがめつく、常に儲けを最優先に考え仲間を平気で欺く様からマードレス(殺人者)と呼ばれている女ブレイド。26歳。イリーナとは古い付き合いらしい。裕福な家庭で育ったが、ある一人の男によって人生を狂わされた。本名はキズナクエストを最後まで進めると明かされる。
セリカ
声 - 佐藤聡美
ユニオン - ランドバンク
クラス - サイシーカー改(武器:デュアルガン&ナイフ)
ロック(声 - 山本和臣)と一緒にグロウスから逃亡していたクリュー系異星人の少女。18歳。エルマ達に保護されNLAに移住しようとするが、不安分子を入れたくないモーリスから厳しい扱いを受けてしまい、住民権を得る為にブレイド入隊試験を受けることになる。温厚で面倒見が良く、非好戦的なロックの身を案じている。
ストーリー上は必ず登場してNLAに移住させる事になるが、仲間にするキズナクエストは任意イベントとなっている。
ミーア
声 - 金元寿子
ユニオン - コレペディアン
クラス - サイシーカー(武器:レイガン&ナイフ)
ブレイド隊員に憧れる少女。19歳。彼女のみキズナクエストではなく複数のノーマルクエストをこなす事で仲間になる。主人公の助力でブレイド隊員となった後、行く先々でピンチに陥りその度に主人公に助けてもらう事になる。主人公の事を「センパイ」と呼ぶ。出生にちょっとした秘密があるが本人は大した事ではないと考えている。

ノンプレイヤーキャラクター[編集]

ヴァンダム
声 - 玄田哲章
「ブレイド」の司令官を務める。48歳。恒星間移民船「白鯨」では技師長を務めていた[26]。口が悪く、『ゼノブレイド』の同名キャラや『ゼノサーガ』に登場した少佐同様、隊員達に「上腕二頭筋を破壊する」トレーニングを課すほどに傍若無人な所があるが、豪放磊落な性格で多くの隊員に慕われている。
モーリス・ショーソン
声 - 沢木郁也
元米国国防相の官僚、大統領補佐官を歴任してきた地球での立場から自らNLA自治政府行政長官を名乗っている人物[27]。65歳。ナギ達に反発する事が多く、異星人のNLA移住にも難色を示すなど辛辣な態度が目立つが、全ては生き残った地球人を第一に考えてのことである。作中ではスラングをよく分かっていないエルマからツンデレと呼ばれる。

DLCキャラクター[編集]

DLCを購入すると仲間になるが、購入していなくてもNPCとしては登場する。また、終盤にはストーリーでも姿を見せる。

HB / ヘクター・バートウィッスル
声 - 島﨑信長
ユニオン - パスファインダー
クラス - シールドバトラー改(武器:アサルトライフル&シールド)
ブレイドの自称「エリート」。28歳。理論派で努力家。向上心に溢れるが故にヴァンダムを蹴り落とすことが目標[28]だが、ヴァンダムの気を引く為に本人の前で腕立て伏せをするなどの奇行も取る。技に勝手に「エリート」を付けて戦闘中に叫んでいる。
ボゼ・ロウズ
声 - てらそままさき
ユニオン - アヴァランチ
クラス - ロングランサー(武器:スナイパーライフル&ジャベリン)
東洋オタクの元熱血教官[28]。54歳。坊主頭とその破天荒な性格は「破戒僧」とも形容される。統合政府軍時代からの歴戦の兵で、前線を退いてからは士官学校の教官を務めていた。その関係で、ブレイド隊員にも教え子が多い。異星人には排他的な思想を持つ。
イエルヴ
声 - 羽多野渉
ユニオン - テスタメント
クラス - ブラストフェンサー改(武器:フォトンセイバー&レイガン)
口が悪く、一見不良のような青年だが、本当は仲間思いなブレイド隊員[28]。22歳。白鯨墜落時に行方不明となった相棒を探している。エピローグにも登場する。
主人公と同じく昔の事をあまり覚えていないが、彼のキズナクエストをクリアすると、彼自身の秘密を示唆する不可解なムービーが流れるがその意味は明かされずに終わる。
アクセナ
声 - 中上育実
ユニオン - アームズ
クラス - ロングランサー改(武器:アサルトライフル&ジャベリン)
三度の飯よりドールが好きな女の子[28]。21歳。アームズカンパニーからの依頼で新兵器のテスターをしている。リンとは仲が良い。

グロウス[編集]

地球人と敵対する組織。

ルクザール
声 - 石塚運昇
グロウスの総帥。"あのお方"のためにと地球人を滅ぼそうとしている。セントラルライフでの最終決戦ではラオ共々、培養液に落ちてキマエラと一体化してしまうが、主人公達に倒される。"あのお方"については最後まで不明であるが、ウィータの真の搭乗者であるらしい。また、ルクザールの専用機だったゼルン(グロウスの攻撃空母)はオーバードとして出現する。
ゲーティア
声 - 本名陽子
ライフポイントの破壊を楽しむ女戦士。
リーズ
声 - 小松由佳
NLAに襲撃をかけた、少女のような姿をした戦闘狂。
ダガン
声 - 長嶝高士
リズとコンビを組んでいる巨大な体を持つ戦士。
ガ・デルグ
声 - 稲田徹
傭兵種族ラース人の皇子で、正確にはグロウスではない。種族全体をルクザールに人質に取られ、地球人と戦わせられる。
ガ・ボウ
声 - 渡辺明乃
ラース人で、ガ・デルグの側近。

舞台[編集]

惑星ミラ
本作の舞台となる未開惑星。元々はノポン達に「広くて広くて嫌になっちゃうほど広い地面だも」と呼ばれていたが、白鯨墜落後にモーリスによって名付けられた。名前は地球種汎移民計画に尽力していながら、移民船に乗り込まず地球と運命を共にした女性「ミラ・トーレス」から取られている[29]。「原初の荒野」「夜光の森」「忘却の渓谷」「白樹の大陸」「黒鋼の大陸」の5つの大陸から成る。また、これら以外の海域に幾つか小島も存在する。大気、重力、気候は人間が生きていくのに適した環境となっているが、各地には獰猛な生物、謎の文明が残したと思しき古代兵器、険しい自然など様々な脅威が存在する。白鯨のクルー達はこの星を第二の故郷とするべく開拓作業を行なっている。しかし、惑星内では異種族が何の処置も無く意思疎通可能になったり、星を離脱しようとした者が謎の力によって引き戻されるなど、ただの未開惑星ではない事が随所で示唆されている。また、出航前に入手していた航宙図にも載っていない未知の惑星であり、突然現れたかのように白鯨側も寸前までミラの存在を認知できておらず、グロウス側も直接降り立った訳ではなく気がついたらミラに居たと言う。
ニューロサンゼルス(NLA)
惑星ミラにおける人類の拠点。白鯨の居住ユニットだったが、墜落時に船体から切り離し、原初の荒野に根付く街となった。名前はモデルとなった都市から取られて名付けられた。元々居住可能な惑星に降下させることを想定して人工重力発生装置を搭載した仕様になっているため、不時着時にも大きな損傷は無く軟着陸できている。物資の生産やドールを開発を行う「工業エリア」、レストランやアパレルショップなどの繁華街「商業エリア」、住まいがある「住宅エリア」、暫定政府やブレイドの本部が置かれている「ブレイドエリア」、ゲーム開始時はまだ何もない「未開発エリア」に分かれている。武器や防具の売買、ドールの整備はここで行う[15]。ストーリークエストを進めるとノポン人とマ・ノン人が移住し、マ・ノン人の宇宙船が未開発エリアに入港する。ノーマルクエストをこなしていく事によって更に多数の異星人が移住していき、人種のるつぼと化していく。
原初の荒野
NLAが不時着した大陸であり、ここを中心にミラの調査範囲を広げていく。名前こそ「荒野」だが、実際は草原が広がる緑豊かな大地となっている。自然に溢れた原野で、ミラの中でも最も地球環境に近い大陸ではあるが奇形の断崖や浮遊する小島など異様な地形も数多く存在し、異星である事を実感させる。登場するエネミーも比較的弱く、レベルの低いブレイドでも探索がしやすい一方、桁外れに強力な敵やオーバードも存在する。
夜光の森
原初の荒野より西部に位置する。大陸全体が巨大な植物に覆われた密林になっており、枝や葉が入り乱れた事で横のみならず縦にも複雑な地形と化している。岩や花に擬態した原生生物が多く、奇襲も受けやすい。名前の通り、夜間には植物が幻想的な光を発する。最奥部にはミラの生態系の頂点に君臨する最強のオーバードが存在する。
忘却の渓谷
原初の荒野より東部に位置する大陸。一面、殺伐とした砂漠が広がる不毛の大地で植物は殆ど見られない。更に体力を奪う電磁嵐が吹き荒れるなど、探索の環境も過酷になってくる。「忘却」の名の通り、かつて繁栄していたと思われる古代文明の遺跡らしきものが随所に見られる。ストーリークエストクリア後にはHP1億を誇るオーバードが出現する。
白樹の大陸
原初の荒野から海上の道を北に向かった先にある大陸。雪のように白い砂や植物に覆われた大地で、昼夜を問わず幻想的な雰囲気を醸し出す。特に夜は胞子や夜光球が光を放つ他、時には赤いオーロラが出る事もある。しかし大量の胞子が舞うと地吹雪のように視界を奪われてしまう。巨大な夜光球の中には凄まじい強さを誇るオーバードが潜んでいる。
黒鋼の大陸
白樹の大陸から北東部に位置する大陸。大陸の殆どが険しい火山地帯であり、ミラの中で最も過酷な環境となっている。噴煙の影響か曇りの天気である事が多いため基本的に薄暗く、各所にはグロウスの基地や古代の採掘船などの機械も無数に存在し、全体的に物々しい雰囲気が漂う。

用語・設定[編集]

ブレイド(BLADE)
プレイヤーが所属することになる民間軍事組織。「Beyond the Logos Artificial Destiny Emancipator(神の言葉を超えた人工的な運命の解放者)」頭文字[15]の略称であり、本来は地球種汎移民計画に必要なとある技術を開発した男性[注 3]が提唱した言葉であるが、ミラでの生活に必要な軍に変わる組織の名称としてナギが引用した[29]。「ライフポイントの探索」「惑星ミラの調査」「NLAの治安維持」の3つ任務がある。様々な目的に対応するため大きく8つの「ユニオン」と呼ばれる組織に分かれて活動しているが、特定のユニオンに所属していても受ける任務に制限を受けることは無く、現実にエルマ隊はそれぞれ所属ユニオンがバラバラである[30]。ユニオンは以下のいずれかから選択し、所属ユニオンに応じてユニオンサポートが受けられたり、それぞれのユニオンが推奨する行動を取る事でユニオンポイントが得られ、現実時間で一日毎の順位が決定する。一日に一度、順位に応じた「ユニオンサラリー」が受け取れる。前述の通り任務に制限は無く、どのユニオンに所属していても行動自体は全て自由に行える。
パスファインダー
各地にデータプローブを配置し、フロンティアネットの拡充を担当する。ロケーションの発見でもポイントが多く入る。ラオ、HBが所属。
インターセプター
ミラの原生生物の討伐が主な任務。調査チームの護衛や要人警護、NLA市民の救出なども担当している。ポイントはエネミー討伐やクエスト達成で獲得できる。イリーナ、グイン、フライが所属。
アヴァランチ
ミラの原生生物でも特に危険なオーバードの討伐を担当。インターセプターが守備なら、こちらは攻撃に相当する。エネミー討伐に加えてオーバード討伐でポイントが獲得できる。ダグ、ボゼが所属。
テスタメント
ミラに散らばった白鯨の残骸や戦場の遺留品の探索、回収を担当。データプローブ設置でもポイントは獲得できる。エルマ、イエルヴが所属。
コレペディアン
ミラの様々な場所に赴いてその土地の調査や素材の回収を行う。コレクションアイテムの回収の他、オーバード討伐でもポイントが獲得できる。マードレス、ミーアが所属。
ランドバンク
NLAの生活の維持に必要な資源、鉱石の確保を担当する。レアリソースの採掘、ロケーションの発見でポイント獲得。フォグ、セリカが所属。
アームズ
ドール、インナー双方の装備・兵器を開発しているアームズカンパニーの支援を担当。企業を成長させたりコマーシャルポイントを獲得するとポイントが入る。リン、アクセナが所属。
コンパニオン
NLAの住民間の問題解決を担当。所謂「なんでも屋」で、住民の喧嘩の仲裁から始まり迷い猫の探索まで住民からの要望に幅広く対処する。クエストを達成したり他プレイヤーのブレイドを成長させるとポイントを獲得する。ヒメリが所属。
白鯨(はくげい)
地球種汎移民計画によって地球を飛び立った巨大移民船の一隻。艦長はナギ。地球を発って二年後、地球圏で戦いを繰り広げていた勢力の一方に追撃され、彼らの生体兵器群に侵入されて深刻なダメージを受けた。それでも「英雄」と呼ばれる青年の活躍で生体兵器群は排除できたが、損傷した船体では突如目の前に突如現れた惑星ミラの重力からは逃れられず、墜落。船体は上空で四散し、いくつかのユニットは人工重力発生装置によって軟着陸した。尚、「英雄」はその際に行方不明となっており、最後までその消息や正体が明らかになる事はない。ただ、彼の乗機がアレスという名である事が語られるだけである(アレス自体は条件を見たせば開発可能)。
グロウス
地球人と敵対している組織。地球のものとは比べ物にならない技術力に加え、圧倒的な数の構成員が所属している。これだけですでに圧倒的な規模の組織だが、これでも宇宙を牛耳っている組織のさらに末端の組織に過ぎないという。彼らともう一方の勢力が地球付近で戦争を始めた事が切っ掛けで、地球人は地球圏の放棄を強いられてしまった。純粋なグロウス以外にもバイアス人、ラース人と言った異種族も何らかの理由で所属している。クエストを進めるとラース人とは和解し、一部がNLAに移住。バイアス人も穏健派が移住する。
その実態は、合成によって造られた合成生命体だけで構成された組織であり、総帥のルクザールも例外ではなかった。地球人の生身の体を恐れていたのは、地球人の遺伝子にはその合成生命体を破壊する因子が組み込まれているからであったため。復活を阻止するために地球人及びライフ、セントラルライフを付け狙っていた。最終的に総帥のルクザールは死亡したが、惑星ミラの各地に残党は残っている。しかし彼らが何故、惑星ミラに降り立ったのかは明かされず(白鯨を撃墜したのは敵対勢力の方であり、彼らが白鯨を追っていた訳ではない)、また、グロウスと戦いを繰り広げていた敵対勢力についても一切語られず、最後まで詳細は不明。ルクザールが言っていた「あのお方」についても作中で明かされる事はない。
Blue Blood(ブルー・ブラッド)
第5章で明らかになる設定。人間を模したロボットであり、名前の通り体内には青い血が巡っている。作中では主に「B.B.」と呼ばれる。作中に登場する地球人類は主人公を含めて全てB.B.である。
白鯨が地球から脱出し、新たな安住の地を探すのにはあまりにも時間がかかり、とても人間は生きていられないため、人間全員をセントラルライフに保存し、白鯨の維持に必要なクルー達の意識だけをB.B.に送信して操作させる事で実質的に生き永らえた。ロボットであるため年を取る事が無く、生殖能力も無い。しかしそれ以外は生身と遜色なく、五感は存在し、食事も睡眠も可能で疲労を感じる事もできる。主人公も片腕を失うまで自分がB.B.である事に気付かなかった。基本的に本来の姿と同じ容姿であるが、NPCの中には老人でありながら若者のB.B.になっている者もいる。主人公のアバター作成がやり直せるのは、その身体であるB.B.自体が一種のアバターだからである[注 4]。一方、作中では未知のウイルスで怪物化したり、 キメラに取り込まれたりなど機械らしからぬ挙動を見せたり、後述の通り「生き返る」ことができるにもかかわらず葬儀や暗殺を行おうとする者がいるなど、ストーリー上の扱いが一定していない部分もある。
身体能力も生身に比べて遥かに高いが、不老不死かと言うとそうでもなく、損傷して機能停止すれば復活出来ないし、セントラルライフの電力が切れてしまえば生身の体の保存が出来なくなるため、全滅する。但し、損傷による「死亡」ではセントラルライフの生身の体は死ぬ訳ではないので、セントラルライフさえ発見できれば新たなB.B.を得る事も生身の人間として目覚める事も可能とされる。
ドール
人型のロボットで、インナーとは比べ物にならない程の火力を有する。地球人側が造ったドールは角ばりが多く、装甲の模様も複雑で、また装甲の表面を流水のように流れる光のラインがある。グロウス側のものは対照的に曲線が多く、装甲の模様も大体が単色で光のラインは無い。コックピットは共通して360度すべての視界が開けた全天周囲スクリーン。
グロウス側にはクムーバ属、ガルドラ属が存在し、またラース人の操るヴァサラ、デヴァラ・カカラ、死者渓谷に落ちていてグロウスによって復旧された大型のウィータ、グロウス製で変形機能を備えた超大型のズ・ハッグが存在する。本来、地球人側にとってはオーバーテクノロジーであり、サマールの民であるエルマ一人によって齎された技術だった。
オーバード
惑星ミラに徘徊するエネミーの中でも特に強い力を持った個体で、前作のユニークモンスターに相当する。ミラの環境か遺伝子の変異なのか、通常の個体よりも身体能力、知性、時には大きさまでもが超越していることから「オーバード(超越者)」と呼ばれる。それぞれが肩書きと個別の名前を持つ。単純に普通より強いモンスター程度の場合もあれば、ボスモンスターの如く鎮座していたりフィールドを我が物顔で闊歩しているものもいる。また、野生モンスターのみならず、暴走する兵器やグロウス側の強者、異星生命体などもオーバードとして認定されている場合がある。
呼び名の通り周囲のエネミーとは比較にならない強さを持ち、中には無為無策では手も足も出なかったり、次元の違う圧倒的な強さでプレイヤーを一方的に蹂躙する個体も居る。撃破は基本的に必須ではないが、倒せれば相応の見返りがある。
地球種汎移民計画
本作の根幹に深く関わっている計画。異星人同士の戦争に巻き込まれて滅ぶ運命の地球を捨て、宇宙船を以て生命体を運び、他の天体へ移民するという計画。主人公達が乗った白鯨は、多数行われたこの計画のうちの一つだった。
終盤、地球種汎移民計画は本当はセントラルライフに生身の体が保存されている訳ではなく、B.B.を動かしていたのは二千万人の遺伝子と意識を電子化し、それを送信して操作する超大型コンピューターで、そしてセントラルライフに保存されていたのは生命体の遺伝子情報だった、という事が明かされる。つまり生身の体を持ってくるのではなく、新たな大地で新しく生身の体を作って生き延びる、という計画であった。無論、「そうして新しく作られた自分は果たして自分なのか」ということを巡って激しい議論が為されたが、それでもこの計画が実行されたのは少しでも多くの人類の遺伝子情報を残すためであった(コールドスリープを行い生身の体を持っていこうとする計画もあったが、それで運べたのは三万人程だった)。
ライフ
白鯨に搭乗した人々が眠る施設で、NLAの住民となる白鯨クルーや戦闘員以外の一般市民はここでコールドスリープによる眠りについている。ミラに墜落する際に白鯨の船体から分離し、惑星のあちこちに散らばってしまった。ライフが墜落した場所はライフポイントと呼ばれ、これを捜索するのがブレイドの重大な任務の一つとなっている。色は暗色だが、形状は『ゼノギアス』『ゼノサーガ』に登場した「ゾハル」に似ている。
しかし実際はNLAの住民であるB.B.を含む白鯨搭乗者の肉体は個々のライフではなく全てセントラルライフへと収容されている。
セントラルライフ
地球種汎移民計画の真の要。白鯨に搭乗した約二千万人もの生身の肉体を保存しているとされる巨大施設。これを見つけ出して生身の体を取り戻すのが本来のブレイド達の役目である。電力が切れるとB.B.へのセントラルライフからの意識の送信が途絶え、活動不可能になり永久に捜索できなくなってしまう。NLAのブレイドタワーに表示されているパーセントは残りの電力を示しているものである。グロウスの技術力でも破る事が出来ない防御フィールドを展開する事ができる。
長らく捜索が行われてきたものの全く見つからず、ラオの持っていたデータデバイスによって、黒鋼の大陸の西の海域にあると判明した。その内部にはコールドスリープを受けた体は無く、あらゆる生命体を造り出せる無尽蔵の液体と、上記のB.B.を操作するコンピューターがあるだけだった。地下にはそのB.B.を操作するための意識と遺伝子情報を電子化したものを保存しているデータベースエリアがあるはずだったが、白鯨が墜とされ、セントラルライフが不時着した時にすでにデータベースは大破していた。では何故、B.B.達は今なお動けているのか、という非常に大きな謎を残す。
テレシア
「命を統べる者」と呼ばれる竜のような超生命体。通常は夜光の森の最北部にある神鳥寝所の上空を飛んでいる。その行動は予測不能だがブレイドにとって敵対するとは限らず、本編中でも一度エルマチームを助けている。その正体は最後まで明言されず、前作でのハイエンターが変異した同名の存在と同様「不浄な命を刈り取る」と考えれているが、そちらとの関連性も不明。前作のものとは強さ・大きさ共に桁違いで、作中最高のレベルを誇るオーバードとして君臨する。
イェギラス
外宇宙で発生した超生命体。周囲一帯を枯渇させるほどのエーテル吸収能力によって生体活動はおろか、恒星間を移動するほどのエーテルを蓄える。辿り着いた星で破壊と殺戮の限りを尽くし、破壊衝動を満たした後に次の惑星に向かう事を繰り返している。
本編のストーリーには一切絡まず、作中ではマルチプレイ要素であるスコードミッションや、全プレイヤーが協力して戦うワールドエネミー討伐で登場する。マルチプレイ以外では一体のみオーバードとして登場するが、作中最強クラスの強さを持つ。

追加コンテンツ[編集]

ロード高速化データパック(無料)[編集]

パッケージ版向け。データの一部をWii U本体にインストールしておくことでロード時間を短縮できる。

ロード高速化「基本データパック」
使用頻度の高い地形などのデータ。(使用容量: 2.0GB)
ロード高速化「エネミーデータパック」
エネミー等のデータ。(使用容量: 2.7GB)
ロード高速化「プレイヤーデータパック」
プレイヤーに関するデータ。ショップ等のロードが短縮される。(使用容量: 3.6GB)
ロード高速化「ドールデータパック」
ドールの表示時間が少し短くなる。(使用容量: 1.7GB)[31]

追加クエスト[編集]

2015年5月8日より販売開始予定[28]

新キャラ追加クエスト
キャラクターが追加されるクエスト。HB、ボゼ、イエルヴ、アクセナの4種類[28]
サポートDLCクエスト
成長促進、増収増益、キズナ促進の3種が販売される[28]

評価[編集]

  • 週刊ファミ通クロスレビューで9点/9点/8点/8点の合計34点のゴールド殿堂入りを果たした。
  • ファミ通.comのアンケート(集計対象1200人)によると平均プレイ時間は「168時間」、100点満点で「平均74.4点」、最も多いプレイしてよかった点として「フィールドの探索」「ドール」「クエスト」などが挙げられ、改善して欲しい点として「ユーザインタフェース」「ストーリーの展開」「演出面の改修」を求める意見が多かったとされている。特に「世界設定・ストーリー」はプレイ前の期待値とプレイ後の感想との落差が大きく、本アンケートについてディレクターの高橋は「おおむね僕と同意見。次は濃いストーリーを作りたい」とコメントしている[32]
  • 主人公がアバターという点でストーリー上の立ち位置や感情移入の度合いに関してはユーザーからの不満意見が多かった[32]

サウンドトラック[編集]

「XenobladeX」Original Soundtrack
澤野弘之サウンドトラック[33]
リリース
レーベル デフスターレコーズ(発売元)
ソニー・ミュージックマーケティング(販売元)[33]
テンプレートを表示

澤野弘之が手掛ける本作のサウンドトラック「XenobladeX」Original Soundtrack(「ゼノブレイドクロス」オリジナル・サウンドトラック)がデフスターレコーズより2015年5月20日発売[34]

4枚組55曲を収録[33]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ タイトル画面やパッケージにはエルマ、リン、タツと共に黒髪の青年が映っている。
  2. ^ キズナクエストをクリアすると主人公も会得可能。
  3. ^ ナギの友人でヴァンダムの知己との事だがミラ・トーレス同様、移民船に乗り込まず地球と運命を共にしたと言う。
  4. ^ 但し、主人公の正体及び、本来の姿については最後まで明かされない。

出典[編集]

  1. ^ 『XenobladeX(ゼノブレイドクロス)』公式ホームページ”. モノリスソフト. 2015年2月12日閲覧。
  2. ^ a b ソフトウェアをさがす(検索結果)”. 任天堂. 2015年2月12日閲覧。
  3. ^ a b c d e f XenobladeX|Wii U|任天堂 E3 2014情報”. 任天堂. 2015年2月12日閲覧。
  4. ^ a b c d スタッフ”. モノリスソフト. 2015年2月12日閲覧。
  5. ^ a b c d e f 社長が訊く『XenobladeX (ゼノブレイドクロス)』|Wii U 1.星をひとつ丸ごと作る”. 任天堂 (2015年4月28日). 2015年4月28日閲覧。
  6. ^ a b 「ゼノブレイドクロス」は2015年春発売。Wii U GamePadの画面を使ったナビゲーション機能も”. 4Gamer.net (2014年11月6日). 2015年2月12日閲覧。
  7. ^ a b Xenoblade Chronicles X”. 任天堂. 2015年2月12日閲覧。
  8. ^ VGChartz. “Xenoblade Chronicles X 日本売上” (英語). 2017年9月11日閲覧。
  9. ^ VGChartz. “Xenoblade Chronicles X 世界累計売上” (英語). 2017年9月11日閲覧。
  10. ^ XenobladeX|Nintendo Software Lineup”. 任天堂. 2015年6月1日閲覧。
  11. ^ 注目の新作RPG「XenobladeX」ファーストインプレッション。ソロプレイでもオンラインでもたっぷり遊べる期待以上の完成度”. 4gamer. 2015年11月22日閲覧。
    『XenobladeX(ゼノブレイドクロス)』プレイインプレッション ちょっとやそっとじゃ遊び尽くせないボリュームの冒険を体験できる!”. ファミ通.com. 2015年11月22日閲覧。
    週刊ファミ通 2015年4月30日号ゼノブレイドクロス 続報
  12. ^ セグメントマップ|フィールド”. モノリスソフト. 2015年4月12日閲覧。
  13. ^ "TVモニターに映っているメインのゲーム画面をWii U GamePadへ表示する機能も付けたのでWii U GamePadのみでのプレイも可能です。"”. Twitter (2015年2月9日). 2015年2月12日閲覧。
  14. ^ プレストーリー|世界観”. モノリスソフト. 2015年4月12日閲覧。
  15. ^ a b c 『ゼノブレイドクロス』舞台となる惑星や拠点「ニューロサンゼルス」をチェック!世界観やストーリーも”. インサイド (2015年2月7日). 2015年2月12日閲覧。
  16. ^ アバターメイク|キャラクター”. モノリスソフト. 2015年5月15日閲覧。
  17. ^ エルマ|キャラクター”. モノリスソフト. 2015年2月12日閲覧。
  18. ^ リン|キャラクター”. モノリスソフト. 2015年2月12日閲覧。
  19. ^ タツ|キャラクター”. モノリスソフト. 2015年2月12日閲覧。
  20. ^ イリーナ|キャラクター”. モノリスソフト. 2015年2月12日閲覧。
  21. ^ グイン|キャラクター”. モノリスソフト. 2015年2月12日閲覧。
  22. ^ ダグ|キャラクター”. モノリスソフト. 2015年4月12日閲覧。
  23. ^ ラオ|キャラクター”. モノリスソフト. 2015年4月12日閲覧。
  24. ^ ルー|キャラクター”. モノリスソフト. 2015年4月12日閲覧。
  25. ^ ナギ|キャラクター”. モノリスソフト. 2015年2月12日閲覧。
  26. ^ ヴァンダム|キャラクター”. モノリスソフト. 2015年2月12日閲覧。
  27. ^ モーリス|キャラクター”. モノリスソフト. 2015年2月12日閲覧。
  28. ^ a b c d e f g 有料追加コンテンツ5月8日午後より配信”. モノリスソフト (2015年4月28日). 2015年4月30日閲覧。
  29. ^ a b ショートストーリー「BLADE誕生」竹田裕一郎”. モノリスソフト. 2022年2月9日閲覧。
  30. ^ 「ブレイド」と8つの「ユニオン」|世界観”. モノリスソフト. 2015年4月12日閲覧。
  31. ^ 「ロード高速化データパック」配信”. モノリスソフト (2015年4月10日). 2015年4月11日閲覧。
  32. ^ a b 週刊ファミ通 No1387
  33. ^ a b c d Sawano Hiroyuki|インフォメーション”. ソニー・ミュージックエンタテインメント (2015年4月10日). 2015年4月12日閲覧。
  34. ^ 5月20日発売!「XenobladeX」Original Soundtrack”. モノリスソフト (2015年4月2日). 2015年4月12日閲覧。

外部リンク[編集]