ゼノブレイド3
ジャンル | コンピュータRPG |
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対応機種 | Nintendo Switch |
開発元 | モノリスソフト |
発売元 | 任天堂 |
ディレクター |
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音楽 | |
美術 | |
シリーズ | ゼノシリーズ |
人数 | 1人 |
メディア | Nintendo Switch用ゲームカード/ダウンロード販売 |
発売日 | 2022年7月29日 |
対象年齢 | CERO:C(15才以上対象) |
売上本数 |
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『ゼノブレイド3』(Xenoblade 3、英: Xenoblade Chronicles 3)は、モノリスソフトが開発し、任天堂より2022年7月29日[2][注釈 1]に発売されたNintendo Switch用コンピュータRPG。
概要[編集]
2022年2月10日に開催された「Nintendo Direct 2022.2.10」で発表された『ゼノブレイド』シリーズのナンバリング作品。「命」をテーマにしている[3]。
総監督は過去作と同様に高橋哲哉が務める。高橋によると本作の構想は『ゼノブレイド2』開発前から温めていたもので、キービジュアルは折れた機神の大剣と胴体に大穴が穿たれたインヴィディアの巨神獣であり、『ゼノブレイド』および『ゼノブレイド2』の世界をつなげる集大成的な作品と位置づけられている[3][4]。
ストーリー[編集]
機械技術を発達させた「ケヴェス」、エーテルと呼ばれる技術を扱う「アグヌス」の2つの国家が争う世界、アイオニオン。2つの国家の国民は装置によって作られた生命体であり、その寿命は10年。その中で戦う為に生き、生きる為に戦う、戦う事を宿命付けられた者達であった。周囲がその環境に何の疑問も持たない中で、失われた命を弔う「おくりびと」の役割も担うケヴェス兵のノアはその生活に複雑な思いを巡らせていた。
そんなある日、ノア達ケヴェス兵に不可解な任務が課せられる。その内容は謎のエネルギー装置の破壊。命じられるままその地へ赴き、同じ任務を課せられたアグヌス兵と謎の勢力と三つ巴の戦いを繰り広げるが、ノア達にとっては異質なしわしわの男に制止され、その謎の男に「お前達は本当の敵と戦うべきだ」と告げられる。
その直後、話を遮るように新たな謎の勢力による攻撃が入る。その巨人の圧倒的な力にノア達は苦戦を強いられるが、謎の男がエネルギー装置を動かし、ノアはアグヌス兵の少女ミオと融合。その力で場を切り抜ける事に成功する。だが謎の巨人は謎の力を作動させ「コレでお前たちは世界の敵だ」と告げ余裕そうに去っていった。
ノア達は攻撃を受けた男の元に駆け寄り、その男から改めて本当の敵と戦うべきである事と、生き延びたいのなら大剣の突き立つ大地「シティー」を目指すよう説得を受け、そのまま命を落とした男を弔った。その後一度は基地への報告を優先したノア達とミオ達だったが、既に謎の巨人の言う通りノア達を味方する者は居なくなっていた。居場所を失い、同時に目指すべき場所を示されたノア達6人の兵士は手を取り合い、この世界の真実を見るべく「シティー」を目指す。
登場人物[編集]
主人公[編集]
- ケヴェス側ウロボロス
-
- ノア
- 声 - 新井良平
- 性別 - 男 / 年齢 - 18歳・9期 / クラス - ソードファイター
- ケヴェスの兵士であり、戦場で命を落とした兵士を弔う「おくりびと」。子供の頃から今の世界の現状に疑問を抱いていた。武器は大型の両手剣だが、真の武器はその刀身に秘められたノポンの魔剣ラッキーセブン。
- ランツ
- 声 - 田邊幸輔
- 性別 - 男 / 年齢 - 18歳・9期 / クラス - ヘヴィガード
- 幼い頃からノアと共に過ごすケヴェスの兵士。灰色の肌が特徴の大柄な青年。盾としても使用可能な大剣を扱い、敵の攻撃を引き付ける。
- ユーニ
- 声 - 潘めぐみ
- 性別 - 女 / 年齢 - 18歳・9期 / クラス - メディックガンナー
- ノアやランツの幼馴染であるケヴェスの兵士。口が悪くガサツな性格の少女だが、座学が得意。杖の形をした銃「ガンロッド」を扱う。
- アグヌス側ウロボロス
-
- ミオ
- 声 - 津田美波
- 性別 - 女 / 年齢 - 19歳・10期 / クラス - 疾風士
- アグヌスの兵士で「おくりびと」。生真面目で優しい性格で、仲間からの信頼も厚いが、自分の悩みは抱え込んでしまうタイプ。感情的になりやすいのも玉に瑕。メンバーの中では最年長の10期で成人まであと3ヶ月。ツインリングという武器と己が素早さで、攻撃を引き付ける役目を担う。
- セナ
- 声 - 佐藤みゆ希
- 性別 - 女 / 年齢 - 18歳・9期 / クラス - 破砕士
- 力自慢の明るく元気な性格の少女。昔から共に過ごすミオを姉のように慕う。武器は大型のハンマー。
- タイオン
- 声 - 木村良平
- 年齢 - 男 / 年齢 - 18歳・9期 / クラス - 戦術士
- ミオ、セナと行動しているメガネの兵士。高い洞察力と戦術の判断で信頼されている。「モンド」と名付けた紙のような武器をカタシロ(形代)にして操り戦う。
ケヴェス[編集]
- 女王
- 声 - 勝田詩織
- ケヴェスの女王。仮面を被っているが素顔を明かそうとはしない。
- リク
- 声 - 千本木彩花
- 性別 - 男 / クラス - ヤムスミス
- ケヴェス軍のノポン。メカニックが得意。ノア達元ケヴェス側の主人公達とは幼馴染で、ノア達に味方が居なくなった際にも彼らについて行く。戦闘では後述のマナナと組んで主人公達をサポートする。
- エセル
- 声 - 種﨑敦美
- 性別 - 女 / クラス - フラッシュフェンサー
- ケヴェスの「コロニー4」の軍務長。二刀流の女剣士。僅か3期で所属コロニーを白銀クラスにまで引き上げたエリート。過去にノア達の危機を救った、彼らにとっての命の恩人でもある。
- ゼオン
- 声 - 逢坂良太
- 性別 - 男 / クラス - ガーディアンコマンダー
- ケヴェスの「コロニー9」の軍務長。ノア達の旧友で、ノア達がウロボロスとなったことで更迭された前軍務長の後任として軍務長の任を引き継いだ。
- ルディ
- 声 - 小林ゆう
- 性別 - 男 / クラス - ウォーメディック
- ケヴェスの「コロニー30」の軍務長。レウニスのメカニックとして超一流の腕前を持ち、執政官キューから最強のレウニスの開発を依頼されていた。
- アシェラ
- 声 - M・A・O
- 性別 - 女 / クラス - ローンエグザイル
- ケヴェスの「コロニー11」の軍務長。ケヴェス随一のディフェンダーだが超がつくほどの戦闘狂。
- ムンバ
- 声 - 井口祐一
- 性別 - 男 / クラス - シャープシューター
- 序盤の作戦で一時的にノア達に同行するコロニー9の兵士。的確な状況判断力を持ち、ノア達にとっては頼れる先輩。成人間近だったが、別行動を取った際にディーに遭遇しノア達の目の前で殺害された。
- クリス
- 声 - 岸尾だいすけ
- ケヴェスの「おくりびと」でノアの教官。ノアに「おくりびと」としての心構えを説くが、4年前の戦いで戦死した。
- ボレアリス
- 声 - 森田成一
- コロニー4の副官。エセルを慕っている。
アグヌス[編集]
- 女王
- 声 - 大和田仁美
- アグヌスの女王。仮面を被っているが素顔を明かそうとはしない。
- マナナ
- 声 - 洲崎綾
- 性別 - 女 / クラス - ヤムスミス
- アグヌス軍のノポン。料理が得意。戦闘ではリクと組んで主人公達をサポートする。ちなみに戦闘で使っているのは盾ではなく鍋。
- イスルギ
- 声 - 前野智昭
- 性別 - 男 / クラス - 戦略士
- アグヌスの「コロニーラムダ」の軍務長。タイオンの元上司。副官のナミの戦死を引きずっており、そこをジェイに漬け込まれる形で利用された。
- カムナビ
- 声 - 楠大典
- 性別 - 男 / クラス - 武翔士
- アグヌスの「コロニーデルタ」の軍務長。炎のような長槍を扱う。「戦道」を追求するストイックかつ豪胆な武人。ケヴェスのエセルとは宿敵の間柄。
- シドウ
- 声 - 高橋広樹
- 性別 - 男 / クラス - 錬世士
- アグヌスの「コロニーガンマ」の軍務長。ミオ達の現上司。 穏やかで思慮深く物腰も柔らかいが、その教練はミオ達も震え上がるほど厳しい。
- ニイナ
- 声 - 小清水亜美
- 性別 - 女 / クラス - 攻騎士
- アグヌスの「コロニーイオタ」の軍務長。柔軟な思考の持ち主で、両軍で使われているコレペディアカードの立案者。
- ユズリハ
- 声 - 釘宮理恵
- 性別 - 女 / クラス - 幻弓士
- アグヌスの「コロニータウ」の軍務長。泰然とした性格で、コロニーが置かれた環境ゆえに独特な価値観を持つ。
- マシロ
- 声 - 悠木碧
- 性別 - 女 / クラス - 星輝士
- アグヌスの「コロニーミュー」の軍務長。気弱だが責任感と芯は強い。
- ミヤビ
- 声 - 福圓美里
- 性別 - 女 / クラス - 雅楽士
- かつてアグヌスでミオとコンビを組んでいた「おくりびと」で、セナとも友人だった。コロニーオメガで事故に遭遇し、セナとミオを脱出させるが自身は取り残され、命を落とした。
- ナミ
- 声 - 藤井ゆきよ
- タイオンが所属していた頃のコロニーラムダの副官。タイオンに戦術のイロハとブレイドの使い方を叩き込んだ恩人だったが、コロニー13との戦闘で大敗した際にタイオン達を逃がすため殿を務め戦死した。
メビウス[編集]
原初のメビウス[編集]
- ゼット(Z)
- 声 - 大塚明夫
- ケヴェスとアグヌスの終わりのない戦争を娯楽を消費するかのように鑑賞する男。執政官を統率する黒幕。
- エックス (X)
- 声 - 高野麻里佳
- ワイ(Y)
- 声 - 稲田徹
- コロニーオメガの執政官。命の火時計を創造する能力を持つ。
人から成ったメビウス[編集]
ストーリー上重要またはヒーローとして加入するメビウスのみを記載する。その他については#設定・用語を参照
- エヌ(N)
- 声 - 新井良平
- ケヴェスキャッスルの執政官。金色の鎧を纏った青年。
- 正体は過去に消滅したノア。ミオ(エム)らとともにシティーの始祖となり、死と再生を何度も繰り返した後もミオとともに戦い続けてきたが、何度も繰り返される死と再生に絶望し、その折にゼットの誘いに応じてメビウスとなった。主人公としてのノアは彼の後悔から生まれた存在である。
- エム(M)
- 声 - 津田美波
- アグヌスキャッスルの執政官。他人と精神を入れ替えかく乱する能力を持つ。
- 正体は過去に消滅していったミオ。エヌのメビウス化の代価としてゼットの手によってメビウスとなった。
- ジェイ(J)/ ヨラン(Joran)
- 声 - 天希かのん
- 小太りの少年の姿をした執政官。泥人形に複製した人の魂を移して使役する能力を持つ。その正体は元ケヴェス軍訓練兵でノアやランツの同期。過去のアグヌス軍の襲撃の際に死んだ後、メビウスとなった。
- ディー(D)/ ディルク
- 声 - 上田燿司
- ノア達がウロボロスとなるきっかけとなったメビウス。元はアグヌス軍の兵士で、敵味方問わず兵士を惨殺しその生首をコレクションしていた残忍な男。その残忍さはアグヌスの教本にも名前が載る程だった。
- ティー (T) / トライデン (Triden)
- 声 - 土師孝也
- 性別 - 男 / クラス - ソウルハッカー
- 「コロニー15」の執政官兼軍務長。メビウスでありながらノア達に敵意を持たず、部下たちと自由に生きることを選んだ豪放磊落な男。
ロストナンバーズ[編集]
- ゲルニカ・ヴァンダム
- 声 - 玄田哲章
- ノア達の前に現れる謎の男。メビウスの襲撃を受けたノア達にウロボロスの力を授け、本当の敵の存在と目指すべきものを告げ命を落とした。
- モニカ・ヴァンダム
- 声 - 渡辺明乃
- 性別 - 女 / クラス - ロストヴァンガード
- ゲルニカの娘。ゲルニカの死後のロストナンバーズの責任者であり、シティーを取り仕切る長老を兼任する女傑。既に子持ちの身ではあるが戦闘能力は健在で、メイスの扱いはシティー随一。一方でネーミングセンスは今一つ。
- ゴンドウ・ヴァンダム
- 声 - 明坂聡美
- 性別 - 女 / クラス - マーシャルアーティスト
- モニカの娘でゲルニカの孫。ロストナンバーズの若き実力者。目の前に現れたノア達の精神を勝負及び残忍な言葉で試し、認めた後に協力する。義理堅いが血の気も多く、立てる作戦はいつも無茶なものでモニカに強く止められる事もある。
- グレイ
- 声 - 千葉繁
- 性別 - 男 / クラス - フルメタルジャガー
- 謎の欠片を拾ったノア達の前に現れた男。ケヴェスに追われていた際にノア達と共闘し、素性を詮索しない条件で力を貸す。その実態はロストナンバーズの隊員でゲルニカの親友。
- トラビス
- 声 - 平井啓二
- モニカの副官。ノア達にも様々な便宜を図ってくれるが、一言多いためモニカに睨まれたり無茶ぶりに振り回されることも多い苦労人。
- シャナイア・リイド / エス (S)
- 声 - 照井春佳
- ロストナンバーズの隊員で、ゴンドウの幼馴染。ウロボロスとしてシティーを目指していたノア一行を追跡していた。ゴンドウや生家に対するコンプレックスを持ち、それを漬け込まれる形でメビウスの側に付きシティーの壊滅を望んだ。
その他のキャラクター[編集]
- ナギリ
- 声 - 茅野愛衣
- 性別 - 女 / クラス - マシンアサシン
- メビウス直轄の特殊部隊「コロニー0」の軍務長。人間的な感情が欠落しており、機械じみた口調で話す。コロニー0の兵士は個別の名前を持たず個体識別の為のナンバーで呼ばれていたが、セナによって名前を与えられる。
- メリア
- 声 - 勝田詩織
- 性別 - 女 / クラス - ロイヤルサモナー
- 真なるケヴェスの女王。真なるアグヌスの女王ニアとの会話によるとメビウスに囚われの身となっている。
- ニア
- 声 - 大和田仁美
- 性別 - 女 / クラス - 命巫女
- 真なるアグヌスの女王。行方をくらませている。
- イノ
- 声 - 古賀葵
- 性別 - 女 / クラス - ノポニックブレイブ
- エキスパンションパスVOL.2で実装されたヒーロー。ノポンの守護者を目指しており、語尾に「~も」をつけるノポン語を話す。
- ノポンの技術者「マスター・ゴセンゾー」によって作られた人工ブレイドを名乗り、クラス継承により自身と同じ格好になったノアをドライバー認め「ご主人殿」と呼ぶなど、『2』のハナとの共通点が見受けられる。
- ハナJS
- 『2』に登場したノポンであるトラによって作られた世界初の人工ブレイド。
- エンディングにて、天空の塔の幽玄の間に設置されている装置の中に入っていたことが判明し、ニアと再会した。
- また、ニアと再会した際に彼女が眺めていた写真にも写っている。
回想シーンなどでのみ登場[編集]
『ゼノブレイド』のキャラクター[編集]
- シュルク
- 声 - 浅沼晋太郎
- 『ゼノブレイド』の主人公。神剣モナドを振るい、神を斃すために戦った。メリアからは想いを寄せられていた。
- メリアの回想で登場。
- フィオルン
- 声 - 中尾衣里
- シュルクやラインとは幼馴染。一度は機神界勢力によってフェイスユニットに改造されてしまったが、機神界人(マシーナ)の技術によって人間の体を取り戻した。
- メリアの回想で登場。
- ライン
- シュルクとフィオルンの幼馴染。シュルクと戦いの旅を最初から最後まで行動を共にした唯一の人物。
- メリアの回想で登場。
- ダンバン
- フィオルンの兄。高い戦闘能力を持っており、不完全ではあるが神剣モナドを振るうことさえできた。シュルクたちの故郷であるコロニー9[注釈 2] では「英雄」と呼ばれていた。
- メリアの回想で登場。
- カルナ
- コロニー6の衛生兵。コロニー6を機神兵から奪還する際の戦いでシュルクたち共もに戦い、その戦いの後、彼らと行動を共にした。
- メリアの回想で登場。
- リキ
- サイハテ村の「今年の勇者」としてシュルクたちと共に戦ったノポン。
- メリアの回想で登場。
- ネネ
- 『ゼノブレイド Definitive Edition』[注釈 3]に収録された追加ストーリーである「つながる未来」に登場した、リキの娘。
- メリアの回想で登場。
- キノ
- 『ゼノブレイド Definitive Edition』に収録された追加ストーリーである「つながる未来」に登場した、ネネの弟。
- ただし、彼の場合はリキの実の息子ではなく養子であるため、ネネと直接血縁関係があるわけではない。
- メリアの回想で登場。
『ゼノブレイド2』のキャラクター[編集]
- レックス
- 『ゼノブレイド2』の主人公。死にゆく大地の呪縛から解放されるために、楽園へ行くことを夢見ていた。サルベージャーとして生計を立てていたが、「天の聖杯」であるホムラ/ヒカリと同調し、ドライバーとなった。
- エンディングにて、ニアの眺めていた写真で登場。
- ホムラ
- 『ゼノブレイド2』のヒロイン。「天の聖杯」と呼ばれる伝説のブレイド。元々はヒカリの「もう一つの人格」であり同一人物であったが、『2』のエンディングにて2人に分かれた。
- エンディングにて、ニアの眺めていた写真で登場し、赤ん坊を抱えている。
- ヒカリ
- 『ゼノブレイド2』のヒロイン。「天の聖杯」本来の姿であったが、聖杯大戦での悲劇によって「もう一つの人格」であるホムラを生み出した。
- 元々は、クラウスによって行われた、世界を2つに分ける事となる実験で使われていたコンピューターである「トリニティ・プロセッサー」[注釈 4] のうちの一つの「プネウマ」であったが、アルストの神であるクラウスによってマスターブレイド(天の聖杯)に作り変えられ、現在のヒカリが誕生した。
- エンディングにて、ニアの眺めていた写真で登場し、赤ん坊を抱えている。
- ビャッコ
- ニアのかつてのブレイド。白い虎のような姿をしたブレイドで、常に執事のような丁寧な口調で話す。
- エンディングにて、ニアの眺めていた写真で登場。また、幽玄の間の入り口の扉の上にはビャッコの像のようなものが取り付けられている。
- トラ
- レックスたちと共に楽園を目指したノポン。ドライバーに憧れていたが彼にはその適正がなかったため、人工ブレイドであるハナを作った。
- ニアの回想と、エンディングの写真で登場しており、オリジンを建造したアグヌス側の叡智。
- メレフ
- スペルビア帝国の特別執権官。「帝国最強のドライバー」と呼ばれていた。初めはレックスたちと対立していたが、後に和解し、彼らと共に楽園を目指した。
- カグツチ
- メレフのブレイドであり、帝国の宝珠。「帝国最強のブレイド」と呼ばれていた。
- エンディングにて、ニアの眺めていた写真で登場。
- ジーク・B・極・玄武
- ルクスリア王国の王子。王国随一のドライバーであり、「雷轟のジーク」と呼ばれていた。
- エンディングにて、ニアの眺めていた写真で登場。
- サイカ
- ジークのブレイド。ルクスリア王国の巨神獣であるゲンブと意思疎通をする能力を持っていた。
- エンディングにて、ニアの眺めていた写真で登場。
設定・用語[編集]
- アイオニオン
- 「永遠」の名前を冠する本作の舞台。ケヴェスとアグヌスが常に戦いを続けている。中央大海を取り囲むように陸地が存在しており、東端のカデンシア地方には大剣の突き立つ大地がある。各地で物質が消失する「消滅現象」と呼ばれる事象が起きており、その前触れとして黒い霧が発生する。
- 終盤で目覚めた真なるアグヌスの女王ニアによると『1(巨神界と機神界)』『2(アルスト)』の世界が引き寄せられ衝突する寸前のところをメビウスの力によって静止され生まれたのが本作の世界である。
- 過去作で判明した部分および本作でニアが語ったことをまとめるとアイオニオン誕生までの経緯は以下の通りとなる。
- 誕生までの経緯
- クラウスの相転移実験により、元々は1つであった世界(地球)[注釈 5]から「閉じられた世界」が誕生する。クラウスもまた半身(悪の部分)がザンザとして「閉じられた世界」へ、残りは荒廃しきってしまった「元の世界」に残される。
- その後、「閉じられた世界」に「巨神界と機神界」が誕生し、「元の世界」はクラウスによる世界の再生によって「アルスト」になった。
- 長い時を経て「巨神界と機神界」でシュルクが神(モナド)として君臨していたザンザを倒したと同時に、「アルスト」に残されたクラウスは「楽園」でレックスとホムラ/ヒカリとの対話を経て人類と世界への希望を見出し消滅する。その後「巨神界と機神界」はシュルクが「神なき世界」を創造し最終的にケヴェスという一つの国にまとまり、「アルスト」は巨神獣が大地となり数多くあった国家は最終的にアグヌスという国に統一された。
- 更に時が流れ、相反する二つの世界が引き寄せられ最終的に両者が接触すれば消滅してしまうことが判明。そこでケヴェスとアグヌスの女王は協力して両世界の未来を残すための箱舟「オリジン」を建造する。
- 世界が衝突する瞬間、未来を恐れ「永遠」の今を求める「想い」の集合体であるメビウスが誕生。メビウスはすぐにケヴェスの女王を捕獲しオリジンを掌握。衝突寸前の世界を停止させて誕生したのが本作の舞台であるアイオニオンである。
- 黒い霧
- 消滅現象の前兆として発生する黒い霧。これが発生しても即座に消滅現象は起こらないが、どのタイミングで発生するのか予測出来ない。副次的な効果として「瞳」による通信や監視を阻害する。
- アイオニオンの人間
- アイオニオンの世界の人間はその全員がケヴェスかアグヌスの兵士であり、「ゆりかご」と呼ばれる育成装置によって肉体をある程度成長させ、基礎教育が施された状態で生み出される。そのため、彼らは性知識や親子、家系といった概念を持たない。寿命は誕生から10年と設定され、1期、2期と数えられる。現実の人間に換算すると0期は10歳、10期は20歳に相当する。10期を迎えた兵士は「成人の儀」と呼ばれる儀式を迎え、天寿を全うする。また、兵士達は鉄巨神に備わった命の火時計によって常に他者の命を奪う事を義務付けられている。兵士達は「瞳」と呼ばれるデバイスで通信や情報の共有が可能。一度死んだ兵士はすぐに前回の記録を消去した上で「ゆりかご」から再生され、各地のコロニーに再配属される。
- ケヴェス
- 「巨神界と機神界(神なき世界)」側の国家。火時計は右目。機械技術を発達させたとされるが、アグヌスのフロート機構など一部の技術では後れを取っている。また、身体能力はアグヌス兵に劣るため、それを補うためのパワーアシストが必須となっている。住民はホムス、混血のハイエンター、マシーナの意匠が見られる。
- アグヌス
- 「アルスト」側の国家。火時計は左目。エーテル技術を発達させた結果、フロート機構など一部の機械技術はケヴェスを先行する。住民は人間、ブレイド(マンイーター)、グーラ人、インヴィディア人、アーケディア人の意匠が見られる。
- コロニー
- 移動要塞「鉄巨神」を拠点とする部隊。ケヴェス側のコロニーは数字で、アグヌス側はギリシャ文字でそれぞれ識別されている。コロニーの責任者として軍務長がおり、それを監視・統率する執政官がキャッスルから派遣される。コロニーには最下位の「土塊」から最上位の「黄金」までのランクが設定されており、ランクの上昇に応じて待遇が向上し、黄金ランクのコロニーは戦闘が免除される。
- ランクの実態はメビウスの糧である命の質を上げるために用意されたもので、生活を良くしたければ必死になって戦うことが望まれる。最上位である黄金に辿り着いたコロニーはそれ以上ランクが上がることはないので拝命後に必ずメビウスが襲撃してコロニーごと壊滅する。
コロニーランク | 待遇 | 備考 |
---|---|---|
土塊 | 食事、兵站などの質は最低ランク 投下される物資の量も最低 |
|
青銅 | 質、量ともに土塊より上 | |
赤銅 | 質、量ともに青銅より上 | |
黒鉄 | 質、量ともに赤銅より上 | |
鋼 | 質、量ともに黒鉄より上 | |
白銀 | 専門のコックを派遣 質・量ともに最高ランク |
事実上の最高ランク |
黄金 | 戦闘の免除 | 必ずメビウスが襲撃して壊滅する ユーニは過去生で黄金のコロニーに所属していた |
- ケヴェス軍コロニー
-
- コロニー9
- 軍務長:ゼオン / 執政官:ビィ / ランク - 青銅
- ノア達が所属していたコロニー。元々は赤銅で黒鉄への昇格が期待されていたがウロボロスが生まれたということで青銅に格下げられた。
- コロニー4
- 軍務長:エセル / 執政官:ケイ / ランク - 土塊
- かつては白銀だったが、カムナビ率いるコロニーデルタとの戦闘でとどめを刺さず見逃したことから土塊に下げられている。
- コロニー30
- 軍務長:ルディ / 執政官:キュー / ランク - 黒鉄
- ルディの影響によりレウニスの開発・運用に長ける。他のコロニーと比べノポンが多い。
- コロニー11
- 軍務長:アシェラ / 執政官:アール / ランク - 白銀
- ケヴェスキャッスルのお膝元に位置し、最終防衛線を担う。軍務長を筆頭に実力はあるが人格や素行に問題のある兵士が多い。
- コロニー15
- 執政官兼軍務長:トライデン / ランク - 青銅
- 主に海で活動するコロニー。トライデンの影響か豪快な性格の兵士が多い。
- アグヌス軍コロニー
-
- コロニーガンマ
- 軍務長:シドウ / 執政官:ジー / ランク - 黒鉄
- ミオ達が所属していたコロニー。序盤の作戦でベテランの兵士が多く戦死したため、現在は大半が訓練兵で構成されている。
- コロニーラムダ
- 軍務長:イスルギ / 執政官:ジェイ / ランク - 鋼
- かつてタイオンが所属していたコロニー。組織的な戦闘を得意とし、防衛戦では白銀のコロニーを退けるほど。
- コロニーイオタ
- 軍務長:ニイナ / 執政官:イー / ランク - 白銀
- 近年急成長しているコロニー。精鋭が集うが、それ以上に情報戦に長ける。
- コロニータウ
- 軍務長:ユズリハ / ランク - 土塊
- 大森林の中にありケヴェスもアグヌスも来ないためか、ターキン族と交友を結ぶなど独自の文化を築いている。
- 執政官も来るのは年に1度きりなので戦力として考えられていない。
- コロニーミュー
- 軍務長:マシロ / 執政官:アイ / ランク - 赤銅
- 厳しい戦いを強いられていたが、マシロの人柄もあり兵同士の結束が非常に強い。おくりびとがいない。
- その他のコロニー
-
- コロニー0
- 軍務長:ナギリ / 執政官:エフ
- メビウス直轄のコロニー。アグヌス・ケヴェスの戦争継続を目的とする。鉄巨神を持たず、兵士の命をエネルギー源とする特別な命の火時計を搭載した鉄機兵と呼ばれる小型機を運用する。
- コロニーオメガ
- 執政官兼軍務長:ワイ
- ワイが軍務長も兼ねるコロニー。ワイが実験目的で設立し、5年前の事故で壊滅したとされたがカプトコルヌ山嶺に再建された。
- 命の火時計
- 鉄巨神の動力となる火時計。ケヴェスの火時計は6時から左回り、アグヌスの火時計は6時から右回り。敵兵やモンスターの命をブレイド(武器)で断つ事で増えていくが、時間経過と共に残量が減っていく。兵士達の命ともリンクしており、残量が尽きればコロニーに属する兵士達も命を落とすため、兵士達は敵軍の兵士を倒すことで火時計を満たす事を目的にしている。通常の手段では破壊する事は出来ず、破壊できるのはノアの持つ魔剣ラッキーセブンのみ。火時計を破壊されたコロニーは火時計の支配から解放され、兵士達が戦争を継続する理由も消失する。
- 鉄巨神
- 各コロニーに1機配備される巨大機動兵器。それ自体が高い戦闘能力を持つほか、配備されたレウニスの母艦や兵員の拠点としての機能を持つ移動要塞でもある。例外なく命の火時計を動力としており、鉄巨神が破壊されると命の火時計も機能を停止してしまうため、鉄巨神を破壊されることはコロニーの壊滅を意味する。逆に命の火時計をピンポイントで破壊された場合は、エーテルシリンダーを代替動力とすることで(出力は落ちるが)稼働できる。
- レウニス
- 両軍が運用する機動兵器で、基本的に人間が搭乗して操縦する。ケヴェス軍のものはタイヤによる駆動や多脚型、アグヌス軍のものはフロートシステムによる浮遊移動やボール式が多い。エーテルシリンダーを動力とするため、命の火時計が破壊されても変わらず運用が可能。なお、レウニスで敵兵士を倒しても命の火時計は増えないため、もっぱら敵レウニスの破壊や兵員輸送、前衛の壁役として運用される。
- キャッスル
- ケヴェスとアグヌス双方の女王が住まい、ゆりかごによって兵士達が生み出される最重要拠点。キャッスルから各戦場へは投下物資が射出され、兵士達の兵站を補う。
- おくりびと
- 笛とおくりの旋律を使い、戦死した兵士の骸をおくる兵士。ケヴェスは毎年キャッスルでおくりびとの研修を行い、アグヌスは二人一組でおくりを行うなど、風習に違いがある。
- 成人の儀
- 10期を迎えた兵士が女王の御膳でおくられる儀式。10年間戦い抜き、天寿を全うした兵士をおくる一大イベントであるが、その前に戦死する兵士がほとんどであり成人の儀を迎えられる兵士は一握りである。エヌによると成人を迎えた場合、ゆりかごで再生されることはなくそのまま消滅する。1000年前にある兵士によって提案されたものであり、それ以前は10期を迎えた兵士は執政官によって処刑されていた。
- ウロボロス
- ウロボロス・ストーンの力によって二人の人間がインタリンク(融合)した巨人、あるいはインタリンクを行える人間。ウロボロスとなった者の瞳にはその名の通りウロボロスの紋章が浮かび上がり、命の火時計の支配から開放されるが、同時に世界の敵としてメビウスから狙われる存在となる。インタリンクしたウロボロスは核が無事である限り手足を失っても再生が可能だが、行動や再生に伴って熱が溜まっていき、オーバーヒートを迎えると強制的に融合が解除され、再融合まで一定時間のクールタイムが必要となる。融合者が主導権を切り替える事で二つの姿を切り替える事ができる。
- ウロボロスになった者とその末裔は瞳のある目から特殊な電磁波が発せられており、メビウスとロストナンバーズはそれを検知することでノア達の位置を把握していた。
- メビウス
- アイオニオンを裏から支配し、アグヌスとケヴェスの戦争を継続させる存在。一般的にコロニーを統治する執政官として振る舞っている。皆一様に仮面と鎧を身に纏いその正体を隠している。ウロボロス同様、瞳には「∞」の紋章が浮かぶ。ウロボロスと同じ巨人の姿を取る事ができ、2人いればインタリンクも可能。他にもテレポート能力や命の火時計と瞳を介して兵士を操るなど人知を超えた能力を持つ。メビウス達の名前はアルファベットで統一されているが、これは各メビウスの本名のイニシャルに由来している。
メビウス | 立場 | 正体 | 能力 |
---|---|---|---|
ビィ | コロニー9執政官 | ||
クリス | ケヴェスキャッスル執政官 エヌの後任 |
元ケヴェス軍おくりびとクリス | |
ディー | 最初に遭遇したメビウス | 元アグヌス軍兵士ディルク | |
イー | コロニーイオタ執政官 | ||
エフ | コロニー0執政官 | ||
ジー | コロニーガンマ執政官 | ||
エイチ | 対シティー特務部隊指揮官 | ||
アイ | コロニーミュー執政官 | コロニーミュー副官イチカ | 偽装能力 |
ジェイ | ディーの相方 | 元ケヴェス軍訓練兵ヨラン | 複製した魂を泥人形に移し替える |
ケイ | コロニー4執政官 | ||
エル | メビウスとしてのみ登場 エックス曰く「下僕のようなもの」 |
||
エム | アグヌスキャッスル執政官 | ミオのオリジナル | 対象と精神を入れ替える |
エヌ | ケヴェスキャッスル執政官 | ノアのオリジナル | |
オー | ピーの相方 | ||
ピー | オーの相方 | ||
キュー | コロニー30執政官 | ||
アール | コロニー11執政官 | ||
エス | 最も新しいメビウス | 元ロストナンバーズシャナイア・リイド | 対象の時間を停止させる能力 |
ティー | コロニー15執政官兼軍務長 | トライデン | ユニークモンスターの技を習得する「魂ハッキング」 (本人は過去に覚えた技を忘れている) |
ユー | コロニータウ執政官 | ||
ブイ | 忘却のコロニーを攻撃した執政官 | ||
ダブリュー | アールについてきたメビウス | 骸兵の操作 | |
エックス | 最初のメビウスの一人 | ||
ワイ | コロニーオメガ執政官 | 最初のメビウスの一人 | 命の火時計の製造 |
ゼット | メビウスの元締め | 最初のメビウスの一人 |
- シティー
- 最初にウロボロスとなった6人(後の六氏族)によって作られた都市。住民は全て過去のウロボロスの末裔で、火時計はないが瞳があり、通信やデータの共有も可能。住民のルーツを辿ると必ず最初の6人に辿り着くようになっている。生殖行為による繁殖も可能で、産まれた子供は10年の軛から外れる。なお、メビウスと取り引きすれば火時計をどちらかの目に宿し死ねばその国の兵士として終わりのない戦いに身を投じることもできる。
- かつては今よりも規模が大きかったとされ、ある事件により一度壊滅し長い時を経て再建したという。数百年単位でメビウスへの抵抗を続けているため今では戦いを倦厭する「保守派」が存在する。また、現在の六氏族の長の中に戦いを倦厭する者がおり、水面下で氏族間の対立が起きている。
- ロストナンバーズ
- シティー直属の軍隊。志願制で各地に派遣されケヴェスとアグヌスの戦場跡でパーツ等の鹵獲、食材の調達、ウロボロス・ストーンの回収およびウロボロス候補生の選定、育成などを行っている。シティーの位置が露見しないよう外に出るときは瞳のある方に特殊な金属を埋め込んだ眼帯をつける事が義務づけられている。グレイのフリークエストでは、ノポンがロストナンバーズに資材を提供するために運搬しようとすると保守派の妨害を受けることがあると語られている。また、任務中に亡くなった者の親族が悲しみから保守派に転向することもある。
フィールドマップ[編集]
- アエティア地方
- アイオニオン北西部一帯を構成する地域。北端部に冒頭の戦場となった「不治ヶ原」、北東部にノア達の所属する「コロニー9」、西端部にミオ達の所属する「コロニーガンマ」が存在する。北部~中部は荒野、南部は丘陵地帯が広がる。『1』のランドマークである「ガムトの道標」があり、『2』のグーラの巨神獣のヒレも見られる。
- アエティア地方上層部
- 終盤に訪れる山岳地帯で、雪と氷に覆われた極寒の地。下層から上層に行くことはできず、上層から下層への一方通行となっている。東部には再建された「コロニーオメガ」が、下層へ続く洞窟の途中に「コロニー0」の駐屯地がある。『2』のグーラのノキルア伐採場が汚染された腐敗溜がある他、グーラの巨大な木を下っていくと「クーレル湖」にたどり着ける。
- フォーニス地方
- アイオニオン南西部一帯を構成する地域。西部に「コロニーイオタ」、北部中央に「コロニー4」、南東部に「コロニー30」が存在する。北西部~中央部は荒野、東部一帯は砂漠、南部は丘陵と様々な顔を持つ。ペンテラス地方には坑道を進むルートと山道を超えるルートの2ルートからアクセスできる。コロニー4周辺には『1』の「落ちた腕」があるほか、マシーナの隠れ里が変貌したような「エレス大道」も確認できる。
- ペンテラス地方
- アイオニオン南部一帯を構成する地域。中央部に「コロニーラムダ」、南東部に「コロニータウ」が存在する。西部は『2』の巨神獣「インヴィディア」の名を冠するインヴィディア山脈、コロニーラムダ周辺は『1』の「マクナ原生林」を思わせる大瀑布、東部は都市の廃墟を植物が覆うモルクナ大森林が広がる。なおモルクナ大森林には『2』のモルスの地の高速道路やトンネル、廃墟ビルが確認でき、後にモルスの地の成れの果てであることが明かされる。
- モルクナ大森林下層
- ケヴェスキャッスルに向かうルートから分岐して向かうモルクナ大森林の下層エリア。シナリオ上でも警告される通り、毒沼が広がり凶悪なモンスターが跋扈する危険地帯。エレベータを起動させることでコロニータウから直接行き来が可能になる。
- ケヴェスキャッスル地方
- アイオニオン南東部を構成する地域。名前通りケヴェスのキャッスルと、キャッスルを左回りに迂回するように広がるシウェラ浮遊岩礁地帯で構成される。地方広範囲を『2』のスペルビアの巨神獣の片腕が覆っている。シウェラ浮遊岩礁地帯の北西部に「コロニー11」、そこから連なるキャッスル真北に「オービルブス要塞」、さらに東部に「ガーディン防衛基地」が存在する。キャッスル南部にはエーテル採掘場と資材搬入口がある。キャッスルは初代の皇都アカモートの要素が見られる。
- カデンシア地方
- アイオニオン東部~北東部を構成する地域。南部の湿地帯には大剣が突き立っており、ノア達の目的地となる「シティー」が存在する。大剣を挟んだ北側は広大な海となっており、『1』のエルト海および『2』のリベラリタス島嶼群、エルピス霊洞の名残が見られる。西部に「コロニーミュー」、南東部に「コロニー15」、北端部にアグヌス城下要塞やリ・ガート収容所が存在する。入り江の奥に隠された忘却のコロニーは『2』のインヴィディア烈王国のサフロージュの木で溢れている。
- アグヌスキャッスル
- カデンシア地方北部上空に浮かぶアグヌスのキャッスル。ケヴェスのキャッスルと異なりエリアとして独立しており、連絡船を用いてカデンシア地方の城下要塞と行き来する。
- オリジン
- 中央大海に隠されたメビウスの本拠地。中枢部ではゼットが待ち受けており、最終決戦の場となる。最深部付近には、『2』のサンクトス・チェインに酷似した物体が大量に敷き詰められている。
エキスパンション・パス[編集]
追加コンテンツのダウンロードが可能になる有料DLC。 全部で4弾あり、新規キャラクターの追加や新たなバトルが導入される。
- 第1弾 (2022年7月29日配信開始)
- アイテム、ファッションのプレゼント
- 第2弾 (2022年10月14日配信開始)
- アイテム、ファッションのプレゼント
- 新規ヒーロー「イノ」とヒーロークエストの追加、チャレンジバトルの導入、ファッションの追加
脚注[編集]
注釈[編集]
- ^ 2022年2月の発表当初は同年9月発売とされていたが、4月20日に7月への前倒しをしての発売が発表された。
- ^ シュルクたちの世界の「コロニー」は、アイオニオンの兵士たちの「コロニー」とは別物。そのため、シュルクたちの故郷である「コロニー9」と、ノアたちの所属していた「コロニー9」の2つの間に関係性は無い。
- ^ シリーズ第1作目である『ゼノブレイド』のリマスター版。
- ^ 「トリニティ・プロセッサー」には、「プネウマ」の他に「ウーシア」と「ロゴス」があり、「ウーシア」は『1』の世界の管理者として、「ロゴス」は『2』の宿敵である「もうひとりの天の聖杯」として生まれ変わって登場している。
- ^ 『ゼノブレイド2』に登場した「セイレーン」のプラモデルに付属した、セイレーンに関する設定資料にて、「元の世界」に関する情報も載せられており、「元の世界」は「地球」であったことが明言された。
出典[編集]
- ^ a b “2023年3月期第3四半期 決算説明資料” (PDF) (プレスリリース), 任天堂, (2023年2月7日) 2023年2月7日閲覧。
- ^ “「ゼノブレイド3」の発売日が7月29日に決定。オリジナルアートブックなどを同梱した限定版もマイニンテンドーストア限定で販売”. 2022年4月20日閲覧。
- ^ a b “新作『ゼノブレイド3』が発表。2022年9月に発売。『1』と『2』、ふたつの世界の未来をつなぐ物語【Nintendo Direct】”. ファミ通.com (2022年2月10日). 2022年2月22日閲覧。
- ^ ゼノブレイド総合 [@XenobladeJP] (2022年2月10日). "『ゼノブレイド3』について、高橋ソーカントクからのメッセージが届いていますも!ぜひ読んでみてくださいも!" (ツイート). Twitterより2022年2月10日閲覧。