「ASML」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
リンク変更
→ja
1行目: 1行目:
{{基礎情報 会社
{{基礎情報 会社
|社名=
|社名=ASMLホールディング
|英文社名=ASML Holding N.V.
|英文社名=ASML Holding N.V.
|ロゴ=
|ロゴ=
24行目: 24行目:
|主要子会社=
|主要子会社=
|関係する人物=
|関係する人物=
|外部リンク= [http://www.asml.com/asml/show.do?ctx=8559 ASML日本語版Webサイト]
|外部リンク= [https://www.asml.com/en 公式ウェブサイト]
|特記事項=
|特記事項=
}}
}}
45行目: 45行目:


== 沿革 ==
== 沿革 ==
* 1984年 [[フィリップス]]社と[[:en: ASM International (company) |ASM International]]社がそれぞれ50%ずつ出資する合弁会社{{lang|en|ASM Lithography}}として設立<ref name="ASMLの歴史" />
* 1984年 [[フィリップス]]社と[[ASMインターナショナル]]社がそれぞれ50%ずつ出資する合弁会社{{lang|en|ASM Lithography}}として設立<ref name="ASMLの歴史" />
* 1988年 スピンオフし独立した企業となり、旧社名の省略形のASMLを社名とする
* 1988年 スピンオフし独立した企業となり、旧社名の省略形のASMLを社名とする
* 1995年 [[アムステルダム証券取引所]]および[[NASDAQ|ナスダック]]に上場<ref name="ASMLの歴史" />
* 1995年 [[アムステルダム証券取引所]]および[[NASDAQ|ナスダック]]に上場<ref name="ASMLの歴史" />
67行目: 67行目:
== 外部リンク ==
== 外部リンク ==
{{Commonscat|ASML}}
{{Commonscat|ASML}}
* [https://www.asml.com/asml-japan/エーエスエムエル・ジャパン株式会社/ja/s43436?rid=43446 ASML 日本語版公式サイト]
* [https://www.asml.com/en 公式ウェブサイト]{{En icon}}
* [https://www.asml.com/asml/en/s427 グローバルサイト]{{En icon}}
* {{Facebook|asml|ASML}}{{En icon}}
* {{Facebook|asml|ASML}}{{En icon}}
* {{Twitter|asmlcompany|ASML}}{{En icon}}
* {{Twitter|asmlcompany|ASML}}{{En icon}}
79行目: 78行目:
{{STOXX Europe}}
{{STOXX Europe}}
{{Normdaten}}
{{Normdaten}}
{{DEFAULTSORT:えいえすえむえる}}
{{DEFAULTSORT:ASML}}
[[Category:半導体装置メーカー]]
[[Category:半導体装置メーカー]]
[[Category:オランダの工業製品メーカー]]
[[Category:オランダの工業製品メーカー]]
[[Category:オランダの多国籍企業]]
[[Category:ユーロネクスト・アムステルダム上場企業]]
[[Category:ユーロネクスト・アムステルダム上場企業]]
[[Category:NASDAQ上場企業]]
[[Category:NASDAQ上場企業]]

2020年3月23日 (月) 12:15時点における版

ASMLホールディング
ASML Holding N.V.
種類 公開会社
市場情報 EuronextASML
NASDAQ: ASMLD
本社所在地 オランダの旗 オランダ
フェルトホーフェン
設立 1984年
業種 半導体産業
事業内容 半導体露光装置の製造・販売
売上高 増加 56億5103万ユーロ (2011年)[1]
純利益 増加 14億6696万ユーロ (2011年)[1]
総資産 72億6081万ユーロ (2011年)[1]
従業員数 19,216人 (2017年)
外部リンク 公式ウェブサイト
テンプレートを表示

ASML: ASML Holding N.V.)は、オランダ南部・フェルトホーフェンに本部を置く半導体製造装置メーカーである。半導体露光装置(ステッパーフォトリソグラフィ装置)を販売する世界最大の会社で、16ヶ国に60以上の拠点を有し、世界中の主な半導体メーカーの80%以上がASMLの顧客である。ユーロネクスト・アムステルダムNASDAQ上場企業(EuronextASMLNASDAQ: ASMLD)。

概要

ASML本社

IDMファウンドリなどの半導体メーカーは、ムーアの法則に従い、製造するIC(集積回路)を年々微細化する。ICの製造工程では、30から40回シリコンウェハーに露光するため、露光機の性能がICの性能を左右すると言っても過言ではない。その為、ASMLは継続的に研究開発を行っている[2]

近年の露光機には、光源に紫外線を発するArFエキシマレーザーが使用されており、さらに液浸露光技術が用いられる。2007年には液浸露光装置の解像度が37ナノメートルに達した。[3]

光学系はカール・ツァイスが供給し、蛍石石英レンズに使用されている。近年では反射鏡を組み合わせた光学系もある。

ASMLは液浸の採用によって2003年以降、躍進した[4]。2006年に出荷された「XT:1700i」は45nm世代の量産に向けたArF液浸スキャナーで、光学系の開口数(N.A.)が1.20と、初めてこれまでの限界とされてきた1.00を超えた[4]

世界シェア・ランキング

売上高ベースで2007年のASML露光装置の世界シェアは65%。[5] 1996年は日本のニコンが約50%弱、キヤノンが約25%のシェアを獲得していた。

2008年の半導体製造装置メーカーランキング(VLSI Researchによる)では、東京エレクトロンを抜き2位に浮上し、[6] 2011年の同ランキングではアプライド・マテリアルズを抜き、初めて1位となった。[7]

沿革

  • 1984年 フィリップス社とASMインターナショナル社がそれぞれ50%ずつ出資する合弁会社ASM Lithographyとして設立[3]
  • 1988年 スピンオフし独立した企業となり、旧社名の省略形のASMLを社名とする
  • 1995年 アムステルダム証券取引所およびナスダックに上場[3]
  • 2001年 エーエスエムエル・ジャパン株式会社を設立
  • 2004年8月にArF液浸露光装置の第1世代機(試作機)「AT:1150i」出荷
  • 2004年 第2世代機(先行量産機)「XT:1250i」出荷
  • 2004年 第3世代機(量産機)「XT:1400i」出荷
  • 2006年 第4世代機(量産機)「XT:1700i」出荷
  • 2012年 アメリカの同業サイマーを買収[8]
  • 2016年 台湾の漢民微速科技を買収[9]

関連項目

出典

外部リンク