ゼネラリ保険

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トリエステの本社

ゼネラリ保険イタリア語: Assicurazioni Generali S.p.A.)は、イタリアトリエステに本拠を置く、イタリア最大の保険会社イタリア証券取引所上場企業(BITG)。

沿革[編集]

1831年12月設立のImperial Regia Privilegiata Compagnia di Assicurazioni Generali Austro-Italicheに起源を持ち、トリエステがハプスブルク帝国最大の貿易港であったことを背景に、イタリアと中欧地域を中心に事業を拡大した。設立以来、ユダヤ人が経営権を主導し、1935年にはエルサレムGenarali Buildingが建てられた[1]。その後ムッソリーニ政権のユダヤ人迫害政策により、1938年に社長のMorpurgoは辞職を余儀なくされ[2]、ファシストのGino Baronciniが継いだものの、英米連合軍の進駐により、東欧地域を中心に拠点接収を受けた。

1989年、フランスのアクサ中東法人の株式を買収[3]、これは1996年に売却するが[4]2006年トリノを拠点とするToro Assicurazioniを買収[5]2013年ローマを拠点とするINA Assitaliaを完全子会社化し[6]2014年7月にクレディ・スイスのイタリア部門の大半を買収した[7]

ゼネラリ保険は、フランスのEurop Assistanceなどのグループ企業を持ち、中国インドブラジルなどでも事業を展開している。19世紀の設立以来、ハプスブルク家を象徴する鷲のロゴを使用していたが、第一次世界大戦以降、トリエステがハプスブルク家の支配から離れて以降は、ヴェネツィアサンマルコ広場ヴェネツィアの獅子に由来する、ライオンのロゴを使用している[8]

日本におけるゼネラリ保険[編集]

2019年3月31日まで、日本支店「ゼネラリ保険会社」が、自動車保険「ビアンカ」を中心に取り扱いを行い、東京(麹町)・大阪名古屋にオフィスを持っていた。2017年、2018年1月以降の新規契約の引受を終了し、日本支店を2019年4月1日をもって閉鎖することが発表され[9]三井住友海上火災保険が、2019年4月1日以降に満期となる全ての保険契約の移転を受託している[10]

脚注[編集]

  1. ^ The Italian Connection” (英語). エルサレム・ポスト (2014年10月2日). 2016年9月22日閲覧。
  2. ^ Migrazioni - ASSICURAZIONI, COMMERCI E MIGRAZIONI” (イタリア語). Trieste ebraica. 2016年9月22日閲覧。
  3. ^ AXA - GENERALI, NIENTE OPA SULLA COMPAGNIE DU MIDI” (イタリア語). La República (1990年2月13日). 2016年9月22日閲覧。
  4. ^ GENERALI PIU' FORTI IN FRANCIA” (イタリア語). La República (1996年1月17日). 2016年9月22日閲覧。
  5. ^ Generali to Acquire De Agostini’s Majority Toro Stake; $4.84 Billion Total” (英語). Insurance Journal (2007年6月26日). 2016年9月22日閲覧。
  6. ^ Generali accelera il riassetto” (イタリア語). Il Tempo (2013年4月4日). 2016年9月22日閲覧。
  7. ^ Credit Suisse Sells Italian Affluent Clients Business” (英語). ブルームバーグ (2014年7月10日). 2016年9月22日閲覧。
  8. ^ Il marchio Generali” (イタリア語). Museo del Marchio Italiano. 2016年9月22日閲覧。
  9. ^ 日本支店の閉鎖に伴う今後の計画についてのお知らせ”. ゼネラリ保険会社 (2017年12月11日). 2018年2月6日閲覧。
  10. ^ ゼネラリ保険会社の保険契約の包括移転について”. 三井住友海上火災保険 (2019年4月1日). 2019年7月28日閲覧。

外部リンク[編集]