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スウェディッシュ・オーファン・バイオビトラム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
スウェディッシュ・オーファン・バイオビトラム
Swedish Orphan Biovitrum AB
ストックホルム近郊・ソルナの本社
種類 公開会社
市場情報 Nasdaq Nordic SOBI
略称 Sobi
本社所在地  スウェーデン
171 65
Tomtebodavagen 23a, ソルナ
設立 2001年 (23年前) (2001)
事業内容 バイオ医薬品の製造・販売
代表者 Guido Oelkers(CEO
主要株主 インベストール(35%)
外部リンク 公式ウェブサイト(英語)
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スウェディッシュ・オーファン・バイオビトラムSwedish Orphan Biovitrum AB)は、血液疾患および免疫分野の希少疾患向けバイオ医薬品を製造・販売する多国籍企業。通称はSobiスウェーデンストックホルム郊外のソルナに本拠を置き、世界30カ国以上に拠点を持つ。ナスダック・ストックホルム上場企業(Nasdaq Nordic SOBI)。

沿革

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Sobiの前身はかつて存在したスウェーデンの製薬会社ファルマシアの希少疾患部門であり、2001年に合併しバイオビトラム(Biovitrum)を形成、スウェーデンの投資コンソーシアムの傘下となった[1]2006年にバイオビトラムは株式上場企業となった[2]2009年3月、ヴァレンベリ家の投資会社インベストールが株式の2割強を買収し最大株主となり[3]、翌2010年1月、バイオビトラムは希少疾病用医薬品メーカーのスウェディッシュ・オーファン・インターナショナル(Swedish Orphan International)の買収を完了し、現在の企業形態となった[4]

2021年9月、アメリカのプライベートエクイティファンドのアドベントとシンガポールの政府系投資会社GICより買収提案を受けたが[5]、同年12月に撤回された[6]

血液疾患と免疫疾患各分野の売上はほぼ均等であり、売上の8割以上をヨーロッパおよび北米が占めている[7]。インベストールの株式保有割合は約3分の1となっている[8]

日本法人

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日本法人Sobi JapanSwedish Orphan Biovitrum Japan株式会社)は、Swedish Orphan Biovitrum ABの100%現地法人として、2020年6月に設立された。東京(GINZA SIX)にオフィスを持ち、医療用医薬品の開発、輸入、流通、販売を行っている[9]

出典

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  1. ^ History” (英語). Swedish Orphan Biovitrum AB. 2022年8月28日閲覧。
  2. ^ Sweden's Biovitrum launches IPO” (英語). the pharma letter (2006年9月10日). 2022年8月28日閲覧。
  3. ^ Investor acquires 21 percent of Biovitrum” (英語). GlobeNewswire (2009年3月27日). 2022年8月28日閲覧。
  4. ^ Biovitrum merges with Swedish Orphan in $493M deal” (英語). Fierce Biotech (2009年11月5日). 2022年8月28日閲覧。
  5. ^ スウェーデン製薬SOBI、米PEとGICが買収提案 80億ドル”. ロイター (2021年9月2日). 2022年8月28日閲覧。
  6. ^ SOBI、アドベントとGICが買収案撤回”. NNA Europe (2021年12月7日). 2022年8月28日閲覧。
  7. ^ Q4 2021 report” (PDF) (英語). Swedish Orphan Biovitrum AB (2022年2月10日). 2022年8月28日閲覧。
  8. ^ Ownership” (英語). Swedish Orphan Biovitrum AB. 2022年8月28日閲覧。
  9. ^ 会社概要”. Swedish Orphan Biovitrum AB. 2022年8月28日閲覧。

外部リンク

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