ダンスケ銀行
コペンハーゲン本店 | |
現地語社名 | Danske Bank A/S |
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種類 | 株式会社 |
業種 | 金融業 |
設立 | 1871年 |
本社 | |
従業員数 | 20.978名(2019年) |
ウェブサイト | https://danskebank.com/ |
ダンスケ銀行(ダンスケぎんこう、デンマーク語: Danske Bank A/S)は、デンマーク最大の銀行。デンマーク国内に100以上の店舗を持つほか、北欧諸国を中心に世界13カ国で店舗を展開している[1]。コペンハーゲンに本部を置き、ナスダック・コペンハーゲンに上場している(Nasdaq Nordic DANSKE)。名称は「デンマークの銀行」を意味する。
沿革
[編集]1871年10月、鞍製作者兼仲買人のGottlieb Hartvig Abrahamsson Gedaliaがコペンハーゲンで設立したDen Danske Landmandsbank, Hypothek and Vexelbankが、ダンスケ銀行のルーツとなっている[2]。1881年にヨーロッパの金融機関で最初に貸金庫サービスを開始した[2]。1968年、子供向けの貯蓄口座「Pondus Club」を開始、現在までペンギンのマークと共に親しまれている[2]。
1976年にダンスケ銀行に改称[2]、1982年にニューヨークに、1983年にロンドンにそれぞれ事務所を開設、1990年4月には、1873年からコペンハーゲンで営業する貯蓄銀行のHandelsbankenを合併した[2]。1997年にオスロ・ストックホルム・ヘルシンキに相次いで支店を開設した[2]。1999年にポーランドで法人向けの銀行サービスを開始、2001年にデンマーク国内銀行のRealDanmarkを買収した[2]。2004年に北アイルランドのNorthern BankとアイルランドのNational Irish Bankを相次いで買収[3]、2006年にフィンランドのSampo Bankを買収した[4]。2015年にマイナス金利の逆風下で過去最高益を記録し、ドイツ銀行を上回る経営成績をあげたことが話題となった[5]。
デンマークのほか、ノルウェーなど北欧諸国、バルト三国、イギリス、アメリカ合衆国、インドなどにオフィスを持つ。
不祥事
[編集]2007年から2015年までの期間、ダンスケ銀行のエストニア支店経由で、ロシアの顧客による26兆円以上相当の大規模な資金洗浄が行われていたことを認め、2018年9月、CEOのThomas Borgenが辞任した[6]。資金洗浄の総額は2,000億ユーロに及び過去最高の規模となった[7]。ダンスケ銀行は資金洗浄発覚を受け、2020年1月にロシアから撤退した[8]。
出典
[編集]- ^ “Nordic unversal bank” (英語). ダンスケ銀行. 2020年9月14日閲覧。
- ^ a b c d e f g “History” (英語). ダンスケ銀行. 2016年10月16日閲覧。
- ^ “Danske Bank to Ireland” (PDF) (英語). ダンスケ銀行 (2004年12月14日). 2016年10月16日閲覧。
- ^ “Danske Bank Group acquires Finnish bank” (PDF) (英語). ダンスケ銀行 (2006年11月9日). 2016年10月16日閲覧。
- ^ “マイナス金利下でも過去最高益となり時価総額でドイツ銀行を上回ったダンスケ銀行の個人向け戦略” (PDF). 三菱UFJ国際投資信託 (2016年5月16日). 2016年10月16日閲覧。
- ^ “Danske Bank CEO quits over $234 billion money laundering scandal” (英語). ロイター (2018年9月18日). 2018年9月23日閲覧。
- ^ “コラム:金融株の「ブラックスワン」、マネロン200兆円の闇=大槻奈那氏”. ロイター (2018年12月27日). 2018年12月29日閲覧。
- ^ “Danske Bank to Exit Russia Amid Money Laundering Scandal” (英語). ザ・モスクワ・タイムズ (2019年8月2日). 2020年9月14日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- コーポレートサイト
- 一般利用者向けウェブサイト
- Danske Bank Research (@danske_research) - X(旧Twitter)
- Danske Bank - YouTubeチャンネル