クリスチャン・ハンセン (企業)

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クリスチャン・ハンセンデンマーク語: Chr. Hansen Holding A/S)は、デンマーク首都地域のヘルスホルム(Hørsholm)に本拠を置き、世界30カ国以上に拠点を持つバイオテクノロジー企業[1]食品添加物着色料に使用される培養プロバイオティクスの分野に強みを持つ。コペンハーゲン証券取引所上場企業(OMXCHR)。

1874年、大学で化学を専攻していたChristian Ditlev Ammentorp Hansenによりコペンハーゲンに設立された研究所「Chr. Hansen’s Teknisk-Kemiske Laboratorium」を起源とする[2]チーズの生産に用いられるレンネットの提供により、研究所は設立後わずか数年でヨーロッパ各国で有名となり、1878年にはアメリカ合衆国ニューヨーク州に研究所が設けられ、デザート菓子「ジャンケット」の生産で成功をおさめた[2]1916年に創設者のChristian Ditlev Ammentorp Hansenが死去すると、研究所は故人の遺志で合同会社となり、第一次世界大戦世界恐慌は経営に打撃となったが、1934年にジャンケットの新製品を発表し再び軌道に乗り、第二次世界大戦中にカナダに拠点が拡大した[2]

創立100周年を迎えた頃から、それまでのチーズ用レンネット中心から、多様な食分野に関わるバイオテクノロジー企業へと変貌、1978年にアメリカ・ウィスコンシン州ミルウォーキーにプロバイオティクス研究拠点を設立、1979年にコペンハーゲン証券取引所に株式を上場、同年細菌培養研究拠点を設立、また天然色素の研究をスタート、1984年に開発したビフィズス菌Bb-12は、日本のメーカーを含むヨーグルトの生産に世界的なインパクトをもたらし、その後も1989年に飼料用の微生物製剤BioPlus 2Bやペットフード用NU-TRISH、1996年にレンネット粉末のカイマックスなど新開発が続いた[2]。2000年代に入り、従来のデンマークやアメリカ合衆国に加え、中国インドなどアジア地域に拠点が拡大、2005年にフランスの投資ファンドPAI partnersがクリスチャン・ハンセンを買収するが[3]2010年に株式を再上場[4]2012年ノボノルディスクノボザイムズの持株会社であるNovo A/Sが、株式の4分の1を取得し大株主となった[5]

日本法人「クリスチャン・ハンセン・ジャパン株式会社Chr. Hansen Japan Co., Ltd.)」は、本社を東京都港区に置く[1]

脚注[編集]

  1. ^ a b Contact” (英語). Chr. Hansen Holding A/S. 2018年9月18日閲覧。
  2. ^ a b c d History” (英語). Chr. Hansen Holding A/S. 2018年9月18日閲覧。
  3. ^ PAI buy Chr Hansen” (英語). Food Navigator USA.com (2005年5月1日). 2018年9月18日閲覧。
  4. ^ Chr. Hansen prices IPO at 90 crowns; demand strong” (英語). ロイター (2010年6月3日). 2018年9月18日閲覧。
  5. ^ Chr Hansen main owner completes sale to Novo fund” (英語). ロイター (2012年3月19日). 2018年9月18日閲覧。

外部リンク[編集]