ティッセンクルップ
ティッセンクルップ (ThyssenKrupp AG) は、ドイツのエッセンに本社のある鉄鋼・工業製品メーカー。ロンドン・フランクフルト証券取引所に上場している(ティッカーシンボルはLSE:THK、FWB:TKA)。株式はドイツ株価指数 (DAX) に採用されている。
2007年にデグサ再編のため出資をした。
概要[ソースを編集]
製鉄を中心とし機械なども手がけるデュッセルドルフのティッセン社と、同じく製鉄から始まり重機や兵器を製造していたエッセンのクルップ社という、ドイツを代表する二つの重工業コングロマリットが1999年に合併、ティッセンクルップが設立された。同社の筆頭株主はクルップ社会長のアルフリート・クルップ・フォン・ボーレン・ウント・ハルバッハの死後、その株式を移管されたアルフリート・クルップ・フォン・ボーレン・ウント・ハルバッハ財団であり、株式の25.1%を保有している。本社は、当初はデュッセルドルフに置かれていたが、2010年にエッセンに移転された。2015年現在の従業員数は約16万人である。 多国籍企業であり、日本には東京都・羽咋市・豊田市・広島市・北九州市に拠点を持っている。このうち、羽咋市と北九州市は関連会社である日本ロバロの生産拠点である。
2000年代に入ると、事業規模の拡大を模索。アメリカアラバマ州に工場を新設、ブラジルでも合弁企業を立ち上げ高炉を新設する計画を立ち上げた。しかし、これら工場が完成したのは、世界金融危機 (2007年-)後の2010年であり、会社の経営に大きなダメージを与えることとなった。このため工場は完成直後から処分の模索が進められ、アラバマ工場は2013年に新日鐵住金とミタルスチールの連合体に約1,580億円で売却されている[1]。
主な事業内容[ソースを編集]
- 鉄鋼
- 自動車用鋼板の生産でJFEスチールと提携している。
- ステンレス
- 自動車部品 - ビルシュタイン
- 造船 - ティッセンクルップ・マリン・システムズ
出典[ソースを編集]
- ^ “昨日の敵は今日の友・第2幕-新日鐵とミタルが米工場買収”. 週刊ダイヤモンドオンライン (ダイヤモンド社). (2013年12月19日) 2014年3月16日閲覧。
関連項目[ソースを編集]
外部リンク[ソースを編集]
- ThyssenKrupp AG(英語)(ドイツ語)
- ThyssenKrupp(日本語)(英語)
- 日本ロバロ株式会社(日本語)(英語)
- ティッセンクルップ・アクセス・ジャパン株式会社 (階段昇降機)(日本語)
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