ジェシナ

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ジェシナフランス語: Gecina S.A.)は、フランスパリに本拠を置く不動産投資(REIT)・管理会社。現在はパリのオフィスビル賃貸が中心事業であり、他にパリ首都圏地域での住宅賃貸を行っている。ユーロネクスト・パリ上場企業(EuronextGFC )。

沿革[編集]

第二次世界大戦後のベビーブーマー世代の成長を受け、フランス政府はパリ地域の住宅開発を促進するためにSIIと呼ばれる新たな法律を制定し、これに応える形で約20の不動産会社が新たに設立された[1]。ジェシナはそのうちの一つとして1959年1月、Groupement pour le Financement de la Construction(GFC)の名称で設立された[1]。この時期に設立された不動産企業はのちに合併し、そのうち1990年には12の企業が残ったが、1990年代前半の不動産不況を受けてさらに業界の再編が進み、GFCは1997年Foncinaを、1998年Union Immobilier de FrancLa Foncière Vendômeをそれぞれ買収、1999年には中規模のSefimeg[1]2003年にはSimcoを買収し、パリ地域の大手不動産会社へと規模を拡大した[2]。なお、1998年12月、GFCFoncinaを合成する形で、社名を現在のジェシナに改めている[1]2017年6月、同業のEurosicの株式の大半を買収した[3]

設立以降、住宅賃貸を専業として行ってきたが、1993年に商業用不動産の保有を開始し、現在はオフィスビルの賃貸が約8割となっている[4]。保有不動産の多くはパリ市内と周辺地域が9割以上となり、パリ中心部と共に、高層ビルの並ぶラ・デファンス地区で多くのオフィスビル賃貸を行っており、他方リヨンなど地方都市における不動産保有は少数となっている[4]。株主は長く関係を保つクレディ・アグリコルに加え、2015年以降はカナダ・ケベック州のIvanhoé Cambridgeノルウェー中央銀行の出資が多くなっている[4]

脚注[編集]

  1. ^ a b c d History” (フランス語). Gecina S.A.. 2018年3月10日閲覧。
  2. ^ Gecina boucle sa fusion avec Simco” (フランス語). Les Echos (2002年12月5日). 2018年3月10日閲覧。
  3. ^ Eurosic signs agreement with Gecina regarding acquisition by Gecina” (英語). ロイター (2017年6月21日). 2018年3月10日閲覧。
  4. ^ a b c 2017 Annual Report (PDF)” (英語). Gecina S.A.. 2018年3月10日閲覧。

外部リンク[編集]