フェロビアル

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フェロビアル
Ferrovial, S.A.
Ferrovial Logo.svg
Edificio Príncipe de Vergara 135 (Madrid) 01.jpg
マドリードの本社
種類 公開会社
市場情報 BMADFER
本社所在地 スペインの旗 スペイン
28002
Calle del Príncipe de Vergara, 135, マドリード
設立 1952年12月18日 (69年前) (1952-12-18)
業種 建設
代表者 イグナシオ・マドリデホス(CEO
売上高 €6,341 million(2020年)
従業員数 80,119人(2020年)
外部リンク コーポレートサイト(英語)(スペイン語)
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フェロビアル西: Ferrovial, S.A.)は、スペインマドリードに本拠を置く総合建設会社である。

概要[編集]

ヨーロッパ南北アメリカを中心に、グループ会社を通じて、高速道路などのインフラ建設から、空港などの公共施設運営・管理まで事業を展開する。スペイン株式市場において最も重要な取引指標であるIBEX 35の銘柄の1社である。マドリード証券取引所上場企業(BMADFER)。

沿革[編集]

1952年12月、ラファエル・デル・ピノにより、鉄道建設会社として設立された(フェロビアルは英語でRailwayの意)[1]。当初はレンフェの路線の路盤建設を行っていたが、1960年代に入ると道路港湾、大都市でのビル建設に進出、1970年代のオイルショック以降は、リビアメキシコブラジルパラグアイなどスペイン国外に事業を拡大した[1]

会社は息子でマサチューセッツ工科大学運営委員のRafael del Pino Calvo-Soteloが受け継ぎ、カナダトロント都市圏の高速道路である407 ETRの整備・運営権を取得し1997年に開業、加えて1995年高速道路の料金所などを管理するアグロマン(Agroman)の株式の大半を取得、続いて同社を1998年に再編、CintraConcesiones de Infraestructuras de Transporte, S.A.)を設立し、フェロビアルのグループ会社とした。1999年マドリード証券取引所に上場した[1]2003年4月、イギリスのインフラ管理会社Amey plcを買収し傘下企業とした[2]

  • 1927年 建設事業の前身の1つであるアグロマン(Agroman)が設立
  • 1952年 フェロビアルが設立。レンフェ(スペイン国鉄)向けの鉄道建設工事を開始
  • 1967年 ア・コルーニャ市庁舎に対して環境分野でのサービスを開始し、サービス事業に参入
  • 1968年 ビルバオ-ベオビア(Behovia)有料道路のコンセッションで高速道路事業に参入
  • 1995年 サービス事業を運営する子会社フェロビアル・セルビシオス(Ferrovial Servicios)を設立
  • 1995年 建設会社のアグロマンを買収
  • 1998年 高速道路事業を運営する子会社シントラ(Cintra)を設立
  • 1998年 空港事業を運営する子会社フェロビアル・アエロプエルトス(Ferrovial Aeropuertos)を設立し、空港事業に参入
  • 1999年 フェロビアルと旧・アグロマンの建設事業を統合し、フェロビアル・コンストルクシオン(Ferrovial Construcción)を設立
  • 2003年 英国の大手サービスプロバイダーであるアメイ(Amey)を買収
  • 2006年 英国ロンドン・ヒースロー空港の運営に参画

事業内容[編集]

高速道路事業[編集]

フェロビアルは、高速道路有料道路の開発・資金調達・運営などの事業に携わっている。1968年ビルバオ-ベオビア(Behovia)有料道路のコンセッションで高速道路事業に参入した。1997年には、カナダトロント都市圏の高速道路である407 ETRの運営権を取得して開業した。1998年、高速道路事業を運営する子会社としてシントラ(Cintra)を設立。スペインポルトガルイギリスアイルランドスロバキアコロンビアアメリカカナダオーストラリアで事業展開している[3]

空港事業[編集]

フェロビアルは空港運営やコンソーシアム出資など、多様な形態で空港事業に参画している。1998年、グループ企業のフェロビアル・アエロプエルトス(Ferrovial Aeropuertos)[4]を設立し、メキシコカンクン国際空港などを運営するAeropuertos del Sureste de Méxicoの株式を取得した[5]2006年ロンドン・ヒースロー空港などを運営するイギリスの空港運営会社BAA2012年以降はヒースロー・エアポート・ホールディングス)の株式の大半を取得[6]。その後、債務圧縮のため株式を売却しているが、現在なお同社の株式の25%を保有する最大株主となっている[7]2014年には、同じくイギリスのアバディーングラスゴーサウサンプトンの空港運営に新たに参画し、株式の50%を保有している[8]

建設事業[編集]

フェロビアルの建設事業は、1927年に設立された建設会社アグロマン(Agroman)まで遡ることができる。アグロマンは1950年代にスペインで最初の超高層ビルを建設した[9]

フェロビアルは、1952年に鉄道建設会社として設立して以来、スペインメキシコイギリスアメリカなどで鉄道路線を建設した他、50か国以上で高速道路・トンネル・橋梁・空港などの建設プロジェクトに参画してきた[10][11][12][13][14]

1995年にアグロマンを買収した後、1999年にはフェロビアルと旧・アグロマンの建設事業を統合して、フェロビアル・コンストルクシオン(Ferrovial Construcción)[15]を設立した。

主な市場はアメリカカナダイギリススペインポーランドオーストラリアチリなどで、アメリカにおける事業会社Webber[16]、ポーランドにおける事業会社Budimex[17]をグループ会社として保有している。

サービス事業[編集]

フェロビアルは、輸送・環境・産業・天然資源(石油・ガス・鉱業)や公益事業(水・電気)などのインフラの保守・運用、および施設管理サービスを提供している。1967年ア・コルーニャ市庁舎に対して環境分野でサービス提供を開始することでサービス事業に参入した。1995年、サービス事業を運営する子会社としてフェロビアル・セルビシオス(Ferrovial Servicios)を設立[18]2003年には、イギリスの大手サービスプロバイダーであるアメイ(Amey)を買収して事業拡大した[19]イギリススペインアメリカチリを中心に、ポルトガルポーランドカナダカタールオーストラリアニュージーランドで事業展開している[20]

主なプロジェクト[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b c History” (英語). フェロビアル. 2017年6月18日閲覧。
  2. ^ Spanish firm set to buy Amey” (英語). 英国放送協会 (2003年4月16日). 2017年6月18日閲覧。
  3. ^ Cintra - Who We Are”. Cintra. 2021年6月閲覧。
  4. ^ Ferrovial Airports”. Ferrovial Aeropuertos. 2021年6月閲覧。
  5. ^ History of Ferrovial Airports” (英語). フェロビアル. 2017年6月18日閲覧。
  6. ^ フェロビアル、英ヒースロー空港の運営会社BAAを買収−建設業から交通インフラ運営まで多角化を推進”. 日本貿易振興機構 (2006年6月8日). 2017年6月18日閲覧。
  7. ^ Company Information” (英語). ヒースロー・エアポート・ホールディングス. 2017年6月18日閲覧。
  8. ^ 英ヒースローHD、3空港の売却が完了…CEO「空港拡張の支持獲得に集中」”. レスポンス (2014年12月19日). 2017年6月18日閲覧。
  9. ^ Ferrovial Construcción - Who We Are”. Ferrovial Construcción. 2021年6月閲覧。
  10. ^ Ferrovial - Business Lines - Construction”. Ferrovial. 2021年6月閲覧。
  11. ^ Bridges and Viaducts”. Ferrovial Construcción. 2021年6月閲覧。
  12. ^ Tunnels”. Ferrovial Construcción. 2021年6月閲覧。
  13. ^ Railway Works”. Ferrovial Construcción. 2021年6月閲覧。
  14. ^ Airport Construction”. Ferrovial Construcción. 2021年6月閲覧。
  15. ^ Ferrovial Construction”. Ferrovial Construcción. 2021年6月閲覧。
  16. ^ Webber”. Webber. 2021年6月閲覧。
  17. ^ Budimex”. Budimex. 2021年6月閲覧。
  18. ^ Ferrovial Services”. Ferrovial Servicios. 2021年6月閲覧。
  19. ^ Welcome to Amey PLC”. Amey. 2021年6月閲覧。
  20. ^ Ferrovial - Business Lines - Services”. Ferrovial. 2021年6月閲覧。

外部リンク[編集]